須賀啓太のTriathlonレポート

2016世界トライアスロンシリーズ 第2戦ゴールドコースト大会 プレビュー

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トライアスロンの世界最高峰カテゴリー、世界トライアスロンシリーズ(以下:WTS)の2016シーズンの第3戦が今週末4月9日にオーストラリアのゴールドコーストで開催されます。日本時間の朝8時36分に女子がスタート。そのあと11時36分に男子がスタートします。ゴールドコーストでのWTSは2年連続で3回目の開催となります。

テレビではNHKBS1にて後日ディレイ放送が予定され、 また下記のTriathlonLIVEではリアルタイムでライブストリーミングがご覧いただけます。(有料)

コースは昨年と同じくゴールドコースト空港から車で40分ほどのゴールドコーストのほぼ中央部。サウスポートのアンザックパーク周辺を舞台に行われます。ゴールドコーストはラグーンと呼ばれる砂州が外海を隔てた湖沼で形成された街で、街全体でマリンレジャーが楽しめる世界的に有名な観光地です。ちょうどスイムが行われるラグーンを挟んでコースの反対岸にはオーストラリア最大の海洋遊園地で、著名な観光スポット「シーワールド」があります。もちろん南半球ですので現地の季節は夏から秋にかけてになります。

●コースマップ 2016_WTSゴールドコースト

距離フォーマットは昨年の開催と同じくスイム1.5km、バイク40km、ラン10km、合計51.5kmのスタンダードディスタンスで行われますが、開催場所、距離フォーマットは昨年と同じながらコースレイアウトは昨年から大きく変わりました。コースマップを見ますと、まずスイムはスタート位置が変わって昨年はラグーンに面したビーチからのスタートでしたが、今年はそこから少し南にある桟橋からのスタートに変更。そしてスタート位置を一つの頂点として大きな三角形を描くように反時計回りに泳ぎ、スタート位置付近に戻ると今度は小さな三角形を描くように泳ぎますが最後はそのまま直進し昨年のスタート位置であるビーチでフィニッシュします。また表記を見ると周回数が書かれていない事から、おそらくスタート位置付近に戻ってきても陸にはあがらずそのまま1.5kmを通して泳ぐのではないかと思われます。そして三角形を描くコースのコーナーは鋭角ですから、特に最初のコーナーでは激しいスイムバトルが繰り広げられると思いますので、突出した泳力のある選手、スイムバトルに強い選手でないと生き残れないスイムコースなのではないかと感じます。おそらく先頭から最後尾まで団子ではなく縦長に伸びた感じでスイムをあがってくるのではないかと思います。 さてバイクも昨年と基本はそのままフラットなゴールドコースト・ハイウェイ(ハイウェイと言っても高速道路ではなく主要幹線一般道路)を往復するかたちのコースですが、今年はトランジションのあるアンザックパークからやや北にあるミッチェル・パークの駐車場もコースに組み込まれ、直線が短くなってさらに所々ゴールドコースト・ハイウェイから脇道に入るコースセッティングとなっています。幅員が広いゴールドコースト・ハイウェイの直線はスピードが乗りやすいですが、その脇道やトランジション周辺は幅員が狭く複雑に曲がるので、選手は十分に車速を落として気をつけないといけません。昨年は男女のレース共に落車がありました。そのため選手は大集団になる事や、バイクテクニックの未熟な選手との同集団にはなりたくないコースと言えますが、基本的にストップアンドゴーのコースなので選手の思惑とは裏腹にそうなりやすいコースでもあるという事です。 おそらくコースサマリーと昨年のリザルトを見て考えると、まずスイムでは先頭から最後尾まで縦長の展開となって先行逃げ切り型の選手にとって良い展開となるが、後半追い上げ型の選手にとってありがたいコースのバイクで徐々にその差が少なくなり、ランで勝負が決するという展開になるのではないかと思います。

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須賀 啓太(すが けいた)

フリーのテレビディレクター兼スポーツジャーナリスト。世界トライアスロンシリーズが開始された2009年から「世界トライアスロンシリーズ」や「NTTジャパンカップ」などトライアスロンのテレビ中継に関わり、海外現地取材も経験。また(社)日本トライアスロン連合ともオフィシャル映像撮影等で直に関わりを持つほか、公認審判員の資格も持つ。自身もエイジグループ(一般部門)での競技経験もあるが、テレビディレクターの目線からトライアスロンをやる楽しさではなく観る楽しさ。競技人口ではなく観戦人口を増やすために活動中。トライアスロン以外ではMLB、NFL、海外サッカー、インディカーのテレビ番組制作にも携わる。ご連絡は下記アドレスまで。

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