2006年12月30日

It's not power, it's all about "THE SPOT"

2006年の日米野球が終わってもう2ヶ月あまりが経とうとしているが、どうしてもコメントしたいことがあったので、今更ながら引っ張りだしてみたい...

続々と確か26名の辞退者を出した日本とは対照的に、本当の実力者を送り込んで来たことで、各地に問題視された今回の大会はメジャー選抜(ここはあくまで実力者チームということで選抜と呼びたい。)の5戦全勝という日本チームに取っては散々な結果だった。
辞退者を出した日本に関しては野村監督のコメントがすべてを表していると思うが、これで日本の多くのプロ野球選手が「ファンのため、ファンのため」という安っぽい言葉が上っ面で、一時的ななものかということがはっきりした。現場で一番感じなければいけない人間が今の野球が置かれている現状を本当に心から感じているか大きな疑問が残った。
まあ、こんなもんじゃないかと予想は出来たので、そんなことはどうでもいい。

試合の方はメジャーの圧倒的な強さの前に、日本の出場してくれた選手がひっくり返せるよなものではなかった。しかしこれはしょうがない勝負の、実力の世界である。
勝敗はさておき、その試合を決定づけるシーンでは#6 Ryan Howard(PHI)や#25 Andruw Jones(ALT)のそれはそれはアーティスティックなパワーバットが日本の野球ファンに強烈な印象を残してくれた。

そして解説や実況は、そのいかにもアメリカン・パワー野球を強調し、「やはり凄いですね、このパワー」的な発言を繰り返し、いかにも日本はその”パワー”に屈したようなコメントをしていた。

しかし、そうだろうか?本当に日本チームが負けたのはそのパワーだけだっただろうか?:
僕はそうは思わなかった。
日本チームがかなわなかったのは、ARMS、つまりPitchingだったような気がする。

日本のピッチャーがあのパワーを回避、攻略出来なかったのではなく、日本のバッターがアメリカのピッチングになす術が無かったのだ、と僕は感じている。

数字を見れば歴然だ。
全5試合のERAはメジャー選抜が2.77、日本チームが5.80。
確かに日本チームは決して良くない。しかし短期戦だったら良くあることだ。だったら取り直せばいい。それよりメジャーの2.77はかなりいい数字だ。

僕はテレビ中継の解説や実況はもっとこの点を評価し、特にメジャーを良く知る長谷川さんあたりにはもっと、メジャーのピッチャーがなぜいいのか解説して欲しかった。
しかしテレビからのピッチングに関してのコメントは、メジャー事情もそれ程詳しくないであろう人が「よくこのフォームで投げれるね」的な大昔のようなコメント以降話しは続かない、僕は本当に残念に感じた。
まだまだ日本の多くの野球関係者は、アメリカの野球はピッチャーはとにかくに我武者らに豪速球を投げたがり、バッターはパワー任せにバットを振り回してくるもんだと思っている。

もはやそれは化石の話しだ。
ピッチャーはまだまだ日本のピッチャーの方が、フォームが美しく、コントロールがいいと思い込んでいる。そんな時代はとうに終わっているのだ。

確かに向こうのピッチャーの中には個性的な投げ方をする選手がいる。しかし日本の多くの野球関係者はそのフォーム、つまり”メカニクス”が「標準」で無いだけで評価対象で無くしてしまう。
これはプロの世界だけではなく、下のアマチュアレベルでもそうである可能性がある、いやむしろ強い可能性があるから危険である。

まあ、どの国でも速球ピッチャーというのは魅力がある。それは肩の強さや、そのプレーヤーでなければ出来ないメカニクスから出てくるものだったりするからだ。しかし、そう出ない要するに普通のピッチャーの方が多いのだ。
向こうのコーチはそれを良く知っている。だから確かにリクルート時は速球ピッチャ-もよく探す。しかし実際の現場でのコーチングは本当にうるさいくらいに"control, spot, knee cap"だのと、要するに”とにかくコントロール”だという指導をする。

それは中学、高校、大学と永遠と言われるのだ。プロになればなおさらだ。プロのコーチはコントロールが悪いやつは絶対にBig Leagueではやっていけないことを良く知っている。少しでもはづれたら気がついた時にはバックスクリーンだ。

ようするに日本と同じように向こうのピッチャーだって”コントロール”がまず第一で育って来ているのだ。
はっきり言ってFast BallのSPOTに関してはアメリカのピッチャーの方が上だと僕は思う。

それをメカニクスが美しくないと言うだけで、いかにもパワーバットだけに負けたようなコメントや記事にはがっかりだった。せっかく#51のような選手が向こうで活躍しているのにそんなことを言っていたらまたアメリカの野球に差をつけられてしまう。

はっきり言って今回の日米野球はアメリカのピッチングの前に日本は負けたと思う。
これに関連して日本の野球のピッチングに関してもう1つ疑問に思うことがあるので、それは次回に続きで...

to be continued

SHig (http://blog.livedoor.jp/king206/)

boy, keep ya head up

posted by king206 |01:57 | baseball | コメント(1) | トラックバック(0)
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Re:It's not power, it's all about "THE SPOT"

つまらない
スポナビに騙された

posted by むう | 2006-12-31 11:59

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