2007年06月19日

『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

『ジーコジャパン、目標はBEST4』
『2勝1分で決勝トーナメントへ』
『黄金の中盤に世界が注目』

あれから1年が経とうとしている。


2006ドイツにおける日本代表の惨めな姿を見て、一番悔しがった外国人は僕はイビチャ・オシムではなかっただろうか…と思っている。

それは現実にあぶりだされた『結果』に対してではない。

なぜ日本はそのポテンシャルを発揮しないまま舞台から去ろうとしているのか?
なぜ彼らは二度と巡りこないこのチャンスに自らを表現することなく敗れ去ろうとしているのだろうか?
なぜ日本人は誰もが戦わずしてこのような状況を看過し得るのだろうか?
そしてなぜ日本は、かけがえの無い4年という月日を無為に過ごしこの日を迎えてしまったのだろうか?
というその『備え』と『戦い方』に対する憤りである。

ジェフにおいてモチベーションを失い、すぐにでも欧州へ帰りたかった彼が日本へ留まった最大の理由。それは、彼の2006年6月のドイツにおける日本代表への“憤り”であり“悔しさ”であったと僕は思っている。

実際、彼自身もそう言い、僕もそう思っているのだが『結果』自体はそう変わらないだろう。ジーコであれ、トルシエであれ、モウリーニョであれ、カペッロであれ、あの大会のあの組み合わせであれば、誰が指揮をしても『グループリーグ敗退』という厳然たる結果がもっとも妥当な報いであっただろう。

けれどもあの大会に向けた4年という歳月、日本は最善の準備をしてあの日あの瞬間へ臨んだのだろうか?
日本の持ち味を十分に発揮して、世界の舞台でそれを披露し得たのだろうか?
そして何よりも、日本は次の世代に対して、その未来に対して、希望と呼べるバトンを繋ぎ得たのだろうか?
日本サッカーのポテンシャルを、日本サッカーの可能性を、そして微かなものなのかもしれないが、彼がその心の中に日本という国への“情”を感じていたからこそ、彼にはそれが何よりも口惜しかったのではないだろうか…と僕は思っている。

だからこそ、彼は人生最後の挑戦をこの国で繰り広げているのだろう。


アジアカップが始まる。

僕は日本が韓国に負けても驚かない。
むしろ彼らが格上であると思っている。
僕は日本がイランに負けても驚かない。
むしろ彼らは日本より強いのではないかと思っている。

そしてこの25年もの長い間、AC決勝の舞台にすら立つことができなかったこの韓国、イランに負けたとして、或いは中東のどこかに負けたとして、それがオシムのせいだというなら、堂々とオシムを更迭して再びジーコでもトルシエでも呼べばいいだろう。
そのとき僕はこの国のサッカーへの思いをきれいさっぱり捨てられるだろう。

アジアカップ、大会3連覇が日本代表の宿命である…と僕らは言う。
『日本にはACを優勝できない1000の理由がある』とオシムは言う。

あれから1年が経とうとしている。
巡り巡って堂々巡りのどん詰まりのこの国で、オシムが戦っている。


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posted by 桐谷 |14:42 | オシムJAPAN | コメント(43) | トラックバック(1)
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日本代表、3連覇なるか!?=アジアカップ 【日本代表蹴球宣言(スポーツナビ編集部)】

■アジアカップでの日本代表の戦いについて、皆さんのリポートやトラックバックをお待ちしています!  日本代表にとって今年最大のイベント、「AFCアジアカップ2007」(タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシアの4カ国共催)がいよいよ7月7日に始まります。  先日予備登録メンバー30人も発表され、海外組からはMF中村俊輔(セルティック)とFW高原直泰(フランクフルト)が選ばれました。  メンバーはスポーツナビ日本代表ページの最新メンバー表をご覧ください。  日本代表は国内合宿を2度こなし、本登録メンバーの23

2007-06-23 12:27 | 続きを読む
この記事に対するコメント一覧
Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

今、それだけ代表に対して熱くなってるんだから、残念ながら代表に対する思いは、どうやっても捨てられないと思いますけどね。

posted by negro | 2007-06-19 15:39

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

去年のW杯の結果を誰よりも悔しがった外国人(の一人)がおそらくオシムであろう、ということについては、その通りだと思います。

ただ、「ジェフにおいてモチベーションを失い、すぐにでも欧州へ帰りたかった彼が日本へ留まった」というのは、事実誤認ではないでしょうか? 毎年、1年契約を更新せずにオーストリアの自宅に帰ってしまうので、サポーターがやきもきしながら待っていたのは確かですが、オシムはそのたびに戻ってきたわけですよね。

アジア杯の結果如何にかかわらず、オシムを応援し続けたいということについては、やはり同意見です。

オシムという監督は、会見では煙幕を張りながらも、実は勝つ気満々(笑)な人だと思っているので、日程等のハンディを跳ね返して勝てれば素直に喜びたいし、負けても必要以上に落胆しないようにしたいですね。

posted by デルスー | 2007-06-19 18:02

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

 思いを吹っ切るのは難しいだろうとは思いますが、
オシムを首にしたりするようなら、僕も心置きなく日本がダイッ嫌いになれそうです。

posted by Z | 2007-06-19 18:24

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

結果が重要だよ・・・

posted by 結果が | 2007-06-19 19:20

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

デルスーさん、『事実誤認では…』と言われた部分、確かに僕の思い込みでしかありません。

ただ、欧州においてCLやWC決勝トーナメントを戦ってきた彼が、極東の世界から隔絶されたリーグの更に小クラブにおいて、毎年優勝争いに加わりながらも主力選手を引き抜かれ、また満足な助っ人補強もままならない状態でモチベーションを保ち続けることはさぞ大変な事だっただろうと僕は想像します。

それによって彼のジェフへの愛情や愛着を否定するものではありませんが、だからこそジェフサポーターの方々にはその彼の決してドライなだけではない人間性とクラブに対する深い“気持ち”を理解していて欲しいと考えます。

posted by 桐谷 | 2007-06-19 19:21

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

Zさん、今の日本にとってオシム以上の指導者はいないと思いますし、残念な事はこのサッカーの内容を見ずして、結果でしか語れない多くのサッカーメディアやサポーターが未だにゴロゴロいるこの現状こそが、日本のサッカーの進化を妨げているような気が僕にはします。

posted by 桐谷 | 2007-06-19 19:30

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

『結果が重要』なのであれば、スコア表だけ見てれば良い。であれば、ジーコを変える必要は無かっただろうし、これからも彼の幸運に日本の未来を託せばいい。

posted by 桐谷 | 2007-06-19 19:52

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

ジェフに対する彼の気持ちはともかく、悔しい気持ちでドイツでの日本を眺めたことは想像できます。そして、本気で日本の可能性を信じているのだろうと思います。偽りなき愛情も持っていると思います。
僕は日本のサッカー界も捨てたものではない!と思っています。
堕落したメディアのポピュリズムも、スターシステムの扇動者に成り下がり、自己の正当化に邁進しているように見えるかつての改革者であった現会長も、サッカーを愛するものから離れた現象だと、僕は思っています。
むしろ、本当の批評や論評を加えようとしているメディアもあるし、協会内部には「自分の職を辞してでも・・・」オシムを守ろうとしている人間もいるようです。
オシムは結果で示した方が、遥かに説得力を持つことを十分すぎるほどに知っていると思います。
ただ、もしそれが叶わない時に我々が試される番かもしれません。
日本代表は我々のチームなのですから・・・

posted by モ-リー | 2007-06-19 20:05

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

そう心配しなくても、日本代表は優勝すると思いますよ。
高原と俊輔がいて、その他にもW杯に出た選手や、将来有望な若手がいる。この状況は、これまでの日本代表と大して変わりはありません。
しかし、それに加えてオシム御大。
アジアの監督の中で、その能力は抜きん出ていると思われます。加茂ジャパンのような痛恨の失策はないでしょうし、トルシエやジーコのような戦術的失敗もまずない。
オーストラリアと一回戦で当たるようなことがなければ、まず決勝まで行くでしょうね。
それにオーストラリアもヒディングが率いるわけではありませんし。
オシム監督の力で優勝するでしょう。

posted by オシマニア | 2007-06-19 20:33

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

 オシム監督は神ではありませんから、失敗も思い違いもあると思います。オシム監督が日本サッカーの可能性を見誤っている可能性もありますね。オシム監督が『ACで勝てない1000の理由』を挙げることができるというのであれば、それに対する対策も当然考えているはずでしょう。
 日本代表の監督なのですから、オシムさんは監督としての結果もしくは成果を出す義務があります。私は、オシムさんの頭の中にある『1000の理由』が単なる言い訳ではないかどうか、アジア杯で見極めたいと思っています。

posted by オシム教信者じゃないので | 2007-06-19 20:48

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

個人的にはACの結果が悪くてもオシムを非難する気はありませんが、コンフェデに出て経験を積みたいですよネ。
そういう意味で優勝することを願ってますが、荒れたピッチ、気候をハンデに人もボールも動くサッカーがどこまでできるかどうか・・・。
一抹の不安を感じます。

また、桐谷さんやほかの方のコメントを見て共感できる部分はあるのですが、あまりにも日本全体がオシム頼みになっているような気がしてなりません。
特にオシムの独特な言い回しに核心を突けない(と見える)マスコミの方々には奮起を願いたいところです。でなければまた06W杯の二の舞になるような気がして・・・。

我々もスタジアムへ足を運び、良いプレーは讃え、悪いプレーは非難していきたいですネ。

posted by ラッシュ | 2007-06-19 20:57

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

つーか大会前から負けたときのことを考えるのはやめないかな?
今考えるべきなのはアジアカップをどうやって戦うかであって、アジアカップで負けた後のことじゃないでしょ。
とにかく色々言うまえに勝つ準備しましょうよって話。
なんかみんなジーコのせいでコンプレックスになってるんじゃない?
「ダメな監督は早く変えなきゃ」って。
やっぱりまずは勝つこと考えなきゃ。
それからだよ。

posted by 市村 | 2007-06-19 20:57

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

オシムは勝負師だから、彼の言うことを真に受けなくていいんじゃないかな、と思いますが。
このような会見も相手に対しての情報戦、そして自分の発言の影響力もしっかり考えて、利用していると自分は見ています。

勝負に徹した時は、非常なまでの作戦をとるはずですよ。そして今回は結果を重視すると言ってますからね。

posted by 通りすがり | 2007-06-19 21:16

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

オシムは単に自分に対する周囲の期待に対して
予防線を張ってるでしかない。

サッカーファンは代表に対して「夢」を抱いてるわけですし期待されるのは当たり前の事。
代表の監督が何故サッカーファンに現実的はこうなんだ!って訴える必要があるんだろうか?
代表の監督はサッカーファンの期待を裏切らないように全力を尽くせばいいのだけの話。
口を動かす前に結果を残せって事です。
大会前からタイトルを取れない1000個理由を考えるくらいなら、どうやったらタイトルを取れるのか?という事に全力を尽くして欲しいもんだ・・・

posted by オシム子 | 2007-06-19 21:19

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

モ-リーさん、“本当の批評や論評を加えようとしているメディアもあるし…”という部分、僕も最近その兆しについてはとても嬉しく思っています。
そしてまさに今僕達に、本質的な意味でサッカーに対する“リテラシー”が求められているように思います。
彼が就任するとき僕は『試されているのはオシムではなく、ぼくたちニッポン人だ』とヤフーブログの方で書かせていただきました。このオシムとの冒険がどんな結末を迎えるかによって、これからの日本サッカーの運命が大きく変わってくるのだと思っています。

posted by 桐谷 | 2007-06-19 21:22

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

オシマニアさん、僕はサッカーの勝敗というものの正当性に対してはかなり疑いを持っていまして、必ずしも強いほうが勝つ訳でも、個々の選手の総力で勝敗が決まるわけでも無いと考えています。

また加茂さんの失敗は、ACで敗れた事ではなくて、そこでクエートに敗れた事によって、その後の戦い方を変えてしまった事…にあったと個人的には思っています。

ジーコJAPANと今のオシムJAPANが戦えば、必ずオシムJAPANが勝つ…とも僕は思っていません。

けれども日本サッカーの未来に対してポジティブなのは間違いなくオシムJAPANの在り方だと信じています。そして目先の勝利よりも、そちらの方が遥かに大切であると考えています。

posted by 桐谷 | 2007-06-19 21:31

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

オシム教信者じゃないのでさん、これは僕を“オシム信者”と見込んでのコメントかも知れませんが、僕は常に相対化された価値観しか持ちませんので、彼への認識も一言で言えば“良い監督の一人”に過ぎません。

ただしその世界に数ある“良い監督の一人”でありながら、日本のことを良く知り、またその日本において日本人を用いて、内容を示してきた監督…となると僕は彼以上の存在を知りません。

今回彼がJの日程などについて文句を言いましたね。当然それは負けた時の“言い訳”という理解も可能ですが、“勝ち負け”よりも“その目標を得るために全力を尽くしたかどうか?”という捉え方の方に僕はオシムの価値観を見出します。

AC後にまたコメントいただければ嬉しいです。

posted by 桐谷 | 2007-06-19 21:56

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

ラッシュさん、コンフェデに出場できるメリット、そしてACにおける厳しい環境とムービングフットボールへの不安…僕もまったく同感です。

そしてコロンビア戦の代表を見て、優勝するにはそれなりの運が必要だろうが、内容的には必ず良いもの見せてくれるだろうという期待は持てました。

そしてオシムに対する盲目的な信望への危惧は僕も心配してはいたのですが、皆さんかなりシビアに見ているような気がしますね。これもジーコの功績のひとつなのかも知れません^^

posted by 桐谷 | 2007-06-19 22:06

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

市村さん、勝つためにどうすべきか…はきっとオシムが死ぬほど考えていると思います。
もちろん僕も、この日本代表の挑戦を心から応援している事に変わりはありません。

そして2006で日本のサッカーが終わったわけでもなく、また2010で終わるわけでも無い。この世界が、サッカーが、無くならない以上この戦いは永遠に続いていくからこそ、ついつい僕は“今”という刹那的な点の視点ではなく、“未来”という劫的な線の視点でサッカーを見てしまうのです。

posted by 桐谷 | 2007-06-19 22:19

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

通りすがりさん、試合における“内容”というものは、長い時間をかけて紡ぎ出されるものであり、試合における“結果”というものは瞬間的な決断力と運、不運という要素が大きく作用するものである…と僕は思っています。

その点でオシムは良き“創造者”である事を僕はよく存じていますが、良き・幸運な“ギャンブラー”であるかどうかは未だ分かりません。

ただ、通りすがりさんの言うとおり、オシムは相当本気で遮二無二勝つためのサッカーをしてくるだろうことは想像できますし、それでいてジーコの時とは次元の違う“質”を見せてくれる事を心から期待します。

posted by 桐谷 | 2007-06-19 22:31

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

オシム子さん、サッカーファンが代表に対して夢を描いているからこそ、いつかその夢が叶うように正しい道へと導かねばならないのだと僕は思います。
メディアや協会がそれをせずただ闇雲に商業主義で煽るから、やむなくオシムがその役割を買って出ている…僕はそう理解しています。

今あなたが日本代表にACで優勝しろ、コンフェデでイタリアに勝て、WCで準決勝進出しろ…と夢を描くのは勝手ですが、サッカー文化の正しき在り方、客観的で公平なサッカーの価値観として、中一日のコロンビア相手に良くぞ引き分けた…とその健闘を称えることのほうが遥かに建設的な思考の在り様であると僕は思います。

国のサッカーは選手の頑張りや監督の力だけで決して強くなるものでは無いと思います。それを見る厳しいメディアやサポーターの視線、そして理解、更には審判レベルの向上や、それらを含む包括的な文化的発展なくして日本代表のサッカーが単体で強くなってゆくことは決して無いと僕は思っています。

もちろんその中で、いろいろなファンの夢があっていいんですよ。それは否定しませんから。

posted by 桐谷 | 2007-06-19 22:50

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

あなたは少しオシムに期待しすぎてはいないか?
オシムは完全に正しいんだ!オシムは本当はこう思ってるんだ!と根拠のない意見を述べる前に
会見では言い訳ばかりで、Jリーグ17位からの5人選出という「現実」を見つめ直す必要があると思いますよ。(笑)

「今のオシムのやってる事は正しい道なんだ!」
と結果も出る前に根拠のない事を当たり前のように
言う事は辞めておいた方がいいと思いますよ。
じゃあ今までは全てダメで、オシムが絶対正しいのか?という話になりますからね(笑)

posted by オシムン | 2007-06-19 23:50

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

コメントへの返信ありがとうございます。

何か、もう、オシムが切られた時の事を話すのも変なんですが(笑)、それぐらいで代表を諦めないでくださいよ。
文句があるなら変えて行きましょうよ。協会やメディアに文句言い続けましょうよ。
何十年掛かるか分からないですし、実現するか分からないですけど、こんだけ代表に熱い気持ち持ってるサッカー好きが、代表に対して関わらなくなるなんて、俺は寂しいですよ(笑)

posted by negro | 2007-06-20 00:22

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

えっと、加茂ジャパンについては、
 まったく当時一世を風靡したサッキのイタリアを模倣していましたが、
それによって日本サッカー界でプレッシングがあたりまえになったので功績はとても大きかったと思います。
 ただ、あのアジアCUPの年の初めにヨーロッパ選手権があって、バッジオのいないイタリアにドイツが完全に引いてカウンターでイタリアをこともなげに沈めたのですが、あのシステムは相手が中盤を放棄したとき、機能不全をおこしてしまい、その解決策はバッジオやストイコビッチやベルカンプといったクリエイティブストライカーがいなければ不可能
であると世界中に印象ずけたであろうと思われる衝撃的なゲームでした。
 で、アジアCUPでも当然注目を集めていた日本に対して中東勢は完全に引いてきたため本当の10番のいない日本は初戦から悲鳴をあげて敗退していきました。加茂監督は別のアイデアをもっていなかったので、サッキのようにあのタイミングで辞めるべきだったと思います。
 当時のことを僕はこのように分析していますが、たぶんあってると思います。

posted by Z | 2007-06-20 00:32

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

オシムンさんの意見に賛成です。戦う前から言い訳三昧。ジーコの時は海外組なしで戦っている。準備期間も充分あります。今までに。観客入るまいが、視聴率低下だろうが調整してきました。今までのことをふまえれば、ジーコの時より結果、内容を求めるのは当然だ。それが、あの会見。情けない。確かに現状オシムより優れた監督を呼べる可能性は低いでしょう。けれど、プロの監督。悪ければ解任はいたしかたない。後、トルシエ監督を悪く書いていた人がいたがそれはどうかと思う。彼は結果を残した。コンフェデ、オリンピック、W杯。オシムが優秀なのは解るが、それが盲目になってる気がします。

posted by カカ | 2007-06-20 00:32

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

オシムンさん、オシムが完全に正しいんだ!本当はこう思ってるんだ!とどこに書いてありましたか?

『根拠の無い意見』との表現も理解しかねますが、例えそうだったとして、僕がこの場を借りて、好きなサッカーについて自らの論理や主張を展開することに何か問題はありますか?

結果が出る前に根拠の無いことを当たり前のように言うな…とありますが、これは2010年日本がグループリーグ突破するまでオシムを褒めるな(褒めているつもりはさらさらないですが…)という事ですか?

何があなたをこれほど不快にさせたのか知りませんが、議論がしたいならばご検討のうえ論理的なコメントでお願いしますね。

posted by 桐谷 | 2007-06-20 00:37

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

negroさん、ご丁寧にありがとうございます。森・横山時代からJFAの在り方にはもう辟易していまして、もちろんサッカーが好きですし、当然日本人ですから、いつかこの国のサッカーが世界のひのき舞台で脚光を浴びる日が来ることを願っています。

でもその為には、一度地獄を見て、JFAの組織の中核から解体的出直しを図った方が近道なのかな…とも思いますね。

とにかく心強い言葉ありがとうございました。

posted by 桐谷 | 2007-06-20 00:45

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

Zさん、詳細な分析ありがとうございました。おおむね僕も同じ理解をしております。

けれども加茂ジャパンに関して言えば、制さなければならなかったのは世界ではなくアジアでした。

あの時クェートの鋭いカウンターにやられて、彼はそれまで築き上げてきた日本の戦い方を根本から覆してしまった。もちろん放り込みに対する柔軟な対応は必要だったと思いますが、敗れたという“結果”によって、それまでの“内容”ある積み重ねがすべて捨て去られてしまった事に僕は大きな失望を感じましたね。

もちろんプレッシングは万能の戦術とは言えませんが、けれどもやはりアクションサッカーの根幹ではないかと思います。結局は敗れ去るにしろ、あの時代に日本のサッカーがWCの舞台で輝けるとすれば、あのゾーンプレスしか有り得なかったと今でも思っています。

posted by 桐谷 | 2007-06-20 01:04

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

>サッカーファンが代表に対して夢を描いているか>らこそ、いつかその夢が叶うように正しい道へと>導かねばならないの

そうだ!オシムのやってる道は正しい道なんだ!
過去は正しくない道を行ってたんだ!!
という解釈をしました

>メディアや協会がそれをせずただ闇雲に商業主義>で煽る

だからオシムの言う事は言い訳なんじゃない!
協会やメディアに対する危険信号を送ってるだけだ!!と思い込んでると解釈しました

>根拠の無い意見』との表現も理解しかねますが、>例えそうだったとして、僕がこの場を借りて、好>きなサッカーについて自らの論理や主張を展開す>ることに何か問題はありますか?

別に展開する事は自由ですがあなたの意見に対して
反対な意見をするのはダメですか?
自分はオシムのやってる「現実」について
あなたに知ってもらいたかっただけなんですけどね。

posted by オシムン | 2007-06-20 01:31

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

カカさん、百歩譲って僕がオシムに“盲目的になってる”というならば、あなたは“結果”に対して盲目的になっていませんか?

何度でも言いますが、サッカーがこの2007ACで終わるのならば“結果”がすべてで構わないでしょう。

けれども僕はオシムに課された最大のタスクは2010南アフリカに日本を導くことであると思っています。そしてそこでは当然“結果”のみが問われる事でしょう。
それ以外にもあれも勝て、これも勝て…というのは感情レベルでは分からなくはありませんが、客観的な視点で見れば、自国の力を過信しすぎてはいませんか…?
本文にもあるように、イランや韓国はこの25年決勝にも進めませんでしたが、だからといって日本はかの国々より強い国であり続けたのでしょうか?この一事をとっても日本が決して小さくない運に恵まれて連覇を成したとの理解はできませんか?

トルシエもジーコも、AC優勝という“結果”を遺した事に変わりはありません。が、その“結果”に比して“内容”そのものは雲泥の差があったと僕は思います。もちろんトルシエのACは内容を伴ったであったという意味です。

“結果”と“内容”そのどちらもが伴うことが一番望ましい事であるのは間違いありませんが、現時点でプレイヤーではない僕らの立場から言えば、“結果”よりもその“内容”の方が相対的に重要であろうとの気持ちに変わりはありません。

準備期間にしろ、海外組みの質量にしろ、何一つとしてその当時と同一のものはありません。それをその文言のみで比較すること自体僕にはナンセンスに思えるのですが…。

posted by 桐谷 | 2007-06-20 01:39

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

オシムンさん、『反対な意見』を書き込む事はいいのですが、仮に僕があなたの言うように『そうだ!オシムのやってる道は正しい道なんだ!過去は正しくない道を行ってたんだ!!』と言っていたとして、あなたは『オシムのやってる道は間違ってるんだ!過去はすべて正しかったんだ!』と思っているからこうして反対意見を書き込んでいる…ということですか?

あなたは反対意見と言いますが、その反対っぷりが僕にはいまひとつ分かりません。ただ気分を害してられることは十分に伝わってきますが…。

負けたときの言い訳うんぬんに関しては、『なぜそれが日本にとっての目標だと言うのならば、リーグ、協会が万全を尽くしてその為の準備を整えないのか?』というところに彼の真意があるのではないか…と僕は考えるという事です。これには嘘も真実もありません。僕がそう思うというただそれだけの事です。

僕が何かを思うように、あなたも何かを思うでしょう。それはお互いに自由ですよね。その思考に接点がないのならば、ただ非難し合う様なコミュニケーションはやめましょう。

僕はあなたの言う『オシムのやってる現実』というものを、あなたから教えてもらおうとは思わない。あなたも僕の言う『オシムのやってる現実』が嘘くさくて不快ならば、自らそこに関わる必要はないでしょう。

もしどこかで自分の意見を書いた時には教えてください。AC勝つにしろ負けるにしろ、その時にまたここでコメントください。

posted by 桐谷 | 2007-06-20 02:11

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

別に感情任せにしていません。確かに貴方のおしゃる通り過去とは比較しにくい部分はあると思いますが、ジーコ、トルシエの時よりも、観客減少、視聴率低下は事実です。そこまでして、やったなら結果を求めるのは当然です。だからといって優勝しろとは言っていません。イラン、韓国、豪には負ける可能性もあるでしょう。負けたからにはその内容。を求める。他の国負けるのは論外。無条件に続投は如何なものか。貴方のレスではそういう風に聞こえます。このレベルで苦戦しているようではW杯予選ですら危うい。何もACが始まっていないにも関わらず続投。ありえない。世界を見通してもありえない。だめなら解任。まぁ、今解任しても監督候補居ないので、契約切れる2008に新監督よべばいい。今でも私はベンゲルが良いと思うけど。今が最大のチャンス。もし、呼べるなら、AC次第で解任した方がいい。あくまでも結果、内容。プロですから。

posted by カカ | 2007-06-20 02:33

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

ベンゲルってアーセナルで続投でしょ?そもそもアーセナルより日本代表選ぶとも思えませんが、日本サッカー協会は監督にそこまで大金払ってる訳でもないですし。
まぁアジア杯待てばいいだけじゃないですか。今どうこう言ってもしょうがないですしね。

>ジーコ、トルシエの時よりも、観客減少、視聴率低下は事実です

ジーコがあのまま続投しても間違いなく視聴率も観客動員も落ちてますよ。あんな負け方しておいて現状維持できる訳ないでしょう。まぁ無理やり海外の選手呼んで海外組集結!とかやってたらちょっとは数字よかったかもしれませんが。

posted by サチ | 2007-06-20 02:43

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

ベンゲル続投は決まっていません。彼を支持してきた副会長が失脚しました。だからこそ、アンリの去就問題が出ています。プレミア始まるまで解りません。ただ、さちさんの言う通りAC見てからですね。

posted by カカ | 2007-06-20 03:00

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

カカさん、眠くなったので今日最後のレスにしますね。続きがあればコメントお願いします。

まず僕は無条件でオシムが2010年まで続投すべき等とはまったく思っていません。けれどもあなたの言う通り、今現在彼以上の適任者はいないだろうこと、そしてこれまでジェフのサッカーを見てきた中での、彼の志向するサッカーへの信頼感で、日本にとってそれがベストシナリオであると推測する…という立場です。

お話の中で分からない点が一点あったのですが、『観客減少、視聴率低下』 はオシムのせい…とお考えですか?だからジーコ時代より強くなければおかしい…と?

だとすれば僕は全く違う立場で、これは日本のライトな層のサッカーファンが、その試合のステータスについて、真に理解しはじめた…というサッカー文化の進化であると考えます。水増しされた金儲けのための集金試合ではなく、真に質とステータスを伴った真剣勝負を選り分ける審美の目を彼ら彼女らが持ち始めたのだと。

そして観客動員や視聴率と、代表の成績とを天秤にかけて推し量るところにどのような論理が成立するのでしょうか?もし観客動員や視聴率が取れるなら少し弱くてもいいし、その逆であれば強くなくては困る…という観点であなたがサッカーを見ているのだとすれば、その価値観は僕の対極にあるもののような気がします。
視聴率や観客動員の事を考えてオシムが日本代表の指揮を取るのであれば、僕はできうる限りの行動で彼を弾劾するでしょう。

また同じように、もし仮にオシムがACを取ったとしても、ジーコの時のような内容で腰の引けた戦いぶりに終始するのであれば、即刻不支持に回るでしょう。

何か誤解させる言い回しがあったのだとは思いますが、僕はオシムを絶対化などしていない。彼を監督として人間として尊敬はしますが、日本代表の実力と照らしてそれに相応しい“内容”が見せられないのであれば、彼を支持する理由はどこにもありません。

最後にベンゲルについてですが、それこそ“有り得ない”のではないでしょうか?プレミアでもセリエでもそして母国フランスでも、引く手あまたの彼が、この極東のサッカー小国の代表監督に喜んで職を求めてくる理由はなんなのでしょうか?それこそ稚拙なメディアや川渕三郎の妄言に毒された非現実的な見識のような気が僕にはしますが…。

posted by 桐谷 | 2007-06-20 03:16

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

桐谷さんレスありがとうございました。

正直、どの監督が日本に合うのか、どの監督で日本が本当に強くなれるのかなんて分かりませんよネ・・・。ベンゲルもどうか分からない。

ただオシムの目指すサッカーは面白そうではありますよね。オシムの目指すサッカーでアジアのピッチと気候を乗り切れるのかどうかは不安ですが(前回のコメントにも書かせて頂きましたが)。でもその悪環境で日本がどう工夫していくのかを見るのもまた楽しみだったりして。


純粋に①日本を代表する選手が一生懸命戦って、②監督が概ね良好な采配をして、③面白いサッカーを見せてくれれば良いのですが。。。

そういう意味で今のところオシムは②、③の部分で自分を満足させてくれてはいます。③はこれから熟成されていくだろうという期待値も込めて。
①は今度のアジア杯での真剣勝負で見せてくれるかな。

怖いのは4年間、試合内容も含めた成績の芳しくない監督と心中をすることだけ。
前回監督もそうでしたし、今回の監督についても協会はノルマを課さないなどと言っているようですが、そこは何とかしてもらいたいという不満があります。

観客現象、視聴率低下は①06W杯ショック②面白いマッチメイクが少ない③スター選手(?)が減ったのが原因ではないかなと。

個人的にはテレビの解説・実況陣の質の低さが原因となってますけどネw

posted by ラッシュ | 2007-06-20 12:03

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

ラッシュさん、あなたとはサッカー観が非常に近いような気がします。丁寧に解説してくださった1~3の要素についてすべて同意です。

そして監督の選択についてですが、『どの監督で日本が強くなれるかどうかなんて分からない…』僕もまったくそう思います。
そして一番大切なのは、どの監督にするか…ではなく、日本がどのようなコンセプトで未来にその可能性を繋いでゆくのかであり、その為に誰が必要なのか…という視点なのだと思います。

欧州に比べ個々のフィジカルや能力が劣るとして、アジリティや運動量、組織への献身という要素を積み上げていって、現実的にどのようなサッカーが論理的に相応しいのか…それを突き詰めていった場合のベターな回答が現時点ではオシムなのであろう…と僕は思っています。

よくカペッロやモウリーニョやベンゲルなどが引き合いに出されますが、確かに彼らは羊肉やクレソンやオリーブオイルを用いて素晴らしい料理を作るのかも知れません。が、青魚と大根とミソで何が作れるのかは未知数です。

僕はまず日本の中長期的なコンセプトを定めた上で、それに合致したサッカーを実際にJリーグにおいて展開し得た人物を、強奪のような形ではなく皆から祝福される形で就任してもらうのが、一番リスクのない合理的な選択であると考えています。

posted by 桐谷 | 2007-06-20 12:26

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

Jリーグでの功労者を代表監督に据える方向は間違っていると思う。
ついつい甘く見てしまうので。

posted by otto | 2007-06-21 13:21

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

すいません、話が逸れてしまいますが、
②面白いマッチメイクが少ない
じゃなくて、ガーナやコロンビアなどライト層にはおおよそ受けにくいマッチメイクなためですね。

その後の日本のサッカーなど1ミリも考えないで選んでいるとは思いますが、引き受けた人間の熱意が協会関係者まで浸透しているとは言いがたいがため、会見が言い訳に聞こえてしまうのではないでしょうか。

posted by tiny punx | 2007-06-21 14:45

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

ottoさんのおっしゃる『Jリーグの功労者』がジーコやピクシーや井原やカズを指すのであれば、僕もまったく同感です。

ただし、Jリーグで日本人を率いてその手腕を発揮し得た監督が日本代表を率いるのは、欧州や南米のどこかからネームバリューだけで呼んでくる監督よりも、遥かに説得力と合理性のある選択であると僕は思っています。

posted by 桐谷 | 2007-06-21 15:03

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

tiny punxさん、彼の発言を“言い訳”と取るか“日本のサッカー界への苦言”と取るかは、やはり彼の残した“結果”でしかニッポン人は計り得ないのでしょうね。

『日本はあなた達が思っているほど強くない』
『他の国並の準備期間も取らずに栄冠を勝ち取れというのは不遜である』

僕には言い訳や逃げ口上の前に、至極当然の発言に聞こえるのですが、何かそう思っていない人のほうが多いようですね。

posted by 桐谷 | 2007-06-21 15:11

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

オシムについては、ジーコと比較しては相当な監督が優秀に見えてしまうとはいえ、それを抜きに絶対評価で判断しても、彼はしっかりとしたコンセプトを持っており、アジアだけでなく世界でも通用するチームを作ろうとしているのが良く分かり、スケールの大きさを感じると共に日本の現状を本当に良く理解していると思います。


従って、ここに来ての観客減少、視聴率低下という現象は、如何に日本人がフットボールを見る目が無いかの証明としか言いようがないですね。


オシムは難しいことを色々と言っているようですが、彼が選手に求める大前提はいたってシンプル、「当たり前のことを当たり前のようにする」ということで、これを日本人選手は全然できてないんですよね。
(余談ですが、オシムのコンセプトはクライフのそれと非常に良く似ていることが、彼等の発言から窺い知れます)


殆どの選手がフットボール(の厳しさ)を知らないのだから、多少時間がかかろうがそれを身に付けさせていかないと、世界では通用する訳がないという訳です。


だからこそ、技術では多少劣っていても、その大前提が体に染み付いているジェフの選手を召集することで、ある程度チームとしてのベースを保ち、またジェフの選手とプレーすることによって他選手がその大前提を身に付けることを促しているのでしょう。


オシム以前の2人の監督については、レベルの低い日本人選手に高いレベルのフットボールを求めるのは無理があるので、完全に自分の戦術を強制したトルシェのやり方は、ベストではないにしろ効果的だったと思いますし、少なくとも彼は現状認識が充分にできていたと思います。


一方、前任者のジーコはレベルの低い日本人にはどうやっても無理かつ世界的な流れを完全に無視したフットボールを描いていた上に、選手選考でも取り返しのつかないミス(同系統の選手しか選ばない、本当に実力があり状態も良くチームの鍵となりうる選手を選ばなかったetc...)を犯したとあっては、全く現状認識ができていなかったと言わざるを得ません。


ドイツW杯の日本代表でしっかり戦えていた選手って、本当の意味で世界を唯一知っていた者と、大舞台で力を出せるだけの強い精神力を持った者、合計で2~3人しかいなかったのではないでしょうか?
これが彼の現状認識の甘さの一端でもあり、選手達も自分達のレベルが世界標準に達していないということを自覚できていなかったということでしょう。


そして、そのように能力が無いだけに留まらず、監督としての経験すら全くない人間を代表監督にし(その時点で日本代表は終わったと感じたことを鮮明に思い出します)、解任するチャンスがいくらでもあったのにそれを実行せず(トルシェがジーコと同程度の成績であったら、とっくにクビにされていたはず)、挙句の果てに全く責任をとらない日本サッカー協会は無能を通り越して害虫としか言いようがないですね。


また、冒頭で桐谷さんが掲載されたとおり、『W杯で、ジーコジャパン、目標はBEST4』、『2勝1分で決勝トーナメントへ』、『黄金の中盤に世界が注目』などと、フットボールを多少でも知っている人なら笑ってしまうような非現実的な記事を書いてしまうマスコミの無知さ、節操のなさ、無責任さと、それに踊らされるファンという構図が日本のレベル(の低さ)を表していると思います。


私はヨーロッパのフットボールが非常にさかんな国に在住しておりますが、ドイツW杯期間中に日本代表の話題なんぞはほとんど出ませんでしたし、悲しいけどそれが世界における日本の現状なんですよね。


と、色々と書いてしまいましたが、私の日本人選手に対する評について、不快な思いをされた方がいましたらお許しください。


しかし、私が在住する国のリーグで活躍する選手との比較で物を見てしまいますと、そのように言わざるを得ません。


とはいえ、これも日本の選手にもっとレベルアップして欲しいことの裏返しです。
いくら監督のレベルが高くても、選手のレベルが低かったら、良いフットボールはできないですからね。


急激なレベルアップは無理なので、厳しくも長い目で代表を見守っていきたいです。

posted by Vaselina | 2007-06-21 16:00

Re:『ACで勝てない1000の理由』とオシムの戦い

Vaselinaさんがおっしゃるように、オシムのそれとクライフのそれには、かなり似通った攻撃性を感じますね。ディテールはともかく、やはりそのベースにはトータルフットボールへのリスペクトが垣間見えるような気がします。

低迷するジェフ選手の招集、僕自身ヤフーのブログにおいて苦言を呈した事がありますが、コロンビア戦における羽生の活躍などを見せ付けられますと、やはりVaselinaさんのおっしゃる通り、時間的制約のある代表においては、彼のメソッドを熟知したジェフの選手がまだ必要なのだと思い知らされました。

JFAを『害虫』とまで呼ばれるその憤り^^;本当にこの国のサッカーを愛されているからこそ歯がゆいのだと深く共感致します。

内から見る日本と外から見るニッポン。
そのギャップの大きさは、2つの視点を持って初めて知り得ることだと思います。そして外に居るからこそまた日本に対する“想い”を再認識できるのでしょうね。

Vaselinaさん、ひとつお願いがあるのですが、ぜひこれからも日本サッカーに対する厳しい意見をどこかで発表して下さい。
ご自身でブログとかするのが面倒であれば、こんな場所でも、一言でも良いですから声を上げ続けて下さい。

そしていつか、この国のサッカーを世界に誇れる日が来ることを信じて、厳しく、そして絶やすことなく見守っていきましょう。

とても心に残るコメントいただき、本当にありがとうございました。

posted by 桐谷 | 2007-06-21 18:05

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