2009年01月11日
【特集】頂点とその先へ 男子バスケ部 小林大祐選手
今季、4年ぶり7回目の学生王者となった男子バスケ部。 この特集では、選手たちに充実の今季を振り返ってもらう。 5回目は慶大の絶対的エース小林大祐選手(総3)。今季は不調の昨季から安定感を増し、上級生としてチームを牽引した。どんなに内容の良い試合でも反省を忘れない姿勢が、インタビューからもうかがうことができる。
今季はエースとしての自覚が常にコメントの節々から感じられた。小林選手ほど、勝負所での得点において頼りになる選手はいない。スリーポイントはもちろん、早いトランジションからの速攻、体を使ったドライブと、プレーの幅も広がってきた。外から見ると順調に見えた今シーズン、小林選手の目にはどのようにうつったのだろうか。 結果を残した中での反省―まず、今年1年とても良いシーズンでしたが振り返っていかがですか? 「そうですねー。…勝利至上ということでまぁ、ほんとに、結果重視だったので。4年生たちがそこは頑張ってくれて、ほんと結果は残せて良かったなぁとは思います。まだオールジャパンが残ってますけどね。」 ―結果を残せたことは良かったとのことですが、内容は満足いくものではなかったんですか? 「良いとこもあったし悪いとこもあったし、っていうことで。まぁ悪いとこもあったんですけど、悪くても結果が出てたんで。…うーん、悪くても結果が出せたってことはチーム力が上がってるってことだとも思うし、まぁあまりいいとは言えないですけど。でもまぁ、そこで勝ちきったってことは良かったと思いますね。」 ―その悪いところっていうのはどんなところですか? 「…例えば入りが悪かったりとか、まぁ、格下相手に接戦だとか、そういう取りこぼし的なものが…そういうことがあったかな。今年は多かったかなと思いますね。」 ―応援などを見てるとチームとしてのまとまりがとてもあるように見えたんですけど、それは…? 「各々が結構自覚を持ってやってくれたので、今年は。スタメンとか祐典とかが。まぁやっぱりそこが自信となって、もしチームとしてうまくいかなくても個人では負けないっていう…精神的成長っていうのかな、フィジカルでもメンタルでも成長できたってことが…なんていうんですかね。その…試合に出てないメンバーもいますけど、こいつらに任せてれば大丈夫だろうってことで、チームも自然とまとまったのかなーとは思いますね。あと、やっぱり4年生がシーズンを通して芯の通った采配というか…チームを引っ張っていってくれたので。それもすごい大きかったなと思います。」 来季への課題~最上級生としての自覚~
―来年、最高学年になりますが、4年生というのは小林さんにとってどんな存在ですか? 「そうですね…。やっぱり学生スポーツにおいて4年生っていうのは一番上に立たなきゃいけない存在であって、チームを運営していくうえでもやはり一番大事なポジションだと思うし。…そいう意味でやっぱ、今年結果を残せても、次の代で僕ら4年生がだらしなっかったら今年成し遂げたことってのは無意味になるだろうし。うん。まぁそういった意味でも、チームをどうにでもできる存在というか。それだけに責任・プレッシャーもありますけど。…まぁ一番チーム運営には重きを置く存在ではありますよね。」 ―去年・今年の4年生のカラーの違いがすごくあるように思われるんですが、来年自分たちはどんなカラーを出していこうと思いますか? 「うーん、やっぱり、集大成といいますか。私生活でもゲーム上でも、4年生が1番信頼をおけるっていうチーム作りをしたいなとは…考えてて。…やっぱ、芯の通った4年生がいればチームはどうにでもなれると思うし。うーん、…例えば、親密感っていうのは、無くしたくはないんですけど…その学年としての礼儀ってのはしっかりやって。且つ縦の繋がりってのをしっかりつなげてっていう。…やっぱ僕らのチームなんで、僕らの4年生のカラーが出せるチーム作りはしたいなと思ってます。」 ―田上さんが、チームのいざこざじゃないですけどそういう部分は自分が引き受けて、小林さんには思いっきりプレーに専念してほしいとおっしゃってましたが 「ほんと、そう言ってくれるんですよねー(笑)…でも、逆の立場になってもいいですしね。それは状況状況で。僕がプレーで引っ張ったり、タノがプレーで引っ張ったり。そういったことがどちらとも出来ると思うんで、経験的にも。そこが来年のいいところかなとも思うし。…今年までのチームにしたくないんで。絶対に。来年につながるように個々のカラーは出していきたいですね。」 感じた「意識の差」
―今年は、スタメン+酒井さんとベンチメンバー間で出場機会にかなり差があったり、あとは意識の差があったと聞きますが 「そうですね…。そこは今年の反省点として、今の3年生で来年のチーム作りの話し合いでも挙がったんですけど。中でも、スタメンたちと控えの意識の差っていうのが、練習でだったり例えばさっきもやってたスカウティングでだったり。僕らは出ないからいいやっていう、そういった意識の差ってのが僕らから見てても生まれていたので。で、さらに今年はABにチームを分けて、Bの下のほうにはAのやっていること、今どんな練習をしているのかとか、そういうことが全然伝わっていなかったりしたので。そういった不安要素があったので、少なからず意識の差っていうのは…感じましたね。」 ―来年ABに分けるかは、監督含め今の3年生で決めるわけで…どうなんでしょう? 「監督含めですけど中心は4年生の意見で決めていくんですけど…。まぁ、今年の問題点にさっきの点があるので、AチームとBチームを分けるにしろ分けないにしろ、なんて言うんですかね…うん…意識の差は無くしたいなっていうのがありますね。今スローガンを決めてる途中なんですけどね。」 「あっさりと」頂点へ ―話は戻るんですが、リーグ戦で明治に2敗して1部昇格が危ぶまれた時期がありましたが、それ以外は意外とあっさりインカレ優勝までいったなと感じました。個人的にはどんな思いがありますか? 「そうですね…。チームにとってもですけどまぁ、やっぱ個人的に来年1部でやりたいってのがあって。インカレどうこうよりも1部昇格ってのが一番切実な思いがあったので、まぁ…あそこで明治に同じ相手に2敗してしまって、赤信号に近い黄信号というか、そういう感じになたので…精神的にキツかったですねあそこは。もしかしてみたいなのがあったし…。」 ―その時それは個人個人で乗り越えていったんですか? 「いや、ミーティングもありましたね。ま、そこは上手く佐々木先生とかが促してくれたり、チームのみんなで話しあったりして、で、筑波に2勝して。これは行けるってなったらあとは自然に周りが呆けてくれて。まぁラッキーっていう部分もあったんですけど結果的には1部に昇格できて。」 ―1部昇格を決めた後のインカレでしたが、天理や国士舘など予想外の相手がきたりと…どんなインカレでしたか? 「まぁ…ほんとスムーズにいきましたよね(笑)ほんとにこんなんで良かったのかなっていう…。」 ―天理以外はほぼ100点ゲームで 「うん、まぁ天理も…(笑)試合内容で全然負ける気はしなかったので。」 ―そのような負ける気がしない試合が続いたことに関して? 「東海が天理に負けたにしろ、青学が国士舘に負けたにしろ、そこはもうチームとしての意識の差ってのがあったと思うんで、そこは全然僕らの方が勝ってるなとは感じましたね。そんなとこで負けるチームには負けるはずはないと思うし。逆にそんなん相手にしてられないなって気分でやってはいましたね。天理なら天理、国士なら国士で。でもまぁ、ぶっちゃけどこが来ても、結果は変わらなかったと思います。」 照準はオールジャパン
―今シーズン、個人的に印象的な試合はありますか? 「うーん。特にないんですけど、一番僕的に意識してるのはオールジャパンなんですよね。もうインカレ云々ってよりも、まぁ1部昇格ってのはありましたけど、それよりも、…チームの目標はインカレ優勝とかだったんですけど、僕個人としてはオールジャパンなんですよね。それはシーズン当初から言っていることで。やっぱり、そうやって日本のトップレベルのチームの人とやれるのはいい機会だし、個人の力を量る上でもいい機会だと思うし。ま、そういった意味で、そうですねー。もう絶対勝ちたいですよね。」 ―オールジャパン初戦相手の横河電気戦は? 「普通にやれば普通に勝てると思います。」 ―その次の三菱は…? 「うーん。そうですね。周りから見れば厳しいのかもしれないですけど、僕はそんなことはないと思うし。負けるのかなとかは感じてないですねー、全然。むしろフォワードでは、絶対負けないとか思ってるし勝手に(笑)とりあえず引っ張りたいですよね。その理由としてはやっぱり、僕が1年の時に日立に勝ったっていうあの喜びを、試合に出てるのは当時僕しかいなかったんですけど、だからこそそういった経験を後輩に味あわせてあげたいなと。下剋上といいますか、こんなに気持ちいいんだぞっていうのを。やっぱ、経験させてあげたいですね。僕も1年の時すごい嬉しかったですからね。ま、でもそれはあくまで4年生が味あわせてくれるもので。でも今度は逆の立場なんで。…まだ「勝利至上」ですからね。オールジャパンでも「勝利至上」でいきたいですね。」 ―2年生トリオもオールジャパンは初めてで…少なからず緊張などはあると思われますが? 「手探り的な部分はあるでしょうね。でもまぁ、部分部分ではいい勝負はできると思うんで。絶対に。ただやっぱり経験値ってのが差で出てるのでJBLとは。」 ―プロと学生の違いはやっぱ経験ですか? 「経験値と安定と…だと思いますね。やっぱり経験値ってのは良い差として出てくるものだと思うし、埋めようと思ってもなかなか埋められるものじゃないと思うし。そういった意味で怖いところはありますけど、学生チャンピオンですからね。意地と誇りを持って。頑張ります。」 1年生の頃から主力として活躍してきた小林選手。来シーズンはとうとう最上級生としてチームを牽引することとなる。エースとして、4年生として…背負うものも多くなるだろう。しかし、期待を力に変えて…小林選手は来季も慶大を学生王者へと導いてくれるだろう。 「こんな格好でいいんですか?笑」といいながらも、ばっちり笑顔で決めてくれた小林選手。白いウェアがお似合いです。
※このインタビューはオールジャパン前に行われました。アップが遅くなり大変申し訳ありません。
- 共通ジャンル:
- バスケットボール
posted by 井上 響子 |23:03 |
バスケ |
トラックバック(0)


―まず、今年1年とても良いシーズンでしたが振り返っていかがですか?
「そうですねー。…勝利至上ということでまぁ、ほんとに、結果重視だったので。4年生たちがそこは頑張ってくれて、ほんと結果は残せて良かったなぁとは思います。まだオールジャパンが残ってますけどね。」
―結果を残せたことは良かったとのことですが、内容は満足いくものではなかったんですか?
「良いとこもあったし悪いとこもあったし、っていうことで。まぁ悪いとこもあったんですけど、悪くても結果が出てたんで。…うーん、悪くても結果が出せたってことはチーム力が上がってるってことだとも思うし、まぁあまりいいとは言えないですけど。でもまぁ、そこで勝ちきったってことは良かったと思いますね。」
―その悪いところっていうのはどんなところですか?
「…例えば入りが悪かったりとか、まぁ、格下相手に接戦だとか、そういう取りこぼし的なものが…そういうことがあったかな。今年は多かったかなと思いますね。」
―応援などを見てるとチームとしてのまとまりがとてもあるように見えたんですけど、それは…?
「各々が結構自覚を持ってやってくれたので、今年は。スタメンとか祐典とかが。まぁやっぱりそこが自信となって、もしチームとしてうまくいかなくても個人では負けないっていう…精神的成長っていうのかな、フィジカルでもメンタルでも成長できたってことが…なんていうんですかね。その…試合に出てないメンバーもいますけど、こいつらに任せてれば大丈夫だろうってことで、チームも自然とまとまったのかなーとは思いますね。あと、やっぱり4年生がシーズンを通して芯の通った采配というか…チームを引っ張っていってくれたので。それもすごい大きかったなと思います。」
―来年、最高学年になりますが、4年生というのは小林さんにとってどんな存在ですか?
「そうですね…。やっぱり学生スポーツにおいて4年生っていうのは一番上に立たなきゃいけない存在であって、チームを運営していくうえでもやはり一番大事なポジションだと思うし。…そいう意味でやっぱ、今年結果を残せても、次の代で僕ら4年生がだらしなっかったら今年成し遂げたことってのは無意味になるだろうし。うん。まぁそういった意味でも、チームをどうにでもできる存在というか。それだけに責任・プレッシャーもありますけど。…まぁ一番チーム運営には重きを置く存在ではありますよね。」
―去年・今年の4年生のカラーの違いがすごくあるように思われるんですが、来年自分たちはどんなカラーを出していこうと思いますか?
「うーん、やっぱり、集大成といいますか。私生活でもゲーム上でも、4年生が1番信頼をおけるっていうチーム作りをしたいなとは…考えてて。…やっぱ、芯の通った4年生がいればチームはどうにでもなれると思うし。うーん、…例えば、親密感っていうのは、無くしたくはないんですけど…その学年としての礼儀ってのはしっかりやって。且つ縦の繋がりってのをしっかりつなげてっていう。…やっぱ僕らのチームなんで、僕らの4年生のカラーが出せるチーム作りはしたいなと思ってます。」
―田上さんが、チームのいざこざじゃないですけどそういう部分は自分が引き受けて、小林さんには思いっきりプレーに専念してほしいとおっしゃってましたが
「ほんと、そう言ってくれるんですよねー(笑)…でも、逆の立場になってもいいですしね。それは状況状況で。僕がプレーで引っ張ったり、タノがプレーで引っ張ったり。そういったことがどちらとも出来ると思うんで、経験的にも。そこが来年のいいところかなとも思うし。…今年までのチームにしたくないんで。絶対に。来年につながるように個々のカラーは出していきたいですね。」
―今年は、スタメン+酒井さんとベンチメンバー間で出場機会にかなり差があったり、あとは意識の差があったと聞きますが
「そうですね…。そこは今年の反省点として、今の3年生で来年のチーム作りの話し合いでも挙がったんですけど。中でも、スタメンたちと控えの意識の差っていうのが、練習でだったり例えばさっきもやってたスカウティングでだったり。僕らは出ないからいいやっていう、そういった意識の差ってのが僕らから見てても生まれていたので。で、さらに今年はABにチームを分けて、Bの下のほうにはAのやっていること、今どんな練習をしているのかとか、そういうことが全然伝わっていなかったりしたので。そういった不安要素があったので、少なからず意識の差っていうのは…感じましたね。」
―来年ABに分けるかは、監督含め今の3年生で決めるわけで…どうなんでしょう?
「監督含めですけど中心は4年生の意見で決めていくんですけど…。まぁ、今年の問題点にさっきの点があるので、AチームとBチームを分けるにしろ分けないにしろ、なんて言うんですかね…うん…意識の差は無くしたいなっていうのがありますね。今スローガンを決めてる途中なんですけどね。」
―今シーズン、個人的に印象的な試合はありますか?
「うーん。特にないんですけど、一番僕的に意識してるのはオールジャパンなんですよね。もうインカレ云々ってよりも、まぁ1部昇格ってのはありましたけど、それよりも、…チームの目標はインカレ優勝とかだったんですけど、僕個人としてはオールジャパンなんですよね。それはシーズン当初から言っていることで。やっぱり、そうやって日本のトップレベルのチームの人とやれるのはいい機会だし、個人の力を量る上でもいい機会だと思うし。ま、そういった意味で、そうですねー。もう絶対勝ちたいですよね。」
―オールジャパン初戦相手の横河電気戦は?
「普通にやれば普通に勝てると思います。」
―その次の三菱は…?
「うーん。そうですね。周りから見れば厳しいのかもしれないですけど、僕はそんなことはないと思うし。負けるのかなとかは感じてないですねー、全然。むしろフォワードでは、絶対負けないとか思ってるし勝手に(笑)とりあえず引っ張りたいですよね。その理由としてはやっぱり、僕が1年の時に日立に勝ったっていうあの喜びを、試合に出てるのは当時僕しかいなかったんですけど、だからこそそういった経験を後輩に味あわせてあげたいなと。下剋上といいますか、こんなに気持ちいいんだぞっていうのを。やっぱ、経験させてあげたいですね。僕も1年の時すごい嬉しかったですからね。ま、でもそれはあくまで4年生が味あわせてくれるもので。でも今度は逆の立場なんで。…まだ「勝利至上」ですからね。オールジャパンでも「勝利至上」でいきたいですね。」
―2年生トリオもオールジャパンは初めてで…少なからず緊張などはあると思われますが?
「手探り的な部分はあるでしょうね。でもまぁ、部分部分ではいい勝負はできると思うんで。絶対に。ただやっぱり経験値ってのが差で出てるのでJBLとは。」
―プロと学生の違いはやっぱ経験ですか?
「経験値と安定と…だと思いますね。やっぱり経験値ってのは良い差として出てくるものだと思うし、埋めようと思ってもなかなか埋められるものじゃないと思うし。そういった意味で怖いところはありますけど、学生チャンピオンですからね。意地と誇りを持って。頑張ります。」






