2008年07月16日

天才・三浦皇成を解き明かす。

3月デビューながらすでに33勝を挙げ、関東リーディング9位に位置している三浦皇成君。「新人の三浦騎手が勝利を…」というニュースが当たり前のようになって、「若手騎手の登竜門」とも言われる北海道でも順調に勝ち鞍を伸ばしている驚異のルーキーです。

 
新人騎手には「短距離で穴を出す」とか「ダートで買い」といったような特徴が主に挙げられますが、こと三浦皇成君に関してはそういったという枠組みで括ってしまうのは間違いでしょう。初勝利が中山芝2500mの特別戦、メインレースで1番人気の馬に騎乗して鮮やかな追い込みを決める。そんな新人騎手は今まで武豊ぐらいしか見たことがありません。


ということで、早速三浦皇成君を少しづつ解き明かしていきましょう。まず、三浦皇成君の2008年7月14日時点での成績は、以下の通りです。


【33-32-17-233】勝率10.5% 連対率20.6% 複勝率26.0%
 

騎乗機会が100回以上の騎手の中で勝率が10%を超えているのは関東の騎手では横山典騎手、後藤騎手、中舘騎手、内田博騎手、蛯名騎手の5名のみであり、柴田善騎手、松岡騎手といった関東リーディング上位に名を連ねる騎手の勝率をも上回っています。人気馬に多く乗せてもらっていることを差し引いても、立派な数字と言えるでしょう。
 

さらにここから、「条件の違いによる成績の変化」を説明していきたいと思います。調べてみると、特に大きな違いが生じるのは「未勝利戦における牡馬騎乗時と牝馬騎乗時での成績」ということがわかりました。


牡馬騎乗時成績【4-11-8-61】 4.8% 17.9% 27.4%
牝馬騎乗時成績【14-8-0-40】22.8% 35.5% 35.5%

数字を見れば一目瞭然ですが、牡馬騎乗時にはなかなか勝ち切れないのに比べ、牝馬騎乗時では勝率22.8%という驚異的な成績を残しています。この中には11番人気1着という大穴もあり、馬券的妙味も十分。このデータは、覚えておいた方が良いかもしれませんね。 


馬券的な部分でいえば、「関西馬騎乗時の成績」についても説明する必要があります。最近では山内調教師、森調教師といった関西の有力トレーナーから騎乗依頼を受けることも多い三浦皇成君ですが、その成績はというと、

 
関西馬騎乗時の成績【3-12-3-45】6.6% 33.3% 40.0%
 

なんだか良いのか悪いのか分からないような成績ですが、「馬券に絡む」という観点で見ると間違いなく好成績を残していると言えます。勝率が若干低いですが、複勝率40.0%という数字は立派です。

 
ただ、ここで注意していただきたいのが、複勝圏に入った18回のうち、実に14回までもが1,2番人気でのものだということです。これはつまり、「人気薄の関西馬に騎乗する際は消し」ということ。念のため、これも、頭に入れておいたほうが良いでしょう。

 
最後に、馬券的にもっとも役立つデータを説明すると、三浦皇成君は芝よりダートのほうが成績が良いのですが、ダート戦騎乗時において、ある条件が発動するとその勝率・連対率はグンと跳ね上がります。その条件とは、

 
「逃げ馬に騎乗すること」

 
それこそが、三浦皇成君の見せ場であり、最大の狙い時となります。その成績はというと、

 
【5-4-1-11】 23.8% 42.9% 47.9%
 

連対率・複勝率ともに50.0%に手が届こうかという数字です。ちなみに、先行馬騎乗時でもこれに近い成績を残しています。前に行ける馬で臭そうな馬がいたら抑えておいた方が良いかもしれませんね。


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posted by あんじ |20:56 | トラックバック(2)
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