2008年12月28日
【特集】頂点とその先へ 男子バスケ部 二ノ宮康平選手
今季、4年ぶり7回目の学生王者となった男子バスケ部。シーズンも残すところオールジャパンのみ。 選手たちに充実の今季を振り返ってもらう。 1回目は絶対的司令塔としてインカレ優勝の立役者となった二ノ宮康平選手(環2)。躍進の裏には昨季からの「意識の変化」があった。
昨季、慶大を悲劇が襲った。リーグ戦の第3戦目、ガードとして、キャプテンとしてチームをまとめていた加藤が怪我で離脱。そこで司令塔として起用されたのが、当時ルーキーの二ノ宮だった。徐々に慶大のスタイルに慣れていったものの、悪循環のチームを立て直すことができず、2部降格、インカレベスト16という苦しい結果でシーズンを終える。ガードとして悔やんでも悔やみきれない1年となった。 2年目の変化~周りのために動く~―今年一年を振り返って下さい。苦しい昨シーズンからの変化はガードから見てどんなところがありましたか。 「今年振り返ってみると去年経験したことがすごい活かされた、というか…。去年と同じようなことには絶対なりたくなかったので。自分でも色々と考えたりする時間もできて、色んな人のアドバイスとかも受けて…結果的に自分の考え方がまとまって。それなりに良いプレーもできたし、良い結果もでたので結果的には良かったと思います。」 ―その自分の考えというのは? 「やっぱり…このチームには得点を取る人がいっぱいいるじゃないですか。なので1番(ポジション)は、フォワード2人に思いっきり気持ち良くプレーさせることが第一かな、と思っていて。それで自分もバランス良く…打つ時は打って、みたいな。あとは岩下もうまく使ったりとか。やっぱり去年と違って周りを使うために自分が動く、みたいな…。去年は自分が点もとりたいし、パスもしたいし、とあいまいな感じだったんですけど、今年は周りのために動くような感じになりました。」 ―今年、1年から2年に学年が変わったり、試合に出ているのが去年からずっとやってきたメンバー、という面で、ガードとして去年よりやりやすい部分はありますか? 「周りも僕のプレーを分かってきてくれた、ということも大きいと思うんですけど、やっぱり自分の意識が変わったということもあって。ゲームはガードが何とかしなきゃいけないという風に常に思っているので、その意識の変化が良い方向にいって良かったかな、と思います。」 つかんだ手ごたえ ―今年の慶應はチームとしてすごくまとまって、良い結果になりました。今シーズン、チームの中での変換期はありましたか? 「春は、3位だったんですけど、内容的にはそんな良くなくてリーグ戦も全部良かったというわけでもないし。僕が一番手応えを感じた時は、(秋リーグ戦第6週)筑波戦2戦目の後半。結構みんなまとまってすごい勢いが出たので、そこでもしかしたらいけるんじゃないか、と思いました。」
―今季、敗れたのは法政、明治くらいだと思うのですが、明治戦負けたあとはチームとしての雰囲気も重かったと思います。筑波戦までの立て直しは、ガードとして何をしましたか? 「明治戦に負けてからは、その時にやっぱりガードがなんとかしなきゃと思って。とりあえずガ自分が思いっきり動けば周りも動いてくれると思ったんで。それと、セットプレーをやるにも全員が絡むようなセットプレーを心がけてやっていました。」 ―慶應のスタイルとして速攻がありますが、他の大学とは求められているものが違うと思いますか? 「やっぱり慶應のガードっていうのは、オフェンスだけできてもダメなんで。ディフェンスも前からしっかりプレッシャーをかけて、なおかつ速攻にも参加してボールをどんどん前に出していかなきゃいけないんで。他のチームは…どうなんでしょうね(笑)あんまり早い展開でやるチームはないんですけど、それはまぁ各チームのプレースタイルなんで。慶應がディフェンスを頑張ってしっかり切り替えを早くする…そんな感じです(笑)」 確信~インカレ優勝~ ―リーグ戦で筑波が終わって…大東大との入替戦、インカレ優勝とわりにあっさりいったかな、という感じがします。 「ほんとなんか、今思えばすごくあっけなく終わったな、という感じがします。東海とか青学負けちゃったし、なんか(笑)。すごい余裕で終わったんで実感はあんま沸かなかったですね。」 ―最後の方は本当に見ている方もプレーしている人も負ける気がしないような試合運びでした。集大成としてどのようなチームになったと思いますか? 「天理戦も、やってて負ける気はしなかったですけど、それなりに強いチームだったので。でも自分たちのやることが最終的にできたことで点が離れたと思います。(決勝は)全員でディフェンスをがんばって、リバウンドから速攻でどんどん走っていく慶應らしさがすごく出た試合だったのでそこに国士舘がついていけなかった…走り勝ったというのが大きいですね。」 ―自身初めてのオールジャパン、やはり目標はJBLのチームに勝つことですか? 「やっぱりやるからには勝ちたいです。JBL選手とやるのも初めてなんで、自分の力がどれだけ通用するかとか、しっかり自分の力をアピールしていけたらな、と思います。」 2年後への可能性
今季、コートには、躍動する二ノ宮の姿があった。圧倒的なクイックネスで相手ディフェンスを翻弄。絶妙なアシストを見せたかと思えば、勝負所でその絶妙な得点能力を発揮する。そんな二ノ宮もまだ2年生。佐々木HCも二ノ宮の伸びしろについて、こう話していた。 「『今年勝てれば3連覇できると』と学生には話している。変な言い方だけど、二ノ宮をしのぐガードは今後3年間でてこない。だから二ノ宮がいる限り優勝は狙える。(志村選手との比較は)志村は4年になったときにシュートを打たなかった。3年生まではいまのニノみたいに打っていた。熟成されてくると、自分はいつでも打てるけど周りをしっかり使えるとなる。まだ彼は頂点にあがってない、そこまでいけば志村より相当よくなりますよ。まだ伸びしろがたくさん残っている。今はこっちがドライブかけていいよ、シュート打っていいよ、とけしかけてやっと打っている。このトーナメントで最後までいったら、彼のその力が本物になるので…来年は志村が4年でやったことを3年でできるようになると思う。そしたらあと1年残っているからもっと上手になると思う。」(インカレ2回戦・早大戦後コメント) 2年生にしてチームを日本一に導いた二ノ宮。今季の二ノ宮のプレーは、確かに『彼がいる限り慶大は強い』と思わせるに十分なものだった。 まずは、オールジャパン。まずは2年目の集大成。二ノ宮が社会人相手にどれだけの衝撃を与えるか。彼のプレーを知るものならば楽しみでしょうがないだろう。
何に使うんですか?(笑)と言いながら笑顔で写真撮影に応じてくれた二ノ宮選手。一緒に写ってくれたのは鈴木キャプテン。 取材は12月27日の練習後に行われました。
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posted by 白田 有沙 |02:32 |
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―今年一年を振り返って下さい。苦しい昨シーズンからの変化はガードから見てどんなところがありましたか。
「今年振り返ってみると去年経験したことがすごい活かされた、というか…。去年と同じようなことには絶対なりたくなかったので。自分でも色々と考えたりする時間もできて、色んな人のアドバイスとかも受けて…結果的に自分の考え方がまとまって。それなりに良いプレーもできたし、良い結果もでたので結果的には良かったと思います。」
―その自分の考えというのは?
「やっぱり…このチームには得点を取る人がいっぱいいるじゃないですか。なので1番(ポジション)は、フォワード2人に思いっきり気持ち良くプレーさせることが第一かな、と思っていて。それで自分もバランス良く…打つ時は打って、みたいな。あとは岩下もうまく使ったりとか。やっぱり去年と違って周りを使うために自分が動く、みたいな…。去年は自分が点もとりたいし、パスもしたいし、とあいまいな感じだったんですけど、今年は周りのために動くような感じになりました。」
―今年、1年から2年に学年が変わったり、試合に出ているのが去年からずっとやってきたメンバー、という面で、ガードとして去年よりやりやすい部分はありますか?
「周りも僕のプレーを分かってきてくれた、ということも大きいと思うんですけど、やっぱり自分の意識が変わったということもあって。ゲームはガードが何とかしなきゃいけないという風に常に思っているので、その意識の変化が良い方向にいって良かったかな、と思います。」
―今季、敗れたのは法政、明治くらいだと思うのですが、明治戦負けたあとはチームとしての雰囲気も重かったと思います。筑波戦までの立て直しは、ガードとして何をしましたか?
「明治戦に負けてからは、その時にやっぱりガードがなんとかしなきゃと思って。とりあえずガ自分が思いっきり動けば周りも動いてくれると思ったんで。それと、セットプレーをやるにも全員が絡むようなセットプレーを心がけてやっていました。」
―慶應のスタイルとして速攻がありますが、他の大学とは求められているものが違うと思いますか?
「やっぱり慶應のガードっていうのは、オフェンスだけできてもダメなんで。ディフェンスも前からしっかりプレッシャーをかけて、なおかつ速攻にも参加してボールをどんどん前に出していかなきゃいけないんで。他のチームは…どうなんでしょうね(笑)あんまり早い展開でやるチームはないんですけど、それはまぁ各チームのプレースタイルなんで。慶應がディフェンスを頑張ってしっかり切り替えを早くする…そんな感じです(笑)」
今季、コートには、躍動する二ノ宮の姿があった。圧倒的なクイックネスで相手ディフェンスを翻弄。絶妙なアシストを見せたかと思えば、勝負所でその絶妙な得点能力を発揮する。そんな二ノ宮もまだ2年生。佐々木HCも二ノ宮の伸びしろについて、こう話していた。






