2008年02月17日

SUPER GIANTS

1月12日の雪の降るLambeau Fieldでのshameなシアトルの負け以来、一気にテンションが落ちてしまった自分だが、実はこの試合以外は本当にいい試合ばかりの2007シーズンだったと思う。

PlayoffもDivisional Playoffのシアトル戦を除いてどれも後悔しない試合ばかりで見たかったupsetが何試合もあった。
しかし...

何と言ってもSuper Bowl史上最高、そしてアメリカのTV史上でも2番目の視聴率をマークしたこのSuper Bowlを語らなければ今シーズンを締めくくれないと思い今回は遅ればせながらこのネタで。

DallasとNew EnglandのConference Championships。シアトルが負けた時点でGreen BayとNew EnglandのSuper Bowlなどファンなりに見たいカードを想像していたが、最後に残ったのは72年以来のPerfect Seasonを狙うNew Englandと正直誰もが予想しなかったNFC Wild CardのNY Giants。
僕もNYGは全くノーマークだった。
しかしDivisionalの試合から本当にいい試合をしていた。

そしていよいよSuper Bowl。
本当に数年ぶりにSuper Bowlで興奮し、感動し、全スタッフ、選手がチームの為に一歩一歩を勝ち取る本当のチームのあり方を見せてくれたチームに魅せられた。

「とにかくSuper Bowlにありがちな大味な試合だけは見たくない。そしてこの先、恐らく生きているうちは見る事が無いであろう、Perfect Seasonを目撃しよう」
同じGymに通うアメリカン達も同様だったし、恐らくこの試合を楽しみにしていた多くのファンが僕と同じような気持ちで楽しみにしていたと思う。

しかし、Playoffの1戦目から相手に対してどう対応するかではなく、自分達のすべき事、やれる事を徹底してきたチームは、最強チームを相手に渾身に何度も何度でも、最後の勝ちが決まる瞬間まで前に倒れ続けたこのチームはいい意味で期待を裏切り、最高のボウルゲームを作り出し多くのファンを魅了してくれた。
実際に僕自身も知らぬ間にこのチームにのまれてしまっていた。

ずっとスター街道を歩んできた兄のPeytonの比べられてきたManning家の三男坊はド派手なロングパスを通し、喜怒哀楽を出し、チームで最も目立つ存在の兄貴とは対照的に、堅実にチームプレーをし、どんな時も冷静であり、音無くし控えめのEliはGiantsの中でも本当に目立たない。
そんな彼はこの人生最大のBig Gameでもチームの一員として我慢強く懸命にプレーし、チームメイトを信じ4Q 1:09の歴史的プレーを生んだ。
兄貴と比べてEliを評価しない人間もいるが僕は今回で彼のファンになり、QBだってチームのいちプレーヤーだという事を改めて教えてもらった気がする。
確かにEliのthrowは兄のようにパーフェクトとは言えない、しかし完璧なスキルだけが戦う為に必要なのではない事を証明してくれたような気がする。
冷静なメンタルと、戦う気持ち、そして何より他の選手を信じて一緒に戦っていなければ絶対に生まれないプレーだったと思う。

そして解説者にも「MVPだ」と言わせたD-Coordinator Steve Spagnuolo率いるディフェンスはまさにパーフェクトだった。
リーグNo.1のディフェンスを誇るGiantsの前にこれまでのように簡単にスコア出来ないという事はペイトリオッツも覚悟は出来ていたはずだ。
だからこそリードされていても、チームもメディアや僕らファンと同じように思っていたはずだ「我々はいつでも、どこからでも得点出来る」と。
僕はこれが仇となった。
きっとGiantsはチームが覚悟を共有していたはずだ「このチームはいつどんな時、どこからでもこじ開けてくる」と。

自信が過信となったチームと、自信が覚悟になりパワーになったチームの差が勝敗となったきがする。
これだけスポーツを見ていると選手の生き方やコーチ学に共感する事はあってもプレーから何らかの感情を得る事は無くなってくる。しかし今回久しぶりにGiantsの勇気ある、そして諦めないディフェンスプレーは心を動かされた。

New Englandの今シーズンのプレーを見てくると本当に感心する。
これこそがまさにプロ中のプロのチームであると心から思った。
選手全員、一人一人が完璧に自分の仕事を理解し、プレーを理解し特別に誰かがまとめあげなくてもオートマチックにプレーが進み勝利を手にしていた。
これがシーズン無敗の記録と数々のNFL新記録を生み出した賜物である。
やはり最強のチームである。

選手一人一人が自分のプレーを徹底的に追及し、おのおのが完璧な仕事をする事がプロであり、プレーヤーとしてあるべき姿と言う人もいるが。
だが、それが全てでは無い事を今回思い返させてくれた。
フットボールとはそんなゲームである。

今年の2007年シーズン、改めてフットボールの面白さを実感出来るシーズンとなり、さらに最高のゲームでそれを締めくくる事が出来た。
改めて勝者のGiantsと最高のゲームをプレーしてくれた両チームに拍手を送りたい。

links:
Super Bowl
New York Giants
New England Patriots


SHige

boy, keep ya head up

posted by king206 |00:29 | football | コメント(0) | トラックバック(0)
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