サッカー予想家の“蹴想”ブログ -keriso blog- スポナビ出張編

日本サッカーの進むべき道

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ちゃお・・・
自称サッカー予想家のジャンフランコ太艶です。

セルビア戦ヒドかったですね。
試合前から個人的にはプライオリティが低かった為、
仕事を優先し、後半から観ました。

あまりにもヒドいトピックばかりで
ポジティブな要素をほとんど見つけられなかったです。
セルビア戦のレビューは各メディアやネット上の声に
任せて小生はより長い目で今後の日本サッカーが
目指すべき道について述べます。

・
・
・

オシム監督が就任当初に掲げた「日本サッカーの日本化」。
これこそが日本の目指すべき道である。これは当たり前だ。
当たり前だが、まだまだ見えてきていない。表現できていない。
表現できていないからこそ、オシム監督は就任会見で前述の
セリフを発したわけだ。だが残念ながら志半ばにして退任してしまった。
岡田監督になってからはその道筋がぼやけてきてしまっている。

代表チームのサッカーはその国のサッカーの鑑。
イタリアなら堅い守備/チーム戦術重視/一握りのファンタジー、
オランダならトータルフットボール/スリートップ、
ブラジルなら攻撃、テクニック、サッカーインテリジェンス(マリーシア)、
アルゼンチンなら個人技、激しい球際、
ドイツなら堅いプレー、ゲルマン魂、スリーバック(最近4バックだけど)
イングランドならダイレクトプレー、クロス、タックル、ファイトする、
スペインならパスワーク、リスクを犯してでも攻撃、
わかりやすい特徴だけを思い浮かべても次から次へと浮かぶ。
よく聞く話だがジュニア年代からそういったプレイを志向するらしい。
それは親から子、コーチからコーチ、メディアからメディア
サポーターからサポーターと長い年月をかけて
脈々と受け継がれてきた賜物だ。

日本はプロリーグが出来てからまだ17年。U-17世代だ。
大人のサッカーをし始めなければならない。
また、島国で周辺に切磋琢磨できる相手も韓国くらいしかいない。
アジアはサッカーにおいて発展途上国だ。
そういった環境的なハンデもある中、世界にも(若干)驚かれる
スピードで成長し、ワールドカップにも4大会連続で出場できた。
しかし、本当の意味で世界に勝つ為には日本人という民族の
ポテンシャルを最大限、究極に発揮しなければならない。
歴史や環境のハンデを超えて勝つ為には徹底的に日本化を
図る必要がある。日本化とは即ち超日本化という意味なのだ。

では、日本化とは何なのか。
その為にはまずサッカーにおける日本人の特徴について
考える必要がある。

【ストロングポイント】
・アジリティ(俊敏さ)
・フォアザチーム(勤勉さ)
・組織力
・事前の理解分析能力(お勉強)

【伸ばす余地のある点】
・ボールテクニック
・単純運動量(スタミナ)
・クリエイティビティ
・決定力不足

【ウィークポイント】
・高さ
・柔軟な適応力(サッカーインテリジェンス)
・ボディコンタクト

日本化とはすごく単純でストロングポイントを最大限活かせる
システムや戦術を採用し、ウィークポイントを消す(ぼやかす)
システムや戦術を採用し、ひたすら研鑽に励む事、
追求していく事だと思っている。
システムや戦術は習慣になればそれはもはやスタイルとなる。
よいところを最大化し、悪いところを最小化するスタイルを築く事だ。

日本の場合、ストロングポイントである組織力やアジリティを活かす
プレイはスピーディなJリーグを観ていても感じられる。
代表チームでも局地的に小気味よいパスワークが観られる瞬間がある。
そういった方向性が間違っていないと思う。
(だからといって小兵FWのみを起用するというのはナンセンスだが。)
ただ、ウィークポイントの消し方、ごまかし方がまだ確立されていない。
これがいざ勝負事においては致命的となる。

「高さの欠如」。
ジーコの敗戦の将としてのコメントにもあった。
「何を今さら」といった報道も多かったが、
今後つきまとい続ける問題だろう。特に守備面での影響が顕著だ。
オーストラリアは昨年のアジア予選でもやはり徹底してきた。
自分が監督して日本と対戦するなら徹底的にロングボール攻勢を
仕掛ける。明らかな弱点である。平均身長を上げるのは難しい。
センターバックとGKの人選やクロスボールをフリーで上げさせない、
ディフェンスラインを高く設定する、といった基本的な事はもちろん、
同じ実力であればヘディングが強くボディコンタクトに長けた選手を
起用/育成していくなど工夫が必要だ。
技術が低いからといって見限って他のスポーツに奪われていないか。
ウィークポイントである事を強く認識していくべきだ。

「柔軟な適応能力(サッカーインテリジェンス)」
個人的にはこの要素が最も欠けている点だと感じている。
海外の識者や選手に「日本に足りないことは?」という質問をすると
「経験」と答える事が多い。ここでいう「経験」とは局面局面で
正しいプレイを選択する能力の事を指摘しているものと捉えている。
これはコーチでもそう簡単に教えることができない。
同じ場面というのは二度とないし、答えも常に一つとは限らない。
日本人の民族性から鑑みても「いわれたことはきちんとやる」日本人は
アドリブが効かない。また、状況によっては多少ズルをしたり
サボったりしてでも成し遂げなければいけない場面もある。
こういった能力の不足を補うには事前の徹底的なシミュレーションなど
になるが、生物のように刻一刻と状況が変わるサッカーという
スポーツの特性上、限界がある。特効薬はない。
日本におけるサッカーを単なるスポーツではなく、文化に引き上げ、
長い年月をかけていく事で初めて養えるのかもしれない。

「高さ」のケースや「決定力不足」でもいえる事だが、
どうしても埋められないウィークポイントについては
補う事のできるその時代時代の突然変異的な選手を
起用するしかない。弱点を補える選手がいない場合、
残念ながらその時代での勝利を諦め、
次の時代で勝負をするという選択肢もあるだろう。

よくいわれるような、
'「ディフェンスラインを高くして、全員が勤勉に考えながら走って
ボディコンタクトを避け、集団でプレスをかけ、高い位置でボールを奪って
素早くつないで攻撃を仕掛ける、
人とボールが動く全員攻撃全員守備のサッカー」
にプラスして
「〜のサッカーを完遂できる選手を優先しつつ、ロングハイボール対策を
怠らず、サッカーインテリジェンスの高い選手を中心に
局面に応じたプレイをチーム全体が徹底していく」'
さらにこれもまた日本人の性格上、職業柄、生まれにくいが
「決定力の高い生粋のストライカー」が現れるというのが
超日本化サッカーの理想だと私は考える。
これこそ日本サッカーの進むべき道だと。

・
・
・

その為には日本のサッカーを「文化」にしないとね。
ジジイになっててもいいから、死ぬ前に日本がワールドカップで
優勝する瞬間を目撃したいです。俺は諦めねえぞ。



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Re:日本サッカーの進むべき道

そうだったんですね。
ジーコ派なのに今まで間違って捉えていました。
訳が違っていたのか、どこかの記事で高さというフレーズを見た記憶がありました。
ご指摘ありがとうございます。

パワーはいろんな意味で足りないですよね。
例えば、ボディコンタクトで外国人選手にマトモに勝つのはなかなか難しいです。
これもずっと付きまとう問題でしょうね。

日本サッカーの進むべき道

ジーコは、高さの欠如、なんて言ってませんよ。
パワーの欠如、と言ったのです。
日本人は、高さもパワーも「フィジカル」という言葉でひとくくりにするので混同しやすいですが、その2つはまるで違います。
ジーコは、パワーが無ければ技術は生きない、ということ言いたかったのです。
ジーコ自身、もともとテクニックがあったところに、10代で特殊な肉体改造をしたから、あそこまで偉大な選手になったわけですし。

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ジャンフランコ太艶:
蹴想プロジェクト実施中!!
自称サッカー予想家。サッカー検定4級保持。小学1年でサッカーを始める。憧れの選手はジーコ、R・バッジォ、ルイ・コスタ、バルデラマ、ゾラ。現在は専らフットサルを楽しむ。
91年の高校サッカー選手権決勝に魅せられ観戦にも没頭。Jリーグは生粋の鹿サポ。欧州リーグ戦はBS-1やWOWOWセリエAに始まる衛星放送の発達に伴い網羅。日本代表はU-17世代から全てチェック。
将来の夢はガゼッタデロスポルトに連載を持つ事とスカパー!サッカー番組のコメンテーターになる事。
東京都出身。サッカー以外の趣味はHIPHOP鑑賞。
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