2006年09月12日

FIVE: The Day Any Shout of Joy Died Away From Fields...

シアトルもまだまだ夏を感じる、奇麗な澄み切った青空が広がった一日だった。

野球道を極めるためシアトル港に辿り着いた、日本の一人の野球サムライがシアトルのそしてアメリカのベースボールの価値観を変えようとしていたその年、、、

アナハイムを5-1で破り、104-40とし、AL WESTを独走し、メジャーの勝利記録を塗り替えるかもと、シアトルのファンがベースボール一色になっていた真っただ中、、、

いよいよNFLが開幕し、Mike Holmgrenが3年目を向かえ、Week1を勝利を飾り、「今年こそは...」と思い始めたその日、、、

「悪」は僕らからすべてを奪った。。。


シアトルでの生活にもなれ、キャンパスライフも楽しみ、プライベートでも充実し始めた、思いで深い夏休みを過ごし、クラスが始まるまでの時間をたんまり買い込んだチケットでSafeco Fieldで楽しむ予定だった。

しかしその日から、僕の周りは変わり、そしてきっと僕も変わった。
今まで遭遇した事の無い、気持ちになり、いろんな事を考えた。
生まれてはじめて、本気で命の事を考え、家族や自分の愛する人の事を真剣に考えたのはあの時だったかもしれない。
きっとここでは語り尽くせないくらい多くの事を感じ、考えた。そしてその時感じたものは今もそれ程変わっていない。

しかし一番大きなインパクトは僕の周りにいつも当たり前のように、当然あったものを失った。
それはきっと後にも先にもあの時だけである。
「スポーツ」である。
世の中で、僕の中ではじめてスポーツが2の次に、いや、それ以下になった。
アメリカ中の全てのフィールド、コートからすべての歓声が消えた。そんなものは必要で無くなってしまったのだ。

自分にとってはあまりにも悲しい日であった。
September-Eleven。あの衝撃から5年が経ち、それがきっかけで始まった戦争はこうしている今も続き、犠牲者は増え続け、9.11で失った犠牲者の数を超えたというニュースも聞いた事がある。

僕はあの日以来、そして戦争で人が亡くなるというニュースを聞く度に、スポーツにふれあい、スポーツを楽しみ、スポーツに携わっていられる自分を本当に幸せに感じ、感謝している。

そう平和でなければスポーツはスポーツではないのだ。

僕はあの時、アメリカという国で生活し、その後もアメリカと言う土地でスポーツの仕事をして学んだ事はそれだ。
スポーツ現場で仕事をしている人間にとって、フィールドに行き、選手やコーチと仕事をすることは当たり前の事でもある。それが仕事であるからだ。
しかしそれはそんなに当たり前の事ではない。本当に恵まれた幸せな事であるのだ。

当たり前のようにスポーツに携わり仕事ができる事は世の中が「平和」であると言う事だ。
僕は時間になりジムに行き、いつもの選手が、いつもの顔であいさつしてくれる事が本当に嬉しい。そして大きな怪我も無く、練習が終了した時はきっとこれ以上幸せな事は無い。そう思える。

もちろんあの事件は、政治であり、宗教であり、歴史であり、難しい問題がからみ、5年たった今ではそういう事が語られ、終わりの無い戦いについて政治レベルの議論が交わされる。
しかし我々は忘れてはならない、当時、我々の一般庶民のレベルで何が起き、何を失い、何がかわってしまったかと言う事を。
そしてスポーツを心から愛すものにとっても大きなインパクトを受けたと言う事を。
みんながそれを忘れなければ...

きっと自分の力では何も出来ない。今日、今、流れている血を止める事も出来ない。
でも出来る事がある。それは今こうしてスポーツを心から楽しめる事を感謝する事だ。
そしてその喜びが1人でも多く、1秒でも多く続くようにする為にはどうしたら良いか、頭を使い考える事だ。

そう、感謝し、考える事だ。

今日も多くのスポーツで感動し、心を弾ませ、目を輝かした。
きっと、きっと、明日も...
「ありがとう。」

SHig (http://blog.livedoor.jp/king206/)

LOVE & PEACE

posted by king206 |01:20 | sports | コメント(2) | トラックバック(0)
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Re:FIVE: The Day Any Shout of Joy Died Away From Fields...

9.11の後、アメリカ国民誰もが、スポーツの有り難味を感じたはずです。今までは、何気なく酒を飲みながらスポーツ観戦して、友人や家族と貴重な時間を過ごしていたのですが、それは人にとって掛け替えのない時間なんですよね。
テロリストがもしスーパーボールの会場をターゲットにしていたら・・・。アメリカという国は立ち直れなくなっていたかもしれません。
9.11で亡くなった人々の為にも、これからの生き方を考えていかなくてはいけませんね。

posted by Mak | 2006-09-14 01:35

Re:FIVE: The Day Any Shout of Joy Died Away From Fields...

>MaK
空気のように当たり前にあったものが失うことの大きさにはじめて気づかされた出来事だったかもしれませんね。
そして人は空気を無しでは生きて行けないんですよね。。。

posted by SHig | 2006-09-16 01:54

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