須賀啓太のTriathlonレポート

2016世界トライアスロンシリーズ 第7戦ハンブルク大会 男子結果速報

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トライアスロンの世界最高峰カテゴリー、世界トライアスロンシリーズ(以下:WTS)の2016シーズン第7戦ハンブルク大会男子のレースが、現地7月16日ドイツのハンブルクで行われた。

距離フォーマット:スプリントディスタンス(スイム750m、バイク20km、ラン5km) 気温:20.1度 水温:19.2度 天候:曇のち雨

優勝はスペインのリオ五輪代表の一人マリオ・モーラ。シーズン4勝目、WTS通算7勝目をあげた。スイムを苦手とするモーラだが、今回はトップと7秒差の13位とモーラにしては上出来ともいえる位置でスイムを上がる。次のバイクで30人超の大集団となったトップグループに入ったモーラは、途中スペインの後輩ビセンテ・エルナンデスが雨で濡れた路面でスリップし落車するトラブルがあるも、モーラ自身は難なくバイクを終えランへと移る。ランでは序盤から自身と同じようにランを得意とし、トレーニング仲間である南アフリカの強豪リチャード・マレーとの競り合いへ。

しかしそのマレーはスイムからバイクへのトランジション時に前代未聞の失態を冒していた。トランジションに設置されたスイムキャップやゴーグル、ウェットスーツを収めるボックスを間違えて隣の選手のボックスに入れていたのだ。それによりマレーはランで10秒のペナルティストップを負わなければならなくなる。結局ラン最終周にペナルティを消化するため、フィニッシュ直前にあるペナルティボックスに入ったマレーだが、そこまでにペナルティ分のギャップを築くことはできず、モーラはその間に悠々と1位でフィニッシュ。

しかしペナルティを受けたマレーはここでも前代未聞の行動を起こす。ペナルティの秒数をカウントしていたテクニカルオフィシャル(審判)のカウントに腹を立てたのか挑発的ジェスチャーを見せたのだ。これがアンスポーツマンライクを取られ、マレーは2位に入ったものの後に失格処分となった。

マレーが失格となった事で、オーストラリアの新星ジェイコブ・バートウィッスルが2位繰り上げ、しかも嬉しいWTS初表彰台。フィニッシュ直前、安堵したのか力をゆるめたところにスペインのフェルナンド・アラルサが差し込み、もしや表彰台を逃したかと口を塞ぐ場面も見られたが、写真判定の末先着。後にマレーが失格となった事で3位どころかまさかの2位が転がりこんでくる改めて安堵できる嬉しい結果となった。

またWTSハンブルク大会は2009年のシリーズ開始以降毎年開催されている唯一の開催地であるにもかかわらず、男子はこれまでこの地で複数回優勝した選手はいない。マリオ・モーラも今回ハンブルク大会初優勝という事で、その不思議な記録が続く事となった。 それについてのコラム「ハンブルク大会はなぜ毎年優勝者が変わるのか」はコチラ

優勝:マリオ・モーラ(スペイン) 2位:ジェイコブ・バートウィッスル(オーストラリア) 3位:フェルナンド・アラルサ(スペイン)

41位:古谷純平(三井住友海上) 45位:細田雄一(博慈会) 51位:椿浩平(三井住友海上) 57位:田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員)

なお、結果速報につき、 以下の順位、詳細につきましては世界トライアスロンシリーズ公式サイト、 および国際トライアスロン連合公式サイトのリザルトをご確認ください。



ITU World Triathlon Series(英語) International Triathlon Union(英語)

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須賀 啓太(すが けいた)

フリーのテレビディレクター兼スポーツジャーナリスト。世界トライアスロンシリーズが開始された2009年から「世界トライアスロンシリーズ」や「NTTジャパンカップ」などトライアスロンのテレビ中継に関わり、海外現地取材も経験。また(社)日本トライアスロン連合ともオフィシャル映像撮影等で直に関わりを持つほか、公認審判員の資格も持つ。自身もエイジグループ(一般部門)での競技経験もあるが、テレビディレクターの目線からトライアスロンをやる楽しさではなく観る楽しさ。競技人口ではなく観戦人口を増やすために活動中。トライアスロン以外ではMLB、NFL、海外サッカー、インディカーのテレビ番組制作にも携わる。ご連絡は下記アドレスまで。

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