相撲、面白い

平成二十九年初場所、稀勢の里初優勝。横綱昇進へ。

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稀勢の里がついに初優勝。 14日目に白鵬が貴ノ岩に敗れ、千秋楽の直接対決を待たずしてその時は訪れた。 千秋楽の直接対決では、白鵬が左を差し、回しを取れないまま一気に攻め立てるも、土俵際の掬い投げ。 今まで稀勢の里が何度と星を落としてきた相撲を今回は白鵬に取らせた。 まさに優勝に花を添えた瞬間だった。

そして今回、優勝すると同時に横綱昇進の話も再び浮上。 先場所、三横綱を倒し優勝次点の12勝3敗の成績で終え、年間最多勝の記録を残すも、今場所は明確な綱取り場所とはならず、内容の良い優勝なら可能性はあるとされていた。 そんな中、14日目に優勝が決まると、白鵬との勝敗は関係なく稀勢の里の横綱推挙への話が出た。

個人的な見解として、今場所での横綱昇進は反対である。 勿論、先場所の優勝次点、年間最多勝、そして今場所の優勝。休場することも無く、成績、実力ともに申し分ない。 今場所、鶴竜、日馬富士が休場し、豪栄道には不戦勝、そして苦手な栃ノ心が休場するなど、多少の追い風もあったが、白鵬にも土を付け、自ら掴んだ優勝であることに変わりはない。

しかし、なぜ、あの大関が上がれずに、とまさに言われかねないのが今の稀勢の里である。そして短命になることを心配される。外国人力士が台頭する中で、何か優遇される日本人感が否めないのである。 やはりここまでの稀勢の里を横綱へ推し挙げようとしてきた過去から、稀勢の里へ対する正当な評価がされていないように思えてしまうのだ。

若乃花以来の日本人横綱への期待も分かる。しかし故に横綱昇進の基準を下げるようなことはあってはならない。 稀勢の里を思うからこそ、誰も文句を言えない横綱昇進を実現して欲しいのだ。 安定した成績を上げられていない日馬富士や鶴竜と比較をし昇進への正当性を主張するか、過去の昇進の例と比較し、横綱の価値を主張するのか。 いずれにせよどの主張も一理あり、横綱昇進への明確な基準がなく、時代や背景により、そしてその後昇進した横綱の成績次第で昇進の基準が変わってきた歴史が、現在の稀勢の里に降りかかってきているのだ。

しかし稀勢の里は、横綱への昇進が事実上ほぼ決まった。 これからは第72代横綱としての道を歩く。稀勢の里が背負わされたものは大関の時から計り知れない。 それが横綱になることで更に重くのしかかるかもしれない。 そうなれば、一相撲ファンとして出来ることは稀勢の里に声援を送り続けることであろう。 稀勢の里自身が自ら綱を手にしたという事実は変わらない。大関、稀勢の里が自らを信じて続けてきた結果なのである。 稀勢の里には一切の雑念にとらわれず自分の目指す横綱像へ邁進して欲しい。

これから横綱としてのどんな相撲道が待っているか分からない。 ただ、稀勢の里が相撲を取り続ける以上は応援を続けたい。 おめでとう、稀勢の里!!



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平成二十九年初場所、稀勢の里初優勝。横綱昇進へ。

はじめまして。

相対的に見た時に稀勢の里の実績は申し分ありませんし、横綱昇進の原則である二場所連続の優勝、またはそれに準ずる成績、も満たしていますので、確かに基準が下がったとは言えないかもしれないですね。

先場所の終了時点で初場所は綱取りの場所としない、成績が良ければ可能性はある、としながら、優勝が決まった途端に、千秋楽の結果を待たずして昇進の話が出たことに、どこか引っかかっていたのかもしれません。

いずれにせよ、年間を通して強く休まない大関が着実に上がったという事を考えれば充分に横綱に値すると思います。

横綱、稀勢の里の活躍に期待したいですね。

平成二十九年初場所、稀勢の里初優勝。横綱昇進へ。

はじめまして。

まさに立場や地位が人を作り育てるといったところでしょうか。
本当に強い力士が横綱になれない時代もあったことを考えれば、実力や今場所までの成績からみても確かに稀勢の里はなるべくしてなったといえそうですね。

これからも、これからの稀勢の里に期待ですね。

平成二十九年初場所、稀勢の里初優勝。横綱昇進へ。

優遇されていると捉えるか、
むしろ、これまで稀勢の里への期待の高さなどが
逆に重圧となり弊害となっていたことへの補償と捉えるか。
考え方次第ですね。

個人的には基準が甘いとは思いません。
今まで名大関として孤軍奮闘といってもいい積み重ねをしてきた稀勢の里。
それを考慮すれば決して基準が下がったとは言えないのではないかと、
絶対的な基準ではなく相対的な基準として見れば、
間違いなく厳しいその直中で稀勢の里が上がったのだと。

今後、稀勢の里のような状況にありながら、稀勢の里程の実績を残せる力士がどれだけ出てくるでしょうか?
きっと極々"稀"にしか出てこないでしょうね。
だから間違いなく稀勢の里は横綱に値する力士なのだと、
そう思いながら応援したいところです。

平成二十九年初場所、稀勢の里初優勝。横綱昇進へ。

稀勢の里の横綱昇進には早い方がいいと前々から思って
いました。それは成績云々以上に素材的なものからして
横綱であるべき力士だったからです。スケールの大きさ
からしてなるべき素材ですよ。

今の横綱は要領がよく2場所だけ勝てってあとは寝ている
状態ですよ。昔も半数がこんなもんです。
本当に強い力士がなれない時代もあったのではないか。

稀勢の里にはなにか風格があります。こいつは横綱で
こそその才能をいかんなく発揮するタイプだと。

4番バッターに7番を打たせていると7番バッター
になっちゃうよ。横綱の振舞いが出来る力士である
と思います。

だから、試す必要も様子を見る必要もなしですね。

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