須賀啓太のTriathlonレポート

2015世界トライアスロンシリーズ 第3戦ゴールドコースト大会 プレビュー

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トライアスロンの世界最高峰カテゴリー、世界トライアスロンシリーズ(以下:WTS)の2015シーズンの第3戦が今週末4月11日にオーストラリアのゴールドコーストで開催されます。日本時間の朝10時6分に女子がスタート。そのあと13時6分に男子がスタートします。ゴールドコーストでWTSが開催されるのは2009年シーズンの最終戦以来となる6年ぶり2回目。ただしその時はまだ「トライアスロン世界選手権シリーズ」という名称でした。距離フォーマットはその時と同じ、スイム1.5km、バイク40km、ラン10km、合計51.5kmのスタンダードディスタンスで行われます。

テレビではNHKBS1にて後日ディレイ放送が予定され、 また下記のTriathlonLIVEではリアルタイムでライブストリーミングがご覧いただけます。(有料)

コースはゴールドコースト空港から車で40分ほどのゴールドコーストのほぼ中央部。サウスポートのアンザックパーク周辺を舞台に行われます。ゴールドコーストはラグーンと呼ばれる砂州が外海を隔てた湖沼で形成された街で、街全体でマリンレジャーが楽しめる世界的に有名な観光地です。ちょうどスイムが行われるラグーンを挟んでコースの反対岸にはオーストラリア最大の海洋遊園地で、著名な観光スポット「シーワールド」があります。もちろん南半球ですので現地の季節は夏から秋にかけてになります。

さてコースレイアウトですが、スイムはまず今回は桟橋ではなくビーチスタートなのでスタートしてから泳げる深度まで走るスタートダッシュが必要になります。そしてローダークリークのラグーンを、スタート&フィニッシュ地点を頂点に逆三角形に近い形で1周750mを2周します。逆三角形に近いとはいっても1つのコーナーには2つのブイが用意されるので、1つのブイで90度以下の鋭角に曲がるわけではありませんが、その2つのブイはそれほど離れていないので、ブイの周辺では方向転換するためスピードは一時的に落ち、後ろから他の選手が上にのっかかってくるなど激しい接触が予想されます。またラングーンつまり内海を泳ぐわけですが、砂州を隔てた先には太平洋が広がっており、日によっては強風が吹きつけ細かい波が立つ事があります。前回ゴールドコーストで開催された2009年はウェットスーツ未着装、その時は向こうの季節で冬場の9月初旬に行われ未着装の水温だったわけですから今回もおそらく未着装になると思われます。 バイクのコースは完全フラット。2009年大会の時はゴールドコースト・ハイウェイ(ハイウェイと言っても高速道路ではなく主要幹線一般道路)の直線を往復するだけのコースでしたが、今回はゴールドコースト・ハイウェイの脇道に入るなど、直角コーナーやクランクなど若干のコーナーが追加され、同じWTSの開催地である横浜と非常に似たバイクコースと言えるのではないでしょうか。こういったコースはそれほどバイクテクニックは要求されず、WTS第2戦オークランドの様にバイクの実力差がそのまま結果に反映されるのではなく、集団形成の人数や、集団からの飛び出しなどの駆け引きが非常に重要になってきます。コース的にはスイムが大集団で上がった場合、そのままの大集団で終始バイクが展開される可能性もありますが、ヘアピンの立ち上がりなので振り切られないよう、またいつ駆け引きによってレースが動くかわからないので、選手は状況を把握しながらしっかりと集団に付いていくことが大事になります。

今回日本人選手は、女子が井出樹里(神奈川県連合)、上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)、加藤友里恵(グリーンタワー・稲毛インター)、佐藤優香(トーシンパートナーズ、NTT東日本・NTT西日本、チームケンズ)、高橋侑子(法政大学)の5名。男子が田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員)、細田雄一(博慈会)の2名が参戦。全選手3月29日に行われたWTS第2戦オークランド大会以来、中12日でのレースとなります。今回出場している日本人選手の中で6年前の2009年大会に出場していたのは、女子は井出(17位:日本人最高位)、上田(33位)の2名。ただし佐藤および高橋はその時ジュニアのカテゴリーで出場しており、佐藤が10位、高橋が11位でした。加藤はゴールドコーストのレースは初めてとなります。男子は田山が30位、細田が36位と両名とも参戦していましたが、女子とは違い今回参戦していない選手はいても、当時と比べて新たな選手がいないというのは寂しいところです。

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須賀 啓太(すが けいた)

フリーのテレビディレクター兼スポーツジャーナリスト。世界トライアスロンシリーズが開始された2009年から「世界トライアスロンシリーズ」や「NTTジャパンカップ」などトライアスロンのテレビ中継に関わり、海外現地取材も経験。また(社)日本トライアスロン連合ともオフィシャル映像撮影等で直に関わりを持つほか、公認審判員の資格も持つ。自身もエイジグループ(一般部門)での競技経験もあるが、テレビディレクターの目線からトライアスロンをやる楽しさではなく観る楽しさ。競技人口ではなく観戦人口を増やすために活動中。トライアスロン以外ではMLB、NFL、海外サッカー、インディカーのテレビ番組制作にも携わる。ご連絡は下記アドレスまで。

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