2008年11月10日
巨人vs西武 日本シリーズ Review 8 第7戦 青の奔流
2008年度日本シリーズは西武ライオンズが読売ジャイアンツを4勝3敗で破り、4年振りの栄冠に輝いた。 チームならびにファンの皆様、おめでとうございます。 この試合は、これまで6戦で見られなかった、先行する巨人に対して西武投手陣が追加点を許さず、追いつき追い越す展開で、まるっきり第5戦の鏡像を見るような流れだった。 8回の越智の続投については諸説あろうが、この結果については、上原をベンチに入れなかったことと、5戦で3回、6戦で2回しか先発がもたず、ブルペンに過重な負担をかけていたことが微妙に響いていると考える。 背景にあるのは、第5戦に今季肩のスタミナに欠ける上原を中4日で先発投手に起用したこと。 柱と信頼する投手だから、という信念の起用だろうが、7戦トータルで考えれば、何も22歳の涌井や23歳の岸に向こうを張って、33歳で初戦6回に球威が落ちた投手を無理して起用する必要はない。 シーズンを支えてきた中継ぎ投手を今シリーズについて見限り、6戦を岸に丸投げし、7戦は石井、涌井をリリーバーとして最大限に使いきり、後は星野とグラマンに託し、ブルペン余力ゼロで乗り切るという大バクチを打った渡辺監督の柔軟さ、思い切りの良さや短期勝負に徹した用兵とは対照的だ。 西武の弱点であった与四死球の多さも、4戦以降は中継ぎ投手をほとんど使わず、制球力のある涌井と岸で乗り切ったため表面化せず、逆に巨人バッテリーが相手打線への過度な警戒により無条件に塁を与え続け、その挙句機動力を恐れ配球が単調になるなど、自らを追い込んだ。 また、当初西武にとっての懸案だったDH制の有無も、6・7戦では阿部を使えずに、5番の穴を結局埋め切れず弱点として露呈してしまうなど、原監督はシーズン通りの采配に固執する余り、流れや展開に即応しきれなかったことは否めない。 西武は、シリーズ開幕当初とは見違える逞しさを身に付け、逆境から見事にひっくり返した。 正直なところ、クライマックスシリーズを見る限り、巨人と中日が日本プロ野球では頭ひとつ抜けており、攻撃力は高いが波があり、守備がもろい西武では相手にならないと思っていたが、片岡を中心に破綻なく守り切り、打者は中村と後藤以外は5戦以降ミート中心の逆らわないバッティングに切り替え巨人バッテリーの内角攻めを克服するなど、大舞台で進化していく姿を頼もしく見た。 総合的な投手力の整備等の課題はあるが、来季以降の進化や成熟が、ますます楽しみだ。 今年の日本シリーズは、要になる選手の怪我や欠場により、ベストコンディション同士が四つに組み合う総力戦ではなかったが、両リーグのチャンピオンが相手の良さを消しあい凌ぎあう、僅差の試合が相次ぎ、ひさしぶりにシリーズの展開、試合内容ともに、フルセットまで堪能した。 これだけの試合を見せられると、クライマックスシリーズがその存在意義を含めて、色褪せてみえるのは自分だけだろうか。
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日本シリーズ 2008 |
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巨人vs西武 日本シリーズ Review 8 第7戦 青の奔流
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CSが色あせたとは思いません。
今年の各試合は、充分、熱闘だったと思われませんか?
そもそもジャイアンツも、13ゲーム差がついた時点では、「せめて3位には何とか」と気持ちを切り替えて臨んでいたのではないでしょうか。
下位チームが最後まで諦めない状況をつくるために、CSはやはり意義のあるものだと考えます。
posted by SN | 2008-11-10 14:26
巨人vs西武 日本シリーズ Review 8 第7戦 青の奔流
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CSで中日相手に攻めに攻めてきた原監督が日本シリーズでは攻めきれなかったですね。見方を変えれば東京ドームで先行の西武渡辺監督が、あらゆる手を使ってプレッシャーを先にかけ続けてきた。ここに気圧されたのが原監督とも言えるのではないでしょうか?
管理人(HNがないでこれで失礼)が言われるように
私もビジターの5戦を捨ててでも第6戦上原、第7戦高橋に、どちらも内海を使っていけばいけると考えていました。何も中4日でベテランを無理させる必要は全くないとね。原監督はそうは思わなかったようだけど。
西武は守備力のある片岡、佐藤、平尾、守備力のない中島、中村、ボカチカ。日本シリーズを戦いながらうまく使い分けをしていました。
ミスってもいいから、攻めろ!まさにそれが初回のホームでアウトになっても8回で成功させた片岡。冷静に考えれば両方共に暴走(笑)
西武はいいチームだなと思ったのは、優勝が決まってから、オリンピックの女子ソフトボールよろしく1番と指を指したのは子供だと思ったけど、直後の胴上げ!みな監督を方を向いている。地面に落とさないように2人位がユニフォームをつかんでいる。優勝経験がない選手ばかりの中でいかに監督が大事にされているのか一体感があるのかを見せつけられました。これで来年、守備がうまくなったのなら、本当に強いチームになるでしょうね
posted by shundora | 2008-11-10 15:15
巨人vs西武 日本シリーズ Review 8 第7戦 青の奔流
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第5戦の上原先発の件は管理人さんと同じ意見です。
原監督は、「日本シリーズは短期戦のようで実は長期戦」と話していましたけどねえ。
岸、涌井はその若さや体力により回復力がやっぱり早い。この違いは大きい。
原さんもこれは認識していたはずですけどね。
posted by nabesugo | 2008-11-10 15:51
巨人vs西武 日本シリーズ Review 8 第7戦 青の奔流
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いやあの走塁は内情をよくわかっている片岡じゃないとできない。中島は脇腹じゃなくタッチに行った時に左手を痛めてバットを満足振れなかったらしい。だからこそ初回から暴走でもして相手のエラーを誘わないと点が取れないと判断したのだろう。初回は打球は早くショートは若い坂本、素早い守備であったが、8回は打球がゆるく3塁は動きのよくない小笠原、片岡はホームへ2~3歩でてから止まった。しまったと思って3塁を見た。小笠原の緩慢な動きを見て走り出している。同点になった犯人は小笠原とも言えるのではないだろうか?
posted by U | 2008-11-10 15:53
巨人vs西武 日本シリーズ Review 8 第7戦 青の奔流
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あの片岡のスタートとあの打球の緩さでは
小笠原でなくてもアウトにするのは無理でしょう。
あれは片岡を褒めるしかないですね。
posted by ↑ | 2008-11-10 16:23
巨人vs西武 日本シリーズ Review 8 第7戦 青の奔流
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西武ライオンズ優勝おめでとうございます。巨人投手陣はCSからずっと続いていた「簡単に本塁打を打たれる(ポストシーズンで失点の6割がホームランだった)」「四死球絡みで失点する」という悪癖から最後まで抜け出すことができなかったのが痛い。ボカチカのホームランがなければ2-0で逃げ切れていたかも知れないのに。越智はよく投げたと思う。ただ、7試合通して感じたのは西武の方が「勝ちたい」という気持ちが大きかったということ。その差が最後に出たんじゃないかなと思う。CSで中日に昨年の雪辱を果たしてちょっとした燃え尽き症候群だったのではないだろうか? あと、投げる投げないは別にして上原がベンチに入ってない時点で選手の間には「なんで?」という空気が漂ったに違いない。もちろん、上原がベンチ入りの要請を受け入れなかったのか、首脳陣があえて外したのかは定かではないが。
posted by NIB | 2008-11-10 17:35
巨人vs西武 日本シリーズ Review 8 第7戦 青の奔流
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片岡の走塁は暴走じゃなく好走だと思いますが。
ああいった走塁はシーズン中も幾度かあったプレイですけど、年間通じて西武は4番に確実性があるバッターが座っていなかったと言うのが要因だと思ってます。
中島の所でランナー返してなかったらチャンスは生かせないと判断したからこそのスタートだったと思いますが。
posted by CA | 2008-11-10 18:14
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