2008年06月03日
【WCアジア予選】 オマーン 戦評
技術、戦術、闘争心、そして結果…。 岡田ジャパン発足以来、最高のゲームができたと思う。 内容についてはすでに各所で語りつくされてもいるだろうし、今更僕が新たに書き加えられる視点などもないのだと思う。最終ラインから3列目、そしてトップまでが顔を出し、まずは丹念に繋ぐ。そしてアタッキングサードに至るゾーンでシフトアップし、中村俊輔、松井大輔が勝負のパス、仕掛けを繰り出す…。そんな折り目正しいポゼッションと攻撃への適正なシフトアップができて初めて、最終ラインからの勝負のロングフィードも有効となるのだ。岡田さんのコンセプトと選手達の習性と対応力がうまく調和された、素晴らしい内容と結果であったと思う。 バーレーン戦から2ヶ月、岡田武史さんも尋常ではない重圧とここまで戦ってきたことだろうと思う。ただ戦術を説き、それに選手を従わせるだけでは済まないこの日本代表監督というものの職責の重さ、その孤独さを、真に理解しながら、これを引き受けた勇気と、逃げずに闘おうとするその強い意志に、改めて心からの敬意を表したい。 『攻撃に関してはおまえらに任せる。…が、守備はこの前からのプレス、フォアチェックを徹底して追及してくれ』 岡田さんは否定するかもしれないが、この試合を見る限り、僕は彼から選手たちへあてた、そんな大人びたメッセージを読み取ることができた。これまでの日本の、ある意味未熟な選手たちは、その時々の指導者の方針によって“極から極”へと流れ、翻弄されてしまっていた感もあるが、ここへ来て自らの美意識、おぼろげながらもニッポンサッカーのアイデンティティを軸とした、成熟した“中庸”の価値観と行動様式を身につけつつあるのかも知れない。 岡田武史とこのチームが、この2ヶ月間の困難と苦しみを通し、そこから得たこの“調和”という合理、“中庸”という果実を、お互いのコンセンサスの上に今後更に実り多きものへと育んでいってくれることを願う。 特に3点目は、岡田ジャパンを象徴する、泥臭さと美しさが調和した、感動的なゴールシーンだったと思う。 またこの日のオマーンは、その実力も、そしてその戦い方も、非常に中途半端なチームだった。もし10人でゴール前を固めるようなベタな闘い方をすれば、そして日本の厳しいプレスの前に下手に繋ぐのではなく広いスペースに徹底してロングボールを放り込んでいたならば、この内容や結果も少しばかり違ったものになっていたのかもしれない。ある意味では、あのバーレーンVS日本戦が、彼らの現状認識やその判断を曇らせた…と言えるのかも知れない。そして彼らは日本の地力を見くびり、自らの実力を過信したとも言えるだろう。 ひとつの大きな山は越えたが、もうひとつアウェーの大きな山を越えなければならない。この戦い方でいく限り、そして相手の実力を推し量る限り、真の敵は、オマーンよりも“暑さ”なのだと思う。 当然対策を考え、ぬかりなく手当てして試合に臨むのだろうが、くれぐれもあのバーレーン戦のような策に溺れる試合にだけはして欲しくない。もしどちらかに“振る”のであれば、それはポゼッション側に“振る”べきだろう。そして何よりもボールを大切にし、前に急がず、敵に“走らせるサッカー”を見せて欲しい。 この試合を見ながら、オシムと闘ったアジアカップの日々を思い出した。 あの時、もし闘莉王が居たなら? 長友佑都が居たなら? 松井大輔が居たならば? そして大久保嘉人が居たならば…? その結果も大きく変わっていたのだろうな…と思ったりもする。そしてそれだけ、今の日本は強いのだ…と確信する。五輪予選を見ていても同様である。アジアにおいては、日本の地力もすでに相当なものなのだろう。 この先がどんなに険しくとも、遂にここまでは来れたのだな…とあらためて想う。 長沼健さんのご冥福を祈ると共に、今日のこの日の日本サッカーの勝利を心から祝福したいと思う。 あの日からずっと繋がっている。あの日の前のずっとその以前から繋がって、今のニッポンのサッカーが在るのだ。 在任中は様々なことがありながら、JFA会長の座を退いてからの、彼の日本サッカー界の未来を見据えたその苦言と、ハンディキャップサッカーの普及に一途に情熱を注いだその“晩節”に心からの敬意を表したい。彼らの功績と日本サッカーに対するその人生を賭けた挑戦が成し得た“奇跡”を今一度噛み締めながら、この6月のニッポンの戦いを見守りたいと思う。 ★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★ ⇒⇒⇒人気blogランキングへ キリタニ100法『しあわせについて』掲載いたしました。こちらもよろしくお願いします。 *現在このエントリーは、コメント欄に認証システムを導入しております。参加を希望される方は、ご面倒をおかけ致しますが【スポナビ、そしてサッカーに集うすべての皆様へ】にて当ブログのコメント欄に対するコンセプションを一度ご確認のうえ、コメントをお寄せください。
posted by 桐谷 |11:41 |
2008WCアジア予選 |
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皆様のご協力に感謝いたします。
posted by 桐谷 | 2008-06-03 11:51
【キリタニさんヘ】【WCアジア予選】 オマーン 戦評 【キリタニ】
こんにちわ。
>『攻撃に関してはおまえらに任せる。…が、守備はこの前からのプレス、フォアチェックを徹底して追及してくれ』
私も同じような感覚をこの試合から受けました。
日本のストロングポイントを発揮した攻撃を久しぶりに見て、その中心に中村・遠藤がいることにオシムが目指したサッカーが選手たちにしっかりと根付いてるんだなとあらためて思いました。
そして、監督が誰であれ「日本のサッカー」として根付いていけばより強い日本代表になると思います。
また、この試合でのコンパクトな前線からの積極的な守備も非常によかったですね。これは岡田氏が目指していたものだと思うので、そうした部分も見られてよかったなと思います。
これから1ヶ月、サッカーファンにとっても過密日程が続きますが(笑)、楽しんでいきましょう!
posted by pirlo_21 | 2008-06-03 12:23
【WCアジア予選】 オマーン 戦評 【キリタニ】
桐谷さん
素晴らしいゲームでしたね。
すぐにビデオで再チェックしましたが、間違いなく素晴らしいゲームでした。
攻撃に関して未だ明確なロジックを持たない岡田監督が、チームに授けた攻撃面でのメッセージは、おそらく桐谷さんが想像しているような内容であったと察します。
選手頼みとか、俊輔頼みとか非難はされるでしょうが、昨晩だけはフォア・ザ・チームの為に自らのプライドよりもチームにとっての良策を選択したと美化したいと思います。
実際に、コンセプトとして徹底したプレスに関しては高いコンセンサスを持って機能してましたし、ボランチに遠藤・長谷部を並べる考察は素晴らしいものであったと思います。
オシム時代のポゼッションには安定感と停滞感が伴いましたが、縦・横・斜め・前といった個性を持った昨晩のチームには停滞感を打破する可能性すら感じる事ができました。^^
幾つかの約束事を踏襲した上での選手達によるセルフマネジメントでのゲームメイク。
勿論、それでは世界の強豪とは戦えないのは明白ですが、その舞台に向けての選手達の本質的な成長を促す絶好の経験になっているのではないかとポジティブに考察しております。
いずれにしても、今後、チーム状況が悪くなった際に、『6月2日を想い出せ!』と言える素晴らしいゲームでした。^^
posted by プーアール | 2008-06-03 13:55
【WCアジア予選】 オマーン 戦評 【キリタニ】
ジーコ時代の「華やかさ」とは違い、現在の海外組は、勝利への「ひたむきさ」で、国内組との明らかな差異をみせてくれましたね。子供たちの手本となるべき素晴らしいプレーでした。
解説の北澤氏の全盛期を彷彿とさせる、長友君の「ダイナモ」ぶりも驚きでした。
「ピチピチ感」溢れる勝利に、心からの拍手を送りたいと思います。
posted by アニー | 2008-06-03 14:21
【WCアジア予選】 オマーン 戦評 【キリタニ】
【キリタニさんへ】
今日の日本サッカ-界の礎を鋼のような精神力で築き、獅子王の様な逞しさと優しさに満ち溢れた包容力で日本サッカ-協会という名のチ-ムを引っ張り、童のような無邪気さでサッカ-を楽しんだ巨星が閑かに逝きました。今の協会や各県サッカ-協会の長老諸氏にとっては親分であり、岡田監督世代には親父であった長沼さんにお疲れ様と申し上げなければいけないのが哀しい事実です。
貴殿も記載されていますように、昨夜の試合は、相手の状態を度外視して見れば、岡田ジャパンでは最高の展開であったことは間違いありません。メディアや著名な方々は一斉に掌を返したような賞賛の記事、コメントを寄せられています。然しながら昨日の岡田氏には、ゲ-ムを楽しんでいる気配はありません。当然のように、勝利に安堵、傲る気配もありません。勝たねばならない追悼試合を必死に熟したかのように見えます。
結果的には一山を越えたように思えますが、岡田組として歩き出すにはこれからと言うのが事実です。10年前は強固な盾がありましたが、今は盾が直ぐに矛になります。一方で、長沼健にクラマ-の教えがあったように、今の岡田武史にはオシムの残した知恵があります。細かい部分については皆さんが様々に書き込まれますので、割愛いたします。ただ、昨夜の試合が『岡田武史が真の監督としてスタ-トラインに付いたゲ-ム』として後世の語り草になってくれることを望みます。
長沼健と同じ流れを汲む我が師が、「己の思考と選手の成長とチ-ムの進化、チ-ムコンダクションの妙はそこにある。それが相まってこそ監督として試合を愉しむことができる。」と言ってくれたことを思い出した試合でした。感想文で済みません。
posted by 蹴球爺 | 2008-06-03 14:54
【WCアジア予選】 オマーン 戦評 【キリタニ】
こんにちはです。
昨日のオマーン戦を見て正直今までの代表の試合(トルシエ、ジーコ、オシム監督)の中で非常に魅力的だったし、見ててドキドキしました。(相手が弱かったけど。) FW2枚は(大久保、玉田)常にスペースを狙ってプレーしていたし、2人ともスピードがあるのでスムージングしてスペースをつくり、俊輔や松井もプレーしやすそうに見えました。 MF4枚(俊輔、松井、長谷部、遠藤)俊輔は相変わらず視野が広く、見方選手の動き出しを見逃さず、正確なパスを前線に供給していたし、ゲームの流れをコントロールしているように見えました。松井のボディーバランス、1対1の仕掛けや左右へのポジションチェンジからの仕掛けも今までの代表には居なかった選手だと思いました。 3点目の俊輔のゴールも松井のプレッシャーからボールカットしゴールに結びついたと思います。 ボランチに遠藤、長谷部が居る事でボールキープ力があがり、ボランチの位置でボールが落ち着く感じがしました。(相手があまり攻めて来なかったのもあると思いますが、、) DF4枚(長友、闘莉王、中沢、駒野)DFラインは中心の闘莉王、中沢という強固な柱が居るので、サイドの2人は安心して攻め上がって居るように見えました。 相手が弱かったからと言ってしまえばそれまでですが、少なくとも最近の代表の試合(コートジボアール、パラグアイ、オマーン)を見ていると、東アジアカップの時よりは見ていて楽しいし、実際に負けていないと思います。 バーレーンに敗退後ここまでチームが変わるとは正直驚いていますし、今の代表には何か魅力を感じてしまいます。
posted by ピロ | 2008-06-03 14:57
【WCアジア予選】 オマーン 戦評 【キリタニ】
桐谷さんへ
うわー、桐谷さんそこまで昨日の日本を褒めちゃいますか(笑い)、きっと、露呈はしなかったけど問題になりそうなことは見え隠れしてたので、それを言ってくれるかなぁと...そしたらフォローしようかな、と思っていたのに(^^;)。
昨夜のオマーンはあまりにナイーブでしたね、きっと日本を舐めていたんでしょうね。ホームでは中盤省略で蹴り込んでくるでしょうからプレスのやり方はフレキシブルに行くべきですね。中村俊や遠藤が試合のテンポをコントロールしてくれるはずですから、期待しましょう。
気になることは、玉田、大久保と中村俊がまだ合っていないようです。遅攻になった時は松井頼みになってますね(松井はほんとにいい選手になりました)
後、長谷部に関しても検証した方がいいと思います。ファウルが多くて(つまりポジション取りに問題があって)ちょっとハラハラしました。長谷部が上がった後のスペースも気になります。でも遠藤の引き目のボランチ、素敵でした。
「危機感は、苦いけれど素晴らしい良薬でした」
ね、岡田さん。でも服用を続けるように!(笑顔)
posted by CHUE | 2008-06-03 17:14
絶望と共に
なんだか私一人だけ場違いなコメントになりそうです… お許し下さい。
私の場合、前半を見ていて見るに耐えられなくなり、後半見るのをやめてしまいました。やってるサッカーが旧態前としたものであり進化がまったく見られなかったとの感想です。今までの試合が悪すぎたので良く見える部分は確かにありますが、このままこのサッカーを煮詰めていってもWCの結果はドイツ時と変わらないと予測します。 理由を簡単に書きますと、
1.チームとしての連動が見られない。1対1の関係ではなく俗に言う3人目の動きが少ない。つまり個人の技術に依存しすぎ。
2.オマーンがあまりにも弱かったので参考にならない。ゲームメイクをになう俊輔、遠藤を自由にやらせた上に、ハンパにラインが高いからいいようにやられるのは当たり前。
3.俊輔のチームになってしまった。せっかくオシムが俊輔に頼らないビルドアップを構築したのに全て無駄になった。このため以前のようにボランチの位置まで下がってゲームメイクしている。
4.相変わらずメンバーの適正を考えていない。 スピード突破型の2人のFW並べて、ロビングのロングボール放り込むのはいかがな物かと。
まだいろいろありますが目立った点で書いてみました。 いずれにせよ、今回の試合は参考にならないので、良かったという結論を出すのは早計と思っています。
posted by ペン太郎 | 2008-06-03 18:08
【WCアジア予選】 オマーン 戦評 【キリタニ】
他の方もいわれていることですが、相手が日本を甘く見たのが、今回、このように好きにサッカーができた理由の一つでしょう。
次に向かって、日本は相手を甘く見ず戦って欲しいと思います。また、バーレーン線のように相手を意識し過ぎないことも大事でしょう。
次はオマーンも自陣を固めてきたりするでしょうから、そこでどれだけ今回のような好きなプレーが出来るかでしょう。
オマーンは暑さとの戦いでしょうが、タイは暑さに加えて湿気との戦いになりそうです。バンコクは雨季に入りスコールが毎日降ってますので、スリッピーなピッチ、雷雨を伴う豪雨が返ってプレーに変化をもたらせるかもしれません。
でもなにより、クビの皮一枚つながったので、これからもドキドキしながら、この代表を応援しましょう。
posted by BKK NB | 2008-06-03 19:23
【WCアジア予選】 オマーン 戦評 【キリタニ】
お久しぶりです。ご無沙汰しておりました。
反町監督同様、岡田さんの成長を期待している私としては、WC出場に至る道が少し見えてきたと思い、素直に喜んでいます。桐谷さんのおっしゃる通り、今まで最高のゲームだったと思います。
激しいフォアチェック、安定したパス回し、緩急のバランス
、組織と個の融合、どれも今までの試合の中で最良であったと思います。
けれども同時に限界を見たような気もします。組織よりも個に頼って試合を組み立てる志向が顕著に見えました。
それまで球離れの悪かった俊輔はACを通してかなり成長したことがよくわかりましたが、攻撃のコンセプトは監督の志向というよりも俊輔やトゥーリオらがオシムさんから学んだもの。それが現れたように感じます。以前よりも良くなったとは言えオシムの時と比べ、やはり足元のパスが多く、連動性が見られたとは言い難い。そして松井、大久保の動きは俊輔や遠藤が望むような組織的な動きではなくて、自分を生かす動きの方が強い。
桐谷さんも個の志向性が強いことを感じて「攻撃はお前たちに任す」というように仮定されたのだと思いますが・・・。
やはり、あくまでも岡田さんは普通の監督であって、オシムのようなはっきりしたコンセプトをもって教える監督ではないと思いました。やはり試行錯誤を繰り返しながら今学んでいる状態なのだと思います。
このままではまだまだ、上記のペン太郎さんと同じようにWCでは多くは期待できないと思いました。俊輔がいなくなったら恐らくこの試合のようには行かないと思います。結果を出すことばかりを重視しているため、そのあたりのリスクマネジメントは全くできていないのではないでしょうか。
岡田さんの更なる成長を期待します。
posted by kakara | 2008-06-03 19:36
【キリタニさんへ】~あきら@です
こんにちは、またお邪魔します。
試合前は心配でしたが、勝利できたことと、得点のスタイルが種々(セットプレー、FWの得点、松井・俊輔の個人技)だったことは喜びたいです。
また、岡田監督も選手の意図を汲み、かつ泥臭く戦わせたこと(これについては岡田監督は得意だからな)、さらにボランチを、多少リスクを冒しても攻撃的に行ったこと、色々良い面がありました。
>ペン太郎さん
突然失礼します。あきら@と申します(16年目浦和サポ)。ペン太郎さんのおっしゃりたいこと、よくわかります。絶望までは至りませんでしたが、今後を考えると、私も心配な点が浮かんだのは確かです。
試合後私が考えた懸念事項は、
そもそも前回よりスキルが高いメンバーだった
(選手の能力依存に陥るかも)
オマーンが万全でなかった
(アウェーでは同じことが通用するかは疑問符)
仕掛ける松井、司令塔俊輔ができすぎてしまうと、彼ら依存の体制ができてしまう恐れが・・・
(彼らはいい選手だけど、彼らの不在が、結果につながるチームにしてほしくない)
といったところでして。こういった事項を少しずつ修正して、この3次予選を戦ってもらいたいな、とは私も考えています。
(コメントにコメント、失礼しました)
とはいえ岡田監督は、前任者のスタイルを理解し、メンバーの現状をみてアレンジするのは得意な監督(98W杯予選、札幌昇格、マリノスV2など)。そしてサッカーするのは選手。
個人的には希望と不安と、両方を持てた試合だったと思います。そしてこういう感覚、どんなW杯予選でも生じる感情、とも思いますし、楽しんでいこうと思っています。
長文失礼しました。
posted by あきら@ | 2008-06-03 21:24
【WCアジア予選】 オマーン 戦評 【キリタニ】
桐谷さんへ
もう梅雨入りでしょうか?
さて、この試合…オマーンは本来のチームでは無く、日本は勝つべくして勝ったと言える試合だったと思います。主力5人を欠いた事が日本は幸運だった。とはいえ、勝ち点3を積んだ事は素直に喜びたいと思います。^^
3ー0という結果にマスコミは賛辞を並べ立てるのだけれども、手放しで喜べる試合内容だったかどうか…は少し疑問です。
試合前情報では、オマーンの監督が中村と遠藤を警戒し、マンマークを付けるような雰囲気だったのですが、中途半端で好きにやらせてしまったような気がします。
オマーンが弱すぎたから日本のいいところが目立った試合だったのではないでしょうか。
僕が思い描くのは、遠くない将来にW杯で強豪国と互角に渡り合う代表です。けれども、まだまだ今の代表にそこまでの力を見出せていません。
何年か前から考えれば、実に贅沢な不満が僕の中に育ってしまったものだと思います。
オシムへの期待も、岡田氏への不満も、その僕の中に育った贅沢な不満がもたらすものなのでしょう。
さて、次は油断のならないオマーンが復活して、襲い掛かってくるかもしれません。
心して次の試合に臨んでもらいたいと思います。
posted by lionheart | 2008-06-03 21:27
【WCアジア予選】 オマーン 戦評 【キリタニさん】
この日のオマーンの出来であれば、妥当な結果と言えるでしょう。
キリンカップ2試合の戦い方及び先発メンバーから前半30分までに先取点を取らないと難儀な流れになるだろうと思って見ていましたが、中澤のヘディングによる先取点で概ねこの試合の大勢は決まったと言って良いでしょう。
次のアウエー戦、バーレーン戦の失敗を繰り返さず今度こそ0点に抑えきり、かつ極力体力の消耗を抑えてタイ戦に臨めるような試合運びを期待します。
タイvsバーレーン戦、どこかの放送局で放映して欲しいですね。
好試合だった匂いをプンプン感じるのですが。
又、バーレーンは最終予選を突破してワールドカップ出場の可能性が、十分有る国に成長しているのではないでしょうか。
ホームでの3次予選最終戦、今から非常に楽しみです。
posted by ロベルト・ジーコ・ロッシ | 2008-06-03 22:48
【WCアジア予選】 オマーン 戦評 【キリタニ】
桐谷さんへ
初めまして!
いつもキリタニさんのブログを楽しみに、また私の思いと重なる部分が多く時には、涙してしまいながら拝読させて頂いております。
オマーン戦に関しては、ペン太郎さん・あきら@さん・lionheartさんと同じ様な感覚を持ちました。
この予選を突破出来たとしても、その先がやはり不安です。今の日本代表には、まだまだ道案内をしてくれる・・
学ばせて貰える指導者が(監督が)必要なのではないかと・・・
どーしても・・・拭えない思いが浮かんでしまいます・・・。
ともあれ今は、岡田さんと選手達には、気を引き締めて次の試合にも臨んでいただき、何があろうとも(あって欲しい・・・が) W杯の地にたどり着く事を心から祈っています。
posted by koron.a | 2008-06-04 00:16
【WCアジア予選】 オマーン 戦評 【キリタニ】
ポゼッションサッカーをオシム流、素早いプレスからボールを奪い、カウンターを仕掛けるサッカーをオレ流とすれば、その両方を選手たちが状況にあわせて選択し使い分けたのがこの日のスタイルであった様に感じました。この試合に素晴らしい内容で勝てたのは非常に大きいと思います。勝ち点3だけでなく、おそらく、このスタイルがこれからの日本のサッカーの“スタンダード”になるのではないでしょうか。6月2日、この日は日本サッカー界にとって“命日”でもあり、“誕生日”でもあった・・・そんな気がしています。
そして、やはり忘れてならないのは“俊介”だったのではないでしょうか?圧巻は3点目、“最強の武器は最大の囮として使う!”玉田や大久保だけでなく、左足さえも囮として使った素晴らしい連携から取った得点だったと思います。
しかし、この内容で勝てたのは、やはり、オマーンのプレスの甘さがあっての事。もっと強い相手ではどうなるか、また次はアウェーですから、暑さやピッチコンディションの悪さがポゼッションにどう影響するかも鍵となるでしょうね。
確か、オシム前監督のアドバイザー就任会見がもうすぐあるように思います。そこで彼がこの試合の内容について何を話すかすごく楽しみですね。
posted by ぴょん | 2008-06-04 01:59
【WCアジア予選】 オマーン 戦評 【キリタニ】
久々にコメントをさせていただきます。
僕もペン太郎さんと同意見です。
岡田ジャパンとしては、確かにベストゲームでした。
現状のサッカーで最終予選突破はかたいでしょう。
ただ最終予選も苦しみながら突破したとして、WCに出場しても、その先はドイツ大会同様の結果かなぁ、と。
オシム監督のときのような、長期的スパンで日本が世界に通用するサッカーの可能性は全く感じられませんでした。岡田監督のサッカーはジーコ監督時代からさほど進歩してないのではないでしょうか。
個人的にはパラグアイ戦の前半のように俊輔、遠藤、憲剛の3人を並べるのがベストだと思うんですよね。ただ、それをするとオシム時代とさほど変わらない中盤のシステムだからあまりやりたくないんでしょうか。
乱暴な意見かもしれませんが、この試合は監督を変えるうえで、引き分け以下でいいとさえ思っていました。なんか手遅れになりそうな気がするんですよ。
posted by ロイ | 2008-06-04 11:10
【WCアジア予選】 オマーン 戦評 【キリタニ】
桐谷様
日本にとっては三次予選のひと山を越えたということでしょうか。
オマーンのDF陣のマークの受け渡しのまずさやアウトサイドの中途半端なポジショニングで裏を取られてしまったりと散々な出来。後半などはプレーの荒さだけが目に付きました。
一方日本は今までの見たことの無いような中盤の組み合わせ。
遠藤の視野の広さと短長組み合わせた正確なパス。両サイドの中村、松井のボールの引き出しの上手さそしてキープの正確さ。
長谷部の前に突っかける機動力も光ったいい試合でした。
目の前の敵を侮る事無くホームの利も得ながら勝ち点3を取った日本代表。次、アウェーでの戦いをどう乗り切るのか大変楽しみです。
posted by フアン・ゲレーロ | 2008-06-04 13:39
ピロさんへ
きっとはじめてのコメントだと思います。
しばらくコメ欄には現われない…と宣言しながら、はじめて書き込みいただいた方には、ごあいさつだけでも…と思いお邪魔しました^^;
>相手が弱かったからと言ってしまえばそれまでですが、少なくとも最近の代表の試合(コートジボアール、パラグアイ、オマーン)を見ていると、東アジアカップの時よりは見ていて楽しいし、実際に負けていないと思います。 バーレーンに敗退後ここまでチームが変わるとは正直驚いていますし、今の代表には何か魅力を感じてしまいます。
僕もこの部分が一番評価している部分なのです。
あの夢も希望も潰えたかのようなバーレーン戦から、わずかな時間でよく立ち直ったな…と素直に感じました。
そして“強い気持ち”というものも存分に見せてくれたと思います。アウェー2試合でしっかり最終進出を決めて帰ってきてほしいですね。
またお付き合いください^^
コメントありがとうございました。
posted by 桐谷 | 2008-06-04 19:45
BKK NBさんへ
たぶん、はじめまして…だと思います^^
ご参加ありがとうございました。
先ほどオシムさんの記者会見が夕方の報道番組で放映されました。そちらでご覧になることはできるでしょうかネ。
選手達は今日オマーンへ旅立ちました。現地はかなりの暑さだということです。
僕もタイ・バンコクにはよく遊びに出かけるのですが、今の季節は本当に蒸し暑く、夕暮れ時の豪快なスコールが降り注ぐ時期ですよね。選手達には苦行でしょうが、僕にとってはそんなタイが非常に懐かしくも感じられます。ドリアンのおいしい季節でもありますしネ^^
現地で観戦できればぜひまたこちらに情報をお願いします。初めてのコメントありがとうございました。
posted by 桐谷 | 2008-06-04 19:51
koron.aさんへ
はじめまして^^
初コメントありがとうございました。
>オマーン戦に関しては、ペン太郎さん・あきら@さん・lionheartさんと同じ様な感覚を持ちました。
この予選を突破出来たとしても、その先がやはり不安です。今の日本代表には、まだまだ道案内をしてくれる・・
学ばせて貰える指導者が(監督が)必要なのではないかと・・・
どーしても・・・拭えない思いが浮かんでしまいます・・・。
皆さんのご不満については、僕なりに次エントリーにてその思いを書き記してみました。いつにもましてさらに散漫な文章となってしまいましたが、そちらの方をご覧いただければ幸いです。
この日本を道案内してくれる指導者…
オシムさんの記者会見をきっと見ていただいたことと思います。彼はこれからも日本のサッカーに関わろうとする意志を見せてくれた。本当に嬉しく思いますし、 koron.aさんもきっと同じ思いで居られることでしょうネ。
今後も僕は厳しく日本のサッカーに向き合ってゆくつもりでおります。またこの場でお付き合いいただければ幸いです。
posted by 桐谷 | 2008-06-04 20:00
皆さんへ
皆さんのこの試合についての戦評を興味深く拝見いたしました。この6月は個人的に少し忙しい時期でもあり、ユーロ、WC予選と続きますので、キリタニのコメント欄への参加はなるべく控えさせていただきます。
たくさんの強い思いの込められたコメントを見ていると、ついついその一つずつにレスをつけたくなるのですが、ひとまず我慢させていただこうかと思います。今日も深夜にでもユーロか何かについての本文をひとつ書かせていただこうと思っております。
ペン太郎さん、kakaraさんをはじめこの試合に対して“厳しい”見方をされている方々のコメントに触発されて、次エントリーでそんな方々への僕なりの“思い”を綴らせていただきました。ここのコメント欄に対するレスとして、そちらをご覧いただければ幸いです。
この6月のWC3次予選を越えられたら、また最終予選についてたくさん語り明かしましょう。そしてユーロについてもまたあなた方と言葉を交わせればと思っています。
そしてまた時々はこうして訪れるつもりですので、その時はどうかお相手をよろしくお願いします^^
posted by 桐谷 | 2008-06-04 20:11
【WCアジア予選】 オマーン 戦評
キリタニさんへ
というより、みなさんとは少し意見を異にする者の意見としてお聞きください。
遠藤のボランチを評価する方が結構多いもんなんですね。個人的には、遠藤、長谷部をボランチで並べるのは、岡田監督が言うように「攻撃的に行きたいときのオプション」を越えないと思います。
前半の一時期、遠藤にプレッシャーがかかりましたが、そのときは軽いショートパスをカットされかかるシーンが続きました。強敵相手にあのポジションは怖いです。彼の軽いタッチのショートパスを活かしたいならもう一つ前のポジションでしょう。
TVでは分かりにくいですが、遠藤は運動量はあります。だから前後のポジションチェンジを期待して低い位置で使いたいんでしょう。が、彼はスピード・体格などの体力的な問題で対人守備力が低いです。彼がボランチ(レジスタと言うべきか)をやるなら、相方は守備能力を求める方が無難です。だからガンバでの相方が明神なのだと理解しています。
長谷部は守備で手を抜く選手ではないですが、どちらかというとポジショニングと知性で守る選手で、無理やりファールででも相手の突進を止めるタイプじゃないですしね。
あと、長谷部を活かすなら、大久保、松井の同時起用はどうなんでしょう。二人とも自分でスペースを使い仕掛けたい選手で、スペースを作るために動けるタイプではない。どちらか一人はボランチとタテにポジションを入れ替えられる選手(この役割がキリンカップで酷評にさらされていた山瀬かな?)にすべきでは?
今のままだと、強豪相手になるほど、大久保、松井が個人能力で突破できない相手になるほど、攻撃が手詰まりになる気がしてなりません。
posted by ラムダ | 2008-06-05 00:58
予想通りのグッダグダ
足のほうは大丈夫です。アキレス腱切ってもまったくといてもいいほど痛くないので。口と手と頭は働くので仕事しにくればと課長に言われましたよ(笑) 切れたときに凄い音しましたよ『ボツン』って。後ろから思いっきりバスケットボールぶつけられたと思いました。
さて、本題へ。昨日は前半どころか10分しか持たずに寝てしまいました。相変わらず俊輔が底まで降りてきてゲームメイクしてるのを見て駄目だこりゃって思いまして、眠気に負けました。それにしてもただでさえ暑くて動けないのに、自滅するようなメンバー構成には唖然としました。確かに前回良かったかも知れませんが、前回が参考にならないってのはプロの監督なんだから分からないのかと。バーレーン戦時はあれだけ敵を意識したのに、ちょっと内容が良くなるとあまり意識しないってのは、別人が監督なら分かりますが、同じ人がやっていてこんなに振れていいのだろうかと思ってしまいます。
それにしてもあのくそ暑い中、ドリブル突破型、大久保、玉田、松井、長谷部って使うんだから体力に自身あるんでしょうね~。
posted by ペン太郎 | 2008-06-08 15:12
【WCアジア予選】 オマーン 戦評
すみません。やはりコメントしたくなったので・・・こちらに。
バーレーン戦とは違い、どんなに暑くともつなげて攻める姿勢がはっきりしたのは評価すべきだと思いますが、常に日本の問題となるアタッキングサードでの崩しに関して、今回の戦いを見て少し不安に感じました。
個人的にACを通じて感じたのは崩しの際のバリエーションの少なさとオシムさんが指摘したように動き、パス、判断のスピードを上げて行く中での基本的なスキルに問題があったと思うんですが、大熊さんがどういうアドバイスを岡田さんにしたのかわかりませんが、裏を狙うだけの場当たり的な対処法のように感じました。
ペン太郎さんが指摘するようにACではスペースがないのでドリブラーを極力避けてきた訳で、この試合、思った以上に裏をとる動きばかりで前線がノッキングを起こしていました。縦の動きばかりでマークをずらすような動きが全く見られない。それから後半になって足が止まって少し改善しましたが前半SBが効果的に上がれなかったのはバイタルをケアするボランチがいなかったからだと思います。ボールを奪われた後、CB2人のみで対処するシーンが何度かありました。
スペースがあったのでドリブラーが前の試合は機能していたわけで、新しい監督でロングボール戦術になることを想定していたなら、選手選考にもう少し配慮が必要だったのではと私も思います。
やはりACで学んだ部分が現れていなかったのではと思い、残念に思います。もし、カタールと当たるようなことがあればアウェーでの戦いはもっと工夫が必要なのではないでしょうか。ただ、中沢や楢崎、各選手の勝とうする姿勢がはっきり見えたことは良かったと思っています。お疲れさまでしたと言いたいです。
逆に考えればやっとオシムさんが苦慮していた場所に岡田さんが立ったのかと思うので、この先も厳しく批判されると思いますが、改善していくことを願って試合を見ていきたいです。なかなか岡田さんの攻撃へのコンセプトが見えませんが・・・。個人的な希望ですが、体調面を考えると啓太は難しかったかもしれませんが、できれば憲剛と啓太のダブルボランチが見たかったです。
posted by kakara | 2008-06-08 22:31
kakaraさんへ
これはきっと6.7、アウェイのオマーン戦についてのコメントですね。
実はまだ僕は昨日の試合について戦評を書いていないので、その上でこのコメントにお応えしようと思います。
昨夜からユーロも始まってしまい、更新が遅延してしまってすみません。
明日必ずアウェイのオマーン戦についてアップいたします。その後でもう一度ここへ来ますね。
posted by 桐谷 | 2008-06-08 22:50
ペン太郎さんへ
>足のほうは大丈夫です。アキレス腱切ってもまったくといてもいいほど痛くないので。口と手と頭は働くので仕事しにくればと課長に言われましたよ(笑) 切れたときに凄い音しましたよ『ボツン』って。後ろから思いっきりバスケットボールぶつけられたと思いました。
バスケットボールぶつけられた…ってリアルな表現ですね。僕が足首をやった時はブチブチっと何本か紐が切れた音がして、ああシューズが脱げたんだな…と思ってみたら…^^;思い出したくも無い過去ですネ。とにかくお大事に。
ペン太郎さんとはこれから試合について意見が食い違う部分も出てくるかも知れませんが、僕はひとまず自分の中のロマンを捨てて、リアリズムに徹してこれからのゲームを論じていこうと思います。
この現実の中でやるべき事がキチンと出来ているかどうか。それを評価し、またこの岡田ジャパンをできることならばサポートしてゆきたい。
当然反論もあるでしょう。
それについてはどうぞ遠慮なく書き込んでください。議論を避けることはあるかも知れませんが、あなたの厳しいご意見はたくさんの方々に見聞きしていただければと思います。
ブログの方にもまたお邪魔しますね。
明日アウェイのオマーン戦評をアップしたいと思っております。
posted by 桐谷 | 2008-06-08 23:03


