2007年02月20日
UNLV ? Viva Las Vegas?
NBA All-Star 2007が本当のまさしく地球上にこれ以上バスケが上手い人間がいないという彼らが選ばれて開催された。 正直本当に見たかった選手は怪我でプレーする事は無かったが、近年のオールスターらしい試合だった。 やはりコンタクトスポーツの、しかもシーズン中のオールスターのあり方の難しさをやはり感じるものだった。もちろん普段から質の高いバスケットボールを見ているアメリカのファンは、あくまでオールスターのロスターを楽しみに、割り切って見ているので、それはそれで楽しい部分もある。普段の試合ではなかなか見れないプレーの連続である。 個人的には我らがRayが怪我人のため出場出来たのは嬉しい出来事で、今年は全員のサインを集めれたらしく本当に良かったと思う。 やはりここ最近では演出も、内容も2003年が一番良かった。 そして今回気になったのは...
開催地がべガスだった事だ。 NBA All StarがNBA teamをhostしてない街では始めての開催となった。 僕はどうしてもここが気にかかる。 そこには"$$"の臭いがプンプンしてならない。 The Las Vegas Convention and Visitors Authority (LVCVA) が強烈に誘致した事は間違いなさそうだし、その0(ゼロ)の多さにリーグは断る理由が無かったのではないだろうか。 リーグの現在の構想の中に、「世界戦略」は最も大きなテーマのひとつと言える。 世界でも最も知られている夢の地、べガスでゲームをする事は世界に発進しやすく、世界のファンからも「世界イベント」だという事が理解しやすい。そう言った意味でこれから更に世界にマーケットを広げお金を集めるには理想の地だ。 CharlotやClevelandで開催しても、所詮はアメリカのイベントになってしまう。 スター選手が集まり、イベントに集まるセレブリティーを華やかに見せショーアップするにはべガスはまさにぴったりだ。 そしてべガスは、このイベントの為にこの地に集まる多くの人を滞在させ、お金を落とさせる。 多くの人といってもただの多数ではない、お金持ちで、しかもイベントという口実で一般人では考えられないようなお金を浪費してくれる。もちろんスーパースター選手達もその仲間だ。 そして全世界に放送されるゲームで、全世界にべガスの宣伝が出来る。 それは放送を見れば一目瞭然だ。バスケットボールの試合を見ているのか、べガス観光協会のCMを見ているのかわからないほどだった。 リーグはイメージとマーケット、べガスは宣伝と利益という双方の思惑が一致し、しかも普段プロのバスケットボールを見る機会のない土地で開催して何が悪いという人もいると思う。 確かにそうだ、誰かにプラスになるならいい事かもしれない。 しかし、どうだろ。今回のイベント、誰にプラスになるだろう? リーグと開催地という主催者側の都合のいいように、プラスになるようになってしまってはいないだろうか。 プロスポーツのオールスターは誰のものであるか。それはファンである。 ファンが憧れのスーパースターが年に一度だけ、同じコートでそれは夢を見ているかのようなプレーをしてくれる。KiddからShaqへ。NashからDuncanへ... 普段は絶対に見れないスーパースターの共演。まさに夢の世界だ。 それをNBAのチームが無い土地での開催が本当にファンを思っての開催だとは思えない。 確かに殆ど100に近いファンはこの試合はテレビで見ている。実際に現地に行くファン等は本当に限られている、それは他のホスト都市でやってもそうだ。 しかし、ホスト都市には地元のチームがあり、地元の選手がいる。 自分達のチームの選手がオールスターに選ばれてプレーするという事は普通の人が考えている以上に意味のある事であるのだ。 それは地元のJの選手が、日本代表に呼ばれるようなものだ。 そんな意味のある事を待っているファンが今年はひとりもその夢を叶えられなかった。 TNTは苦し紛れに、Suns #31 「Shawn Marionはここ地元のUNLVの卒業です」とか言っていたが、NBA選手にとって大学時代をそこまで大事に思いでにするものではない。大学はあくまでNBAに行くためのステージだ。 しかも、地元シアトル出身で、U of Wに行ったようなNateのような選手ならまだしも、Shawnはイリノイ出身である。イリノイ出身でUNLVに行ったという事だけを見てもアメリカのバスケットボールの流れに詳しい人ならその経緯や内容な想像つく。 そして彼がUNLVであった事がそれほど関係なかった事は選手紹介シーンで証明された。 しかし、例えば今回の開催が、PhoenixだったらPAが数秒は待たなければ次の選手紹介が出来なかったはずだ。しかも今回Phoenixの選手は3人も選出されている。コーチも入れれば4人だ。 世界戦略でお金を集めていく事は現在のスポーツシーンにとって無視出来ない。 むしろあれだけ大きなリーグになればそれ抜きでは今後の展開は不可能だ。 しかし、ここ数年で世界戦略だけがリーグをチームを大きくし支える要素ではない事は照明されつつあるような気がする。 イングランドのチェルシーはファンは勝利の歌を歌わなくなり、スペインのレアル・マドリは普通のチームに戻りつつある、イタリアのユベントスは完全に道を踏み外した、次に来そうなバルセロナは大きくなり過ぎている。 確かにどのチームも世界では成功しているかもしれない、しかし最も大切にしてきた地元のファンはどうだろうか?僕はまさに真ん中が抜けたドーナッツに見えてしまう。 世界が燃えるのは強い時の一時だけである。強くなり始めてお金が集まり、それに気を良くしたオーナーが更に大金をかけ、スターをかき集め失敗していくチームがどれだけあることか。 真ん中が抜ける事はなかったが、あれだけいた日本のブルズファンはどこに行ってしまったのだろう?今、シカゴの赤ジャージを着ているのはこの僕ぐらいである。 あれだけキャーキャー言って白のジャージ(イングランドとレアル)を着たファンはどこに行ったのだろう?今頃、赤と青の#10のストライプに身を包んでいることは考えられる。 お金は落ちるし、リーグを知ってもらえる機会にはなるかもしれない、しかし、そんなものは本当に一瞬だと言う事を、ここ数年の肥大化するスポーツビジネスの中で沢山見てきている。 彼らはテレビで試合を見て、飽きたら見なくなる。 無視出来ないことはわかるが、スポーツにおいてマーケットやビジネスが出来る事はそれぐらいである。 今回のべガス開催が決まった時のリーグのステートメントも「世界のファンに発進する為に素晴らしい場所を提供していただいた」とは言ったが「普段、NBAをサポートしてくれているファンの夢の舞台にしたい」とは言ってくれなかった。 新しいファンを開拓していく事も大事である、事実、NBAも国内のマーケットは頭打ちである。 しかし、だからこそ絶対に飽きたり、裏切ったりしない彼らをもう一度大切に考えて欲しい。 もしそれを軽視した時にアメリカのスポーツもヨーロッパのビッククラブのように失敗する例も出てくるのではないかと僕は感じている。彼らのようなファンが抜けたら後はもう誰も残らない。 チーム存続の危機を感じているシアトルファンの僕は特に思う。何故ならアメリカのスポーツは駄目なら次の土地を目指すからだ。 話しは戻ってオールスター。 次回からは是非、いや絶対にNBA Home Teamが所在する土地で開催して欲しい。 LVCVAさん、あなた達自ら[ONLY Vegas]というキャッチコピーで展開しているじゃないですか。 そうべガスにはべガスにしかないものが沢山あるはずだ、しかし、しがない地方都市にはスポーツチームしか無いのだ。唯一の僕らの楽しみを取らないで欲しい。 最近べガスはちょこちょこスポーツに首を突っ込んでくるようになった、MLBの誘致しかり、NBAもそうだ。恐らくチーム誘致も考えているはずだ。オールスターもチーム誘致の為にも、数年前からサマーリーグを開催しているような気がしてならない。NBAもお金が関わらなければ、わざわざ暑い時期に、誘惑が多い街に若い選手を集めなくてもいいはずだ。 本気ならいい、だが、メジャーの時もそうだったが本気でやってるようには思えない。本気だったらまずは51’sもメジャーのオープン戦も満員御礼にしてみせて欲しい。 最近、一体どこを向いて誰の為にスポーツビジネスを展開しているのかわからない光景や団体をみていたから余計目についてしまった。 数年後、RentonのNew Arena(本当に出来るのだろうか??)でNBA All-Starが開催される事を夢見ながらの2007 All-Starだった。 主催者側の都合で進めてはいけない理由、それは本当のファンがチームを支えているからだ。 SHig boy, keep ya head up
posted by king206 |00:43 |
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