2008年05月12日
強豪復活 怒涛の8連勝
第82回関東大学サッカーリーグ戦 第8節 vs拓殖大学 2008/05/11(日) 13:50KO @鴨川市陸上競技場 慶應義塾大学1‐0(前半1-0)拓殖大学 【得点者・慶大】 前半38分 河井陽介 開幕7連勝と破竹の勢いにのる慶大と、虎視眈々とそれを追う3位の拓大。第8節は、上位同士の直接対決にふさわしく、両チーム共に序盤から気持ちの入った激しい当たりが目立つ一戦となった。 立ち上がりから慎重なビルドアップを重ねる慶大。白熱した競り合いの中でも丁寧にボールをつなぐと、8分に最初の決定機を迎える。DF田中(環1)が縦に入れたボールに反応したFW大河(商4)がライン際で粘り中央へつなぐ。2列目から走り込んだMF巻(政4)のシュートは惜しくも枠を外れたが、慶大の形であるサイドからの攻撃を見せつけた。その後も加美(環2)と中町(総3)の2ボランチを起点として、積極的な仕掛けを見せる。だが後少しの所でゴールに嫌われる時間帯が続く。嫌な流れを断ち切るゴールが生まれたのは前半38分であった。大きなサイドチェンジから右サイド深くで田中がボールを受ける。ドリブルから上がったクロスを大河がゴール正面に落とし、2列目から走り込んだ河井(政1)がゴールネットを揺らした。待望の先制点を奪うと、その後は拓大の反撃をしっかりと凌ぎきり1点リードで前半を折り返す。 迎えた後半、拓大の猛攻が始まる。2トップとサイドハーフの突破を中心に攻め立てる動きを捕まえきれず、ゴール前であわや失点かというシーンが続く。だがDF淺海(環4)、GK山本(商4)を中心とした守備陣が粘り強く奮闘。拓大攻撃陣のシュートミスにも助けられ、苦しい時間帯を耐え抜いた。試合はそのまま終了。前半に挙げた虎の子の1点を守りきった慶大が接戦をモノにし、8連勝とまたも記録を更新した。 体力的に辛い後半半ばの守備、セカンドボールへの対応などに、細かい不安は残るものの、チームとしての連動した動きは徐々に完成されつつある。この勢いを味方につけて、次節は強豪・青学大戦に挑む。 コメント 李監督 「こういう(厳しい)試合になると思っていた。相手も強い。攻められた時間もあった。簡単には勝てないと思っていた。立ち上がりが相手ペースで徐々にうちのペースでサイド攻撃ができるようになった。相手は(サイドの)8、9番が起点になってぐるぐるまわる。ポジションチェンジが激しかったのでマークの受け渡しの確認だけは徹底した。(3位との直接対決をモノにしたのは大きいのでは――)まだまだ残り試合は多いので1試合1試合やっていきたい。次節は集中応援日なので頑張りたい」。 大河主将 「疲れた。本当に大きな1勝だと思う。寒くて、グラウンドもあまりよくない中で自分たちのサッカーができた。後半はあまりよくなかったがそれでも勝てたことが大きい。相手は守備を揃えてくるのでボールを速く動かすことが大事だった。サイドで数的優位を使えるように(サイド攻撃をより徹底した)。(自身のコンディションは)90分間フルではないが最低限のことはやっているという少しくらいの満足は出てきた。だがまだ最後のキレが足りない。自分にゴールがないのは残念だがチームが勝つのが一番大事。(河井)陽介のゴールもチームみんなの働きだと思う。(次節以降に向けて)去年の反省もある。悔しさは誰よりもわかっている。今年は2部優勝以外にも、総理大臣杯で1部のチームを叩きたいし、早慶戦にも勝ちたいと思っている。今日の勝ちは大きいがまだ過程なので、喜ぶところではない」。 巻副将 「後半はすごく苦しかった。前半は風上だったので2、3点取れれば良かった。そんな中で1点を守り切れてよかった。(チームの雰囲気は)すごくいい。勝って気がゆるんでいるだけでなく、気を引き締められてやれている。拓殖大学相手にしっかり勝てて自信になった。今後も強豪が続くがしっかり勝って、今年の慶應はひと味違うと他大に見せたい」。 加美選手 「思っていた以上に当たりの強い相手だった。けれど、そこで負けたらいけないと思って気持ちを出していった。自分の役割はやっぱり、ちらすことであったり、バランスを取ることであったりと思っている。だから、シンプルに流れを作るということを意識してプレーした。後半、悪い流れになってしまったところは、もっとマイボールにしなくてはいけない時間帯だったと思う。けれど、総括としてはみんなで気持ちを一つにして頑張ったことで勝ちが取れてよかった。ここまでいい形で来ているので、次も頑張りたい。集中応援日ということもあるし、一部昇格に向けても落とすことのできない試合だと思っているので、このまま調整を重ねて挑みたい」。 河井選手 「前に、冷静さを欠いてチャンスを外してしまい次(チャンスが)きたら取り返そうと思っていた。勝負どころだと(思い)こぼれ球を思いきり打ったらいいコースに飛んだ。(前節に比べて前線との連係は)淳さん(大河)の調子が良くなって、連動した動きができた。でも守備の面で問題はある。前の4人でうまく回せるように1週間の練習で調整していく。強い相手が3連戦と続くが、大事な試合と意識して臨みたい。青学戦は集中応援日なので、コンディションを整えてお客様に責任あるプレーを見せたい」。 淺海選手 「前半もう少し点がとれればよかった。後半は(相手のテンポの早い攻撃が続いたが)中をしめて、ラインの上げ下げをしっかりすることで失点を防いだ。今回0点に抑えることができたのはその部分がしっかりできたからだと思う。(青学大戦に向けて)個々の力は向こうの方が上かもしれないが、自分は体を張ったりディフェンスラインを統率するなどして頑張りたい」。
posted by 竹尾 友里 |00:34 |
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