2007年01月29日
大阪国際女子マラソンの自転車伴走問題について
原選手の見事な優勝だった大阪国際女子マラソンから一夜明けた今朝の新聞で、タイトルのような報道がありました。 優勝した原裕美子選手の所属する京セラのコーチが、レース中に自転車で伴走をしていたことを、他チームの関係者が抗議をしたようです。 確かに、テレビにもしっかりその姿は映っていました。 マラソンレースのルールには、「他人の助力を得てはいけない」というものがあります。 もし、このコーチが、長い距離に渡り自転車伴走をし、過度な助言を与えていたならば、問題でしょう。 しかし、仮にそうだとしたら、この「問題」は、助力を得たというより、正々堂々と戦うスポーツのルールに反し、不公平な行為だと私はとらえています。 というのも、「助力」に関しては、時代の流れと共に少しずつ現場のルールが変化してきているからです。 例えば給水。かつて「助力厳禁」の時代は、いかなる場合でも選手は自分でテーブルから給水ボトルをとらなければなりませんでした。 しかし、酷暑の夏のレースなど、水分補給が選手の安全に関わる重要な行為だという認識が広まり、現在は、係員が手渡しをすることが許されています。(昨日の大阪国際女子マラソンでも、その光景がありました) また、男女同時スタートのレースでは、実業団の男性コーチが女子選手のペースメーカーを明らかに行っているということもあります。 これも厳密にいえば「助力」ですが、「たまたまそこで走っていた」というエクスキューズがいくらでもできてしまうのです。 助力に関して細かいルールは存在しないので、あくまで現場の良識に任されているのが現実です。 ですから、”なにをやったな、なにをやらない”というルール解釈の議論ではなく、「スタートラインにたってからは、出場選手の誰もが公平であるべきだ」という良識と信念を、すべてのマラソン関係者にもって欲しいと思います。 ドーピング問題もそうです。 「やったもの勝ち、見つからなければいい」という考えだけは絶対にして欲しくないと思います。 ※渋井さん、もしこのブログを見ていたら、今回は残念だったけど、元気だして! 北京の最終予選レースでリベンジしてください。復活を祈ってます。
posted by kin_tetsuhiko |18:22 |
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