2008年10月30日

ナビスコ杯決勝の歴史から紐解く初出場クラブの重圧

 いよいよ2008年ナビスコ杯決勝まであと2日と迫ってきた。決勝戦初出場の大分トリニータにとって未知の体験。サポーターの一人として、期待感と不安感と緊張感が織り交ざった何ともいえない状況でその日を待ちわびている。これこそが経験した者にしか分からない気持ちなのだろうと実感している毎日である。

 決勝に臨むにあたって、過去のナビスコ杯決勝の歴史を知りたくなった。どのクラブが過去に優勝し、どういったスコアだったのか?そして、初出場時のそれぞれのクラブの結果はどうだったのか?Jリーグ公式サイト(Jリーグ公式:「ヤマザキナビスコカップ 歴代カップウィナーと決勝公式記録」)を参考にチェックし、初出場時のクラブの戦績について振り返ってみた。

 まずは、過去のナビスコ杯優勝チームと決勝での戦績を見てみた。初出場時と初優勝時に焦点をあてた結果は以下のようになった。(所属クラブ名は現名称とし、カッコ内の数字はナビスコ杯決勝の通算成績である。)

①初出場初優勝を果たしたクラブ
 東京ヴェルディ(3勝1敗)
 鹿島アントラーズ(3勝3敗)
 柏レイソル(1勝0敗)
 横浜F・マリノス(1勝0敗)
 FC東京(1勝0敗)
 
②初出場時は負け、その後リベンジしたクラブ
 清水エスパルス(1勝2敗)
 ジュビロ磐田(1勝3敗)
 ジェフユナイテッド千葉(2勝1敗)
 浦和レッズ(1勝2敗)
 ガンバ大阪(1勝1敗)

③いまだリベンジを果たせていないクラブ
 川崎フロンターレ(0勝2敗)

 その結果、初出場初優勝を果たしたクラブは5チーム、初出場時は負けたがその後リベンジ(優勝)したクラブは5チーム、決勝進出を果たしたが優勝していないクラブは川崎のみという結果であった。

 注目したいのは、柏・横浜F・FC東京の3チーム。いずれも過去1度だけ決勝進出を果たし、その時に勝利した”初出場初優勝”したチームである。このデータから一発勝負での強さを物語っている。また、東京V・鹿島・千葉のみが複数回優勝(2回以上)しているが、他のクラブは1回のみ優勝。このデータから決勝で結果を残すのは難しく、多くのクラブが優勝しているということが分かる。

 次に、初出場時のスコアと初優勝時のスコアを見てみた。初出場初優勝した5クラブについては当然同じ結果であるが、以下に列挙してみた。

【初出場時のスコア】
 東京ヴェルディ(1-0)
 鹿島アントラーズ(7-2)
 柏レイソル(2-2(PK勝ち))
 横浜F・マリノス(0-0(PK勝ち))
 FC東京(0-0(PK勝ち))
 清水エスパルス(0-1)
 ジュビロ磐田(0-2)
 ジェフユナイテッド千葉(0-4)
 浦和レッズ(0-1)
 ガンバ大阪(0-0(PK負け))
 川崎フロンターレ(0-2)

【初優勝時のスコア】
 東京ヴェルディ(1-0)
 鹿島アントラーズ(7-2)
 柏レイソル(2-2(PK勝ち))
 横浜F・マリノス(0-0(PK勝ち))
 FC東京(0-0(PK勝ち))
 清水エスパルス(3-3(PK勝ち))
 ジュビロ磐田(4-0)
 ジェフユナイテッド千葉(0-0(PK勝ち))
 浦和レッズ(4-0)
 ガンバ大阪(1-0)

 その結果、非常に興味深いデータが出てきた。まず初出場時のスコアであるが、実に11チーム中8チームが無得点という結果になっている。また、初出場初優勝した柏・横浜F・FC東京はすべてPK戦までもつれて勝利した結果はとても興味深い。さらに、その後リベンジを果たした清水と千葉もPK戦勝利だったことを加えると、初優勝時にPK戦勝利を果たしたクラブが5チームとなり、歴代優勝クラブ10チームのうち半分を占めていることになる。

 長々と述べてきたが、初出場したチームは往々にして無得点という結果に終わり、また優勝したとしてもPK戦までもつれることが多いということが過去のデータから分かった。このデータから、初出場クラブにとって決勝戦という舞台がいかに大きなものであり、優勝を勝ち取るためには壮絶な戦いを制しなくてはいけないと言えるような気がする。

 さて、我らが大分トリニータ。言わずと知れた、初めて決勝進出を果たしたチームである。天皇杯を含めても決勝進出を果たした経験はない。チーム、スタッフ、そしてサポーターにとって未知の世界である。どういった結果になるのか?過去のデータを振り払う結果になって欲しいと思うと同時に、PK戦も頭の片隅に入れておかなくてはいけないと過去の歴史から考えている。

 大分トリニータが国立の舞台で輝くことを祈っている。そのためには初出場クラブの重圧とも戦わなければいけない。どういった展開であろうとも壮絶な試合になるはず。でも、乗り越えられないことはない。国立で優勝カップを掲げるため、大分トリニータにかかわるすべての人のパワーを集結できればと思う。

posted by keicalcio |14:39 | 大分トリニータ | コメント(4) | トラックバック(0)
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ナビスコ杯決勝の歴史から紐解く初出場クラブの重圧

コメント投稿者ID :

流石ですね。鋭い分析思わずなるほどーと思ってしまいます。
初出場は得点0ジンクスとか、得点率がそんな多くない大分は難しいかなぁ…
PKなったら西川君いないのがつらいかなぁ…
そんなみなの不安を取り除くデータが見つかりました!(笑)
はじめに、長文お許しください。
別角度で見てみました。
過去15試合のデータより
前半総得点数 9得点
後半総得点数 27得点
PKが5試合
ここ9年分のデータだと
前半総得点数 3点
後半総得点数 7点
PKが4試合(3試合が0-0)
ここ数年でも、後半に得点するケースが非常に高い
大分と清水を比較して見ました。
前半決定率 大分9本中1本 清水8本中1本
後半決定率 大分10本中1本 清水8本中1本

むむ・・・若干押され気味ですが、しかし失点率をみると

前半失点率 大分12本中1本 清水9本中1本
後半失点率 大分12本中1本 清水8本中1本

大分は堅守で有名ですが、清水は後半に弱い??
あれ、ナビスコだと後半に点が多く生まれてますよね?
これが、被シュート数をみると
大分、前半135 後半149
清水、前半141 後半174
圧倒的に、シュート打ち込まれてます。後半に。
それと、今シーズン、清水と2戦してますが、
ホーム2-1大分勝ち
前半 大分1得点
後半 清水、大分1得点ずつ
アウェイ2-2 ドロー
後半、2得点ずつ
両試合とも、後半に試合が動いてます。
だから、後半に絶対大分が得点できるはず!
よって後半大分が1得点して守りきって
優勝で決まりです!

大分がんばれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あと、余談ですが、2005年千葉がPKで勝った時は有名ですが、遠藤がコロコロPK立石に止められる事件が発生してます。
何が起こるかわからない!

posted by 隠れトリサポ | 2008-10-30 20:37

ナビスコ杯決勝の歴史から紐解く初出場クラブの重圧

コメント投稿者ID :

PK戦に関しては西川がいないのはラッキーだと思います。彼PK弱いので。

posted by 120分でケリを | 2008-10-31 08:11

ナビスコ杯決勝の歴史から紐解く初出場クラブの重圧

コメント投稿者ID :

>隠れトリサポ さん、
別角度からの視点、非常に興味深かったです。僕では考え付かない視点ですね。

総じて、おそらく勝負は後半ですね。大分にとっては無失点こそ生命線であり、後半に勝負をかけるスタイル。

不吉なデータを申し上げたかったのではなく、PK戦も覚悟せねばと言うことでした。明日は想像つきません。(笑)

posted by keicalcio(管理人) | 2008-10-31 17:03

ナビスコ杯決勝の歴史から紐解く初出場クラブの重圧

コメント投稿者ID :

>120分でケリを さん、
大分には下川がいます!それに、もしPK戦になったら…。サポーターとして見れません。(苦笑)

posted by keicalcio(管理人) | 2008-10-31 17:04

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