2010年02月08日

【東アジア選手権】 vs中国 戦評 【キリタニ】

まず最初に断っておかねばならない事がひとつあると思う。

それはこの中国戦と、先日のベネズエラ戦は、ゲーム内容も、対戦相手のレベルも、その対戦相手の目的も、そしてその戦い方も、まったく異なるゲームであった、という事である。

前回のベネズエラ戦より攻撃は良くなった……という。
確かにチャンスの回数は増えただろう。が、その背景にあるもの、そしてその中身を見落としてはいないだろうか?

この中国は、ベネズエラほど組織だったプレッシャーをかけてきていただろうか?
この中国は、半ば攻撃を放棄してまで守備を固めてきていただろうか?
この中国は、WC予選アウェーでブラジルと引き分けられるほどのポテンシャルを持ったチームだろうか?或いは、ホームとはいえ、コロンビアに2-0で勝てるだけの可能性を有したチームだったろうか?

僕はそのどれもがNO!だと思っている。
要するに日本は、ベネズエラ戦に比べ、実力的にも、状況的にも、戦術的にも、組みしやすい中国と戦って、勝ちきれないばかりか、1点も取ることさえできず、PK献上で敗色濃厚なところを命拾いした。

もちろん、こういうゲームがあるのもサッカーだ。が、そういう位置づけの試合であったことは、このゲームへの評価の基準として、建設的に踏まえて議論されなければならないものと僕は思う。

この試合から僕が問題を抽出するとするならば、むしろそれは永遠の課題である決定力を欠いた攻撃……などよりも、ボールを奪われた際の速い攻めに対する対応の方である。もし中国の中盤が、まともな状況判断から、あとワンテンポ速くボールを運び、稲本の壁をすり抜けることができていたならば、日本は少なくともあと3、4度の決定機を中国に与えていたように思う。そういう意味では、日本にとってこの試合は、無用なリスクを負いながら、非効率な攻めに終始したレベルの低い内容であったと僕は評価している。

稲本潤一の迷いのない、積極的で、的確な、“つぶし”が、いったい何度日本のピンチの芽を摘んでくれただろうか。彼はこのチームにしっかり自分の活き場を見つけ、その能力とポテンシャルの高さを証明したように思う。彼と内田篤人、そして楢崎正剛の安定したパフォーマンスが、この悲観的な試合における、唯一の光明であったと僕は思う。

一方の中国は、サッカーに関してはこれまでとあまり変わらない。本質的には、未だ10年前、15年前の眠れる獅子そのままであると僕は思う。 17番ガオ・リン、 20番ロン・ハオなど、個々の能力に光るモノはあれど、相変わらず戦略性を欠き、また戦術的なバリエーションと柔軟さが足りない。そしてまた、勝負どころで“力押し”でくる強引さにも欠ける。これでは実力に勝る日本相手に、無闇にリスクを負いながら、鴨がネギ背負って戦っているに過ぎない。この中途半端さが、ゲームインテリジェンスの無さが、中国サッカーの進化を拒んでいるのだと僕は思う。本来ならば、この結果に喜んでばかりもいられないはずだ。

何よりも一番気になったことは、ひとつひとつのプレーに“視野を確保する”という意識が欠けていることである。ボールを保持してルックアップできていないし、またそのボールを受ける予備動作の中で、状況を認識する意識が欠落している。そしてそんな味方の状況に対する、ケアとサポートの意識も希薄である。ある意味これは中国人の文化的背景に由来する“個性”なのかも知れないが、この部分を育成年代からしっかり叩き込んでゆかなければ、サッカーの質を根本から変える事は難しいだろう。

しかし、逆にいえば、そんな基本を欠いてこれだけ球際に強く、個々のキープ力を発揮できるのだから、やはり日本人より個の潜在能力は高いといえるだろう。特に17番ガオ・リンなどは、うまく溶け込めればJリーグでケネディと同じだけの存在感を発揮できるタレントであると思う。中国からJリーグへ……という流れは、今このタイミングを逃してしまえば将来実現不可能である。長期ビジョンに立って、どこかのクラブがその先鞭を付けてくれることに期待したい。

後半37分のPK。
今後の日本にとって、あの結果が齎すものは幸運なのか?それとも不運なのか?
きっと議論の別れるところだろう。過去にもそんな場面は何度もあった。そうして、その度にちょっとした幸運、或いはもしかしたら不運によって、ここまでダラダラと流されてきたのである。

今から他の誰かに監督を代えよ……とは、僕はまったく思わない。また、1、2敗したところで代えてくるものとも思わない。

もしかしたら数ヶ月で、チームを変貌させてくれる人は確かにいるのかも知れない。しかしそれによって、日本がWC本戦で何かを成し得るものとも僕は思わないし、また、その付け焼刃が、様々な幸運によって何らかの奇跡を成し遂げてみたところでどうだろう?もしかしたらそれは、本質的な問題の先送りにしかならないのではないだろうか?Jリーグのクラブにも、そんな前例が数限りなくあるのと同じように。

一番真理に近いところの妥当な『現実』を僕は受け止め、それを噛み締めてみたいと思う。例え自らは死滅してしまおうとも、僕にとってより大切なものは、4ヵ月後の日本より、40年後の日本なのだ。

しかし同時に、現体制においても確実にベストは尽くされるべきであり、今更ではあったとしても、若干のフォーメーション修正と人選の変更はあってしかるべき、いや、無くてはならないものと僕は思っている。WC三次予選アウェーのバーレーン戦において、無様な敗戦を喫した岡田監督は、一度大きくチームを変えている。もしかしたら今回の中国戦も、その為の大きなターニングポイントになり得たかも知れなかった。いずれにせよ、今がこのチームを多少なりとも変革し得るラストチャンスであることは間違いない。このまま“大きな問題はない”と云って南アフリカに向うのか?或いは、日本の100%を出し切る為に“覚悟を決めて練り直す”のか?

後半37分のPK。
あの結果が齎すものが、果たして幸運なのか?それとも不運なのか?
あと4ヶ月の間、僕はそれを自分自身に、反問し続けることになるのかも知れない。

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2010年02月03日

【キリンCC】対 ベネズエラ 戦評 【キリタニ】

ボールポゼッションはどのくらいの差が開いただろうか?
後半戦の展開を見れば60:40に近い数字が残ったかも知れない。が、僕の評価は、非常に似通ったスタイル、そしてレベルのチームが、非常に似通った問題を抱えながら、互いに一生懸命に力を出し合ったテストマッチ…。そんな印象である。

誰が悪い訳でも、良い訳でもない。
このレベルのチームが、これぐらいのコンディションで、こんな感じで互いにプレスを頑張りあうと、こういうゲームになる。そんな見本のような試合だった。

では、問題は何なのか…と云えば、

まず第一に3人目の動きと、それを促す連携、オートマティズムの不足。そしてチームとしての勝負どころの勘。スピード。それを察知する個々人の皮膚感覚…とでもいうような、鋭敏な反射する神経と、ボールを速く正確にコントロールするスキル。

そう。“それ”は正確には問題とは云えない。
世界に5つ程度の例外と、多くても10程度の特別な個を擁する特別な国々をのぞけば、200を越えるといわれるFIFA加盟国の95%以上。世界中ほとんど全ての国の代表チームが抱える「課題」なのである。

問題があるとすれば、それにどう取り組み、どうやってカタチ造ろうとしているのか?その為のプランニングとその実践が果たして正しいのかどうか?そしてその為にベストを尽くしていると云えるのかどうか?

問われている部分は“そこ”なのだと思う。

で、残念ながら僕は、2007年の11月以来、この代表チームにおいて、“それ”の部分に対する進化や進展はあまり感じられなかった。結局、ピッチ上における個の裁量や、「ゴール前の迫力」という、手ごたえのない表層のお題目にすりかえられてしまったように思う。

そういう意味では、現状“それ”が出来ていない事には、世界のほとんどの国々同様、然したる問題はないが、その取り組みやプランニング、そして実践、ベストを尽くしてきたのかどうか…という、“そこ”の部分については、大いに問題があったと思っている。WCの結果とは別に、大問題であったと考えている。勝とうが負けようが、そのJFAに対する落第・失格の評価だけは、きっと僕の中で変わることはないだろう。

ベネズエラについては、与えられた状況のなかで、良くこれだけ戦って、ファイトしてくれたと思う。守備をさぼらず頑張りはするが、ボール回しに怖さが無く、勝負どころのスピードとスキル、判断力に欠ける。その辺がウルグアイやエクアドル、南米の二流国あたりとの、決して小さくはない“差”であり、“壁”なのだと思うが、南米のこのクラスの国家も、ベストメンバーを揃えて真剣勝負をするならば、やはり日本とほとんど差のないゲームをするだろうことが確認できた。

また、僕がこのゲームのMVPを選ぶとするならば、長友佑都の名をあげたい。
右サイドの徳永悠平の動きと連携が物足りなかった部分もあり、彼の運動量とスピードがさらに光って見えた。

そして本当に久しぶりに存在感を見せてくれた大久保嘉人のパフォーマンスにも、今回に限っては、及第点をあげられるのではないかと思う。バイタルエリアの狭い局面で、現状日本のFW陣の中で、唯一個力で勝負できるタレントであることを証明してみせた。が、もし主審が中国人レフェリーではなく僕、であったならば、前半32分、ゴール前シミュレーション気味に転倒した場面で、この日2枚目のイエローカードを出して退場を宣告していたかも知れない(一枚目は中盤でのバックチャージ)。確かに地力は見せてくれたが、彼の起用にはリスクが伴う…ということを、再認識させられた。面白い。が、一方で非常に難しい選手でもある。

現状、僕の岡田監督に対する一番の疑問。それは、なぜサイドアタッカーを使わないのだろうか?

ということである。
石川直宏、香川真司、そして乾貴士。僕ならば、両サイドは彼らの能力に託して、さあ一対一、勝負しよう、というサッカーを選択するだろう。アタッキングサードでの連動もなく、ごちゃごちゃとボールを回していれば、いつか局面は打開できるのだろうか?違う、と思う。そうやって得点するには、最終局面でさらに大きな展開と連動が求められる。鹿島や広島のサッカーのように。それができないからこそ、その部分を伸ばせなかったからこそ、分は悪くとも、サイドで一対一を仕掛ける選択…というものが今以上に必要なのだ。このレベルの相手でも、パスだけで崩すというのは容易ではない。試合が膠着してしまうのも、面白くないのも、そのへんに原因があるのではないかと僕は考える。

最後に小笠原満男について。
このごちゃついた中盤の中で、自分の役どころを考え、時に長い距離を走り、時にサイドに開いてタメを作りながら、良い仕事ができていたと思う。2本のミドルは、彼独特の間と正確なトラップから計算どおりのコースに放たれたもので、これまでの日本に欠けていた意識の一端を表現して見せてくれたように思う。やはり彼には、他のライバルたちとは少し異質な、強い“存在感”と勝負への“執念”が感じられる。

海外組の居ない、大分九石ドームでの興行における、この小笠原満男⇒金崎夢生という選手枠、選手交代の意図するものは何か……。真相のほどは僕には判らないが、少なくとも小笠原満男は充分に及第点を与えられるデキであったと思う。この日の中盤で、彼は誰よりも輝いていた。

本大会において、このチームに大きな革命を齎すインパクトを与え得る選手がもしいるとするならば、僕はそれを、小笠原満男と石川直宏であると思っている。次の東アジア選手権、僕はこの二人の活躍に期待している。

※本日、石川直宏は東アジア選手権メンバーから外されたとのことです。

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2010年01月29日

Jリーグ、サッカーゲーム業界への提案 【キリタニ】

つい先日、Yahoo!スポーツファンタジーサッカーの休止が発表されたそうだ。以前密かにファンサカを、愉しんでいた時期もあった自分としては少々残念である。

オンラインゲーム愛好家たちのJリーグへの興味と関心を呼び覚ますツールとして、またネット上の潜在的なサッカーファンとJリーグとの関係を繋ぎとめるための装置としても、このファンタジーサッカーは意義あるものであると思っていたし、できることならばずっと存続されてゆくことが望ましいと考えていた。データとしてOptaが採用されていたようだが、Jリーグ側からのサポート体制はどのようなものだったのだろうか?

このファンタジーサッカーを、どれだけのユーザーが利用していたのか僕には判らないが、Jリーグは自ら率先し、このようなツールを利して、それを盛り立ててゆくことで、新たなファンを獲得していかなければならないのではないだろうか。サッカーからゲームへ…というユーザーの流れとは別に、ゲームからサッカーへ、スタジアムへ…という新たな潮流も、自らで、主体的に、作り出してゆこうとするプランやアイディアもあっていいのではないだろうか?アジアという巨大な商圏を見据えながら、Jリーグにも次代を睨んだそんな動きや働きかけが、そろそろ出て来るべき頃合なのではないかと僕は思う。

ちなみに、2011年度このファンタジーサッカーをもし再開することがあるのならば、Yahooさんにはゲーム方法を少し工夫していただければと思う。

私案ではあるが、

1節ごとに選手を総とっかえできる今のルールでは、選手やクラブへの愛着というものがなかなか育まれにくく、シーズンを通しての継続性と面白みに欠けると思うのだ。逆に、シーズン開幕前、10億の資金を元手に、最大選手枠25名の保有選手を決定させ、1節こどにその中からスタメン11人を選出する…。保有選手のレギュラー落ちや負傷などもありながら、苦しい長期戦をやりくりする(途中で移籍期間を設けても良いだろう)。これにより自らが選んだ選手への愛着と理解がさらに深まる。年間を通して、多くの選手を獲得したクラブの勝敗に一喜一憂できる。Jリーグに対する理解と関心を深めるためには、その方がより有効なのではあるが…。

さらにもうひとアイディア。
僕のようにあまりアクションゲームが得意ではなく、長時間プレイして技術を習得する時間も根気もないニンゲンは、やはり運営シミュレーション系のゲーム以外に関心がないのである。Jリーグファンやサポーターの高齢化も進んでいると聞くし、きっと僕のような境遇の方々も少なくないのではないかと思われる。

そこで既存の、ありきたりなシミュレーションゲームからさらに一歩進んで、Jクラブの立ち上げからアジアNo.1のビッグクラブを目指す、GM(ゼネラルマネージャー)職の活動に特化したゲームを作ってもらえないものだろうか?

現状それらのカテゴリーに属するゲームは、自分という一人のクラブ監督がすべて全権で取り仕切るカタチとなっており、サッカー界のリアリティと共に、交渉力、政治力を駆使するクラブ内での面白み…という要素が欠けている気がするのだ。社長=GM=スカウト…程度の融通はあっても良いと思うが、GMと監督の仕事は別モノとして考える。その上で、クラブの長期ビジョンの元に、どの監督を招聘し、何を目標に、どれだけ我慢するか、或いは要求をするか…。そんな駆け引きすら楽しめる本格的サッカークラブGMゲームの誕生を僕は待ちわびている。祖母井秀隆氏監修で、ひとつ企画してみてはどうだろうか?

間もなくセガさんの『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!ONLINE』が始まるとのことだが、こういうゲームと連動して、Jリーグは何かを仕掛けてゆくべきではないかと僕は思う。方法はいろいろあるはずだ。アイディアは熱意を持って募れば、いくらでも出てくるはずである。いずれ僕もJリーグサカつくonlineには参戦してみたいと思っている。その際は、どなたか手解きをよろしくお願いいたします^^


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2010年01月26日

2010浦和レッズ 黄金期へのステップ 【キリタニ】

理想をいえば水原三星のエドゥー、或いは大宮のラファエルが欲しい…と、思った。
日本人であれば草津の都倉賢が欲しいと思ったし、水戸の荒田智之も魅力的だと思っていた。

もし浦和が2トップをするのであれば、エジミウソン+(プラス)もう一人インパクトのあるFWが必要だと僕は考えていた。しかし、6月までポンテが残留する契約上の問題もあり、どうやらもう一人のFWの獲得は、叶わなかったようである。また、阿部勇樹の契約もまだ流動的な部分があるようで、もし彼が離脱するようであれば、ポンテ後の1枠はポスト阿部枠として活用されることになるのだろう。

昨年の浦和を見ていて、僕が非常に物足りなく感じていたのは、フィニッシュ時のペナルティエリア内での頭数不足、迫力不足である。セットプレーになれば、闘莉王や阿部勇樹の迫力ある空中戦がPA内で展開されるのだが、流れの中で、ゴールに近いところで、期待させる状況やシーンというものがやや少なかったように思う。

もちろんそこにはボールを大切にするが故の攻撃のスピード不足や、ビルドアップを意識するが故の前線の人数不足といった側面があり、昨シーズンの状況では致し方のない部分もあったのだろうが、そこから一歩踏み出して、攻撃に迫力を、相手ディフェンスに脅威とプレッシャーを与えて、ねじ伏せるようなサッカーをしたいのであれば、僕は単純にFWを1枚増やすべきであると思っている。

昨シーズンの4-2-3-1では、ゲームは支配すれど点は取れない。
シーズン序盤、直感的に、僕はそう予感していたし、実際浦和の攻撃は最後の部分で怖さが無い。それが現状の、鹿島やガンバ、そして川崎フロンターレとの大きな格差であると僕は思う。

願わくば4-2-2-2の布陣を期待したい。
現時点での僕の勝手な理想を書き連ねると下記のような布陣となる。

      エジミウソン  田中達
      (高崎)   (高原)
      サヌー    柏木
      (原口)   (ポンテ・セルヒオ)
      山田直    鈴木
      (細貝)    (阿部)
宇賀神  阿部    坪井  高橋峻
(永田)  (スピラノ)  (堤)  (山田暢)
          山岸
          (都築)


上記のトップと2列目の2-2のボックス・スクエアの部分が、攻撃時には時計回りに捩れて、柏木陽介を逆三角形の頂点とした3トップのような陣形が作れれば理想的である。そうしてできる二列目のオープンスペースをサイドバックが補完してやれば、より厚い攻撃に繋げられるのではないだろうか。
相手のカウンターは、阿部と坪井のスピードで可能な限りカバーする。

2010シーズン、僕が見たいのはこんな浦和レッズである。

具体的な目標をいえば、やはりそれは『Jリーグ3位(ACL出場)』になるのだと思う。
上位チームの戦力補強とチーム状況の充実振りを見れば、カンタンな目標ではないと思う。しかし、ファンやサポーターの期待と応援に応える為にも、その目標に向けてチーム一丸となって闘っている姿を見せて欲しい。その達成確率は40%ぐらいのものだろうと予想する。

そして、高原直泰について。
僕が今シーズン一番期待する浦和レッズの選手は誰か?と問われれば、高原直泰であると答える。

もし今年の浦和が、この戦力で優勝争いに絡むほどの躍進を見せるのだとすれば、それは高原直泰が復活したときなのではないかと思う。そこにどれだけの可能性があるのかは判らないが、昨年終盤、ひどいチーム状況の中にあって、出場機会もなかなか与えられない現実の中で、彼がその誇りを失わずに、短い出場時間の中で、全力で戦っている様を僕はたびたび見せてもらった。

このシーズンオフの苦悩と悔しさは、彼のサッカー人生の中で、きっとはじめて経験するものであっただろう。常にゴールデンエイジと呼ばれる世代の先頭を切って走り続けてきた彼にとって、きっと屈辱的なものであっただろう。今シーズンの彼の奮闘を、復活にかけるその意地と魂の軌跡を、僕はしっかり見届けたいと思っている。彼にとっても、これまでで一番大切なシーズンがはじまるのだ。

この2010シーズンは、浦和レッズ黄金期へ向けての『ステップ』の年になるのだと僕は考える。来シーズン以降、長期にわたりJ1優勝争いを繰り広げてゆくための、その最後のモラトリアム期間…と言い換えても良いだろう。

『私達は他人が幸福でないのを当たり前と考え、 自分自身が幸福でないことにはいつも納得がいかない』

ということわざがある。
生きていれば良いことも悪いこともある。良いことだけで人生を埋め尽くすことなどできないし、それが現実というものなのだろうと僕は思う。

浦和にとって今が辛い時期だとしても、一歩引いてJリーグ全体を眺めてみれば、それでも浦和は充分に幸福である。決して不幸ではないのだ。クラブと共に、ファンやサポーターもいまそれを噛み締めながら、耐えねばならない時期なのだろうと思う。

フォルカー・フィンケという人は信頼に値する指導者であると僕の目には映っている。ここでの我慢や忍耐が、いつの日か報われることを信じて、今年も浦和の1年を見守ってゆきたい。


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2010年01月21日

2010浦和レッズの展望 【キリタニ】

2010シーズンの浦和のチーム構成を考える上で、僕が一番懸念していたのは、実は阿部勇樹の離脱であった。

オーストラリア代表のスピラノビッチ加入が決まり、堤俊輔の復調と合わせて、なんとかCBの頭数が揃ったようにも見える。が、やはり新加入の外国籍選手と、1年を越す長期故障あけの若手では、未知数の要素も多く、チーム構成上の信頼性といった意味で、DFもこなす阿部勇樹の残留は不可欠なものである、と僕は考えていた。

サヌーをアタッカーとして起用するのであれば、期待された即戦力としてのサイドバック獲得はほぼ叶わず、その点で今シーズンの4バックの、攻撃面での進化、急成長は期待しづらいかも知れないが、ひとまずCBについてはこの阿部勇樹の残留によって、ひとつの大きなリスクを封じることができたのではないかと考える。

昨年の浦和は、全34試合で43得点/43失点という結果を残している。
ちなみに2008シーズンは、同じく34試合で50得点/42失点である。(この年はDFの闘莉王がエジミウソンと同じ11得点をあげている)

2010シーズンの浦和、現時点での戦力と予想布陣を見る限りにおいて、僕は6月に2トップの一角を担う、エジミウソンと同等レベルの新外国人ストライカーの加入でもない限り、この43という得点数を大きく伸ばすことは難しいのではないか思っている。しかしその逆に、守備面、失点の数については、今の陣容でも充分に10近く減らす事は可能なはずだ。

仮に得点が43のまま変わらずとも、失点を33程度に持っていくことができれば、得失点差は+10となる。これを尺度に測れば、その時点で昨シーズン4位のサンフレッチェ広島より、得失点においては+1上まわることになる。

DFながら高い得点力を持ち得た闘莉王を失ったいま、チームをさらに1歩進化させよう、前進させようと考えるのならば、その闘莉王の影を追う、不足を埋める補完的な施策に留まるのではなく、僕は少し先の将来を見据えながら、スピードとゲームメイク重視の、思い切ったDFラインの再構築にトライすべきなのではないかと考える。

終盤に散見された最終ラインでのイージーなミスを減らすこと…そのミス量産の主因ともなっていた夏場・ゲーム終盤の運動量の低下に一定の歯止めをかけ、中盤のポゼッション状況における危ういボール回しやポジショニングを是正してゆくことができるならば、失点は減らせる。即ち、チーム全体としての高いDFラインへの対応力を、さらにもう1歩高めることができるならば、「ゲームを支配しながら能動的に戦う」というスタイルとコンセプトを維持しながら、易々と後ずさりするのではない攻撃的な守備強化を為す事はできるのだ。

やはりキイとなるものは、

「さらなるポゼッションの強化」と、その為の「高いDFラインの熟成」

であり、さらに当てずっぽうにでも、もう少し具体的に言うならば、チーム全体の2~3%程度のボールポゼッション率の向上、そしてそれを支える2~3%程度の運動量の底上げ。さらにそれにプラスして、最終ラインのスピード対応能力の強化(人選も含む)と、パス・フィード精度の向上が求められる。

それが、現状僕の考え得る2010年浦和レッズの一番現実的な強化の方向性であり、また2011年からはじまると期待する、Jリーグの覇権を争う「黄金期」へ向けての、着実な基礎固めの要点となるだろう。

戦力構成自体のバランスでいえば、僕はこの2010シーズンに対してもネガティブな印象を持っている。これは現体制というよりも、旧体制の負の遺産を未だ引きずり続けていると見るのが妥当な評価なのだろうが、2列目のアタッカーにばかり頭数がごちゃついていて、トップはエジミウソンが負傷離脱でもしたら、目を覆うしかない状況に陥る。また現状両サイドバックは質・量ともにまったく不満。CBも未知数である。

しかしそれでも、若手の底上げもあり、いずれ高給のスター選手、ベテラン選手たちへの人件費を仕分けし、それを本当に必要な方向、価値ある方向へと差し向けることができるならば、その瞬間チームは一気に変わる。変われるはずである。僕はそれを具体的に、2011シーズンと予想するが、今年はそこに繋げるための「ステップ」の年になればそれで良いと思っている。そんな実感さえ共有できるならば、ファンやサポーターの多くも、きっと一緒になって支えてくれることだろう。

2009年、あれは浦和vs鹿島の最終節だっただろうか?
小笠原満男に激しいチャージを受けながら、原口元気がそれを弾き飛ばして前進するシーンがあった。昨シーズン、トップリーグの厳しい洗礼を受け、苦闘し、ある意味では傷つきながらも、それでも試合に出続ける中で…我慢して起用され続けた中で、彼は強くなった、進化を続けていたのだ。開花の時期はまだもう少し先のことなのだろうが、僕はこの1シーンに、18歳の若者の成長の証を、まざまざと見せ付けられた気がした。

苦しかったが、この1年には確かな意義があったのだ…と。

次回は攻撃面について考察してみたい。
その中で、具体的な目標設定についても言及できればと考えている。


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2010年01月19日

僕がフィンケを見切る瞬間 【キリタニ】

2009年シーズン開幕前、浦和が大きな戦力補強のないままシーズンに向うことが判明したとき、非常に良い選択をしたな…と僕は思った。

なぜならば、「期待の外国人助っ人」や「J期待の若手」を新たに招き入れることで、ファンやサポーターの過剰な期待を煽ってしまうことは、得策ではない…と思っていたからである。賢明な彼らは、少なくともそのなかの大半の人々は、彼らにとっての2009シーズンが我慢のシーズンになることを覚悟しているように僕には見受けられた。

この2009という我慢のシーズンに、迷いなく、妙な色気を持たずに、しっかりと向き合う事は、クラブやスタッフ、選手たちばかりではなく、多くのファンやサポーターたちにとっても、大切なことのような気がしたからである。

そしてそれと同時に、フォルカー・フィンケという人の資質やキャラクターについても、多くのインタビューやその物腰、彼の下したいくつかの選択を通して、少しずつ見え始めてきたような気がした。そんな僕の監督・フィンケに対する印象は、

「良いトレーナーかどうかはまだ判らないが、慎重で思慮深いマネージャータイプの人間であり、これならば浦和での最初の戦いもソツなくこなし、うまく立ち回れるのではないだろうか…」

と、いったものであった。

その後の経過を見れば、やはりフォルカー・フィンケは卓越した政治的手腕をも兼ね備えたマネージャータイプの指導者であり、現状の浦和にとっては、うってつけの人材だったのではないかと改めて僕は確信している。少なくとも彼は、浦和での最も困難なその最初の戦いに生き残った上で、いま全権に近い権限を与えられたカタチで、来シーズンへ向けて自ら舵を取り始めている。

この浦和自身との闘いとも云える一年は、他のどの監督であっても非常に困難なものであったと僕は思うし、おそらく並みの実績の日本人監督であれば、弾き飛ばされたのは闘莉王ではなく監督の方であり、混沌とした秩序の中での、出口の見えない混乱が、さらに延長される破目になったのではないかと思っている。

これはフィンケ自身の成功というばかりではなく、浦和レッズ自体の、クラブとしての「前進」でもあったと言えるのではないだろうか。

フィンケにとって、浦和にとっての、次の大きなハードルは、2010年開幕から6月のポンテ退団までをどう凌ぎきるか…ではないだろうか。ここの出足で躓き、長い連敗を続けてしまったり、モチベーションを失った選手達とフィンケやフロントとの間に、紛争や亀裂が生じるようであれば、フィンケと浦和の改革は頓挫してしまう恐れがある。

南アWCのブレイクまで、五分程度の勝ち星で推移すれば、ひとまず問題なく後半戦に繋げられると思うが、序盤で負けが込むようであれば、相互不信の悪循環から、サッカーのカタチそのものが変質していってしまうかも知れない。

これは浦和に限らず他クラブ、或いは代表であっても云える事なのだが、もし僕が浦和フロントの立場であり、フィンケとの契約破棄という決断に至る瞬間があるとすれば、それは彼が自らで掲げたそのサッカーのカタチ、スタイルに背いた時であり、未来へ背を向けて、言行不一致の采配や言説をはじめた時である。そしてそうなるまでは、例え一時的に降格の危機に瀕しようとも、僕ならば覚悟を決めてとことん我慢するだろう。なぜならば、サッカーにおいて、このようなスタイルへの転換は、どうしたって時間のかかるものだからである。浦和のようなクラブであれば尚更である。

ポンテ(2010年6月までの契約と聞く)、高原との契約は未だ継続中であり、そこに費やされる巨額の資金を、新たな戦力補強の為の原資に差し替えられなかった責任を、現体制に求めることは酷なのだが、それらを踏まえた上で、6月に起死回生の新助っ人獲得でも望めぬ限り、やはり僕は2010年シーズンも、浦和と浦和のファン・サポーターには、さらにもう1年の我慢を耐え抜く覚悟が必要とされるのではないかと思っている。

今の時点で、6月からの展開を予想することは非常に難しいが、現状の浦和レッズの戦力は、J1ではセカンドグループに位置する5位から8位ぐらいのものでしかないと僕は考える。

その中で、まず6月までのJリーグ12試合をどう戦っていくのか?
最終的にどのような布陣で臨み、どのような成績が残し得るのか?
そして、ケルンから獲得したサヌーへの期待と、起用法についての私見を交えながら、次回、さらに浦和レッズの2010年シーズンを展望してみたい。


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浦和レッズ再建案 2010

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2010年01月12日

しなやかに、そして力強く 【キリタニ】

take
さて…はじめるかな。 今年もヨロシク。 元来TVっ子である僕は、その中でも特にドキュメンタリー系の番組が好きで、手当り次第に大量に録画しておき、実際におもしろそうなものだけを掻い摘んで鑑賞している。 その中で、昨年僕が最も感動したドキュメンタリー番組が、不眠不休で2日間に渡り繰り広げられる全長166km、累積標高差9400mもの過酷なトレイルランを取材したNHKの「ツール・ド・モンブラン」であり、またつい先日NHKで再放送された“ニートのアルピニスト”を自称する栗城史多さんの、単独・無酸素で7大陸最高峰への登頂へ挑んだドキュメント「7サミット 極限への挑戦」だった。 「ツール・ド・モンブラン」は、トレイルランの最高峰ともよばれる権威あるレースで、そこに、各国・各大陸の賞金レースなどでしのぎを削るプロトレイルランナー達が、誇りと名誉をかけて集結する。そんなプロトレイルランナーの彼らが、たった21~22時間で、この166kmにもわたる急坂を駆け抜ける一方で、その同じ過酷なレースに、年老いたよぼよぼのお爺ちゃんや、癌を患い闘病中の老人などが、家族に尻を叩かれながら参加している。まるまる2日間、不眠不休で走り続ける極限の厳しさの中にあって、彼らはユーモアを忘れず、しなやかに、そして力強く、困難に立ち向かってゆくのだ。 そこに命がけの悲壮感…などない。 やり遂げねばならぬ使命など無いし、無理を押してでも俺は行かねばならないんだ…なんていう、過剰に被虐的でセンチメンタルな趣なども無い。行けるなら行く、行けなければ行かない。そこにある彼らの判断の基準は、常に自分自身の身体との対話の中から導き出されたものであって、誰に干渉されるでも、誰を慮るでもなく、彼らは自分自身でそれを決断する。 僕はその姿を見て、これこそが本当の“自立”であり、また“共生”の姿なのだと思った。 そして、Jリーグもこうあるべきなのだと信じるのだ。 誰に強いられるでもなく、強要されるでもなく、彼らはこの過酷な戦いの場に集った。 僕はそれ自体を、拒むべきでも、また拒めるものでもないと思うのだ。それぞれがそれぞれの意志で、自らの身の丈の中で、ミライへのビジョンを描きながら、それぞれの挑戦を繰り広げる。 Jリーグが為すべき事は、その個々の参加したいという欲求に対して、プロかアマか、白か黒かの、過大すぎるハードルを設ける事で、後戻りできない清水(きよみず)の舞台へと拙速に引き上げてしまう事ではなく、その隔てを可能な限り緩やかなものにして、絶えず彼らの余力と健全に目配せをしながら、ゆっくりでも、とぼとぼとでも、前進を続けさせること、その為のサポートと管理体制を構築する事なのではないだろうか? 誰かが無理をしているのならば、エイドステーションでそれを見極め、その場で一旦休止、またはリタイアを促す。もしそれを見逃して、彼らの無謀や無茶を許し、結果多くの他者を巻き込んで、時にレース自体を中止に追い込むようなはめになるならば、それは管理者であるJリーグの、取り返しのつかない過失なのだと僕は思う。そのようなリスクをコントロールし、円滑にレースを運営・実施すること、その上でひとりの悲惨な犠牲者もださぬよう最善を尽くすのが、管理者であるJリーグの、最も優先すべき使命なのではないだろうか。 根拠のない“基準”に、それぞれ歴史も土壌も環境も異なる各クラブを付き従わせるよりも、それぞれの状況に応じて、あるものには緩和を、あるものには猶予を、そしてあるものには厳しい制限を、与えてやればいいのではないだろうか?その中で、健全性にだけは、常に厳しいチェック・監視体制の眼を光らせてゆくべきである。 2億しか稼げない田舎クラブが、例え勝てなくても、その2億でやりくりして、前へ歩を進めようとするものならば、それは大都会の、各方面へ負担を強いながら財政規律を踏み外して存続するビッグクラブよりも、僕はある意味健全であると思うし、誠実な挑戦のあり方なのだと思う。Jリーグは、そんなクラブこそを、甘やかすのではなく、応援してゆくべきだと思うのだ。 この「ツール・ド・モンブラン」のゴールシーンにおいて、もっとも盛大な歓声と祝福で迎えられたのは、僕の目には優勝者…ではなく、最終ゴール者であるひとりの老人であったように見受けられた。要するに、この過酷なレースを、制限時間いっぱいを使いきり、最後の最後まで諦めずに走りきったドンケツの参加者に対して、それを見守るものすべてが、勝者と同じかそれ以上の祝福と敬意を示したのだ。それが意味するところは果たして何だろうか?勝ち負けより大切なもの、ニンゲンの心を打ち揺さぶるもの…が、そこには在るのではないだろうか。 また、「7サミット 極限への挑戦」では、自称ニートのアルピニスト栗城史多さんが、6つの大陸を制覇し、7大陸最後の高峰チョモランマ登頂を目前にして、自らの体力的限界と“生きて帰る”という約束の元に、かすれきった、声にならぬ慟哭をあげ、悔し涙を流しながら、あと少しのところまで迫った山頂へのアタックを断念するシーンがあった。 疲れ果てて、心身ともにボロボロになり、僅か2~300mの道程を、暗闇の中、数時間をかけてよろよろと下山する彼の悲痛な姿を見ながら、栗城さんはいま下山しているのではなく、上っているのだ…と僕は思った。これは挫折ではなく、また新たな、さらに険しく過酷な挑戦へ向けての、不可避な第一歩であり、スタートなのだ…と。 今年もまた辛い、苦しい一年が続くことになるかも知れません。 が、そんな時こそ、少し視点を変えて大局を見定めるための、自分自身の人生を見直すための、良い好機なのだと僕は思います。 辛いとき、苦しいときこそ、明るく楽しく声を掛け合いながら、この困難を乗り越えてゆきましょう。 2010年が、皆さんにとって良い年、良い契機となることを、心から祈っております。 祖父の死と遠い空の風景


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2009年12月22日

2010サンフレッチェ広島への提言 【キリタニ】

『僕はもう一人のエースストライカーとGKの獲得を期待していたし、それができれば優勝争いのグループに組み込みたかったのだが、クラブの台所事情もあわせて、やはり現実はそれほど甘くはない…といったところなのかも知れない。J1といえども、広島にボールポゼッションで勝るチームなどほとんどないと思う。が、しかし、前線の助っ人外国人の質の違いもあり、カウンターの鋭さはやはりJ1とJ2とでは少し次元の異なるものだろう。どのようにして失点を抑えるか、またどのようにしてボールロスト時のリスクを限定するか、或いはまた時に敵にボールを預けて対応することができるか…。学ぶべきところの多いシーズンとなるのかも知れない。が、僕はこのサッカーに成功して欲しい。必ずJ1で何かを打ち立てて欲しい。きっと今年僕は、ヒロシマのサッカーを一番多く見ることになるだろう。このサッカーで、いずれニッポンの頂点を極めて欲しいと願っている』

上記は今年のはじめ、僕が『J1優勝争いを占う』というエントリーの中で、サンフレッチェ広島について綴った言葉である。他のクラブに関してはともかく、この見立てに関しては概ね間違っていなかったと思う。

34試合 15勝11分8敗 勝ち点56 得点53 失点44 得失点差+9 総合4位

たいへん立派な成績である。
しかし、僕は同時に少し残念にも感じるのだ。もしシーズン開幕前に、優れたGKの補強ができていたら…と。それによって、年間の失点を10減じることができていたかも知れない。であれば得失点差は+19。充分に3強の一角に食い込み、最後の最後まで緊迫した優勝争いを演じ、もしかしたら昇格初年度優勝という、Jリーグの歴史を塗り替える偉業を、成し遂げることができていたかも知れない。

今後、地方の中堅クラブがニッポンのビッククラブの一角に名乗りを上げる際には、そのぐらいインパクトのある“ストーリー性”が要求されるのではないだろうかと僕は思う。それにプラスして、そのサッカースタイル自体の個性と面白さも不可欠な要素となる。

そんな可能性を有したクラブは、このJリーグに幾つもない。今年のサンフレッチェ広島が、その大きなチャンスを逃してしまったのは、僕にとってはやや残念な出来事であったと言えなくも無い。来期に向けて移籍した柏木陽介同様、その次も、その次の次のシーズンも、今のポジションに留まる限りタレントの流出は避けられないだろう。この躍進を、短期的なサイクルによる単なる幸運の1年に終わらせてしまうか…。或いは長期的な栄光への足がかりとするか…。来期はその答えが明確になる1年であると思う。そしてその先行きは、相当に厳しいと僕は思っている。現状維持はマイナスからのスタートを意味する…と。


これは広島に限った話ではないが、もし僕がどこかのクラブの全権監督・マネージャーであるならば。或いはGMであったならば。まず一番最優先に補強を考えるポジションは、ゴールキーパーである。

なぜならば、ゴールキーパーはフォワードと共に、勝負を決するゴール前の、一番大切なポジションであり、尚且つフォワードよりも移籍による出入りが遥かに少ないポジションだからである。どんなに優れた日本人ゴールキーパーであっても、言葉の問題もあり海外移籍するような選手はほとんどいない。これがフォワードやミッドフィルダーであれば、少しの活躍で、すぐに海外移籍が取りざたされるものである。

一人の、日本代表レベルの優秀な日本人GKを備えるということが、チームの戦力的安定にとってどれだけ大きな効果があるか…大分トリニータ西川周作の獲得が決定すれば、それは今後10年、広島にとって非常に大きな財産、宝物となるだろう。

そしてシーズン前、僕が指摘した補強のもう1つのポイントであるFW。佐藤寿人の1年間休み無しの貢献によって、幸いにも今シーズンはこの部分がフォーカスされることはなかったが、もしシーズン開幕直後、或いは梅雨時に、負傷による長期離脱を余儀なくされていたとしたならばどうだっただろうか…。今シーズンの広島はまったく違う状況に追い込まれていたかも知れない。本来ならばGKの次に手当てしなければならないのは、このポジションである。僕ならば予算の無駄を徹底的に排して、ここに佐藤寿人のポジションを脅かす若い助っ人外国人ストライカーを補強したい。2、3年後を見据えても、今必要な対応ではないかと考える。

また、来期の広島で僕が一番危惧しているのはストヤノフの去就である。
柏木陽介の離脱は確かに痛いが、それでも森崎浩司、高萩洋次郎と、広島には彼の代役がいない訳ではない。が、ストヤノフとなると話は別である。中島浩司や森崎和幸がどれだけ頑張っても、ゴール前1対1の守備力とロングフィードの部分で、彼の不足をキッチリ埋められるものとは僕には思えない。

彼が離脱するとなれば、不完全ながらその穴を、辛うじて埋められそうなタレントは、阿部勇樹とブルーノ・クアドロスの2人ぐらいのものではないだろうか?彼が離脱するとなれば、それは来期の広島にとって、非常に大きな痛手となるだろう。


正直にいえば、僕は来期の広島は、今年以上に厳しいシーズンを送ることになるのではないだろうかと思っている。もし、ACLに出場する事にでもなれば、その厳しさはさらに苛烈なものとなることだろう。決して楽観はできないシーズン。だからこそ、今できるだけの備えを、ぬかりなく整えておいて欲しい。現場は100%のチカラを振り絞って必死に頑張った。その頑張りを生かすも殺すも、このオフシーズンの背広組み次第である。

この1年で、広島のサッカーは少年から大人になった。その魅力を損なうことなく、サッカーの楽しさとリアリズムを、ゲームの状況に応じて正しく使い分けられるようになりつつある。昨年に比べても、格段の進化を遂げたのだ。

2008年の9月、今Jリーグの中で一番面白いサッカーは、広島のサッカーである…と、僕はここへ書いた。その頃は広島のファン・サポーターの皆さんと、ほんの一部の人しか共感してくれなかっただろうそんな感覚が、この1年で多くのJリーグファンの間にも浸透してきている。これは広島にとっての、広島サッカー復権のための、またとない大きなチャンスである。2010年もこれを継続できるか、そしてそれによって何かカタチあるものを打ち立てられるか…。今在るものが永遠に在り続ける訳ではない。地方の中堅クラブであるサンフレッチェ広島にとって、もしかしたらもう二度と巡り来ないかも知れない、勝負の1年になるだろう。

いつだって、何度だって云うが、僕はこのサッカーで何かを成し遂げて欲しい。ニッポンのサッカー界に、これが進むべき正しき道であることを証明して欲しい。2010年の彼らの戦いに僕は期待している。


※関連エントリー
J1優勝争いを占う
広島のつまらない失点と、浦和のつまらないゲームの終え方
まだ蕾の浦和 七分咲きの広島
Jで今一番良いサッカー


箱根の坂と石畳の記憶

posted by キリタニ |11:04 | サンフレッチェ広島 | コメント(14) | トラックバック(0)
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2009年12月18日

クラブと移籍制度、そしてプロ監督の引き際 【キリタニ】

移籍制度の変更に伴い、今年のオフシーズンは派手な選手の入れ替えが予想されたが、折からの不況とクラブ経営自体の環境悪化もあり、親会社から潤沢な資金が提供されるクラブと、そうではないクラブの間での二極化が、より鮮明になりつつある。

またある意味金満と呼べるクラブも、ここからは大きな違約金を払ってまで他クラブの長期契約のタレントを狙いにはいかない。ここからはそれぞれのクラブフロントと共に、個々の選手自体の契約に対する慎重さや優れた知性も重要になってくるだろう。それによって得をする選手もいれば、大損をさせられる選手もいる。すべて自己責任が原則である。これまでのJリーグのある意味での馴れ合いや甘さが、これによって是正されてゆくことを期待する。

ちなみにこれらの制度改革を、Jクラブの中で一番熱心に批判・反対していたのが、元大分トリニータ代表の溝畑宏氏であったように思う。それが示唆するところをよく考えてみて欲しい。地に足つけたクラブ経営というものの何たるか…が、見えてくるのではないだろうか?ばくちやゲームとは違うクラブ経営、クラブの命を預かりそれを繋ぐ…という意識があれば、きっとこんなことにはならなかっただろう。クラブと同じように、選手というものも、誰かの、何ものかの所有物ではないのだ。

商品のようでいて商品ではない。大切に育ててくださった方々から預かり、いずれはさらに大きな世界へと羽ばたかせてやらなければならない。彼らはサッカー界共通の大切な宝物である…そんな意識が根底の哲学に無ければ、今後は有望な新人獲得さえ、ままならない時代となるだろう。

各チームの補強と編成の評価に対しては、今後個別にサンフレッチェ広島や浦和レッズ等に対するものを書きたいと思っているが、今回はいくつか動きのあった監督人事について、自分なりの感想を書き綴っておきたい。

監督人事にも、クラブとそして監督という2つの立場があり、その双方の立場からその決断に対しての評価というものがあるのだと思うが、どちらにとってもプラスなのかどうか疑わしいのが横浜Fマリノスのケースではないだろうか?

木村浩吉氏から木村和司氏へ、複数年契約を残していた浩吉氏をフロントの決断によって解任し、和司氏を招聘したのであるが、僕からみれば、そうしなければならなかった理由、和司氏でなければならなかった訳がまったく理解できない。

俊輔にフラれて逃した集客増のチャンスをこの一策で再び取り戻そうというのか、或いはうるさがたのOB連中の巻き返しなのか、僕にはよく判らないが、どちらにしてもその結果以前に、クラブとしてのサッカーに対する哲学やビジョンの欠如、カンカクの古さ…を感じさせる決断であった。

これはジェフ千葉にもいえることなのだが、傍から見れば権力者たちの保身、実の無いところへの妙な拘りや執着が、クラブ自体の生命力や成長力に縄をし、拘束しているようにも見えるのだ。横浜Fマリノスというチームは、例えば今、イビチャ・オシムが指揮しているとすれば、オズワルド・オリベイラが指揮しているとすれば、J1優勝争いに絡んでいるチームだと思う。本当にもったいないことをしていると僕は思う。

またそのケースとは別に、アルビレックス新潟の鈴木淳監督、そして川崎フロンターレ関塚隆監督の場合は、クラブ側の立場の損失とは別に、ある意味プロ監督としての立派な引き際…でもあったのかなと思っている。

経済に好況と不況のサイクルがあるように、クラブにも成長のサイクルというものがある。どんなに素晴らしい手腕を持った指導者といえども、そのサイクルに抗ってクラブを勝利に導くということはカンタンな話ではない。逆にいえば優秀な監督とは、そのサイクルを見誤らない人であり、時勢をとらえた身の振り方ができる人であると僕は思う。

今回の関塚隆監督の辞任については、ご自身の健康上の問題や例のナビスコの一件も複雑に絡み合っての事かも知れず、その主因がどこにあったのか僕には判らないが、鈴木淳監督、関塚隆監督とも、それぞれの将来を考えた場合、その引き際としては良いタイミングであると僕は考える。日本にも、本当の意味でのプロ監督というものが誕生しつつあるのかなという印象である。どちらも日本人トップクラスの優秀な指導者である。今後のさらなる活躍に期待したい。

今後のJ1は、大きく3つか4つぐらいの階層に区分けされてゆくことだろう。その中で新潟や広島のような地方の中堅クラブは、優勝という栄冠をその手で実際に掴みとるまで、毎年主力選手をぽつぽつと引き抜かれるような、そんなシーズンを過ごさなければならないのだろう。まただからこそ、そんな惰性を打ち破って、勝ち続けることで、クラブ自体の魅力、プレゼンスを高めてゆかなければならない。ここから2、3年のうちに、川崎を含めたこれらのクラブから、新たなチャンピオンが誕生してくれることを僕は期待している。

※関連エントリー
大分救済 その悪しき前例と今後
JUMP改革案への評価 その1
Jリーグは公平ではない

posted by キリタニ |11:25 | Jリーグ | コメント(8) | トラックバック(0)
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2009年12月15日

日本サッカー界今年の漢字は… 【キリタニ】

今年の日本サッカー界を漢字1字で表すならば、

                       

である。

Jリーグ、日本代表を含めたサッカー界の経済、構造、倫理、環境…。多くの事柄がすでに転換点を迎えているのではないだろうか。そしてまた協会トップや権力者たち、クラブ首脳たちの方針や発言も、思慮の無い思いつきや感情論、勘定論ばかりの、腰の据わらない転々としたものばかりであった。唯一、ブレなかったのは、犬飼会長の秋春制への妄執である。夏の代表スケジュールのためにJリーグを一旦中断させる…いや、させたい…なんとしても、させねばならん…という意地と覚悟だけは見上げたものであった。しかし、それも節操無く、様々な大義名分にカコつけて悉く論理破綻させられた果て…の無様な姿であり、最近では、転々と転がった先の、やけにしおらしい「要望」や「お願い」のような調子になっているのが、僕の目にはお茶目でさえある。ここからの最後の悪あがきが見ものである。

改革すべきところを変えずに、改革すべきではないところから手をつけて、元々すべきだったところが隠蔽されてしまおうとしている。これはここ数年来、そして今現在の、この国の政治の世界と、まったく同じ構図である。そして、そうこうしているうちに、今その高みから、転々と転がり落ちようとしているように僕には見えるのだ。

右肩上がりの時代ならば、誰がどんなふうにやっても、たいした問題にはならなかっただろうし、実際にそれは歴史が証明している。しかし、これからの時代は、誰がどうやったって困難な時代なのだ。だからこそ、指導者の優れた知性と英断、そしてそれを支えるみんなの智慧が求められるのだ。

来年こそは、『転』から『起』の年へ。

そのために一番大切なイベント、それは岡田武史氏率いる日本代表の南アフリカワールドカップではなく、2018、22年ワールドカップ日本招致の成否でもなく、次期JFA会長選である…と、僕は思っている。

そこでどのようにして、如何に透明なカタチで次期会長が選ばれるのか…。そしてそこで選ばれた次期会長が、開かれたJFA会長選というものに対してどのようなビジョンを示すのか…或いは示さないのか。僕はそこにこそ、今後10年、20年の、日本のサッカー界のミライがかかっているのではないかと睨んでいる。大切なのは、私益ではなく公益である。そしてそんな良識を守り得るシステムである。この悪しき流れは、どこかで断ち切らなければならない。

一個のニンゲンの視野とは限られたものである。一個のニンゲンの知識や思考にもまた限りがある。そして完全なものなど絶対に有り得ない。ニンゲンが下す判断とは、常に、そして往々にして、誤るものなのである。

だからこそ権力とは、それに連なる人々の評価に正しく向かい合い、そして耐え得るものでなければならない。

誰がそこに就くか…が、問題なのではない。彼がどうやって選ばれたか?またそれを、選んだものとしての責任を、皆が共有できるシステムこそが必要なのだと僕は思う。であれば、日本のサッカー界も、大きく変わってゆくことだろう。その時、ほんとうの意味で新しい時代を迎えることができるのだろうと、僕は思っている。

※関連エントリー
ポスト岡田への推薦状 前編
秋春制の結論

posted by キリタニ |11:09 | JFAについて | コメント(15) | トラックバック(1)
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2009年12月10日

東アジアプレミアリーグ構想 【キリタニ】

今回の2010年南アフリカワールドカップ予選。
果たして日本が欧州予選を戦っていたならば、或いは南米予選に組み込まれていたならば、その厳しい予選グループ、対戦相手を退けて本大会出場権を掴み取ることができていただろうか?

おそらく僕は無理だったと思う。

欧州、南米どころか、アフリカでも難しかったのではないかと思っている。そしてそれは他のアジアの出場権獲得国も同じようなものなのではないだろうか。要するにサッカーの世界においては、アジアはまだまだ発展途上なのである。そしてアジアのサッカー界が、今のまま欧州へのサッカー資源の一極集中を手をこまねいて見ている限り、今後この差は縮まるどころか、ますます開いてゆくのものと僕は思っている。

それに対する僕なりの空想、理想的“脳内”打開策の1つのモデルが、この『東アジアプレミアリーグ』の創設である。

AFCはいずれ東西で分割すべきであろうと僕は思っている。
そしてその際、欧州各国の人気・実力を有するトップリーグに対抗すべく、この東アジア一体を商圏とし、各国のサッカー人気とその選りすぐりのタレントを結集させた『プレミアリーグ』を創設することにより、この地域全体のサッカーマーケットの開拓とレベルアップを図ってみてはどうだろうか。

無論、日本一国でそれを為すのがずっと以前からの僕の理想であった訳だが、昨今の経済状況や、この国のサッカーを取り巻く環境を見る限り、すでにそれが望むべくも無い夢物語に過ぎないことは明白である。であるならば、この地域のサッカー資源の中で、各国において抜きん出たものを一度ここに集約して、東アジア全体で“脱亜入欧”のプランを、各国の協調の元に議論し、考えてみる段階なのかも知れない。

参加チームは全18チームのホーム&アウェイ。
最終的に上位2チームに対して、UEFA/CLは無理としても、UEFAヨーロッパリーグ(旧UEFA/CUP)出場権を協賛スポンサーの提供を条件に、UEFAの協力により付与する事ができれば、更に意義ある挑戦となるだろう。

その18チームの内訳は
前年度優勝チーム1 前年度準優勝チーム1 オーストラリア2 日本2 韓国2 中国2 タイ1 ベトナム 1 インド1 マレーシア1 シンガポール1 香港1 その他2(予選勝ちあがりチーム)。大雑把にだいたいこんなところだろうか。これに各国の強豪チームを適当にあてがってみると、

浦項スティーラーズ(韓国)※前年度優勝チーム該当
名古屋グランパス(日本)※前年度準優勝チーム該当
シドニーFC(豪州)
アデレード・ユナイテッド(豪州)
鹿島アントラーズ(日本)
川崎フロンターレ(日本)
水原三星ブルーウィングス(韓国)
FCソウル(韓国)
北京国安(中国)
上海申花(中国)
クルン・タイ・バンクFC(タイ)
ビンズオンFC(ベトナム)
イースト・ベンガルFC(インド)
ジョホールFC(マレーシア)
シンガポール・アームド・フォーシズFC(シンガポール)
サウス・チャイナFC(香港)
その他2

イメージとしては、大体こんな感じになるのではないだろうか。。
もしかしたらその初期には、Jリーグとさほど変わらないレベルのリーグになる可能性も否定しない。しかし、これが2年、3年維持されれば、いずれは各国の才能、代表レベルのタレントと、アジア経済の成長力を背景にした、素晴らしい助っ人外国籍選手が参加してくる可能性が高い…と、僕は予想する。また、ここで得られる過酷なアウェー体験は、日本人選手ばかりではなく、他のアジアの将来有望なタレントたちが、各国代表チームにおいて国際試合を戦う上で、非常に大きな財産となるだろう。

そしてさらに、このリーグであれば、結構な規模のTV放映権による収入が期待できるのではないだろうか。やがてはそれが、このリーグのレベルを底上げし、さらなるマーケットの掘り起こしに繋がり、アジア全体におけるサッカー文化の進展にも寄与するのではないだろうかと僕は期待する。

ちなみに僕の案では、各国出場チームの選定は、各国の協会に一任すれば良いと考える。
日本や韓国のような国であれば、毎年のプレミアリーグ下位チームを各国リーグ優勝チームと自動的に、あるいはプレーオフにより入れ替える事が望ましいと思う。が、プレミアリーグ下位国であれば、その国の代表メンバークラスを1つのチームに集約して、このプレミアのリーグ戦を戦わせるのもひとつのアイディアであると思うし、リーグレベルの向上の為にも、そのような裁量は与えてやっても良いのかも知れない。

東アジアプレミアリーグ。

勿論、AFC内の主導権争いや各国の思惑もあり、とんとん拍子で進む話ではないだろうが、この発展する東アジアの経済力を、いつまでも欧州リーグの添え物として浪費している今のこの状況を、僕はもどかしく思っている。この経済力を少し取りまとめ協調し合うだけで、このアジアにも、欧州に負けず劣らないだけのサッカーリーグを、築く事も可能になるのではないだろうか?

皆さんにも独自のアイディアがあれば、是非聞かせてもらいたいところである。


Jリーグは道に迷い疲弊している。CWCも、今のままではいずれは頓挫してしまうだろう。再び、世界へのルートが閉ざされてしまうかも知れない。新しいビジョン、新しい夢が、いま日本のサッカー界には必要なのではないだろうか。これからしばらくのあいだ、僕は折を見ながら、この国のサッカー界のリセットと再構築について、自分なりの空想を書き綴ってゆければと思っている。

※関連エントリー
世界の中のニッポン
アジア人枠への感慨
いつかこの巨大な壁を CWC総括


思い出の曲No.17~Happy Christmas~John Lennon 

posted by キリタニ |11:27 | Jリーグ改革案 | コメント(42) | トラックバック(3)
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2009年12月08日

幸運なグループEとニッポンのGL突破確率 【キリタニ】

わりと幸運なグループと言えるんじゃないかな…というのが、僕の第一印象である。

日本以外の、それぞれの3つのポットの中の力関係をみれば、ひとつも『ババ』は引かなかった。しかも、ポット1の中のそれをみれば、オランダは開催国南アの1つ上ぐらいの序列であり、またもし日本がメキシコの代わりに南アと同組のAグループに入っていたとしても、結局ポット4からフランスが補完される…という具合である。要するに、どこにも逃げ場らしい逃げ場はなかったのだ。

イングランド・アルジェリア・スロベニア・米国の、米国の代わりに、グループCに日本が入っていたならば、20%程度の突破の可能性が、35%程度には膨らんだのかも知れないが、もう一度ドローをやりなおして、アルゼンチン・ナイジェリア・ギリシャ・韓国のB組や、ブラジル・コートジボワール・ポルトガル・北朝鮮のG組に、韓国や北朝鮮の代わりに入っていたならば、限りなく絶望に近い落胆を味合わされていたことだろう。

カメルーン⇒オランダ⇒デンマークの対戦順も悪くはない。
そういう意味では、この組み分けは日本にとって幸運であったと言えるレベルであると僕は思っている。

しかし、グループリーグ突破の可能性…となれば、また別の話である。カメルーンというチームが、どのような状態で大会に参加するかが読めず、その時点での彼らのモチベーションが図りかねるのが、最大の不確定要因だと思うが、このアフリカ大陸で行なわれる大会において、当たり前のカメルーンであれば、

オランダ  80%
カメルーン 60%
デンマーク 40%
日本    20%

ぐらいのグループリーグ突破の可能性なのだと思う。が、もし仮にカメルーンが何らかの問題を抱えての参加になるとすれば、

オランダ  80%
カメルーン 40%
デンマーク 50%
日本    30%

ぐらいの期待が持てるのかも知れない。いずれにせよ、このグループの鍵はカメルーンが握っているのであり、日本の予選突破の命運を分ける試合が、そのカメルーンとの直接対決となる初戦であることは確かだろう。もし、日本が初戦でカメルーンに勝利することができたならば、グループリーグ突破の可能性はカメルーンの40%からさらに20%をもぎ取ってその時点で50%となる。逆に敗れれば30%のうちの20%をカメルーン与えることとなり確率10%あるかどうか…。ドイツWC同様、ほぼその時点でノーチャンスに近い状況に陥ってしまうだろう。

が、カメルーンと初戦を戦えることは、日本にとっては大きなチャンスである。もし、日本がカメルーンに勝つとすれば、それは初戦である可能性が一番高いと僕は考えるし、またこの大会もしカメルーンがそのチカラを出し切ることなく敗退するとすれば、それは初戦で躓いたときであろう。要するに、このグループの鍵はカメルーンであり、そのカメルーンの初戦こそが、このグループリーグの趨勢を決める上で、最も大きな影響を与え得るゲームなのだ。日本はそこに間接的にではなく、直接関われる機会を得たのである。

詳細な分析や予想は、また大会前にでも書いてみたいと思ってはいるが、

1.比較的幸運なグループに振り分けられた。
2.ラフな肉弾戦と個で打開してくる南米ではなく、繋いでくる欧州2チームは日本にとっては相対的にやりやすい相手である。
3.しかしそれでも日本のGL突破の確率は30%に満たないだろう。

の3点が今の僕の率直な感想である。
皆さんはこのグループEにどんな印象を持たれただろうか?

※関連エントリー
岡田ジャパンの可能性 3つ目のゴール
岡田ジャパンの可能性 2つのオートマティズム
岡田ジャパンの可能性 たった1つの強化策


思い出の曲No.17~Happy Christmas~John Lennon 

posted by キリタニ |11:19 | 岡田JAPAN | コメント(28) | トラックバック(1)
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2009年12月07日

勝つべくして勝った鹿島、その強さの理由 【キリタニ】

試合後の選手達のあっけらかんとした笑顔を見て思った。このチームだけが違う次元で戦っていたのだろうな…と。

これが川崎フロンターレでも、ガンバ大阪であっても、仮に鹿島ではなく彼らが優勝していたとしたならば、試合後のピッチ上の光景はかなり様子の違ったものになっていたことだろう。やはり鹿島は勝つべくして勝ったのだ。そう強く印象付けられた試合後の光景であった。

前半、いつもどおりの落ち着いた立ち上がりに見えたが、後半に入るとハーフラインを越えて前からプレスに行き、浦和のビルドアップを封じに行く。僕はこれを、川崎3点リードの知らせを受けての対応であり、スパートなのだとばかり思っていたが、どうやら選手達は川崎の結果は知らされずに後半のピッチへ入っていたようである。あくまでこの日のゲームを磐石に勝利する為の事前に定めたペース配分、予めのプランニングだったようだ。

この日は浦和レッズの攻守にわたるバランスの良さと健闘もあり、多少てこずっていたようにも見えたが、それでも無駄に力まず、人数をかけて前のスペースを自らで潰すような焦りも見せずに、彼ららしい中盤の無駄のないパス交換から、DFラインをすり抜けたストライカー、興梠慎三に預けた内田篤人のピンポイントのクロスボールは見事だった。ゲーム終了間際、優勝のプレッシャーからか、二列目が最終ラインに吸収されてセカンドボールが拾えずににやや押し込まれる場面があったが、実はそれさえも計算どおりに、すべてがオリベイラ監督のロジックの中で完結された、予定調和のドラマの演出のようにも僕には見受けられた。

やはり鹿島は、勝つべくして勝ったのだ。

鹿島の強さ…を、一言で言い表すことは非常に難しいことなのだが、僕はそれを“目に見えない部分の緻密さや周到さ”にあるのではないかと思っている。そしてその目に見えにくい部分。サッカーの表と裏の裏の部分を構成する緻密さや周到さの為に、妥協無くあらゆるものを厭わず、躊躇わず、注ぎ込もうとするひたむきな情熱が感じられるのだ。監督や選手のみならず、背広組みの人々や、おそらくファンやサポーターをも含めて、他のどのクラブよりもサッカーの本質を的確に捉えた“見識と哲学”を有しているのだろう。これは他のクラブが未だ及ばない、鹿島だけの突出したアドバンテージであると僕は思う。

そしてそれだけに、彼らのサッカーやサッカー観は非常に厳しい。他者の甘えを許さないものであるが、一方で保有選手の育成や、移籍におけるクラブの志向や流儀を見れば、その厳しさの裏側に、しっかりと血の通った人間的な温もりや、巣立ってゆく選手達への愛情を感じ取ることができる。鹿島を離れた選手達が、他のクラブに行ってもその輝きを失わずに活躍し得てきたのは、クラブとして多少損をすることはあっても、彼らがまだ輝ける適切なタイミングでリリースしてあげよう…という、このクラブの一貫した姿勢あってのことだと僕は思う。そしていずれは、そんな小さなひとつひとつの積み重ねが、さらにこのクラブの価値を高めてゆくことになるのではないだろうか。

さあ、来年もまたACLである。
毎年毎年、『鹿島の強さは国内限定。アジアでさえ通用しない』と誹られ、なぜに鹿島ファンでも、サポーターでもない、一人のオシム【狂】信者であるらしいこの僕が、こんだけ悔しい思いをさせられ続けなければならないのか。なんともスッキリしないのである。まったくもって遺憾…なのである。やはり鹿島には、勝つべくして勝って欲しい。なにがなんでも、来年のACLだけは勝ち取って欲しいと願っている。


僕は生来のへそ曲がりなので、こんな時にあえて無粋な話をするのだが、今彼らが登りつめた、この山の頂が高ければ高いほど、またその反動もきっと過酷なものになるのではないかと、一方で心配もしている。今のところ欧州トップリーグのように、厳然たる強者と弱者の隔ての無いJリーグでもあるだけに、勝ちながら世代交代を進める…というのは、いかに鹿島と言えども、なかなかに困難な課題である。来年、オリベイラ監督にJFAからのオファーが無く、今後もさらに2、3年と鹿島に留まることになるのであれば、僕はぜひその世代交代の果ての行き着く先、その結末を、最後まで見せてもらいたい。

このクラブとオズワルド・オリベイラであれば、鮮やかにそれをやり切る、切り抜けて君臨し続けるかも知れない…という期待も捨てきれないのだ。王者鹿島アントラーズのその苦闘と勝ち続ける強さを、今後も僕は楽しみに見守ってゆきたいと思っている。


今年のJリーグも、僕にとっては本当に楽しかった。
すべてのクラブや選手たち、リーグ関係者やスポンサー、メディアの皆さん、そしてファンやサポーターの皆さんやスタジアム等で働くボランティアの皆さん、一年間、ほんとうにありがとう。そして、お疲れ様でした。

★鹿島関連エントリー
日本代表vs鹿島アントラーズ 強いのはどっちか?
J1 優勝の行方を予想する
最後にはケンカの強い方が勝つ 
2009Jリーグベスト11&最優秀監督


映画批評 ザ・マジックアワー ★★★ 

※今後ポツポツと2009シーズンの各チームの感想を書き綴ってゆければと思っていますがどうなるでしょうか?まもなくWCドローの日本のグループについての考察をアップする予定です。

posted by キリタニ |10:56 | Jリーグ | コメント(13) | トラックバック(0)
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2009年12月01日

2009Jリーグベスト11&最優秀監督 【キリタニ編】

少し早いですが、2009年Jリーグベスト11とMVP。そして最優秀監督【キリタニ編】の発表です。(システムはなぜか3-6-1)


GK 川島永嗣/川崎フロンターレ 
※一年間安定したパフォーマンス。

(次点・北野貴之)


DF ストヤノフ/サンフレッチェ広島
※広島のサッカーにとって不可欠な存在。フィード、一対一、そしてFK。J最高のDF。

DF マト/大宮アルディージャ
※DF面に弱点はあるが、それを補ってあまりある得点力とリーダーシップ。

DF 岩政大樹/鹿島アントラーズ 
※Jリーグにおける日本人ベストCB。

(次点・伊野波雅彦)


MF 中村憲剛/川崎フロンターレ
※今現在日本で一番価値ある選手。今もまだ日々進化し続けている。

MF マルシオ・リシャルデス/アルビレックス新潟
※派手なプレーはないが、総合力ではJの歴史上でも有数のタレント。

MF 小笠原満男/鹿島アントラーズ
※今年の彼は1年を通して決して本調子ではなかったと思うが、厳しい状態の中での頑張りを評価したい。

MF 石川直宏/FC東京
※彼が今年のJリーグを盛り上げてくれた。ケガを治して絶対にWCに行って欲しい。

MF 明神智和/ガンバ大阪
※WC本大会に臨む日本代表には、彼や小笠原のような選手こそ必要だったのではないだろうか。

MF エジミウソン/大分トリニータ
※どんな状況であれ常に自身の100%を出し切る姿に何度も何度も感動させられた。僕の心の中では、彼こそが2009JリーグのMVP。

(次点・柏木陽介・野沢拓也)


FW 前田 遼一/ジュビロ磐田
※今年やっと自身のほんとうの価値・ポテンシャルを証明してくれた。この前田遼一が選ばれない代表は日本の代表ではない。

(次点・ジュニーニョ)



MVP エジミウソン/大分トリニータ
※理由は上記の通り。理屈じゃなくて感動した。ただ、それだけ。モチロン異論は受け付けております^^;

(次点・中村憲剛)


最優秀監督 オズワルド・オリヴェイラ/鹿島アントラーズ
※決してブレることなく今年もまた自身の哲学を貫き通してここまで来た。チームがピンチの時にどんな立ち振る舞いを見せるか…そこで問われるものこそがその人の真の哲学であり、器なのだと思う。そういう意味で、今のJリーグにおいてオリヴェイラという人は傑出した存在である。

(次点・小林伸二/もし山形の監督が小林さん以外の誰かであれば、今年山形はJ1残留を果たせなかったと僕は思っている。彼の成し遂げた仕事は、もしかしたらガンバや川崎を率いてJ1で優勝することよりも価値あることなのかも知れない。スカパーでの試合後のインタビューも明快で的確。今現在日本人最高の監督さんであると僕は思っている)

以上、キリタニの考える2009年Jリーグ・ベストイレブンとMVP。そして最優秀監督でした。


男性のNGグッズとは… 

posted by キリタニ |11:16 | Jリーグ | コメント(14) | トラックバック(1)
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2009年11月30日

最後にはケンカの強い方が勝つ

~この逆境こそ、鹿島のほんとうの底力を示し、見せ付けられるチャンスである。そして僕は、彼らはそれを成し得る選手たちであると思うし、鹿島というクラブはそれを成すべきクラブであると思っている。~

僕は9月29日に書いた『J1優勝の行方を予想する』の中で、リーグ5連敗中の鹿島アントラーズの復活を期して上記の言葉を記した。あのような状況の中でも、不思議と彼らの実力や地力を疑うことはなかったし、最後には必ず優勝争いに絡んでくる…と、信じていた。

僕にはサッカーにおいてひとつの確信のようなものがある。それは、

『最後の最後にはケンカの強い方が勝つ』

ということである。個力や組織力の総和がたいして違わないのであれば、負けられない試合になればなるほど、大きな試合になればなるほど、最後にはケンカの強い方が勝つ。

鹿島アントラーズvsガンバ大阪。前半の30分のサッカーを見れば、サッカーの現実を支配するものは、まず球際の気迫であり、執念であって、それぞれのポゼッションやカウンターの志向やイデオロギーなどではないことが、そのゲーム内容においてまざまざと証明されていた筈だ。日本がアジアにおける大きな試合において、最終的に韓国やオーストラリアとのゲームに勝ちきれないのも、結局はこれがその主たる要因なのではないかと僕は思っている。

まずはその最初の、ファーストコンタクトの局面で気後れし、敵の後塵を拝するようであれば、ポゼッションも美しいサッカーも成り立たない。鹿島のサッカーは、いつもそんな理想のうちに埋没してしまおうとする日本人の脆弱なサッカー観に対して、その対極にある怜悧な、普遍の現実を突きつけてくれる。

それが、僕なりの言葉に置き換えれば、勝利に対する『執念』や『自信』といったものであり、ケンカの勝敗を決するもの…なのではないかと思っている。その上で、彼らはJリーグのどこよりも、オールマイティーなサッカーのスタイルを兼ね備えている。ポゼッションもカウンターも放り込みも、すべてその時々の状況によって、ピッチ上の選手たちが自らで選択し実践しているように見受けられるのだ。

鹿島のゴールシーンに直結した、幾つかの中盤高い位置でのボール奪取のシーンを思い浮かべてもらいたい。あの瞬間に、彼らのすべてが注ぎ込まれているのだ。きっとあれを華麗だ、美しいという人は一人もいないだろうが、僕はあの“瞬間”に込められた気力とチームメイトへの信頼こそが、サッカーの勝敗を分ける上で、一番重要な要素なのではないだろうかと思っている。そしてあの瞬間に、ゴールの匂いを嗅ぎ取れるストライカーが居て、その同じ匂いを嗅ぎ取り、身体を張って立ち向かえる小笠原満男のようなコンダクターであり、ラストパサーが居て、1つのゴールが完結する。

半年後、南アフリカに向う日本代表チームに、彼のような、安っぽい言葉で言えばしっかりと守備もできる泥臭いファンタジスタ…が選ばれなかったことを、改めて僕は非常に残念に思っている。実際に厳しいWC本大会での戦いにおいて必要とされるのは、彼のような特性を兼ね備えた選手だったのではないだろうか。

今週末のJリーグも、また素晴らしいゲームやプレーが数多く見られた。
このゲームの他にも、千葉vs大分の西川周作のスーパーセーブの数々や、大宮vs柏におけるフランサのゴール。相手DFに間合いを詰められた一対一の状況の中で、その向こうのGKとさえ駆け引きしながら、あのイマジネーションと技術によってパーフェクトに描かれたゴールへの軌道…。これまでもフランサのゴールには幾度となくこの胸を打ちぬかれてきたが、今回のゴールもまたとても印象深く、僕にとって忘れられない一撃となることだろう。あのゴールへのイメージが、日本の若い世代のプレーヤーたちに受け継がれてゆくことを期待したい。

今年のJリーグも、その最後の最後に、最高の舞台が用意された。
ある意味で僕は、川崎フロンターレに勝って欲しいと思っている。そしてまたその一方で、やはり勝つべきは鹿島アントラーズである…とも思っている。いずれにせよ鹿島が、3年連続の王座の地位をその手中に収めようとするのであれば、この一戦に勝たなければならない。きっとそれは、この偉大な業績に対する最も厳しく、そして妥当な、ハードルとなるのだろう。

2009年12月5日。6万のブーイングに晒される彼らが、その最後の最後に手繰り寄せる結末の行方を、僕も皆さんと一緒に見守りたいと思う。


男性のNGグッズとは… 

posted by キリタニ |11:26 | Jリーグ | コメント(17) | トラックバック(1)
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