2006年06月22日

THE HEAT SEASON

05-06 NBA Finalsは残念ながらGame6で幕を閉じた。
お互いFinalsは未知の世界だった2チームが対戦した今年のNBA Finalsは振り返ってみればまあまあの内容であったと思う。ここ最近では「これは面白かった」と言えるようなシリーズではなかったはずだ。
しかしどちらが勝っても初優勝のチームの戦いはお互いに全く違うスタイルを持ち、違う性質をもつチームの戦いの中で見えてきたものも沢山あった。

Dallasの2-0でスタートしたシリーズは見る見るうちにDallasが株を上げ誰もが「今年はダラスだろう」と思い始めた矢先のMiami Homeから流れは変わってしまった。
相変わらずチームプレーというより個々の能力で勝ってきたMiamiが息を吹き返し、特にここからのDwyane Wadeの活躍はFinal MVPが全てを証明してくれた。
LeBrone、Meloの同級生としてどうしても彼らの陰に隠れてしまっていたDwyaneも実力あるチームメイトが集まり、そして最後に最強のコーチを見方につけ、今年ようやく全てに実をつけた。

もちろん、彼の活躍である事は間違いない。しかし僕がDallasが急失速し、そしてついには墜落してしまった要因は他にあるような気がする。
それはPatの秘策だったと思う。Miami Dだ。MiamiはシーズンからずっとDiffenseが悪いと言われ続けてきた。しかし僕が見る限りGame4あたりからのMiamiのDはじりじりとDallasを追いつめていったはずだ。Penetrate出来るプレーヤーがいないDallasに対してゾーン気味で守り、後はoutsideを打てる選手に徹底的につめていく。そんな派手さは無いが地味で確実なDiffenseがMiamiのNBA Championsを導いたと思う。

一方、Dallasはチームプレーで勝ってきたチームだと言われている。
僕はそこが仇となってしまったような気がする。チームプレーはかみ合っているときは何をしなくても勝ち続けられるが、そうで無くなると失速する。
そんな苦しい中で内容は良く無くても、勝利を手にする為に必要なのはSelfishプレーヤーだと思う。矛盾しているようだが、チームにはそういうプレーヤーが必要になるときもある。特にCollegeではないNBAではそうだ。

Dwyaneはselfishなプレーヤーとは言わない。しかし時にチームプレーを無視し、どん欲に得点していける部分も持っていることも確かだ。だからたとえチームの内容が良く無くてもそれに足を引っ張られる事無く、彼は30+の仕事が普通に出来る。
そんなプレーヤーが今年のDallasに入ればGame7まで楽しませてくれたかもしれない。
来年はCoach Johnsonにたてつくような若い選手が出てきたら、Dallasはもっと相手にしたく無いチームになるかもしれない。(Nowitzkiの放るwast 3ptはもう必要ないはずだ。right? Cuban.)

しかしそんなプレーヤーがいたらDallasはここまで勝ち上がれなかったかもということも言える事だ。ここで上がってくるもうひとつのKeyである。
Coachだ。このシリーズ最も対照的だったのはコーチであろう。
NBA Head Coachは今年で2シーズン目で、チームプレーを徹底させる事と勢いで勝ち抜いてきたCoach Johnson。対して優勝請負人、4回のNBA Championsを手にし、数々の個性ある選手を率いてきたMr. NBA Head Coach, Coach Pat。今年はシーズン途中からの就任にも関わらず「今年のMiamiはない」と言われたチームをここまで連れてきた。
この2人の戦いが今年のファイナルで一番見所があったところかもしれない。

特に印象的だったのはGame7 4qrt 9:03、G.Paytonが毎度のレフリーに対するtrashでD.Wadeからのパスをミスしてしまった。しかしPatは至って平然でそのプレー直後のタイムアウトでPaytonを変える事は無かった。
恐らくJohnsonだったら大声で激怒し両手を頭の後ろで組んだに違いない。

どっちがいいコーチという事は言えないと思う。お互いにPhilosophyもStrategyも違う。
しかしこのシリーズでは経験の差が出た事も事実であると思う。

とまあ、どちらかというとwest sideの人間としてDallasを押していたが終わってみればWadeの大活躍とベテランチームメイトが踏ん張って初めてMiamiにNBA Trophyを持ち帰る事が出来た。Big DaddyがMiamiに来て「MiamiがChampionsになる事を約束する!!」と言ってからわずか2年後の出来事だ。
Mark Cubanではないが心から祝福したい。
そして僕が一番祝福の言葉を贈りたいのはGPことGary Paytonである。シアトリアンとして彼は今でも僕らのヒーローである。Seattleを放出された後、たらい回しにされ、後は自身の16年のCarrerの中で唯一手に入れていないリングの為にここMiamiにたどりついた。
あんなに感情を出して喜んでいるGPは本当に久しぶりに見た。
彼の放ったGame3でのThe Game Shotは本当に素晴らしかった。16年、戦い抜いてきた男のショットであった。

Congratulations, Miami!
C U nxt year, NBA, i' gone miss yo.

P.S. それにしてもDallasはGame5の最後のタイムアウトミスが悔やまれる。。。あれが無かったらこのシリーズまだまだわからなかったはずだ。。。しかし、FG% 37.0%では絶対に勝てる訳が無い。自滅と言っても過言ではないシリーズだった。

SHig (http://blog.livedoor.jp/king206/)

boy, keep ya head up

posted by king206 |00:17 | basketball | コメント(2) | トラックバック(0)
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Re:THE HEAT SEASON

俺もMAVS派だったんで残念でしたけど、WADEはホントすばらしい選手になりましたね~。このファイナルはかなりミスも目立ってその象徴がJosh HowardのタイムアウトミスとGame6での最後のWadeのFT2本ミス。結局はそれをものにできなかったMAVSが負けという事ですね。どっちかをミラクルショットで終われていればMAVS優勝の可能性が高かったと思います。

posted by airyo3 | 2006-06-22 11:35

Re:THE HEAT SEASON

そうですね。DallasはここまでものにしてきたTHE GAME SHOTをものに出来なかった事が敗因かもしれませんね。チャンスは沢山あったにも関わらず...。Dallasも経験が無いチームではないと思うのですがね...Finalsは違う世界なんでしょうね。ここがDallasとSan Antonioの違いですかね。
Dwyaneは我慢のできる本当に良い選手になりましたよね。
Miamiに集まった経験あるベテランの背中が将来チームリーダーとなるべく逸材の選手を育てたのかもしれませんね。
これからが楽しみですね。

posted by SHig | 2006-06-23 03:46

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