須賀啓太のTriathlonレポート

ITUトライアスロンアジアカップ大阪大会(NTTトライアスロンジャパンランキング対象大会)

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7月11日、大阪府大阪市の舞洲スポーツアイランド・夢洲特設会場を舞台に、NTTトライアスロンジャパンランキング対象大会、ITUトライアスロンアジアカップ大阪大会が、スイム750m、バイク20km、ラン5kmのスプリントディスタンスにて行われた。

男子の優勝は椿浩平(三井住友海上)。2位にスペインのリカルド・エマンデス・マレーロ。3位に韓国のキム・ジハンが入った。 椿選手は24歳、トライアスロンを始めて10年目にして嬉しい初タイトル。フィニッシュ後には感極まり目を潤ませるシーンも見られた。

20150712-1

「スイムではバトルに巻き込まれる事無く、この位置にいればトップ集団で上がれると、周りの状況を見ながら泳ぐことができた。」

「バイクではランに強い選手が第2グループにいるのが確認できたので、自分の集団の中でラン勝負になるのは2、3人になると考え、できるだけランの力を消耗しないように考え努めていました。」

「ランはこの高い気温もあって、周りの選手はランの1周目は様子を見てくると思い。ゴール前の接戦になると外国人選手と競り合うのは厳しいと考えたので、逆に1周目に勝負をかけて、あとは逃げ切ろうと考えていた。」

と、スイム、バイク、ランと終始落ち着いてレースを展開できた事を述べた。 また念願の初優勝という一つの段階を越えた事に関しては、

「次週は世界トライアスロンシリーズ(以下:WTS)のハンブルク大会に出場するが、今日のランでは50位台だと思うので、まずは安定してWTSにおいても安定してバイクでトップグループに入っていく、そして、そこからのラン粘って20位台、30位台の成績を確実なものにして、調子がいい時には16位以内、ダメでも30位以内というように基準をどんどんと上げていきたいし、決して遠くはないと思う。」

と、幾度もWTSに出場しては世界の強豪の前にレベルの差を見せつけられてきた彼にとって、優勝したとはいえそれはコンチネンタルカップでの話。優勝に浮かれる事は無く、勝って兜の緒を締めるといった様子だった。

女子の優勝は佐藤優香選手(トーシンパートナーズ・チームケンズ)。2位に蔵本葵(東京ヴェルディ)。3位に加藤友里恵(グリーンタワー・稲毛インター)が入った。 佐藤は男子優勝の椿浩平と同じ学年ながら、コンチネンタルカップは何度も優勝し、WTSにおいても自己最高成績4位と世界に通じる強豪選手。

20150712-2

「バイクでは一緒にトップグループに入ったチームの後輩である久保埜南に、トップグループでローテーションを回すという経験を積ませたいと思っていた。」

と、バイクではかなり余裕をもってレースをしていた事を伺わせる。 しかしランは、

「あと1周あったらやばかったですね。」

と、粘りの走りを見せる蔵本、バイク第2グループから得意のランで追い上げる加藤から、最後はフィニッシュ後に倒れこむほど気力を振り絞って逃げ切った。

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須賀 啓太(すが けいた)

フリーのテレビディレクター兼スポーツジャーナリスト。世界トライアスロンシリーズが開始された2009年から「世界トライアスロンシリーズ」や「NTTジャパンカップ」などトライアスロンのテレビ中継に関わり、海外現地取材も経験。また(社)日本トライアスロン連合ともオフィシャル映像撮影等で直に関わりを持つほか、公認審判員の資格も持つ。自身もエイジグループ(一般部門)での競技経験もあるが、テレビディレクターの目線からトライアスロンをやる楽しさではなく観る楽しさ。競技人口ではなく観戦人口を増やすために活動中。トライアスロン以外ではMLB、NFL、海外サッカー、インディカーのテレビ番組制作にも携わる。ご連絡は下記アドレスまで。

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