2008年11月25日
11月16日(日)、慶應義塾大学日吉記念館で第73回早慶対抗剣道試合が行われた。現在、対抗戦は早大が6連勝中。慶大は150周年の節目、また日吉記念館の取り壊しにより当会場で行われる最後の対抗戦であったため、なんとか勝利をもぎ取りたいところだったが全国3位の強豪・早大に惜しくも敗北した。
試合は各校20名ずつの精鋭が一対一で対戦し、20戦中の勝敗数を競う形で行われた。慶大は中盤までに勢いをつけリードをし、強い選手が凌ぎを削る後半へいい形でつなげられるように対戦順を設定した。序盤、中盤とその作戦通り、中堅の前の春原、吉村、三宅、野口の四人が四連勝。勢いをつけ、半分の中堅戦までを6勝5敗でリードする。後半もお互いに一歩も譲らず、副将までを9勝9敗の同点でつないだ。この時点で勝敗はお互いの部を支える副将と大将に託された。負ければ本数の差で負けてしまう副将戦。次の部長を任された井口(総3)が慶大の悲願の優勝への思いを背負い、早大・荒木(スポ4)に挑む。闘志あふれる一進一退の攻防。間合いの取り合い。試合中盤、一瞬で試合が動く。荒木が見事に引き面を決める。さらに井口が負けじと攻めたところに面返し胴が入る。この一瞬で勝負が決まった。9勝11敗で慶大の敗北。上位層の実力が両校の命運を分けた。
「この日のために全員死ぬ気で取り組んだ。悔いはない。すべてを出し切れた。自分たちのやってきたことは間違っていない。ただ、勝負の世界は厳しい」と石木主将(商4)は涙を浮かべた。勝敗が決まった後での大将戦。後輩たちに見せる最後の試合で石木主将が後輩たちに残したかったもの。それは勝利に対する貪欲さではないだろうか。
「勝負の世界は厳しい」。その中で勝ち抜くためにはどうするか。先輩達の思いがまた後輩へと託される。伝統がまた一つ積み重ねられた対抗戦だった。
【試合結果】
早大(赤軍) 慶大(白軍)
○岩川 ドコ - 長江
山田 - コ ○神原
○安川 メ - 伊澤
○武脇 メコ - メ 胡谷
樋口 メ - コメ ○大庭☆
○川口 メ - 細貝
松木 - ド ○春原
飯田 - メ ○吉村
近藤 メ - ココ ○三宅☆
原 メ - コメ ○野口
○高橋 コメ - 鈴木
鎌谷 - コ ○佐野
○渡邉 メメ - 森田
○西村 メコ - 尾崎
○松尾 メメ - コ 木村
竹越 - コ ○大出
平田 - メ ○赤石☆
○雨谷 コ - 加藤
○荒木 メド - 井口
○渡邉 メ - 石木
早大11勝9敗(有効本数21本)
慶大9勝11敗(有効本数14本)
☆は優秀選手(慶大のみ)
posted by 作田 一平 |01:53 |
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2008年11月22日
関東大学アイスホッケーリーグ1部Bリーグ vs青山学院大学
2008/11/22(土) @新横浜プリンススケートセンター
慶應義塾大学5‐1(1P4-0、2P0-0、3P1-1)青山学院大学
試合終了のブザーが鳴ると、選手達は喜び爆発させてリンク上にヘルメットやスティックを舞い上がらせた。前節の勝利で入れ替え戦進出の権利を手中にしていた慶大は、格下の青学大と対戦。見事快勝し、1部Bリーグ優勝を決めた。
1Pから「1ピリオドが上手くいってプレッシャーの少ないなかでやれた」(池端主将・経4)と言うように、慶大ペースで試合は進む。7分、サイドから供給されたクロスに左サイドでフリーの松山(商1)が反応。豪快に先制点を奪う。その後も攻め続ける慶大。青学大との差を見せつけ、得点を加えていく。圧巻だったのは13分の氏橋(法1)のプレー。巧みなパックコントロールから相手DF3人を抜き去り、冷静にゴール。1ピリオドを4-0で終える。
2Pも慶大が圧倒するかと思われたが、青学大も粘りを見せる。慶大が一方的に攻め続ける時間帯が多い中、少ないチャンスをシュートまで持って行き、慶大ゴールを脅かす。また、青学大のGKが大量のシュートを浴びながらもファインセーブを連発し対抗。慶大攻撃陣が精細を欠いたこともあったが、2Pを0-0で終える。
迎えた3P、似鳥(環1)と池端のダブルアシストから児玉(経2)が得点。5-0と試合を決める。その後、池端が退場の隙を突かれ、青学大に1点を奪われたものの自分たちのペースを取り戻し、試合を危なげなく進め試合終了。優勝を決めた。
今季からリーグ編成が変わったことによって、1部には自動的に昇格することとなった慶大。そこで、今季途中からチームとしての目標を「Bグループで優勝」に切り替えてやって来た。Bグループ優勝という結果は出した。あとは「これまでの相手よりさらに上のチーム」が待ち受けるAグループとの入れ替え戦。ここでも慶大旋風は起きるのだろうか。
※リーグ戦の編成について。昨年までは、1部(10チーム)、2部(7チーム)、3部、4部、5部に分かれていた。が、今年から1部リーグをA、Bグループ(それぞれ6チーム)に分け、昨年2部優勝の慶大は1部Bブロックに自動昇格していた。なお、入れ替え戦はAグループ最下位のチーム(日大か中大)と対戦する。
posted by 仲道 淳樹 |23:20 |
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2008年11月17日
関東大学アイスホッケーリーグ1部Bリーグ vs日本体育大学
2008/11/15(土) @東伏見ダイドードリンコアリーナ
慶應義塾大学7‐2(1P1-1、2P2-0、3P4-1)日本体育大学
アリーナに歓喜と安堵の声が鳴り響いた。今節日体大に勝利したことで慶大はグループB2位以内を確保し1部Aグループとの入れ替え戦出場を決めた。試合を迎える前、慶大は得失点差により、リーグ暫定1位ではあるものの勝ち点では専大と東海大に並ばれていた。残り2試合とも落とせない厳しい状況であった。しかも相手は前半戦で唯一敗れた日体大。慶大選手達はリベンジに燃え試合に臨んだが、立ち上がりはそれが逆に硬さへとつながってしまっていた。
第1ピリオド、序盤から負けられないプレッシャーのためか動きが硬い慶大は、副将・伊藤(環4)の普段の彼からは考えられないようなパスミスから、開始早々2分に先制点を許す。その後も攻め込まれる場面が続き、慶大選手と応援席の観客には不安な表情が浮かび始める。そんな悪い流れを断ち切ったのはやはりこの男、主将の池端(経4)だ。細かいホッケーを続けていた選手たちを鼓舞するように、5分、7分と立て続けに遠めからの強烈なシュートを放っていく。シュートは惜しくもゴールから外れたが、頼れる男の意志を受け取った慶大選手たちは次第に躍動し始める。他の選手も遠めからシュートを打ち始めると、12分、ロングシュートを警戒した相手の隙を突き長身のFW氏橋(法2)がゴール前までひとりで持ち込み待望の同点弾を決める。その後もいい流れのまま第1ピリオドを同点で折り返した。
第2ピリオド、波に乗る慶大は、4分、後方からの氏橋の綺麗なパスにオフサイドぎりぎりで飛び出した荒谷(経1)がGKとの1対1を落ち着いて決め勝ち越しに成功。その後も止まらない慶大は、8分相手シュートがポストを直撃した直後、パックを拾った伊藤が名誉挽回となる美しいパスをFW荒谷に通し、カウンターからまたも荒谷が一対一を冷静に決め日体大を突き放す。既に最初のミスから完全に吹っ切れたかのようにプレーする伊藤の姿はさすがというしかない。その後も氏橋のシュートがポストを叩くなど終始押し気味で試合を進め、2点リードで第2ピリオドを終えた。
第3ピリオド、攻めるしかない日体大が前がかりとなって攻め込んでくるが、慶大も早いボディチェックと厳しいチャージで対応しなかなかゴールを割らせない。そして手薄になった相手ディフェンスの隙を突き4分には児玉(経2)、8分には氏橋、10分には松山(商1)、最後に13分に荒谷と立て続けに4得点を奪い一気に試合を決めた。15分に日体大の反撃を受け1点を失うも大量7得点の慶大の勝利は揺るがない。結局そのままタイムアップの笛が鳴り響き慶大が負けられない一戦で7-2の快勝を収めた。
試合終了の笛と同時に慶大選手の喜びの声が鳴り響いた。5時間前に行われた試合で専大が引き分けたため入れ替え戦出場権を得る2位以内が確定した。また、ずっとやってきた、足で回し相手を疲れさせ第3ピリオドで突き放すという慶大らしいホッケーが結実したような試合内容だったため喜びもひとしおだろう。しかし喜びに浸れる時間は案外少ない。入れ替え戦は11月29、30日と既に2週間後に迫っている。相手は日大と中大。慶大はここ2年入れ替え戦に出場しながらもそこで敗れ昇格を果たせないでいる。また溝口(商3)、児玉(経2)が試合途中で負傷退場したことも心配だ。2人とも攻撃にアクセントを加えられる選手なだけに負傷が長引けばチームへのダメージも大きい。試合後長谷川監督が顔をほころばせながらも再度引き締めるように語ったとおり「挑戦」のスローガンを忘れず、気を引き締めて入れ替え戦に備えなければいけない。ただそれでも今夜ぐらいは喜びに浸り夜通し騒いでもバチは当たらないだろう。
posted by 福盛田 浩義 |00:27 |
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2008年11月16日
関東大学アイスホッケーリーグ1部Bリーグ vs専修大学
2008/11/08(土) @東伏見ダイドードリンコアリーナ
慶應義塾大学5‐2(1P1-0、2P2-1、3P2-1)専修大学
試合後、長谷川監督と3得点の金村(法4)が笑顔で「100点満点です」と語ったように会心の試合となった。相手は前半戦では勝利したものの決して格下とは言えない充実した戦力を誇る強豪・専大。自力優勝に向けて気の抜けない試合であったが、最高のコンディションで試合を迎えた慶大選手たちは立ち上がりから果敢に相手陣内に攻め立てた。
第1ピリオド、開始直後から似鳥(環1)、児島(経2)が立て続けにシュートを浴びせると、試合はめまぐるしく攻守の切り替わるスピーディーな展開へ。ともに決定的なチャンスを迎えるが決めきれずに迎えた12分、キルプレイの状況から似鳥の相手の意表を突く華麗なパスが副将・伊藤(環4)に渡る。伊藤がダイレクトでシュートを決め先制点を奪取。その後、技術に勝る専大の選手達にチャンスを作られるがなんとか守りきり1点リードのまま第二ピリオドへ。
第2ピリオド、開始早々に主将池端(経4)がペナルティーで退場した隙を突かれ専大に同点ゴールを許す。その後も第1ピリオドと同じように攻守の切り替わりの早い、めまぐるしい展開となるが次第に両チームにファールがかさんでいく。そうした状況で決定機を生かしたのは慶大。8分、金村が綺麗なパス回しから勝ち越し点を上げると、10分後には小茂鳥(理4)のロングシュートをゴール前でずらした金村がまたも得点をあげる。途中ラフプレーから乱闘寸前となる場面もみられたが慶大選手は熱しすぎず冷めすぎず、良い精神状態を維持し試合に集中できていた。
第3ピリオド、6分にこの日の主役金村が自身3得点目となる追加点をきめると試合の大勢は決した。直後にオウンゴールで失点を許すもその後は危なげない試合展開。終了間際には6人攻撃を仕掛けてきた相手から早いチェックでパックを奪い荒谷(経1)がセンターライン手前から無人のゴールへ美しいエンプティネットゴールを決め試合を飾った。
自力優勝へ向けて貴重な勝ち星をあげた慶大だが次節は前半戦で唯一黒星を喫した日体大戦。しかしその日体大も前半戦では専大に完封負けを喫している。今日のように最高のコンディションで試合に臨むことが出来れば優勝はもう目前だろう。
posted by 福盛田 浩義 |01:33 |
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