2008年07月09日
【特集】原田佳奈さんインタビュー
この夏公開の映画『ラストゲーム 最後の早慶戦』のヒロインである原田佳奈さんに今回はお話を伺った。映画は現代の若者に平和の尊さを伝えるものでもあり、野球に知識のない女の子でも十分楽しめる内容。そんな原田さんが自身の女優観や映画の裏話なども語ってくれた。 ―ラストゲーム最後の早慶戦のヒロインに任命された時の気持ち とにかく嬉しかったです。 ―唯一の女の子としての出演でしたが、作品全体として心掛けたことは 戦争映画のため時代が違うので、そこのリアリティーには気をつけました。今っぽく見えないようにというか、男女関係についても今は近いですが、当時はそうではなかった。手紙を渡すくらいのことで、しかも手紙の内容もただ思いを伝えるのみというか、今の距離感とは全く違う感じが出るように気をつけましたね。 ―やはり現代とは全然違いますが、個人的に調べたりとかしましたか おばあちゃんが当時、私の役と同じ歳だったので、当時のことだったり、男女の距離感について聞きました。 ―聞いた時、おばあちゃんから当時のことをどのようにいわれましたか 今の中学高校というシステムとは違う中、私の役は女学校を卒業した位の18歳の設定でした。当時の学校のことなどを聞きました。洋裁学校のことだったり、裁縫とか料理のことであったり、その時に学んだことを聞いたり、あと、働きに出るか、お嫁に行くか二択くらいしかなかったそうなので、実感を掴むまで役作りにも苦労しました。 ―今回のテーマは早慶戦でしたが、実際に早慶戦を観られたり、当時の選手の方に話を伺ったりということはありましたか 早慶戦を観たのはこの前が初めてです。当時の選手では早稲田の試写会の時、松尾さんにお会いしたのが初めてです。 ―早慶戦を観られた感想は 独特の雰囲気がありますよね。ラグビーの早慶戦はみたことがあるのですが、その時もちょっと思ったんです。けど、やっぱり野球はまた違った雰囲気があって…。お互いが特別に感じてるんだなということを感じました。 ―ちなみにどちらを応援されましたか どっちかと言えば……早稲田(笑)けどちゃんと慶應側もみてましたよ。 ―学生時代ラグビーの早慶戦を観られたことがあるということですが、ご自身は何かスポーツなどをされていたのですか 野球をやってたのは小学校で、バレーをやったり、色々まんべんなく。 ―野球をやられたきっかけは 兄が野球をやってて、それを観に行っていたんですよ。そしたら私があまりにも来てるんで、コーチがプラカード持ちをやればいいといってくれたんですよ。そしたらだんだん物足りなくなってきて、自分も出たいっすみたいな。男の子に混じってやってました。 ―ポジションは いろいろあったんですがファーストがメインで。 ―バッティングは好きだったんですか 好きでした。今でもたまにバッティングセンターに行ったりします。 ―好きなプロ野球選手はいますか 王道ですけど、イチロー選手と松井選手が好きです。イチロー選手は本も読みました。 ―映画の話に戻りますが、映画を通じて野球への見方が変わったりだとかは 昔からあるスポーツじゃないですか。その歴史を改めて感じました。スポーツは今やってるものを観るって感覚なんですけど、スター選手が生まれた歴史などに、当たり前なんですけど改めて続いてることが凄いなと思いました。 ―特におススメの場面は 柄本明さんのお芝居のなかで、どうしても早慶戦をやらせてあげたいという気持ちでどんなに厳しい状況でも諦めないところ。この子たちに何がなんでもいい思い出を作らせてあげたいという思いを感じると、うるうるってきてました。みんなに早慶戦をやるぞっていうシーンとか。 ―撮影秘話はありますか 他の撮影と重なり、全然長野でゆっくりできなくてお蕎麦とかを食べる暇がないって話をしてると、普通お弁当を食べるんですけど、柄本さんがわざわざランチの時に蕎麦食べに行こうってお蕎麦に連れて行ってくれたことですかね。 ―みなさん仲良いのですか 野球部の方はもう皆さん合宿状態だったので。ずっとホテルに監禁されていて(笑)朝起きてみんなで野球の練習したりとかしてました。みんなのチームワークは凄かったです。 ―一番演じるので苦労した場面は 今のリアリティーとは違うので、リアルにやれば良いってもんじゃないラインって、作品によってあるんですよ。すごく大げさな芝居をしてもリアルに見える映画もあれば、すごくリアルにやらないとくさい感じに見えてしまう映画もあるので。だから、最後の早慶戦がどういう映画なのか掴むのが一番大変でした。現場で掴むしかないので。 ―これから映画を観る人へどんな所を観てほしいか 私もこの映画に関わったことで戦争のことを考えたり、おばあちゃんに話を聞くことも、こういうことがないときっかけがなかったので、ちょっとでも若い人たちが戦争のことや、家族のこと、あと例えば自分達が今好きなことをやれていたら、そういう事をやれている喜び、幸せを感じてくれたらいいなと思います。 ―女優としての話になりますが、就活女優としてどういう思いで自ら売り込んだり、こういうことをやろうと思ったのですか 大学時代に女優をやっていたんですけど、基本的に女優とか役者さんって受け身なんですね。オファーが来たらやるとか、オーディションも受かれば仕事があるけど、その基本的に受け身なことがなんかもどかしくて、なんか自分から出来ないかなということがあったのと、色々な周りの人に私のやる気とかエネルギーを感じないって言われてて、あまりに受け身すぎてどうしたいのかよくわからないとか、どういう女優になりたいのかもよく分らないみたいなことを言われることがすごく多くて、この受け身な自分を変えたいという思いとか、大学卒業というきっかけもあり、色々なことが重なって頑張ろうと思ったのがきっかけです。
―シュウカツ定食もこのように自分からやりたいと思ってしたことなのですか そうですね。自分のブログがあるんですけど、そこに色々な人から書き込みがあって、私の活動がそういう風に影響するんだと思って。特に就職活動とかをやっている人達に一緒に頑張ろうって意味を込めて学食とかでメニューを出して、みんなで就活頑張ろうってことをしたいなってことで(やりました)。早稲田も慶應も行きましたよ。 ―就活女優として活動される中で一般企業の方は考えなかったのですか なかったですね。もともと福岡から出てくるきっかけも女優になるっていうので、無理矢理出てきたので女優をやり続けるってことに関しては揺るぎはなかったんですけど、どういう女優になりたいとか、どういうスタンスでやり続けたいっていうビジョンみたいなものが全く無くて、ただやってるみたいだった。けど、他の職業に就きたいと思ったことはなかったですね。 ―今ご活躍されていますが、今後どんな女優を目指したいですか 特にこの人を目標にしてるとかはないんですけど、おばあちゃんになってもずっと女優であり続けたいと思っているので、1作品1作品を丁寧に、地道にやり続けたい。とにかく目の前のことを。目標を決めないんですよ。その時のベストでずっといけば、そういう風になっていくというような感じですね。 ―今後女優以外になにかやりたい仕事はありますか 本を書いたりとか、脚本みたいなことを。文章を書くことが好きなので。あと声優もやってみたいです。声が特徴的というか、声で分かるってよく言われるんですよ。だから、声優とかナレーターとか。 ―スポーツとか野球に興味のない女の子もいると思いますが、そういう女の子たちに向けてのメッセージを 野球映画というと観ないと思うので、まあ滅茶苦茶野球映画なんですけど(笑)でも野球じゃない部分でこの映画が、すごくグッとくるところって大切な人を思う気持ちだと思うんです。家族に限らず、恋人や好きな人でもいいし、先輩後輩でもいい。大切な人を改めて、また身近にいる人を心から大切に思える作品なのでぜひ観て欲しいです。
posted by 【取材・構成】 仲道 淳樹、竹尾 友里 |00:26 |
その他 |
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当時はそうではなかった。手紙を渡すくらいのことで、しかも手紙の内容もただ思いを伝えるのみというか、今の距離感とは全く違う感じが出るように気をつけましたね。
―やはり現代とは全然違いますが、個人的に調べたりとかしましたか
おばあちゃんが当時、私の役と同じ歳だったので、当時のことだったり、男女の距離感について聞きました。
―聞いた時、おばあちゃんから当時のことをどのようにいわれましたか
今の中学高校というシステムとは違う中、私の役は女学校を卒業した位の18歳の設定でした。当時の学校のことなどを聞きました。洋裁学校のことだったり、裁縫とか料理のことであったり、その時に学んだことを聞いたり、あと、働きに出るか、お嫁に行くか二択くらいしかなかったそうなので、実感を掴むまで役作りにも苦労しました。
―今回のテーマは早慶戦でしたが、実際に早慶戦を観られたり、当時の選手の方に話を伺ったりということはありましたか
早慶戦を観たのはこの前が初めてです。当時の選手では早稲田の試写会の時、松尾さんにお会いしたのが初めてです。
―早慶戦を観られた感想は
独特の雰囲気がありますよね。ラグビーの早慶戦はみたことがあるのですが、その時もちょっと思ったんです。けど、やっぱり野球はまた違った雰囲気があって…。お互いが特別に感じてるんだなということを感じました。
―ちなみにどちらを応援されましたか
どっちかと言えば……早稲田(笑)けどちゃんと慶應側もみてましたよ。
―学生時代ラグビーの早慶戦を観られたことがあるということですが、ご自身は何かスポーツなどをされていたのですか
野球をやってたのは小学校で、バレーをやったり、色々まんべんなく。
―野球をやられたきっかけは
兄が野球をやってて、それを観に行っていたんですよ。そしたら私があまりにも来てるんで、コーチがプラカード持ちをやればいいといってくれたんですよ。そしたらだんだん物足りなくなってきて、自分も出たいっすみたいな。男の子に混じってやってました。
―ポジションは
いろいろあったんですがファーストがメインで。
―バッティングは好きだったんですか
好きでした。今でもたまにバッティングセンターに行ったりします。
―好きなプロ野球選手はいますか
王道ですけど、イチロー選手と松井選手が好きです。イチロー選手は本も読みました。
―映画の話に戻りますが、映画を通じて野球への見方が変わったりだとかは
昔からあるスポーツじゃないですか。その歴史を改めて感じました。スポーツは今やってるものを観るって感覚なんですけど、スター選手が生まれた歴史などに、当たり前なんですけど改めて続いてることが凄いなと思いました。
―特におススメの場面は
柄本明さんのお芝居のなかで、どうしても早慶戦をやらせてあげたいという気持ちでどんなに厳しい状況でも諦めないところ。この子たちに何がなんでもいい思い出を作らせてあげたいという思いを感じると、うるうるってきてました。みんなに早慶戦をやるぞっていうシーンとか。
―撮影秘話はありますか
他の撮影と重なり、全然長野でゆっくりできなくてお蕎麦とかを食べる暇がないって話をしてると、普通お弁当を食べるんですけど、柄本さんがわざわざランチの時に蕎麦食べに行こうってお蕎麦に連れて行ってくれたことですかね。
―みなさん仲良いのですか
野球部の方はもう皆さん合宿状態だったので。ずっとホテルに監禁されていて(笑)朝起きてみんなで野球の練習したりとかしてました。みんなのチームワークは凄かったです。
―一番演じるので苦労した場面は
今のリアリティーとは違うので、リアルにやれば良いってもんじゃないラインって、作品によってあるんですよ。すごく大げさな芝居をしてもリアルに見える映画もあれば、すごくリアルにやらないとくさい感じに見えてしまう映画もあるので。だから、最後の早慶戦がどういう映画なのか掴むのが一番大変でした。現場で掴むしかないので。
―これから映画を観る人へどんな所を観てほしいか
私もこの映画に関わったことで戦争のことを考えたり、おばあちゃんに話を聞くことも、こういうことがないときっかけがなかったので、ちょっとでも若い人たちが戦争のことや、家族のこと、あと例えば自分達が今好きなことをやれていたら、そういう事をやれている喜び、幸せを感じてくれたらいいなと思います。
―女優としての話になりますが、就活女優としてどういう思いで自ら売り込んだり、こういうことをやろうと思ったのですか
大学時代に女優をやっていたんですけど、基本的に女優とか役者さんって受け身なんですね。オファーが来たらやるとか、オーディションも受かれば仕事があるけど、その基本的に受け身なことがなんかもどかしくて、なんか自分から出来ないかなということがあったのと、色々な周りの人に私のやる気とかエネルギーを感じないって言われてて、あまりに受け身すぎてどうしたいのかよくわからないとか、どういう女優になりたいのかもよく分らないみたいなことを言われることがすごく多くて、この受け身な自分を変えたいという思いとか、大学卒業というきっかけもあり、色々なことが重なって頑張ろうと思ったのがきっかけです。






