2008年12月06日

専大に完勝、ついに決勝へ

慶大―専修大(2008 第60回全日本大学バスケットボール選手権記念大会)
2008/12/05(金)@代々木第2体育館

<男子>
   1Q 2Q3Q4Q 合計
慶應 27 25 29 18 99
専修 20 17 10 20 67

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昨日天理大との試合を制し、ベスト4に進出した慶大が1部リーグ3位の強豪、専大との対戦に臨んだ。試合は序盤から慶大が得意とするトランジションの早い展開となる。専大は序盤こそくらいつくが、慶大の勢いが圧倒し、次第に突き放され前半は52-37という1部と2部のチームの試合とは思えない点差となる。後半も慶大は専大を圧倒。試合終盤には#6青砥、#10店橋、1年生#12春本、#14家治、#15松谷を出場させるなど余裕も見せ最終的に99-67で勝利した。

まさに慶大らしさの集大成といえる試合内容だった。慶大のスタメンはいつもの5人。専修大は#11藤井、#15増川、#20張、#22鈴木、#28能登でスタート。試合は慶大ボールでスタート。試合開始直後#4鈴木がファウルしてしまうが、すぐさま#9小林が3Pのバスカンを決め4ー0とする。keio-sports-59578.jpg
専修も#11藤井の3P、#28能登のジャンプシュートで返すものの#16二ノ宮の3P、#4鈴木のスティールからの速攻で二ノ宮がレイアップを決め、1Qは点の取り合いとなる。「トランジションを早くすることがよくできていた」(佐々木HC)、「どんな相手であってもトランジションゲームを作り出せる」(#4鈴木)と語るように今日の慶大はオフェンスで速攻がよく決まった。1Q残り3分から流れを掴みたい専大はゾーンディフェンスで慶大のオフェンスに対抗する。さらに終盤に#10飯田の連続シュートが決まり27-20で終える。


2Qでは、1Q終盤にリズムを崩された慶大だったが「相当ゾーンアタックは練習した。今日は練習の成果が出た。」(佐々木HC)とあるようにすぐさま専大のゾーンディフェンスに対応し、主導権を専大に譲らない。またディフェンスでは「1部リーグでは岩下選手のようなタイプのビックマンというのはいなかった」(専修大学中原HC)と試合後賞賛された、今大会絶好調の#7岩下がブロックを連発し簡単に得点を許さない。専大は慶大の速攻をとめる術を見つけることはできず徐々に点差は開いていき、52-37の大差で前半を終える。

3Q序盤は慶大の3年生コンビが怒涛のオフェンスを見せる。開始早々田上のジャンプシュートで先制すると、田上のオフェンスリバウンドから小林の3P、また小林のアシストから田上がジャンプシュートを決める。さらに小林は3Pラインから1mほど離れた位置からのシュート、速攻からのレイアップなど開始3分、2人で12点稼ぎ出した。keio-sports-59579.jpg残り6分50秒で専大はタイムアウトを取るがトラベリングなど自らのミスを犯してしまい調子に乗り切れない。慶大は残り3分39秒で青砥を投入する余裕も見せ始め、その青砥がブザービーターでゴール下のシュートを沈め81-47で3Qを終える。

大量リードで迎えた4Q。慶大は店橋、1年生の春本・松谷・家治を出場させて来年を見据えた布陣。最終的に99-67という大差で決勝進出を決めた。




今日の試合は随所に慶應らしさを存分の発揮し、いままでの苦手意識を克服できた試合だった。まずいままで苦手としてきた個人能力が高くハーフコートバスケットをしてくる専大相手に得意のトランジションの早いバスケで大差をつけて勝てたことだ。今回の勝利で、2部リーグ戦で個の能力が高い明大に唯一勝利を挙げられなかったという苦手意識を克服できたはずだ。さらにリーグ戦では決して得意ではなかったゾーンアタックも、リーグ戦後の集中的な練習のおかげで磨きがかかっていた。

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慶大の決勝の相手はなんと昨年の覇者青学大を見事下した同じ2部リーグの国士舘大。リーグ戦では国士館大と初戦であたり2勝を挙げたが、ゲーム1は延長戦となる大接戦。さらに、国士舘大はあれから1部のチームをなぎ倒してきたことによる自信を得ており、非常に勢いがあって恐ろしいチームである。自分達の得意分野を伸ばしつつ苦手意識を克服し、集大成の慶大バスケ部と、まさに勢いに乗るダークホース校国士舘大との決勝戦は12月7日行われる。「勝利至上主義」の慶大が4年前成し遂げた悲願の優勝でシーズンを締めくくれるか、目が離せない試合になりそうである。


なお慶大対国士舘大の決勝の展望をケイスポのウェブで載せるのでそちらもご覧ください。


インタビュー
佐々木三男HC
『(試合を振り返って)試合前にキャプテンの鈴木が春のトーナメントで法政に負けたことを思い出せと学生達に言っていたので私がいわなくても出だしから全員がしっかりやってくれた。トランジションの早いバスケがよくできた。うちのチームは能力がないのでトランジションを早くしないと勝てない。(岩下の活躍が目覚ましいですが)岩下は150周年記念での韓国の延世大学との練習試合で全試合でダンクするっていう目標を持っていた。毎大会で自分で目標を決めて臨んでいるようだ。今回のインカレではナショナルチーム呼ばれるようにというのが彼の目標だったみたいだ。(意気込みについて)今年は1部にあがったがまだ2部なので、2部で優勝するのが目標。2部のチームであってもトーナメントでは勝てるというのを証明したいと思う。今年勝てばまだ若いチームなので2、3連覇できると思っている。(ゾーンオフェンスが機能していましたが)だいぶ練習してきた。ゾーンをやられてすぐの場面ではうまく対応できなかったが、練習の成果がでた。リーグ戦終わってからゾーンアタックの練習をしていたのでよくできたと思う。(ゲームプランは?) 鈴木選手と堤選手のGのところをファウルトラブルにしたかったが、バスケの技術じゃないところのファウルを今日の審判はよく取ってくれたのでゴール下の選手がファウルトラブルになり有利に試合できた。(4年前と2年前の違いは?) 今年のチームは04年のチームに似てきている。個々の能力という所では4年前のほうが高いかもしれないが、今年はチームとしての総合力で上回っている。2年前よりは確実に力はついてきている。(決勝でやりたいのはどちらですか?(この時点で勝者は決まってない))青学のほうがやりやすい。とにかくゾーンアタックをやりきる。国士舘には負ける気がしないが2部同士で決勝をやりあうというのも面白くない苦笑』


慶大#4鈴木選手
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(専修は)うちの苦手なタイプのチームだと思っていて。インサイドにあれだけ枚数がいて、全員がリバウンドにとびこんでくるという。不安要素はあったんですけど#7岩下が相当がんばってくれたのもあったし、大祐(#9小林)だったりタノ(#11田上)だったり…チーム全員でボックスアウトというかリバウンドの意識があって、浸透していたので、うまく乗り切ることができたかな、と思います。チームの最後のほうになると方向性だとか勝ち方が分かってきてて、わりにどういう相手であってもトランジションゲームを作り出せる、というのがこういう結果につながってきていると思います。(明日は?)今日はディフェンスで貢献できたので。明日も頑張りたい。あとは青学とやりたいです。笑


#9 小林選手
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「(明日の試合について)いままで6度全国大会という舞台にたっているが優勝はミニバスの時の1回しかないので、さらに慶應150周年という年でのありますので優勝したいです」

#11田上選手
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「(今日の試合を振り返って)今日は本当に走り勝ったな、という感じ。終始うちのペースだったので。まぁ、能力に対して自分たちの走るバスケができたのが勝因で。昨日も言たんですけど、ほんとにチームカラーが両極端だったのでこっちもまじめに走って勝ったっていうのは自分たちのバスケを信じて練習してきてよかったな、と思います(決勝では青学と国士舘のどっちがきてほしいですか)う~~~ん・・・・・・・笑どっちもどっちという感じ。どっちも自分達のバスケをすれば勝てると思っている。今年は2部が1部を倒すというのが本当に多い。なので2部を勝ち抜いた誇りをもって「2部のチームで優勝」が飾れるようにしたい。」

#13酒井選手
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「やっぱトーナメントは、1試合1試合するごとに結束力もあがってくるんで、やっぱりそういう意味では、昨日よりも今日のほうが全然よかったし、この流れで決勝も、相手がどうなるか分かんないですけど。自分たちの慶應らしさを出せれば、自ずと結果がついてくると思うんで、ほんと自分らのプレイをやりとおすことを考えてがんばりたいと思います。
(リバウンドも好調)1部と2部で、総得点、2部のほうが全然あったし、1部はディフェンスがすごいんだろうな、という印象はあったんですけど、入替戦とかやってみて、実際100点以上取れたりとか、今回もさっきの専修戦でもほぼ100点取れたりとかそこはやっぱり自分たちのオフェンス力が自信になっている部分はあると思う。ディフェンスでちょっと取られすぎな部分はあるんですけど。
(明日の試合は)個人的にチームとしての優勝を経験したことがないので優勝できないというジンクスをやぶりたいです。まあ兄ちゃんを超えとして・・・・3連覇目指したいです笑」


posted by 脇田 和慶 |08:43 | バスケ | トラックバック(0)
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