2008年05月10日
早大相手に好ゲームも敗れる
第54回春季早慶アイスホッケー定期戦 vs早稲田大学 2008/05/10(土) 13:50KO @東伏見ダイドードリンコアリーナ 慶應義塾大学3‐7(1P0-0、2P1-4、3P2-3)早稲田大学 5月10日、スケート部ホッケー部門の早慶戦が東伏見ダイドードリンコアイスアリーナで行われた。アイスホッケーが『氷上の格闘技』と言われるように、激しい戦いが繰り広げられた。 第1ピリオド、試合は一進一退の展開で進む。自力で上回る早大が試合の主導権を握る中、慶大は鋭いカウンターで早大ゴールを脅かす。10分には1対1のチャンスを迎えるが、決めきることができない。慶大は退場者を出しても体を張ったディフェンスで早大の攻撃を防ぐ。一進一退の展開のまま第1ピリオドは0-0で終える。 第2ピリオド、開始直後から試合は動く。早々の24秒に早大に隙をつかれ先制を許す。1分57秒、2分30秒にも得点を許し、慶大にとっては悪夢の2分半となった。しかし慶大も反撃をみせる。9分17秒には角度のないところから見事なシュートを決め、2点差に迫る。その後も攻め続け、執念を見せる慶大。15分51秒に早大にゴールを許すものの、見事な試合展開をみせた。 最終の第3ピリオド、慶大は点を取りに行くために攻めの姿勢をみせる。早大2人退場によって生まれた数的優位を活かし、2分30秒に得点。慶大に退場者が出た時間にも1対1のチャンスを迎えるがまたもや決めきれず、時間だけが過ぎていく。前がかりになる中、逆に早大に連続して3点を奪われ試合を完全に決められることとなった。そのような状況の中でも、19分35秒には外し続けていた1対1を決めきれたことが次へと繋がるであろう。 これまでの早慶アイスホッケー定期戦では大味で得点差が開いた試合が多かったものの、今年は接戦となり観客も興奮した試合であったことは間違いない。氷上で行われる熱い戦いに、今後も期待していいだろう。 コメント 長谷川監督 「早稲田は昨年秋の優勝校であり、慶應のディフェンスゾーン(自陣側)でのプレーが長くなると予想していたが、常に慶應の選手がディフェンスゾーンから抜け出そうと努力をした結果、長時間ディフェンスゾーンで早稲田にパックをまわされ続ける、という事を避けられた。早稲田は4セットまわしに対し、慶應は3セットまわし(ただし、相手が反則した時のパワープレーや慶應が反則をしてキルプレーになった時は第1セットと第2セットの選手を使うので、事実上2,5セットまわし)なので、第3ピリオドまで体力を維持できるか心配だったが、これも慶應の選手は根性で乗り越えた。結果として、個人のスキルの違いから4点差で負けたが、慶應は組織的なシステマチックなホッケーを展開したので、大差での敗戦とはならなかった。早稲田などの上位校と対戦する場合、なかなか得点出来ない為、とにかく失点を最小限に抑えるというプランを立てた。その為に、慶應のディフェンスゾーンでの動きを多く練習し、「失点しないホッケー」 の為の練習に時間を割いた。ガマンのホッケーを続ければ、必ずチャンスが訪れると考え、守り重視のプランだった。慶應は3セットまわしに対し早稲田は4セットまわしなので、氷上で対戦するセットがずれてくるが、相手がどんなセットでも同じ練習通りの慶應が決めたシステムのホッケーをするように指示をした。また、慶應が第1セットや第2セットでも、体力的にキツくなったり、流れが悪くなったときは、攻める事を中断してアイシングでホイッスルを取るよう指示をした。(第2ピリオドの失点について)必ず自分が氷に乗っている時には集中力を切らさないように指示をしているが、どうしても各ピリオドの開始直後について集中力が切れてしまう事がある。第2ピリオドの連続失点も今回の敗戦の一つの要因であるが、問題点(各ピリオド開始直後の問題)が改めて明確になったので、二度と起こらないように修正したい。(秋に向けて)部員が増え、選手が33名となった。一方、ベンチに入れる人数は22名である。従って、11名(キーパー2名、プレーヤー9名) が、ベンチに入れない。その為、現在チーム内での競争がスタートしている。このチーム内での競争を上手く利用して、全ての選手のスキルアップを目指したい。入替戦は秋なので、それまでにケガ人等が出るかもしれない為、誰が何処のポジションに入っても、慶應のシステム(特にディフェンスゾーンのカバレジ)を理解し、対戦校に 「慶應の選手は、いつも邪魔な所にポジションしている」 と言われるようなチームになり、常に失点を抑えることにより勝利する、というチームを作っていきたい」。 池端主将 「今までやってきた早慶戦の中でもっとも点差の少ない試合。試合をしていても早稲田に勝つことができるのではないかと思うことができる一方で、勝つことができた(試合だった)のに負けてしまったことは非常に残念。格上との試合であったため、できる限り失点を減らしロースコアの展開にし、少ないチャンスを活かして勝つことを考えていた。そういった点で得点は3点とることができたが、失点が7点になってしまったことが良くなかった。(第2ピリオドの連続失点は)学生NO1の実力を見せつけられた。あの連続失点がなければ、試合展開もかなり変わっていたと思う。格上のチームに対していかに集中力を切らさないことが大事かを思い知らされた。通用した点は得点力。早稲田相手に3点取れたことで慶応のFW陣が1部校に近いレベルまで成長してきたのだと思う。課題は守備。早稲田相手に8得点することは非常に難しい。失点を減らしていくためにも2ピリオド開始直後の連続失点みたいなことを無くし、より一層のシステムの徹底とFWのDFの意識を強くしていきたい。(アイスホッケーの魅力は)スピードと激しいコンタクトプレーです。今年は過去8年間達成するする事ができていない一部昇格を実現したいと思っている。部員一同粉骨砕身努力していきたいと思いますので秋のリーグ戦では応援のほどよろしくお願いします」。 児玉選手 「ここ数年、大敗を喫していることもあって今年の慶早戦は互角の良い戦いができたと思っている。しかし、負けたことは事実であり、第2ピリオドの連続失点がなければ勝機のある試合だっただけに、このような試合結果には決して満足していない。今年のチームは攻撃力がありながらも決定力不足に悩まされている。その中で終盤に一矢報いることが出来たことには確かに手応えを感じている。これを機に秋季リーグ戦に向けてさらなる得点力の向上に努めていきたい。(アイスホッケーの魅力は)激しいコンタクトプレーに加えて、他に類をみないほど試合展開がとてもスピーディーなこと。見に来ていただいた方々にその魅力が少しでも伝わり、アイスホッケーに対する理解を深めていただければうれしく思う」。
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posted by 仲道 淳樹 |00:00 |
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10分には1対1のチャンスを迎えるが、決めきることができない。慶大は退場者を出しても体を張ったディフェンスで早大の攻撃を防ぐ。一進一退の展開のまま第1ピリオドは0-0で終える。
第2ピリオド、開始直後から試合は動く。早々の24秒に早大に隙をつかれ先制を許す。1分57秒、2分30秒にも得点を許し、慶大にとっては悪夢の2分半となった。しかし慶大も反撃をみせる。9分17秒には角度のないところから見事なシュートを決め、2点差に迫る。その後も攻め続け、執念を見せる慶大。15分51秒に早大にゴールを許すものの、見事な試合展開をみせた。
最終の第3ピリオド、慶大は点を取りに行くために攻めの姿勢をみせる。早大2人退場によって生まれた数的優位を活かし、2分30秒に得点。慶大に退場者が出た時間にも1対1のチャンスを迎えるがまたもや決めきれず、時間だけが過ぎていく。前がかりになる中、逆に早大に連続して3点を奪われ試合を完全に決められることとなった。そのような状況の中でも、19分35秒には外し続けていた1対1を決めきれたことが次へと繋がるであろう。
これまでの早慶アイスホッケー定期戦では大味で得点差が開いた試合が多かったものの、今年は接戦となり観客も興奮した試合であったことは間違いない。氷上で行われる熱い戦いに、今後も期待していいだろう。
コメント
長谷川監督
「早稲田は昨年秋の優勝校であり、慶應のディフェンスゾーン(自陣側)でのプレーが長くなると予想していたが、常に慶應の選手がディフェンスゾーンから抜け出そうと努力をした結果、長時間ディフェンスゾーンで早稲田にパックをまわされ続ける、という事を避けられた。早稲田は4セットまわしに対し、慶應は3セットまわし(ただし、相手が反則した時のパワープレーや慶應が反則をしてキルプレーになった時は第1セットと第2セットの選手を使うので、事実上2,5セットまわし)なので、第3ピリオドまで体力を維持できるか心配だったが、これも慶應の選手は根性で乗り越えた。結果として、個人のスキルの違いから4点差で負けたが、慶應は組織的なシステマチックなホッケーを展開したので、大差での敗戦とはならなかった。早稲田などの上位校と対戦する場合、なかなか得点出来ない為、とにかく失点を最小限に抑えるというプランを立てた。その為に、慶應のディフェンスゾーンでの動きを多く練習し、「失点しないホッケー」 の為の練習に時間を割いた。ガマンのホッケーを続ければ、必ずチャンスが訪れると考え、守り重視のプランだった。慶應は3セットまわしに対し早稲田は4セットまわしなので、氷上で対戦するセットがずれてくるが、相手がどんなセットでも同じ練習通りの慶應が決めたシステムのホッケーをするように指示をした。また、慶應が第1セットや第2セットでも、体力的にキツくなったり、流れが悪くなったときは、攻める事を中断してアイシングでホイッスルを取るよう指示をした。(第2ピリオドの失点について)必ず自分が氷に乗っている時には集中力を切らさないように指示をしているが、どうしても各ピリオドの開始直後について集中力が切れてしまう事がある。第2ピリオドの連続失点も今回の敗戦の一つの要因であるが、問題点(各ピリオド開始直後の問題)が改めて明確になったので、二度と起こらないように修正したい。(秋に向けて)部員が増え、選手が33名となった。一方、ベンチに入れる人数は22名である。従って、11名(キーパー2名、プレーヤー9名) が、ベンチに入れない。その為、現在チーム内での競争がスタートしている。このチーム内での競争を上手く利用して、全ての選手のスキルアップを目指したい。入替戦は秋なので、それまでにケガ人等が出るかもしれない為、誰が何処のポジションに入っても、慶應のシステム(特にディフェンスゾーンのカバレジ)を理解し、対戦校に 「慶應の選手は、いつも邪魔な所にポジションしている」 と言われるようなチームになり、常に失点を抑えることにより勝利する、というチームを作っていきたい」。
池端主将
「今までやってきた早慶戦の中でもっとも点差の少ない試合。試合をしていても早稲田に勝つことができるのではないかと思うことができる一方で、勝つことができた(試合だった)のに負けてしまったことは非常に残念。格上との試合であったため、できる限り失点を減らしロースコアの展開にし、少ないチャンスを活かして勝つことを考えていた。そういった点で得点は3点とることができたが、失点が7点になってしまったことが良くなかった。(第2ピリオドの連続失点は)学生NO1の実力を見せつけられた。あの連続失点がなければ、試合展開もかなり変わっていたと思う。格上のチームに対していかに集中力を切らさないことが大事かを思い知らされた。通用した点は得点力。早稲田相手に3点取れたことで慶応のFW陣が1部校に近いレベルまで成長してきたのだと思う。課題は守備。早稲田相手に8得点することは非常に難しい。失点を減らしていくためにも2ピリオド開始直後の連続失点みたいなことを無くし、より一層のシステムの徹底とFWのDFの意識を強くしていきたい。(アイスホッケーの魅力は)スピードと激しいコンタクトプレーです。今年は過去8年間達成するする事ができていない一部昇格を実現したいと思っている。部員一同粉骨砕身努力していきたいと思いますので秋のリーグ戦では応援のほどよろしくお願いします」。
児玉選手
「ここ数年、大敗を喫していることもあって今年の慶早戦は互角の良い戦いができたと思っている。しかし、負けたことは事実であり、第2ピリオドの連続失点がなければ勝機のある試合だっただけに、このような試合結果には決して満足していない。今年のチームは攻撃力がありながらも決定力不足に悩まされている。その中で終盤に一矢報いることが出来たことには確かに手応えを感じている。これを機に秋季リーグ戦に向けてさらなる得点力の向上に努めていきたい。(アイスホッケーの魅力は)激しいコンタクトプレーに加えて、他に類をみないほど試合展開がとてもスピーディーなこと。見に来ていただいた方々にその魅力が少しでも伝わり、アイスホッケーに対する理解を深めていただければうれしく思う」。





