2007年02月28日

"THE POWER HOUSE" in the SOUTH SIDE!!

少し前の話題になってしまうが、我が母校、長野県飯山南高校が第56回全国高校スキー大会で男女アベック優勝で50回大会以来6年ぶり4度目の総合優勝に輝いた。
男子は4年ぶり8度目、女子は3年連続16度目である(昭和50年から男女共学)。

自分は卒業してほぼ10年近くが過ぎようとしているが、母校の活躍は嬉しいものである。
いや、むしろ、卒業してからの方が母校のことを誇りに思う。
卒業後僕はアメリカに渡り、1回帰国した際には、同校のアシスタントコーチもやらせていただいたが、その間も、先輩や同級、後輩の活躍はいつも気になっている。

しかしながら、、、

先ほども述べたように、卒業してからの方が気になることが多い。
ここがポイントである。
自分が在校し、(一応)選手だった頃は、自分のことばかりで、正直、学校がどうの、チームがどうのなんてことはどうでも良かった気がする。
自分が速くなる為に、自分が1つでも上のレースに出ることしか考えていなかった。その為に、それの障害になっているものと感じたものは学校であろうと、何であろうと自分には障害でしなかった気がする。
スキーは個人種目であり、チーム種目でもある特殊な競技である。体育科が存在し、スキー部員が自分の種目だけで50人以上いる、大所帯であるチームに入ったことを後悔したことだってあった(しかし、それが結果恵まれた環境を与えてくれたのだが。。。)

自分は選手としては全く駄目だった。むしろ、世界を目指すやつの足を引っ張って、コーチは邪魔者にしか感じなかったかもしれない。
それは自分の才能と努力が全く足りていなかったことはよくわかっている。

自分が中にいた時には、母校にプライドを感じることなんてカッコいいことだとはあまり思わなかった。チームは当たり前にあり、チームは自分がスキーをするためには当たり前のものだと思っていた。
正直、自分が選手だった時代のインターハイで総合を勝ったのかどうかの結果すら良く覚えていない。。。

しかし、渡米し、アメリカの大学のスポーツの環境を見て、そしてその一部で仕事をしながら、自分が高校にも関わらずどれだけ素晴らしい場所にいたかに気づき、素晴らしい環境をもつ学校に所属していたことを誇りに思うことが当たり前だと言うことは僕はアメリカのアスリートやスタッフから学んだ。選手時代コーチから、「お前らはとんでもなく、恵まれた環境にいる」ということにこの時始めて理解出来た。

飯山南高校がチームとしてただ単に強いから僕は誇りに思うのではない。
もちろん女子校だった頃からスキーの名門校である。しかしだからと言って強いから、強烈なコーチがいて、早い選手がやたらめったに集まってただ単に選手がいるという、一部のスポーツでよくあるパターンとは違う。しかも女子校の頃からは体育科になり、システムも全てが昔とは違う。

そこには伝統やサイクル等というものだけではない、そこには『プログラム』と呼べるものがあるのだ。
伝統があるからコーチは地元でも力があるから地元の速い選手は当たり前のように進学し、そのまま速いといったものではなく。あらゆる実力の選手を「育成」するシステムだ。

アメリカの強いチーム、強くなったチームにはこれが大きく存在する。
もちろんMontrose Christian(HS)や、DUKE, NC, UCLA, GONZのように歴史と伝統があり、それで選手が集まることもあるが、基本的にはプログラムと呼ばれる強化システムがその時々のリザルトに反映する。だからたとえ有名校でも弱い時は弱い時代があるのはそのせいだ。
今年のWSUのように、いつの時代もパッとしないのに、急に力をつけてきたチームの裏には必ず大きなプログラムの組み立てが数年前に行われている。実際にWSUは3-4年前から明確なチーム強化を図ってきた。

アメリカのようにいつどこから新勢力が現れて常に変化があるリーグやスポーツにはそのプログラムの確立無しでは勝てないし、勝ち続けれない。そうなると、いい選手も集まらなくなり、チーム強化をゼロから始めるはめになる。その為、各学校・アスレチックデパートメントは常に頭を働かせ努力しているのだ。

話しは戻って、飯山南高校。
実際にこの学校に在校し、そしてその後アメリカのそう言ったものを見てきた僕が言うのだから恐らく間違いは無い。この学校には『プログラム』と呼べるものが存在している。そしてそれは日本の大学でも本当に一部の学校だけで、高校なんて殆ど無いと感じている。しかも、南高は地の利を生かしたプログラムである。

実際問題、現在は子供の数も減り、スキー部には中学の時にそれなりに実力のあるアスリートでチームが形成されているようだが、僕の時代は、アルペンではポールをあまり滑ったことの無い人間もいたし、南高に来てから種目を選んだ人もいた。
恐らくコーチはあまりの選手のレベルの幅に苦労したはずだが、僕はこれがまたそ重要な点だと考える。(それはテーマとは違うのでまた次回に)

僕がなぜここまで南高のプログラムを誉めるのか。もちろん母校だからだ。
しかしここ数年の動きの中でそれがただ母校だからという理由だけでは無いことを証明してくれた。
それはスキー人口のの減少により、体育科もバレーや野球といったスポーツもプログラムの枠に入ったからだ。

特にこの2チームに関しては以前のリザルトと見比べれば明からだ。
僕らの時代、県大会1回戦負けがほぼ当たり前だった野球チームが今や県内強豪校を脅かし、常に大会のダークホースだ。僕も1ファンとしてベスト8は当たり前だと思っている。それ以下だとがっかりだ。
正直、このままプログラムの充実をさせていけば、数年後の甲子園だって夢ではないと思う。(これほんと)
バレーでも全国レベルはもう見えているはず。
ちなみに僕らの頃はバレーなんて全く印象にないくらいだ(当時バレー部の皆さんごめんなさい)

この2チームを見ても、スポーツが強くなるのは伝統やサイクルでは無いことが証明された。
資金+人材+環境=プログラム=強化
が充実されればどんどん強くなる。

日本のスポーツは変化を嫌うからこういったことが表に出にくいが、動き出せばもっと如実に出てくるはずだ。

話しは戻って僕が母校を誇りに思う理由、それは全国でもトップクラスのプログラムはあり、自分もそのプログラムで育ててもらったからだ。
僕はよくアメリカで"my HS is the best athletic program in the country!!'と自慢したものだ。
今、札幌で開催されている世界スキーにもmy roomyも含め頑張っている。
そして4月からスタートする北信越BCリーグの信濃グランセローズにも飯山南高校出身の小林史也選手も入団した。
県内のスキー場で関係者に会わないことは無いくらいだ。
恐らくスキー雑誌に一行も登場しないことは絶対にないはず。

そして今年のインターハイ優勝。
まあ、ひいき目に語るなと言われるかもしれない。
しかし、やはりひいき目に見る、それは母校の素晴らしいプログラムが今年もこうして成果を上げているから。

日本では自分の卒業した学校に誇りを持つという感覚も薄い気がするし、それは変わった感情とされているような気がする中で、自分の母校に対してこういう気持ちが持てること自体を自慢に思う。

生徒の減少により、来年度から合併するらしいが、今後もこの積み重ねてきた素晴らしいプログラムを更に進化させ、続けて行って欲しい。
力になれることなら先輩は出来るだけ協力するつもりである。
これからも若きアスリートの為にどんどん進化していって欲しい。

関連記事:
http://www.shinmai.co.jp/news/20070205/KT070204IWI090004000022.htm
http://www.shinmai.co.jp/news/20070204/KT070203IWI090010000022.htm
http://www.shinmai.co.jp/news/20070207/KT070206ATI090010000022.htm

飯山南高校:http://www.nagano-c.ed.jp/iinan/

Go South Side Boys & Girls!!
We(Old Boys & Girls) are always behind you guys!!

DO YA BEST

P.S. 雪の結晶の校章がかわいいと思いません?
この校章勝手に使ったら怒られるのかな?Tシャツでもつくりたいんだけど。。。

”南魂” "Proud to be the South"
SHig

boy, keep ya head up

posted by king206 |01:59 | sports | コメント(0) | トラックバック(0)
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