2008年05月17日
残り5分の悪夢。青学大に敗れ遂に初黒星
第82回関東大学サッカーリーグ戦 第9節 vs青山学院大学 2008/05/17(土) 13:50KO @神奈川県立保土ヶ谷サッカー場 慶應義塾大学1‐2(前半0-0)青山学院大学 【得点者・慶大】 後半14分 中町公祐 ここまで怒涛の8連勝と負けなしの慶大。しかし、1部からの降格組である青学大に1-2で敗れ、リーグ戦初黒星を喫した。 前半立ち上がり、試合は慶大ペースで進む。15分にはFW大河(商4)が飛び出したGKの頭上を越すループシュートを放ち、20分にはFKからMF中町(総3)が頭で合わせるなど青学大ゴールを脅かす。だが、前半終了間際にMF加美(環2)が退場すると試合の形勢に変化が現れる。 リスクを負ってでも前線に人数をかけて攻めようとする慶大。退場者を出しながら、それでも点を取りに行く姿勢をみせる。逆に、手薄になった慶大DFにカウンターを狙う青学大もゴールを幾度となく脅かし、試合は一進一退の様相を呈す13分、右サイドを強引に突破したDF田中(環1)がペナルティーエリア付近で倒される。MF河井(政1)のボールをファーサイドの中町がヘディングで叩き込む。「数的不利の関係ないチャンス」(河井)であるセットプレーを活かして慶大が14分に先制ゴールあげた。この後は「1点を大事にしたい気持ちもあり、意識統一が難しかった」(大河)と振り返るように、中途半端な時間帯が続く。受け身に回ることが多くなる中、不可解な判定から青学大にPKを与えてしまう。だが「相手との駆け引きの中で自分なりに読めていた」山本(商4)がこれをファインセーブ。ピンチを救う。これで一気に勝利をたぐりよせたと思われたが、試合終盤に2本の華麗なミドルシュートを決められ、まさかの逆転負け。「シュートにはブロックに行かなければいけない」(三上)、「疲れている中で足をだせなかったのは実力がないから」(大河)と反省の言葉もあるが、あの2本のシュートは打った青学大の方を褒めるべきであろう。
数的不利の中、互角以上の戦いをみせた慶大。「退場者が出ても勝てる力はあった」(中町)という言葉の中に、チームとしての自信を伺う事が出来る。「気持ちとしては落ち込む必要はない」(大河)、「(チームの雰囲気は)上手く切り換えられていて良い」(三上)。慶大に下を向いている選手はいない。次の東海大戦に勝利し、前期首位ターンを決めたいところだ。 コメント 李監督 「残念。1人退場してもやろうとするサッカーはある程度できた。(主審の判定についてはここで)言ってもしょうがない。チームとしてちょっとイエローが多いので反省したい。守備の質を上げてファールをしないでボールを奪いたい。(後半は)1人足りないので4-4-1で中心になるのはしょうがない(と指示した)。守備ではカバーリングとクリアを大きくということを言った。(次節も強豪だが)今まで準備してきたことをどれくらいだせるか。自分たちのサッカーでどれくらいできるかということを前期の課題として見極め、後期につなげたい」。 大河主将 「残念な結果。11対11の時には優位にゲームを運べていたし、尚美大戦のこともあったので1人少ない展開になっても自信はあった。前半の最後までと後半のほとんどは自分たちのサッカーができたと思う。だがラスト5分で2失点した。良いシュートだったが疲れている中で足を出せなかったのはまだまだ自分たちの実力が足りないということだと思う。相手の実力が上がると、フリーにすると(ああいったミドルシュートを)決めるチームはある。長期的に見て今日のことは活かせると思う。1点決まった後、守りに入るのは早いが、1点を大事にしたいという気持ちもあり、戦い方が難しかった。意識の統一が難しいがクリアにしなければいけなかった。(個人的には)チャンスなら行きあとは守るということをもう少ししっかりやれていればよかったと思う。(主審の判定については)試合中は(厳しいと)思ったが、終わってみるとそうは思わない。自分たちがそれで勝つこともある。どうにもならないことを言ってもしょうがない。(次節も強豪だが)本質を見失わずにいきたい。今日の試合(内容)は悪くない。退場者が多いのでそのあたりの確認と自分たちがやっていることを徹底していきたい。気持ちとしては落ち込む必要はないので、4年中心に徹底していきたい」。 中町選手 「甘さがでた。退場の影響はなかった。退場者がいても勝てる力はあったが簡単にはいかない。しかし内容は悪くない。8連勝だったが、1回負けたことでいい薬になった。(1点目はセットプレーだったが、全体的に中町選手にボールを集めているのは監督からの指示だったのか―)特に指示はない。自分に自然とボールが集まってきた。チャンスが多かったので、前半のうちに入れておきたかった(前半終了間際に退場者が出て後半は)バランスをくずさないようにした。今まで何度も退場者があったことはあったので、それを再確認した。(青学大は)個人の身体能力は高かった。でも勝てると思ってた。やはりサッカーは難しいと感じた。(次節にむけて)東海戦が1番大事。でもまだ後期もあるし、22分の1にすぎない」。 山本選手 「(今日の試合は)退場して、押し込まれて45分間厳しかったが乗り切れると思った。(PKは)自分なりの駆け引きの中でよめていた。(次節に向けては)1敗しかしていないので、次勝つことしか考えていません」。 三上選手 「悔しい。前半うちのペースでリズムよくできていた。後半1人少なくなって修正したが自信をもってできた。(具体的には)DFラインの高さを、裏を取れていたので高くとりすぎないようにした。(失点のシーンは)厳しい時間帯だったが、シュートにはブロックが行かないといけない。(チームの雰囲気は)うまく切り換えられていて良い。連敗しないように頑張ります」。 田中選手 「1人退場してから、攻撃するなら攻撃、守備するなら守備という判断を明確にするべきだった。(中町選手からの田中選手への展開は)お互いに呼吸はわかっているから、自分はその場所に走り込むだけ。(レフェリングに関しては)納得できない部分も無くは無いが、やはり多くは自分たちの実力不足だと思っている」。 河井選手 「(前半から、セットプレーなど積極的にチャンスメークしていたが)前半は11対11だったし、主導権を握っていい動きができた。(後半は10人で戦うことになったが、前線の戦い方で注意したことは)10人でプレーするので、リスクを負わなきゃ点はとれない。ハーフタイムにいつかチャンスは来ると話していて、そのチャンスというのは数的有利が関係ないセットプレー。だからそれで点をとれたことは大きかった。(次戦に向けて)東海大との上位対決なので、いいサッカーをして勝つ。勝ち点3をしっかり取って、2位との差を広げたい」。
posted by 仲道 淳樹 |17:22 |
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13分、右サイドを強引に突破したDF田中(環1)がペナルティーエリア付近で倒される。MF河井(政1)のボールをファーサイドの中町がヘディングで叩き込む。「数的不利の関係ないチャンス」(河井)であるセットプレーを活かして慶大が14分に先制ゴールあげた。この後は「1点を大事にしたい気持ちもあり、意識統一が難しかった」(大河)と振り返るように、中途半端な時間帯が続く。受け身に回ることが多くなる中、不可解な判定から青学大にPKを与えてしまう。だが「相手との駆け引きの中で自分なりに読めていた」山本(商4)がこれをファインセーブ。ピンチを救う。これで一気に勝利をたぐりよせたと思われたが、試合終盤に2本の華麗なミドルシュートを決められ、まさかの逆転負け。「シュートにはブロックに行かなければいけない」(三上)、「疲れている中で足をだせなかったのは実力がないから」(大河)と反省の言葉もあるが、あの2本のシュートは打った青学大の方を褒めるべきであろう。






