2008年12月05日

持ち味を発揮し、天理大に勝利!ついにベスト4

12月4日(木) @代々木第二体育館  

第60回 全日本大学バスケットボール選手権記念大会・準々決勝

慶大     16  26  23  22  87
天理大   17 23  17  18  75
 
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まさかの東海大の敗戦により、関西1位の天理大との戦いとなった準々決勝。一段と大きい天理大の声援の中、#7岩下と前日の東海大戦で28得点、33リバウンド、5ブロックと大暴れした天理大が誇る怪物センター・#10サンバとのマッチアップが注目された。一進一退の緊迫したゲームとなった一戦は、慶大が随所で得点を重ね、見事ベスト4の座を勝ち取った。

慶大のスタメンは#4鈴木、#7岩下、#9小林、#11田上、#16二ノ宮。#7岩下が、マッチアップすることになる#10サンバをどこまで抑えられるか。「やりがいのある相手。モチベーションがあがる」と語る#7岩下の真価が問われる試合となった。序盤は#16二ノ宮が絶好調。スティールにアシスト3本、特にその内の2本は速攻、と慶大得意の速い展開で幸先の良いスタートをきる。対する天理大は#10サンバのポストプレイを中心に攻めるが、#7岩下の好ディフェンスとダブルチームで思ったようにプレイさせず。1Q残り5分の時点で、#9小林がすでにファウル2つと不安要素を抱えながらも、慶大が14-6とリードする。ところが天理大はオフェンスリバウンドからのセカンドチャンス、また#8知念の素早いドライブインが慶大のディフェンスをかき回し、徐々にリズムをつくりはじめ、結局1Q終了時点では16-17と逆転されてしまう。2Qからはまさに一進一退。エース#9小林が調子を取り戻し得点を重ねるが、天理大は伏兵・#15根来が中心となり必死に追いすがる。2Q終って42-40。

後半、前半は#7岩下の好ディフェンスの前にいま一つだった#10サンバがついに本領発揮する。#15根来とともにリバウンドを支配し、ゴール下に君臨する。トータルでリバウンドは慶大39本に対して天理大48本。特にオフェンスリバウンドは13対20と、大きな差をつけられる。対する慶大はフィールドプレイヤー全員がまんべんなく得点を重ねる。この日シュート4本しか打たなかった#4鈴木を除く5人が2桁得点。バランスの良い攻撃を見せる。一進一退を続ける両チームだったが、均衡を破ったのは#16二ノ宮。第3Q残り3分半、3ポイントを沈めた後、#10サンバのテクニカルファウルで得たフリースローを2本ともきっちり決め、5点差にする。この後、常に5点差以上をつけ慶大が試合をリードする。3Q終って65-57。迎えた4Q、後半好調の#10サンバが得点、リバウンドを重ねる。だが#7岩下も負けていない。#15根来をブロックした後、#10サンバに2回連続のブロックをくらわせ、チームに勢いを与える。#7岩下はこの日なんと大半は#10サンバに対しての9本ものブロックを記録した。試合は#10サンバの活躍により、一時は3点差まで詰め寄られるが、大事な場面で#11田上、#7岩下が得点し、最後はこの日ファウルトラブルに苦しんだ#15酒井が3ポイントシュートを2本沈め勝負あり。87-75で天理大を下し、準決勝進出を決めた。

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結果的に12点差がついたものの、点差ほどの実力の差は見られなかった。この日の勝因はやはり#7岩下。#10サンバに一歩も引けをとらず、見事に役目を果たした。これでベスト4、次は専修大である。悲願のインカレ優勝まで後2つ。充分手の届く位置まで来た。


コメント-(慶大インタビュー時には専修―同志社戦の結果は出ていない)

佐々木HC
「(今日の勝因は)#7岩下と#16ニノかな。あとは#11田上がよくやってくれた。ペイント内は前半よく抑えてくれた。うちがハーフコートのバスケットをやっても限界がある。だから今日もいつも通りトランジョンの早い展開にしようと思っていた。昨日のゲームでむこうの4番(野口)の3Pが入っていたが、今日のゲームでは田上がよく止めてくれた。相手は早い展開について来れてなかった。 (序盤は簡単なミスが目立ったが)慎重になりすぎている感がある。大祐(#9小林選手)が難しいプレイばかり選択している。もうちょっと正しいシュートを打ってくれたらと思う。(後半はリードされることがなかったが)#11田上がいいところでシュートを打つ。シュートが決まらなくても打ってほしい所で打ってくれている。ゲーム中にもよく指示が聞こえているみたいだ。ただディフェンスでは性格が優し過ぎるので#15(根来)には付かせなかった。(インサイドのディフェンスは)毎日練習している。#4鈴木がインサイドの選手にダブルチームに行くのはちゃんとやってきた。」

#4 鈴木キャプテン(政4)
「(勝因は)まずは#7岩下。相手の10番(サンバ)にやられかけたところで何本かとめたのはあったし、岩下の活躍が大きかったと思う。(個人としては)少しシュートの調子がよくなかったので、ディフェンスをがんばって、あとはいつも通り声をかけていこうと意識してやっていました。悪いなりにいい部分もあったかな、と思います。(突き放せたところは)んー#11タノが相当あの厳しい時間帯にシュートを決めてくれたので、オフェンス面ではかなり貢献してくれたと思いますね。でもやっぱり、追いつめられる前にもっとつぶせたかな、というのがあったので、20点くらいはなせるチャンスがあったのに、イージーシュートとかリバウンドとかでミスをして相手に勢いを持たせてしまっていたので、そこは明日への課題というか。まぁおそらく専修だとは思うので。」

#7岩下(総2)
「(今日好調だった。サンバについては?)高さはあるが巧くはない。だがやりがいのある相手。やっててきついが、楽しい。ニャーンとは練習試合みたいなプレッシャーのない試合でやってたので、それとは違う。モチベーションが上がる。それがいいパフォーマンスにつながったと思う。優勝狙える位置まで来た。(勝因は?)豊富な経験があったことだと思う。2部に降格して1年で1部に昇格して、チームが大きな成長を遂げた。周りの大きなプレッシャーに答えてきた。それが経験につながったと思う。過去がどうだろうか自分たちは関係ない。自分たちは自分たちで頑張る。」

#9小林選手(総3)
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「最初は20点差くらいつける予定だったんですが、#15(根来)にやられましたね。 昨日の試合で#4(野口)が3Pをかなり入れていたので、とりあえずはじめはディフェンスから入れといわれた。(個人的には)相手の核はやっぱりサンバなんで、センターの所はイーブンで2番、3番のポジションで主導権を取ろうとしたんですけどあんまりうまくいかなかったですね。」

#11田上選手(環3)
「とにかく走るプレイをするしかないと思っていた。僕自身相手がこうだからこうしようというのはなかった。達郎(#7岩下選手)が頑張ってくれた。あいつ自身もサンバみたいな選手がいるチームはなかなかないのでマッチアップを楽しんでいたと思う。(自身は)速攻で1番前を走ろうという意識でやっていた。(監督がシュートセレクションを褒めていましたが)ボールをもらう前に状況をみて次に何をするか考えてプレイするようにしている。後半追い詰められた時には3、4年が頑張るしかないと思っていたし、弱気を見せたら終わりだと思っていた。」

#15 酒井選手(環2)
「(終盤よくシュートが入ったが)一本目決めて(82-73)もう勝ちかな、と思ったんですけど僕のマークマンに速攻返されて、僕正直1年坊には負けないっていうのがあるんで(笑)、それで決め返して(85-75)、そしたらチームメイト、#10大祐さんとかがもう笑顔だったんで、やっぱうれしいですよね。おいしいとこもっていってしまったな、とかそういうことばかり考えていました(笑)(ファールがかさんだが)前半でファール3つして、後半速攻入って4つめしてしまって。あのとき自分のファールのこと考えてなくて、このマークマンならフリースロー外れるからいいや、とファールして迷惑かけてしまった。正直今日の試合でも6人しか出てないので、ファールトラブルというのは致命傷になってしまうので、そこは明日の修正点になってくるかな、と思います。」

#16 二ノ宮選手(環2)
「(今日の勝因は)展開を速くできたことと岩下が頑張ってくれたことだと思う。やる気を持って頑張っていたし、みんなが期待してることをやってくれたと思う。(途中簡単なレイアップを外すなどのミスが目立ったが固さなどは)固さというよりは…空回りというか、気持ちが入り過ぎてしまった。セルフコントロールできなければいけないなと思う。(個人的にこの試合は)今日はあんまり良くなかった。」

天理大 伊藤コーチ
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「対策する時間はすごく少なかったですね。慶應大学さんはアップテンポで、こうファーストブレイクというか、切り替えが早い、というのがあるので、まずは#16二ノ宮くんにボールを持たせないようにして、スローテンポな展開に持ち込もう、というのがディフェンスではそういう狙いでやっていこうというのがありました。オフェンスでは、もうやっぱり#10サンバとか、あと#15根来の所で点がとれるだろうというのはあったのでそういう戦い方はしていました。(3点差になったときに離された要因は)あのときは、うちの得点のとり方が悪かったので、そのままいいファーストブレイクを決められたり、そういうのが多かったと思う。あとはゾーンディフェンスを早いうちに攻略されてしまったので、体力的にもついていけないな、というのが最後ありました。」

#4 野口キャプテン
「(慶應の印象は)一人一人の能力が高くてシュートの確率も良くて、素直に強いと思った。得意の3Pも止められてしまって逆に無理矢理打たされてしまったりと自分で自分の首をしめて調子を悪くしてしまった。今日の試合は悔いは残るが自分たちのバスケができたので良かった。」

#15 根来選手(体育3)
「今までこういう舞台でやったことがなかったので、まずは思い切って攻め気を出してやっていこうと思った。細かいの(ゲームプラン)はなかったんですけど、思いっきり攻めていって、#10サンバがいるんで、(リバウンドを)とってくれるし、という気持ちで頑張れたと思います。サンバに対してずっとマークがいくというのは分かっていて、僕ががんばろうかな、と強く思ってやりました。(慶大との差は)強いチームとやっているという経験の差やゲーム運びのうまさなんかで負けたんじゃないかなと思います。3点差とかまで2、3回いったんですけどそこでまた引き離されたんで、やっぱその辺が見習わなければならないな、と思うところです。(残りの試合は)切り替えて、もっとみんなで盛り上がってがんばっていきたいと思います。」


posted by 四十万 裕人 |02:17 | バスケ | トラックバック(0)
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