2009年10月31日

【編集部発】◎ウオッカ連覇へ爆走だ!―天皇賞・秋 予想

 このご時世、仕事が忙しいのはいいことです。でも、先週、今週は特に競馬以外の会社の仕事でバタバタしていまして、ブログを更新したいのにロクに手をつけることもできず、今日に至ってはスワンSをリアルタイムで見ることもできませんでした。悲しい。
 いちおう、スポーツナビ競馬担当と名乗っているのに、一番競馬が盛り上がる時期にこれでは……。忸怩たる思いです。
(いや、単に「忸怩たる」という言葉を使ってみたかっただけですが)

 で、忸怩たる思いを抱えながらJRA動画で見たスワンS。叩き2走目でキンシャサノキセキの出来が良かったこともあるんでしょうが、さすがはスミヨン騎手といったところでしょうか。
 あれだけうるさいキンシャサノキセキを御しての鮮やかな好位抜け出し。なんでも、昨晩に同馬の過去レースのVTRを見まくって研究していたというのですから、この探究心や競馬への姿勢も素晴らしいですよね。

 と、思いながら他レースの結果も見ていたら、最終レースも勝っていた。さっそくエンジン全開のようですし、明日の天皇賞・秋はじめ今後の秋冬競馬でのスミヨン騎手には要注目ですね。

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<GI天皇賞・秋>
◎ウオッカ
○アサクサキングス
▲ドリームジャーニー
△オウケンブルースリ
×カンパニー
注アドマイヤフジ

 本命はウオッカ。毎日王冠は2着でしたが、使えばガラリと変わる馬です。斤量も1キロ減りますし、奇数番ながら前に馬を置いて脚をタメたいウオッカに4枠7番は好枠と言えるでしょう。
 最内にコスモバルクがいて、エイシンデピュティ、キャプテントゥーレらがいるこのメンバーなら、前走のような「押し出されるようにハナ」のパターンはないはず。得意の形に持ち込んで、春に見せた異次元脚が再び秋の府中でも見られることでしょう。

 好配の使者にはアサクサキングス、アドマイヤフジを指名。アサクサキングスはここを目標に予定のぶっつけで、仕上がりはバッチリ。鉄砲が利くタイプですし、春先には京都記念→阪神大賞典と連勝した馬。この枠なら一発あっても。
 アドマイヤフジはここのところパッとしませんが、特に大きくも負けていない馬。そこでスミヨン騎手ですよ。

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2009年10月27日

【編集部発】ウオッカ連覇へ、V7へ―天皇賞・秋 展望

 さあ、今週は伝統の大一番。秋の最強馬決定戦、GI天皇賞・秋です。
 マイラーよりの馬から、中距離馬、2400メートル前後が得意な馬まで、総出で覇を競う2000メートル戦。スピード化が進む現在の日本競馬においては、最もメンバーがそろい、最もレベルが高くなる距離かもしれないですね。

 それを裏付けるかのように、今年は登録馬33頭中、GI馬がなんと9頭も登録。
 記憶に新しい昨年は、ウオッカvs.ダイワスカーレットによる2センチ差の死闘、という歴史的名勝負が生まれました。
 今年も昨年に負けないくらいの好レースを期待したいですね。

 ハイレベルメンバーが集結した秋の盾を制し、日本最強をアピールするのは果たして誰なのでしょうか?
 それでは展望、有力各馬の紹介・分析といきましょう。

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 今年の天皇賞・秋の登録馬は→コチラ(Yahoo!スポーツ)

 主役はハイ、昨年のチャンピオンで、芝では現役最多GI6勝馬の女王ウオッカさまです。牝馬ではもちろん史上初、そして競馬史上でもシンボリクリスエス(2002年~03年)に続く2頭目の天皇賞・秋連覇を狙います。
 今年スタートのドバイでは思わぬ敗戦に見舞われましたが、帰国してから完全復活。競走馬として一番のピークを迎えていると思わせる規格外の強さでGIヴィクトリアマイル、GI安田記念を連勝しました。
 秋初戦の前走GII毎日王冠はカンパニーの強襲に屈したものの、もともと休み明けよりも1回使った方が走るタイプ。さらに、今回は斤量1キロ減と、有利な材料がズラリ並びます。
 また、前走のように逃げる展開になるとは考えづらく、馬の後ろでタメていけば恐るべき爆発力を使ってくれる馬。東京コースでの強さは今さら説明するまでもありませんから、今年も大きな期待を寄せていいでしょう。
 そして何より、昨年との違いは最大のライバル・ダイワスカーレットがいないこと。春同様の走りをすれば、おのずと結果はついてきます。
 連覇へ、JRA・GI史上最多タイのGI7勝目へ、いざ発進!

 そのウオッカを毎日王冠で負かし、再び注目を集めているのが8歳馬の古豪カンパニーです。
 前走は「これしかない!」という鮮やかすぎるほどの競馬で女王撃ちに成功。しかしながら、そうやってウオッカに勝つのですから、カンパニーの能力も素晴らしいです。老将いまだ衰えず、ですね。
 さて、今回も再現はあるのか? 横山典弘騎手は前走後に「毎日王冠と天皇賞はまったく別物」と語っていたように、ベストの千八から1ハロンの距離延長、また多頭数をどうさばくか、などが課題となるでしょう。
 それでも昨年はウオッカからハナ+クビ+ハナ差、タイム差なしの4着。ダントツの上がり脚で、あと10メートルもあれば差し切ったのでは?と思える際どいレースをした馬。
 また、昨年と違い、今年は休み明けから出来が良く、この調子を維持していけば昨年以上の出来で臨めることでしょう。悲願のビッグタイトルが近づいてきました。

 ウオッカが今年素晴らしい充実ぶりですが、同じ5歳世代の牡馬からも負けない充実度を見せている馬がいます。それが、今年のGI宝塚記念馬のドリームジャーニー。
 GII大阪杯でディープスカイを撃破し、気性面から距離が長いと言われていたGI天皇賞・春で3着、そして、ベストの中距離に戻った宝塚記念では再びディープスカイを負かしての3年ぶりGI奪取でしたね。
 前走のGIIオールカマーは2着に敗れたものの、マツリダゴッホのペースにはまってしまい、また馬格のない馬にはツライ59キロを背負った上でのレースでしたから、休み明けの内容としては上々。斤量が1キロ減るのは好材料ですし、当然2走目の上積みは十分です。
 ポイントは良績のない左回り。東京コースでは4戦[0013]と連対がありません。昨年の天皇賞・秋も10着に敗れました。左回りだと左にモタれるから、思うように追えないことが原因とか。
 しかし、本格化した今ならそれも克服可能では?という期待が高まっているのも事実。そうなれば春中距離戦線を席巻した切れ味が東京でも見られるはずです。

 東の前哨戦を制したカンパニーに再注目が集まる一方、西の前哨戦・GII京都大賞典を制した馬にも大きな注目が集まりだしましたね。
 同じ音無厩舎の昨年の菊花賞馬オウケンブルースリ。前走は菊花賞を思わせる、とんでもない末脚で復活勝利を挙げました。春は順調さを欠いて影が薄くなってしまいましたが、まともに能力を発揮すれば、やっぱり能力は現役トップクラスですね。
 復調の要因は、課題だった腰がパンとしたこと。これにより調教がバリバリ積めていますし、今回はさらなる上積みも期待できそうです。前走後、音無調教師は「これからもっと良くなるよ」と、自信たっぷりに語っていました。
 さて、今回のカギとなるのは前走から距離が400メートル短くなる2000メートル戦であること。もちろん、勝ち鞍のある距離ですから全くダメということではありません。
 ですが、この勝ち鞍というのは未勝利戦で、やっぱり2400メートルぐらいがベストの馬。中距離のスペシャリストを相手に、やや距離が不足しているかなと思える今回の条件でどこまでやれるか。
 末脚の破壊力は一級品。前半置いていかれずに脚をタメていければ。

 復活の08年クラシック組と言えば、この馬も忘れてはいけません。皐月賞馬キャプテントゥーレ。骨折により1年4カ月も戦線離脱していましたが、今年夏のGIII関屋記念4着で復帰。2走目の前走GIII朝日CCで早くも勝利を挙げました。皐月賞は7番人気での勝利でしたが、やはりクラシックホースの名は伊達ではありません。能力は高いですね。
 また、母系は世界的な良血で、祖母スキーパラダイス、母エアトゥーレ、姉アルティマトゥーレはいずれも古馬になってから本格化したタイプ。この馬もまだまだ強くなっていくことでしょう。
 キャプテントゥーレの良さは、すっと先行できるスピードと、最後のしぶとさ。初の東京コースに不安は残すものの、馬場・コース改修後の東京は先行馬がけっこう粘りこめますから、以外とぴったりハマるかもしれません。
 確かに前走よりもグンと相手が強化されますが、この未知の魅力がまた楽しみでもありますよね。オウケンブルースリとともに苦戦が続く4歳牡馬勢の巻き返しを狙いたいところです。

 また、関西馬からはサクラメガワンダーも怖い存在。この6歳馬も今年、素晴らしい充実ぶりを発揮している1頭で、宝塚記念はディープスカイに先着する2着と、ビッグタイトルまであと一歩に迫りました。末の威力ならメンバー屈指の存在です。
 その宝塚記念以来4カ月ぶりの休み明けになりますが、鉄砲が利くタイプですから心配は無用。さらに、このぶっつけはもともと予定どおりというのですから、仕上がりもバッチリでしょう。
 あとは6戦[0006]の東京コースを克服するだけ。左回り自体は今年のGII金鯱賞を快勝しているから問題なし。真に克服するのは関東への長距離輸送。それも精神的に成長した今なら……。昨年6着以上の成績を期待したいですね。

 一方、関東からは古馬の総大将マツリダゴッホが出陣。不振が続いていましたが前走オールカマー、得意の中山で大復活を遂げました。ツボにハマれば、さすがの強さですね。まだまだ健在です。
 中山で特異的な強さを発揮するだけに、やはり不安要素となると、左回りの東京コース。ただ、昨年のGIジャパンカップでは見せ場十分の0秒2差4着に来ており、まるっきりダメなわけではありません。
 スイスイと自分のペースで行けば力を発揮する馬。昨年のJCと同じくらい走れば、好勝負は十分可能です。

 同じ関東のGIタイトルホルダーとして復活が待たれるのが、昨年のJC馬スクリーンヒーロー。その名のとおりニューヒーロー誕生を予感させましたが、今年に入って伸び悩んでいます。
 ただ、阪神大賞典、天皇賞・春の3000メートル級は、今振り返ればこの馬には距離がやや長かった印象。2200メートルの宝塚記念では先行2番手から見せ場ある5着と、復活の糸口をつかみました。
 目標戦は次のようにも思えるので、この4カ月ぶり休み明け初戦は割り引き材料ですが、東京コースは走る馬。ウオッカ、メイショウサムソン、ディープスカイらを撃破したJCの走りからも、潜在能力の高さは折り紙つきです。この秘めた地力は侮れません。

 今年の天皇賞・秋、関東からの真打ちは実はこの2頭以外にいます。それが上がり馬シンゲン。今年、GIII新潟大賞典で待望の重賞初勝利を達成し、続くGIIIエプソムCを連勝。とにかく左回り、東京コースでの強さは特筆モノです。それは8戦[6002]の数字が物語っていますね。
 秋初戦の前走オールカマーでは、右回りの中山コースでしたが、ドリームジャーニーに際どく迫る3着。コースの利を受けずとも、実力がトップクラスに接近していることをアピールしました。
 中山でもあれだけ走るんですから、得意の東京になれば……という期待は当然のこと。一気の頂点獲りがあっても不思議はありません。

 ほか、07年菊花賞馬アサクサキングス、08年宝塚記念馬エイシンデピュティの関西GI2騎の地力はやはり軽くは扱えません。
 もうすっかり忘れているかもしれませんが、アサクサキングスは春先にはGII2勝をマーク。天皇賞・春では1番人気の支持を集めました。リフレッシュ放牧からのぶっつけは予定どおりで、仕上がりも上々。力を出し切れば一発可能です。
 エイシンデピュティも超久々の前走を叩いて上積み十分。ダイワスカーレットと好勝負をした実績からも、2走目で大変身があったとしても驚けません。

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posted by スポーツナビ編集部 |17:04 | レース展望 | コメント(0) | トラックバック(118)
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2009年10月26日

【編集部発】若きスター候補が誕生―菊花賞 回顧

 3歳クラシック最終戦・GI菊花賞は、浜中俊騎手騎乗の伏兵スリーロールスが優勝。実にお見事な主役交代劇でした。

スリーロールス

 逃げるリーチザクラウンのペースに惑わされることなく好位3番手、内ラチぴったりの経済コースを追走。ジッと我慢し、ラストの直線での鮮やかな抜け出しは“これぞ競馬のお手本”とも言える文句なしの競馬でした。
 最内枠を最大限に利しての落ち着いた騎乗。これがデビュー3年目、弱冠ハタチのジョッキーの手綱とは思えない好プレーだったと思います。

 そして、ここまでの競馬ができたのもやっぱりスリーロールスの能力の高さゆえん。浜中騎手は、相棒の長所を次のように語りました。
 「持久力がすごくありますし、折り合いに難しいところが全然ない。それにしっかりとタメていけば、最後はいい瞬発力を使ってくれる馬なんです」
 アンライバルド、リーチザクラウンら上位人気馬が折り合いに気を使う中、スリーロールスは涼しい顔で淀3000メートルを疾走。長距離戦では何が大事って、それはやっぱり折り合い。その肝心要のポイントにまったく不安がないわけですから、脚をタメていくことだけに集中できるというわけです。
 当たり前のことかもしれませんが、最大の勝因はこの“折り合い”だったのではないのかと思います。

 一方で、平地のGI初制覇となった66歳のベテラントレーナー・武宏平調教師。開口一番に語った言葉が、
「ゴールドウェイの借りを返せましたね」
でした。
 1984年の菊花賞で愛馬ゴールドウェイは、あの皇帝シンボリルドルフに屈し2着惜敗。あれから25年、ついに手が届いた初のビッグタイトルが悔し涙を飲んだ同じ菊の舞台だったのですから、これもまたドラマですよね。

 また、この菊花賞で素質が花開いた要因として、5月に2勝目を挙げてすぐに放牧に出したことを明かしていました。
 「このままだと菊花賞では勝負にならない。いったん北海道に帰して、8月に戻してからはトモがピシッとして良くなっていましたねぇ。これなら勝負になる、と」
 2勝では菊花賞の出走ラインには到底届かず、勝った勢いに任せて早めに3勝目と賞金加算を狙いたいところ。そこをジッと我慢して、成長を促す放牧に出すという英断はなかなかできないことだと思うんです。それが期待馬ならなおさら。
 それに、9月に古馬相手に1つ勝つか、またはトライアルで3着以内に来るかしか、菊花賞出走権利を得ることはできません。賞金が足りない馬は後になればなるほどボーダーラインをクリアするのが難しくなるわけで、それでも9月まで競馬に使うのを我慢した厩舎の手腕は、実に素晴らしかったと思います。

スリーロールス2
(武宏平調教師(左)と浜中騎手が笑顔で握手)

 秋の3歳新チャンピオンの注目の次走は、ズバリ有馬記念!
 武宏平調教師は「通用する」と言わんばかりの自信に満ちた表情を浮かべていました。確かに父ダンスインザダークという血統からも、年末までにもっともっと成長するでしょう。そして、2500メートル前後の古馬陣はやや手薄。世代の頂点から一気に日本の頂点へ、決して夢物語ではありません。
 浜中騎手も控えめながらも有馬記念へ闘志を燃やし、「この勝利は自信になります。これからも1戦1戦上手になりたい」と決意を新たにしていました。
 20歳の浜中騎手と3歳スリーロールス。この若手スター候補コンビの戦いには今後も熱視線を送っていきたいと思います。

 スリーロールス号、浜中騎手、武宏平調教師はじめ厩舎スタッフのみなさん、牧場スタッフのみなさん、オーナーほか関係者のみなさん、本当におめでとうございました。

スリーロールス3

 もちろん、きょう敗れたアンライバルド、リーチザクラウン、イコピコらも即巻き返しが可能な素質馬たち。これら牡馬陣に、ブエナビスタ、レッドディザイアら牝馬陣も加えた3歳世代がこの秋、年末、そして来年とより一層競馬シーンを盛り上げてくれることを期待しています。

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posted by スポーツナビ編集部 |01:51 | レース回顧 | コメント(0) | トラックバック(28)
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2009年10月24日

【編集部発】◎リーチザクラウン圧逃せよ!―菊花賞 予想

 『カイジ』の実写映画版、観に行こうかどうしようか『ざわざわ』しています。
 ギャンブル好きで原作好きの僕としましては非常に気になるところなんですけど、藤原竜也がカッコ良すぎてダメ人間に見えないからなぁ~、と思いつつ、スポーツナビが大変お世話になっているプロレスライターの高木裕美さん(イケメンと特撮ヒーロー好き)がすでに観に行ったというので、感想を聞いてみた。ネタバレしない程度に。

 で、結論としては予想以上に面白いらしい。
 「原作を知っていることはある意味、すでにネタバレなんで、そこまで『ざわざわ』しないかもしれないですが、十分面白いです。藤原クンじゃそもそもアゴが尖っていないし……って、私も思っていたんですけど、ところが彼の演技が素晴らしかったです! 特に地下での演技が!」
 という具合に、すんごい勢いで絶賛されていました。これは行くしかです。今度、映画館で『ざわざわ』してこようと思います。
(山崎豊子小説が好物の僕としては、『沈まぬ太陽』も非常に気になるところです。もちろん今『不毛地帯』も見てます)

 で、菊花賞。僕が真に『ざわ……ざわ……』する場所といえば、やはり競馬場しかありません。特に菊花賞のような長距離レースは見応えタップリで、3分間のうちに何度も『ざわ……ざわ……』できるから、たまらない。
 今年も淀で現地取材できる幸せを噛みしめつつ、「博打の張りはひりつかなきゃダメ」という個人的な大好きなカイジのセリフを胸に、ドーンと馬券にブチ込んでやろうと思っています。そして「これぞ僥倖……!」という圧倒的勝利を得たいものです。
(「……が、しかし、破綻! 圧倒的敗北!」とならないように)

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<GI菊花賞>
◎リーチザクラウン
○セイウンワンダー
▲アンライバルド
△ナカヤマフェスタ
×イコピコ
注ヤマニンウイスカー

 本命は春からずーっと◎を打ち続けてきたリーチザクラウン。神戸新聞杯では折り合いもスンナリついていましたし、もともと自分のリズムで道中を運べれば能力をキッチリ出してくれるタイプ。
 武豊騎手も完全に手の内に入れているようですし、当日に何か突発的なアクシデントさえなければ、レースでもスイスイと行ってくれるでしょう。平坦京都もこの馬には合っています。
 潜在能力、大物感ならこの世代屈指の馬。最後の一冠は渡せません。菊花賞史上に残る逃げ切りを期待しています。

 いやあ、まあ、でも3強対決が見たかったです。

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posted by スポーツナビ編集部 |22:05 | レース予想 | コメント(0) | トラックバック(87)
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2009年10月20日

【編集部発】今年も混戦クラシック最終冠―菊花賞 展望

 さあ、今週はいよいよ伝統の菊花賞です。3歳クラシックロードもいよいよ最終戦を迎えることになりました。

 今年の牡馬クラシックを大いに盛り上げたロジユニヴァース、アンライバルド、リーチザクラウンの3強対決。春は皐月賞、ダービーの二冠をアンライバルド、ロジユニヴァースで分け合い、リーチザクラウンがダービー2着でした。
 菊花賞で決着を――当然そうなると思っていましたが、残念ながらロジユニヴァースが回避。競馬ファン誰もが期待して望んでいた3強対決「菊の陣」は幻と消えましたが、アンライバルドとリーチザクラウンはトライアルからしっかり使って態勢万全での出走です。

 また、前哨戦でその2強を撃破し、菊戦線を一気に混戦ムードに塗り替えたイコピコ、東のトライアルを完勝して意気上がるダービー4着ナカヤマフェスタなど、クラシック最後の一冠を目指し好メンバーが集結してきました。

 伝統の淀2マイル戦。これを制して秋の3歳王者の座に就くのは、果たしてどの馬なのでしょうか?
 それでは展望、有力各馬の紹介・分析といきましょう。

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 今年の菊花賞登録馬は→コチラ(Yahoo!スポーツ)

 まずは皐月賞馬アンライバルド。春はGIIスプリングS→GI皐月賞と驚くべき瞬発力で連勝。新馬戦ではリーチザクラウン、ブエナビスタを難なく突き放していたこともあり、これで『1強』確定かとも思われましたが、父子&兄弟制覇を狙ったダービーでは不良馬場に泣かされ大敗に終わってしまいました。
 それだけに、秋の復権を誓った出直しの1戦、前走のGII神戸新聞杯。ここで結果を出したいところでしたが、折り合い難を露呈してしまい、まさかの4着と、むしろ不安を残す結果に……。
 確かに、同じ負けるにしても決して内容の良かった敗戦ではありませんでしたし、今回はさらに距離の延びる3000メートル。それらを考えると、大丈夫かな?というのが正直な感想です。
 しかしながら、アンライバルドは使うごとに折り合いに進境を見せてきた馬で、久々の前走で“ガス抜き”できたとしたら、今回はピタリと折り合いがつくことも十分予想できます。
 そうなれば、春一冠を圧勝した末脚が再び爆発。京都は瞬発力を生かせるコースですから、皐月賞再現の豪快二冠も可能でしょう。

 皐月賞馬と新馬戦からライバル関係が続くダービー2着馬リーチザクラウン。こちらも折り合いが課題と言われてきた馬ですが、前走の神戸新聞杯では対照的に折り合いバッチリ。結果は2着に敗れたものの、精神面の成長という点では大きな前進を見せたレースでもありました。
 デビュー当時から素質の高さとスケールの大きさを絶賛され、潜在能力ならメンバー中でも屈指の存在。父は天皇賞・春馬スペシャルウィーク、また、長距離向きと言われている胴長の体型からも、淀3000メートルは持って来いの条件でしょう。
 『3強』の一角として最後の一冠は渡せません。菊の大輪目指し、迷いなき逃走劇を。

 ロジユニヴァースが早々と回避を発表した以上、本来ならばこの2強対決となるはずだった菊花賞ですが、それが一転して、混戦模様となります。

 その大きな要因となった馬がイコピコ。神戸新聞杯で上記2頭を撃破。しかも、素晴らしい瞬発力を発揮し、2着リーチザクラウンに2馬身差、レコードタイムのおまけつき。快勝のひと言でした。
 7番人気での勝利だったわけですが、春のプリンシパルSでは最後方から見せ場十分の4着でしたし、続く白百合Sでは骨っぽい相手に勝利。GIIIラジオNIKKEI賞でもトップハンデ57キロで0秒2差4着と、夏前から能力の一端を見せていた馬。それが秋になって完全開花したと考えれば、神戸新聞杯での鮮やかな勝利は「フロック」とは片付けられません。本番でも瞬発力勝負になれば、再び出番が来るでしょう。
 母系は距離に限界がありそうな構成ですが、父は菊花賞&天皇賞・春馬マンハッタンカフェ。秋華賞では同じ産駒のレッドディザイアが勝利し、血の勢いがあります。牡馬でも主役交代の秋、となるかもしれません。

 2歳王者セイウンワンダーは、神戸新聞杯3着。イコピコには突き放されてしまいましたが、リーチザクラウンにはしぶとく詰め寄り0秒1差でした。春初戦が太め残りで惨敗してしまったことを考えると、上々の内容。次へ向けて十分に手応えをつかんだレースだったのではないでしょうか。
 過去大敗した弥生賞、ダービーは敗因がハッキリしているレース。ロジユニヴァース、リーチザクラウンが崩れた皐月賞でも3着に来ているように、キッチリと能力を出し切れば大崩れするタイプではありません。
 また、常に距離の不安をささやかれるタイプでもありますけど、折り合いに不安の残すタイプが多い今年のメンバーの中、セイウンワンダーは心配のない馬。それに、母系にはリアルシャダイの血が入っています。3歳同士の一戦なら、3000メートルでも十分戦えるはずです。
再び世代トップ返り咲きとなるでしょうか。

 神戸新聞杯から巻き返したい馬といえば、ダービー3着のアントニオバローズを忘れてはいけません。デビューわずか3戦目でGIIIシンザン記念を制した素質馬。リーチザクラウンと最後まで2着争いを展開したダービーでの走りも印象深いですよね。
 前走は休み明け初戦で11着と思わぬ大敗でしたが、もともと使われながら良くなるタイプ。当然、2走目の今回は大きな上積みと変わり身を期待したいところ……でしたが、ノドの炎症を患い、順調さを欠いています。
 回避の可能性もあり、どこまで回復しているか、最終追い切りなど含めじっくり見極めたい1頭です。

 東の1番手はダービー4着のナカヤマフェスタ。こちらも大崩れしないタイプで、順調さを欠いてぶっつけになった皐月賞以外は常に上位争いに食い込んでいます。
 どちらかと言えば地味なタイプだけに過小評価されやすい馬だと思いますが、名実ともに世代トップの1頭であると決定付けたのが、前走の東のトライアル・GIIセントライト記念。文字通りの完勝を収め、着差以上に強い内容の勝ちっぷりでした。
 菊花賞制覇へ大きくアピールした1勝。マイナス点が少ない馬ですから、本番でも好走の期待は大きいですね。

 セントライト記念組からは、3着フォゲッタブルもその“血”から大きな注目を集めそうです。というのも、母はあのエアグルーヴで、半姉アドマイヤグルーヴ。そして、父は菊花賞馬にして2頭の菊花賞馬の父でもあるダンスインザダーク。超GI級の良血馬ですね。
 さすがに現時点で父、母、姉と比較するのは酷ですが、1戦ごとに力をつけているのも事実。また、父、姉が秋になってGIを勝ったように、この馬も今からが素質全開となれば、春上位組との差はグングン縮まっているかもしれません。
 大舞台で偉大なる両親、姉の血が騒げば、一発あっても驚けません。

 セントライト記念4着アドマイヤメジャーも一発の魅力十分です。前走は2カ月ぶりの上、ゲートもうまくいかなかったりと、必ずしも全能力を出し切れたとは言えないレース。それでもナカヤマフェスタから0秒2差は上々です。
 未勝利から3連勝した内容は大物感タップリでした。前走4着だけで大きく評価を落とす必要はないでしょう。勝ち負け争いに加わっていい1頭だと思います。

 また、別路線からはブレイクランアウトが侮れない1頭です。NHKマイルカップ、ダービーは結果を残せませんでしたが、秋初戦となった前走GIII朝日CCで、08年皐月賞馬キャプテントゥーレにクビ差と迫る2着好走。古馬一流どころを相手にこれだけ走るのですから、やはりこの馬の能力の高さは3歳トップ級ですね。
 ただ、心配事と言えば、やはり距離。3000メートルが決していいタイプとは思えません。ですが、現在の日本競馬は生粋のステイヤータイプが少なくなってきており、それは今年の菊花賞出走メンバーにも言えること。スローペースの瞬発力勝負になれば、むしろブレイクランアウトの独壇場となる可能性も。

 ほか、皐月賞2着馬で能力秘める良血トライアンフマーチ、夏場に力をつけたセントライト記念2着のセイクリッドバレー、末脚に一撃を秘めるシェーンヴァルトらも怖い伏兵。
 そして、アンライバルド、リーチザクラウン、ブエナビスタが上位3着を占めたあの新馬戦で、これらに続く4着だったスリーロールスが菊花賞へ駒を進めてきました。春は目立った成績を挙げられませんでしたが、前走の古馬混合1000万級で2着馬を4馬身突き放す大勝。父ダンスインザダーク×母父ブライアンズタイムという長距離仕様の血統からも、これはひょっとして?と思わずにはいられません。
 

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2009年10月19日

【編集部発】馬、厩舎、騎手、攻めの姿勢が生んだ逆転戴冠―秋華賞 回顧

 3歳牝馬三冠レースの最終戦、第14回GI秋華賞は四位洋文騎手騎乗のレッドディザイアが優勝。お見事、としか言いようのない大勝利でした。

レッドディザイア1

 「“攻める競馬”をしようと思っていました。強気に乗って、それで負けたら仕方ない」とは四位騎手。
 オークスでも“これ以上ない”というくらいの騎乗でしたが、今回もまた魅せてくれました。レッドディザイアもブエナビスタ同様、末脚にかけるタイプですから、いつもよりも前で競馬をすればラストが切れないかもしれない。でも、そういった不安を乗り越えて、ただ“勝つため”に積極策に打って出ました。
 この勇気と、迷いのない四位騎手の騎乗が、殊勲の勝利をもたらすことになったとも言えると思います。

 しかし、四位騎手はこれだけの完ぺき騎乗を見せたにも関わらず、「僕は誘導しただけ。厩舎が渾身の仕上げをしてくれたし、厩舎の力の後押しです」と決しておごらず。う~ん、男前です。

 で、四位騎手から絶賛された松永幹夫厩舎の“渾身仕上げ”、それは今日のレッドディザイアの馬体重マイナス14キロにも現れていたとおり。余分なモノを削ぎ落とした、極限までの仕上げでした。松永幹夫調教師が明かします。
 「ローズSは2着でしたが、負けて良かった……と言うのは、言い方が悪いかもしれないですけど、前回負けたからこそ今回はしっかりと稽古をやれたと思っています。もしローズSを勝っていたら、前回くらいしかやらなかったかもしれません」
 たとえ前哨戦でもブエナビスタ以外の馬に敗れてはいけなかったのに、結果は2着。そこに慢心はなかったか? このままでは絶対に勝てないと、松永幹夫厩舎はトレーナーを中心にもう1度調教過程を見直すことになったのです。

 それが、1週前、レース当週でのハード追い。普通、牝馬が1週前に強く追われたら、レース当週は軽めにするもの。それを攻めに攻め抜きました。そして、レッドディザイアもこの調教をクリアし、最高の状態に仕上がってみせました。

レッドディザイア2

 ローズSの敗戦を踏まえて組み立てられた中間の猛稽古、それに応えて完ぺきな状態に仕上がったレッドディザイア、四位騎手の文句なしの好騎乗。厩舎、馬、騎手、どれ1つが欠けても今回の勝利はなく、その根底にあった“攻めの姿勢”がブエナビスタ打倒を可能にした――そう思わされるレッドディザイアの逆転戴冠劇でした。

 挑戦者に守りの姿勢はいりません。常に攻め抜いてこそ、だと思います。

 次走は未定ですが、松永幹夫調教師の希望としては「ブエナビスタが使うレース」。まだ対戦成績は1勝2敗で、一矢報いただけ。「これでは本当のチャンピオンになれない」と、トレーナーの目には早くも闘志の炎が宿っています。
 その柔和な表情に似合わないこの強気姿勢は、やっぱり九州男児のなせるサガでしょうか。でも、競馬ファン的にはこういうアングルはたまらなく盛り上がりますよね~。

 ブエナビスタvs.レッドディザイアの第4Rの舞台はエリザベス女王杯かジャパンカップか、はたまた有馬記念か。いまから楽しみで仕方ありません。

レッドディザイア3

 レッドディザイア号、四位騎手、松永幹夫調教師はじめ厩舎スタッフのみなさん、牧場スタッフの皆さん、オーナーほか関係者のみなさん、本当におめでとうございました。


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2009年10月17日

【編集部発】波乱の使者は◎ワイドサファイア―秋華賞 予想

 今週1番のビッグニュースといえば、AC/DCが来年3月に日本でライブを行うことが決定! ついに来ますよ、AC/DC。
 前回2001年の大阪城ホール、もちろん行きましたとも。あのライブは良かったなぁ~。もう、とにかく良かった。
 当然、今回も行きますとも! チケットは今日から先行発売を開始しているところもあるようですが、どうやっていい席をとろうか、今考え中。とりあえず、9年前に買った「ピカピカ光るツノ」の出番が再び来るのかもしれない。フフフ……。

 競馬に話を戻しますと、デイリー杯のリディル。あれは強い勝ち内容でしたね。
 いくら何でもその競馬は……、と思っていたら、まだまだ余力が残っていそうな脚で差し切り勝ち。来年のクラシックも意識できる逸材だと思います。
 次は朝日杯FSとのこと。小牧太騎手にとっては橋口厩舎とのコンビとなると、思い出すのは2004年1番人気ペールギュントで3着。その時の借りを返す勝利を挙げたいですね。
 リディル号、小牧太騎手、橋口調教師はじめ厩舎スタッフのみなさん、牧場スタッフのみなさん、馬主ほか関係者のみなさん、本当におめでとうございました。

×××××××××××××××××××

<GI秋華賞>
◎ワイドサファイア
○ブエナビスタ
▲ミクロコスモス
△ジェルミナル
×ブロードストリート
注モルガナイト

 秋華賞も能力の違いでブエナビスタがリディルのような競馬で勝ってしまいそうですが、それでも今回は逆らってみたい。ブエナビスタが出るレースで僕は、初めて彼女以外の馬を本命にします。
 というのも、やっぱり枠順がやや不安。しかも、周りにライバルが密集している点も、何やら波乱を予感させるのです。同じ理由と、さらなる穴配当を求めるため、レッドディザイアは思い切ってバッサリ外してみました。

 大穴の使者となるのはずばり、ワイドサファイア。ここまで重賞勝ちなどの実績こそありませんが、潜在能力ならまったく見劣りしない素質馬です。
 前走ローズSは出遅れと、直線詰まりどおしでロクに終えず、まともに競馬をしていません。度外視できる内容です。
 他馬に囲まれることなく、ノビノビと競馬ができる外枠を生かし、持っている能力のすべてを出し切ってくれたなら……同レース連覇がかかる岩田騎手の腕にも期待しています。

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2009年10月16日

【編集部発】秋華賞枠順 何やらひと波乱ありそうですが

 秋華賞の枠順が確定しました。出馬表は→コチラ(Yahoo!スポーツ)

 注目のブエナビスタは2枠3番。本来なら、京都2000メートルは内回りのトリッキーなコースだけにコースロスがない内枠は好枠となるんでしょうが、ブエナビスタは何せ後ろから行く馬。この枠順だと後ろに下げてから1度外へ持ち出さなければならないですし、そうこうロスしている間にもうゴール……なんてことにもなりかねません。
 だからといって、インでジッとしていても、外回りのように前がパカッと開くかどうかは分かりません。いいえ、むしろ誰も開けてくれないような気がします。GIですから。

 うぅむ、これはちょっと嫌な枠に入ったのではないでしょうか?

 この枠順からこのコースを、安藤勝己騎手がどう攻略するのか。これはこれで非常に楽しみでもあります。
 札幌記念では行きたがっていましたし、今度はやはり“勝利が最優先”。そうなると、これまでどおりの後方からではなく、思い切って好位から競馬をする可能性も。。。
 そうなったらそうなったで、また楽しみですね。

 で、もう一つ注目なのが、ブエナビスタの2つ外・3枠5番にレッドディザイアが入ったこと。
 さらにブエナビスタとレッドディザイアの間、2枠4番には武豊ミクロコスモス。この並びを見るだけで、何かもうひと波乱もふた波乱も起きそうな予感。
 ゲートオープンしてから最初の1ハロン、そして第1コーナーへの入りなど、この3頭の動きからはテンから目が離せなくなってきました。

 また、過去10年の秋華賞連対馬の枠順を見てみますと、6~8枠の12連対に対し1~3枠は5連対。
 数字上は不利となる内枠に入ったブエナビスタ、レッドディザイア、ミクロコスモスはこれをどう克服していくのかにも注目ですね。

 これらとは対照的に、藤原英厩舎3騎はいずれも外めの枠。ブロードストリートが6枠12番、ジェルミナルが7枠14番、ワイドサファイアが8枠17番です。
 インの混雑を横目にこちらはスイスイ思い通りのポジション確保……こんな展開になれば、今年の秋華賞はたまらなく面白くなってきそうですね。

 まあ、ブエナビスタ、レッドディザイアが相当強いので、それくらいのハンデがあった方がいいと思うわけでもあります。

 この枠順と並びを最も味方につける馬は果たして誰なのでしょうか。さあ、発走はいよいよ2日後です。

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<GIIデイリー杯2歳S>
◎リディル
○アグネスティンクル
▲ダノンパッション
△ダイワバーバリアン
×エーシンホワイティ
注タガノエリザベート

 2戦目でガラリと変わった良血馬リディル。好位から競馬のできるセンスの良さに加えて、末脚もしっかり。ダノンパッションは確かに強敵ですが、他はそう骨っぽい相手とも思えず、素質上位のこの馬が能力を出し切れば勝ち負けになるはずです。

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posted by スポーツナビ編集部 |22:11 | レース展望 | コメント(0) | トラックバック(87)
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2009年10月15日

【編集部発】秋華賞データ分析―浮上する馬・消える馬は?

 前回の記事では、有力各馬の紹介・分析をしましたが、今回はデータ編。現在のように東の紫苑S、西のローズSが秋華賞トライアルとなってから過去9年の傾向を分析し、勝ち馬、消える馬(消せる馬)に近づいてみたいと思います。


(1)ローズS組が断然、紫苑S組は不振

 本番で圧倒的な成績を残しているのが、ローズS組です。6勝2着7回の13連対。ローズS組が2着までに入れなかったのは2006年だけ。それでも3着にはローズS3着のフサイチパンドラが入線しているわけですから、ローズS組が馬券に絡まなかった年はありません。つまり、ローズS組を抜きにして秋華賞は考えられないわけです。
 一方、紫苑Sはというと、なんとこれが連対ゼロ。3着がわずかに2回あるのみで、そのうちの1頭はオークス馬レディパステルでした。データ的には今年も苦戦必至ということになります。

(2)ローズS組でも上位馬が中心に

 「ローズS組が圧倒的に強い」という結果が出てきましたが、それじゃあローズSを使ってれば何着でもいい、と言うわけでもありません。
 前述したローズS組の秋華賞連対馬13頭のうち、10頭がローズSで3着以内の馬でした。つまり、ローズSでの結果が本番でもほぼ反映されることになります。
 一方、ほか3頭はヤマカツスズラン14着→2着、スティルインラブ5着→1着、ブラックエンブレム15着→1着。こうして挙げてみると、ヤマカツスズランは2歳女王でローズSが阪神JF以来の久々。スティルインラブは言わずと知れれた二冠馬。ブラックエンブレムは上記2頭には劣りますが、GIIIフラワーCの勝ち馬でオークスも4着でした。いずれも世代トップ級の実力馬です。
 ということは、ローズS4着以下から巻き返せるのは、春に十分な実績を残してきた世代トップクラスの馬。それくらいの能力があるなら反撃可能、ということになりそうです。

(3)重賞での連対実績は必須

 上記の項と多少かぶるところはあるのですが、秋華賞過去9回の連対馬18頭の戦績を見ますと、うち16頭が重賞で2着以内の実績を持っていました。実績がなかったのは00年1着ティコティコタック、07年2着レインダンス。ただ、レインダンスもGIIIチューリップ賞3着、GIIローズS3着があったわけです。
 また、秋華賞3着馬までいれた27頭に範囲を広げてみても、重賞連対がなかった馬は00年3着トーワトレジャー、02年3着シアリアスバイオ、05年3着ニシノナースコールを足した5頭だけ。さらに、トーワトレジャーは前走ローズSで3着だったわけですから、秋華賞での好走条件は重賞3着以内の実績が必須(連対実績があればなおいい)ということが言えそうです。
 逆に、重賞実績が何もなく3着以内に入ったティコティコタック、シアリアスバイオ、ニシノナースコールに共通していることとなると、ティコティコタックとニシノナースコールは古馬相手に1000万(900万)級を勝っているということ。重賞実績がなくとも、古馬相手の1000万級を勝ち切る能力があるなら、上位に食い込む余地はあると見てもいいかもしれません。

(4)通算3勝以上が望ましい

 これはタイトルの通りです。過去9回の連対馬18頭のうち、16頭が秋華賞までに3勝以上を挙げていました。ちなみに2勝馬で連対したのは、01年2着ローズバド、08年2着ムードインディゴ。つまり、勝つには3勝以上が必要で、1勝馬は連対できないというデータに。

(5)“荒れる秋華賞”は本当か?

 エリザベス女王杯時代から3歳牝馬三冠レースの最終戦は、「とにかく荒れる!」という印象が強いです。
 確かに、古くは単勝で4万3060円を叩き出した1989年20番人気サンドピアリス、92年タケノベルベット(単勝17番人気・9130円)らのエリザベス女王杯時代をはじめ、秋華賞となってからも「穴をあけてすみません」でおなじみの12番人気ブゼンキャンドル―10番人気クロックワークで決まった馬連940倍。そして、新しいところではと言いますか、トドメの3連単1098万2020円という超配当が飛び出した08年などなど、大小かかわらず毎年のように万馬券が出ているような気がします。
 でも、実際はどうなのか?
 現在は高配当になりやすい3連単があるため、「万馬券」というくくりなら確かに毎年のように出ています。ですが、単勝人気を見てみますと、1番人気は過去9回で2勝2着2回の4連対、2番人気は5勝2着1回の結果を残しています。
 もちろん、1番人気の4連対は物足りない結果ですが、それでも1・2番人気馬が連対しなかった年は2回しかない、というのもまた事実なんです。
 逆に2ケタ人気馬が連対したのは、過去9年の連対馬18頭中で2頭のみ。いわゆる「穴馬」と見られる6番人気以下の馬に範囲を広げても、3頭を足した合計5頭しかいないんですよね。
 というわけで、馬連・馬単で万馬券となったのも00年、08年の2回だけ。3連複が発売開始された02年以降、3連複で万馬券となったのも2回しかありません。実は印象ほど最近は荒れていないというデータが出てきました。
 昨年の1000万馬券が強烈すぎますが、大きく万馬券を狙うなら3連単一本勝負、逆に手堅くいくなら馬連・馬単勝負、と使い分けてはいかがでしょうか。

【結論】データ分析から残る馬、消える馬・消せる馬は?

 それでは、これまで挙げてきたデータ分析から、残る馬、消える馬・消せる馬を積極的にピックアップしていきましょう。
 (1)の項から、まず紫苑S組を全馬バッサリいくとして、(2)の項からローズS1~3着馬のブロードストリート、レッドディザイア、クーデグレイスが残ります。
 ただし、(3)の項も加味すれば、11着ジェルミナルは桜花賞・オークス3着馬なので、オマケとして残してもいいかもしれません。10着ワンカラットもGIIフィリーズレビューの勝ち馬なので実績があることはあるのですが、データとは関係なしに2000メートル前後での好走実績がないだけに、これは取捨の判断が分かれるところです。
 一方、(3)の項後半部分で挙げた、重賞実績がなくとも好走できるパターンを当てはめると、ハシッテホシーノ、パールシャドウ、ホクトグレイン、ミクロコスモス、モルガナイトが浮上。穴で狙うなら、この5頭のどれかでしょうか。
 また、(4)の項なんですが、これになんと2勝馬のレッドディザイアが引っかかります。過去のデータどおりだと、レッドディザイアは2着はあっても1着はないということに……。

 そして、問題のブエナビスタ。過去9年では札幌記念→秋華賞のローテーションで臨んできた馬はなく、データからは範疇外。ですが、古馬一線級相手の札幌記念2着はローズS勝ち負け以上の価値があり、そう考えると(1)~(4)をオールクリア。
 (5)の項で挙げたように1番人気が過去2勝しかしていないという点は気になるものの、やはりV候補筆頭ということになります。

 以上、データ分析からは◎ブエナビスタ、○ブロードストリート。以下、レッドディザイア、クーデグレイス、ジェルミナルで馬連・馬単勝負。
 今年は春上位馬が強いと思うので、ハシッテホシーノ、パールシャドウ、ホクトグレイン、ミクロコスモス、モルガナイトの古馬1000万級クリア組は3連複、3連単の穴で。

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posted by スポーツナビ編集部 |16:49 | レース展望 | コメント(0) | トラックバック(71)
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2009年10月13日

【編集部発】三冠なるかブエナビスタ―秋華賞 展望

 先週は古馬王道路線の前哨戦で盛り上がりましたね。今週から戦いの舞台は3歳戦に移り、3歳牝馬三冠レースの最終戦・GI秋華賞です。

 注目はなんといっても、春の二冠女王ブエナビスタ。1986年メジロラモーヌ、2003年スティルインラブ以来史上3頭目となる「牝馬三冠」を目指しての出走です。
 前走のGII札幌記念で2着に敗れ、凱旋門賞挑戦は夢に終わりましたが、それでも3歳牝馬の中では断然の存在。ブエナビスタが春同様の強さで三冠を達成するのか、それともレッドディザイアら他馬が意地を見せて阻止するのか。

 それでは、さっそく展望と有力各馬の紹介といきましょう。

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 今年の秋華賞の登録馬は→コチラ(Yahoo!スポーツ)

 まずはブエナビスタ。春のクラシック、桜花賞とオークスを制した二冠牝馬です。今さらこの馬の強さをグダグダと説明する必要はありませんね。
 確かに桜花賞からオークスで着差を詰められましたし、数字の上では絶対的な存在には映らないかもしれません。ですが、この馬の恐るべき強さは実際に競馬を見ればヒシヒシと伝わるものなのです。
 また、前走の札幌記念では2着に敗れましたが、古馬の男馬トップ級と初対戦だった上、小回りコースの中をただ1頭、後方から大外をブン回して差し切り寸前まで追い込みました。冷静に考えて、あんな芸当をできる3歳牝馬は他にいません。
 やはり同世代の牝馬の中ではアタマ1つ抜けています。力を出し切れば三冠は濃厚でしょう。
 ただ1つ心配な点があるとすれば、それは京都内回り2000メートルというコース。小回りですごくトリッキーなコースで、後ろから行くブエナビスタには不利なコース形態になるでしょう。札幌記念のように、展開次第で取りこぼす可能性は十分あります。
 この難コースをどう攻略するのか、名手・安藤勝己騎手の腕にも注目です。

 難攻不落とも思えるブエナビスタに挑む一番手は、春二冠でいずれも2着だったレッドディザイア。特に惜しかったのがオークスで、もうあと一完歩でもゴールが手前にあったら……というレースでした。
 それだけに、レッドディザイアならばブエナビスタを負かせる可能性を十分に持っているとも印象づけたレース。それを実現させるためにも、まずは好スタートを切りたい前走のトライアル・GIIローズSでしたが、初めてブエナビスタ以外の馬に後塵を拝し、2着に惜敗してしまいました。
 この敗戦をどう取るか、評価が分かれるところ。ただ、敗れたにせよ、最後はいい脚を使っていましたし、内容としては決して悪くありません。それに反応がやや鈍かったところなどは、いかにも休み明けの競馬でした。
 ブエナビスタよりも前で競馬ができる器用さがあり、どこからでも伸びてくる安定感はピカイチ。春二冠いずれも2着に敗れた悔しさを晴らすためにも、最後の一冠は何としてでも奪取したいところです。

 栗東・藤原英昭厩舎のブロードストリートは、そのレッドディザイアをローズSで撃破し、ヒロイン候補として躍り出ました。
 春もオークス4着など、センスのある競馬を随所に見せいていた馬でしたが、秋になりその素質を一気に花開かせた印象です。あのメンバーの中をサッと好位につけ、直線も止まらずにビュンと伸びていったシーンなどを見ると、成長しているなぁと感心させられますよね。
 当然、本番でも強力な1頭となるでしょう。2走目の上積みもありますし、ローズS同様の競馬を展開すれば、ブエナビスタ、レッドディザイアよりも前の位置で競馬ができるという強みもあります。
 連勝で秋のヒロインの座へ一気に駆け上がったとしても驚けません。

 藤原英厩舎といえば、忘れてはいけないのがこの馬。
 ジェルミナルは桜花賞、オークスともに3着に善戦。春の時点ではブエナビスタ、レッドディザイアに次ぐ存在として、クラシックシーンを盛り上げました。
 ローズSの大敗で評価を落としてしまいましたが、これは中間に外傷のアクシデントもあり、多少なりとも仕上がりに影響したと見るべきでしょう。まともなら、あれだけ負ける馬ではありません。
 また、今回は2戦2勝の京都。変わり身は必至だと思います。不当に人気を落とせば、怖い穴馬になってきそうですね。

 さらに藤原英厩舎からもう1頭、ワイドサファイアも虎視眈々と激走を狙っています。
 調教では上記2頭よりも動く馬で、陣営も2歳時からこの馬の素質を高評価していました。春の時点では残念ながら能力のすべてを発揮できませんでしたが、だからこそ、ひと夏の成長を経た秋での“爆発”を期待したいですね。
 ローズSはいまだ不発のままでしたが、これはゲート出遅れの上、最後の直線では前が詰まって追えず。まともに競馬をしていません。
 潜在能力ではかなりのモノだと思いますので、一発の魅力は十分秘めています。

 秘めた能力、と言えばこの馬、ミクロコスモスもまだまだ見限れない1頭ではないでしょうか。
 いや、もう見限った……というファンの方もいらっしゃるでしょうが、僕は個人的にまだその時期ではないと見ています。
 ローズSではいい感じで最後の直線に向いたものの、手応えほど伸びず4着。ピュッと伸びて、坂で止まってしまった印象でした。4コーナー手前から積極的に押し上げていましたし、思ったほど長い脚を使うタイプではないのかもしれません。
 となれば、今回の内回り平坦コースはもってこいの条件ではないでしょうか。一瞬のキレなら負けていません。脚の使いどころが難しいタイプですが、武豊騎手がそこをどう乗ってくるかでしょう。

 東のトライアル・紫苑Sを制したのはダイアナバローズ。レース自体は追ってしぶとい脚でしたし、この馬もひと夏を越して成長しているなとも思いました。
 ただし、春オークス7着から大幅にジャンプアップしているとまでは思わず、上記に挙げた馬たちとまともに競馬をして互角に渡り合えるかと言うと……
 しかしながら、これまでのレースぶりから、道悪になって、上がりのかかる混戦になれば面白い1頭になるかもしれません。

 紫苑S組で本番での一変を秘めていそうな馬となると、デリキットピースでしょうか。
 春にはキャリア1戦の身ながら忘れな草賞でブロードストリートを負かしており、潜在能力には注目すべきモノがあります。
 前走は大敗していますが、1度叩いての上積みを当然期待していいでしょうし、何より先行脚質が小回りコースでは有利。紫苑Sで大きく負けている分、マークが薄くなって楽逃げできれば、アッと驚く一発があるかもしれません。

 トライアル組以外で推したいのが、関西のモルガナイト。先週、東西ダブルメーン重賞制覇で絶好調の音無厩舎所属です。
 その良血から来る潜在能力は春上位組と比べて劣るものではなく、9月阪神での古馬相手の2連勝がそれを証明しています。春はスイートピーSで7着に敗れているものの、これはデビュー2戦目。度外視できますし、本格的に表舞台に立った馬ではありません。ひょっとすると、この馬が3歳牝馬の秋路線で最大の上がり馬かも――そんなことを思っている次第です。

 ほか、非トライアル組からは東のパールシャドウも伏兵以上ともいえる存在。春の重賞戦線では期待されながら、いずれも結果を出せませんでしたが、夏の札幌での2戦は前々走がミクロコスモスの2着、前走は後のローズS3着馬クーデグレイスを破っての勝利と、好内容の結果を出しました。
 この馬もここに来て期待されていた素質が開花してきた模様。札幌で勝ち負けを争った相手関係から考えれば、秋華賞でも上位争いをして不思議はありません。

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posted by スポーツナビ編集部 |02:09 | レース展望 | コメント(0) | トラックバック(85)
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