2009年02月28日

【編集部発】◎ドラゴンファング即通用!…阪急杯の予想

 今週から阪神、中山が開幕。以前、宝塚市逆瀬川に住んでいた(阪神競馬場まで原付で5分。阪急電車でも2駅5分)からでもあるのですが、この時期の阪神開幕はいまだにウキウキしちゃうんですよね。目の前で競馬が行われるのはもちろん、さあ、いよいよ春が来るゾ、クラシックシーズンだ、張り切って阪神競馬場に行こう!……てな具合に。
(まあ、別開催で馬がいなくても、阪神競馬場には毎週末、朝から通っていたわけですけど)

 その09年阪神開幕を告げる3歳マイル重賞・GIIIアーリントンCは、1月のGIIIシンザン記念2着馬ダブルウェッジが好位から押し切って重賞初勝利。鞍上の小牧太騎手の好騎乗が光った1戦でした。
 レース後の小牧太騎手のインタビューによると、マジメに走っていないとのことで、気性面含めてまだまだ成長が見込めそうです。それでいて、崩れたのは不良馬場に泣いた前走だけですから、この安定感はたいしたものですね。距離を延ばすのか、このままマイル路線で行くのか、その動向が楽しみな1頭となりました。

 注目のスーニは12着。3角過ぎあたりから手応えが怪しくなっていましたし、やはりこれは芝が合わないということなんでしょう。
 もう1頭の注目馬、1番人気のアイアンルックは惜しかったですね。出遅れはまあ、2戦目の馬だし仕方ない面もあるわけですが、最後の直線で前が何度も壁になって、まともに追えなかったのが痛かった。でも、最後の脚は際立っていましたし、今回4着とはいえ、次走以降も期待が持てそうです。
 3着ミッキーパンプキンも控えてこれだけの競馬ができたのですから、収穫はあったと思います。

 で、思ったのが、やっぱり前に行った組が残るなぁ、ということ。ダブルウェッジ、2着マイネルエルフともに手応え抜群!というわけでもなかったと思うのですが、それでも残った。小牧太騎手、ミルコ・デムーロ騎手の腕のおかげとも取れるものの、開幕週は前が止まりにくいですね。他の芝レースでも、ある程度前に行った馬が勝ち負けになっていました。
 また、今週降り続けた雨の影響で、発表は良でも時計がかかっていました。そこでもう1つ思ったのが、瞬発力勝負の馬にとってはいわゆる“パンパン馬場”じゃないのが、ややツライところかもしれません。

 日曜は馬場がどこまで回復するのか、そんなことも考えつつGIII阪急杯の予想です。

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<GIII阪急杯>
◎ドラゴンファング
○ビービーガルダン
▲トウショウカレッジ
△マイネルレーニア
×ローレルゲレイロ
注ファイングレイン

 本命は◎ドラゴンファング。先行好位から競馬ができる同馬にとって、今回のレースは枠良し、馬場良しの好条件。また、重賞初挑戦でいて早くから武豊騎手を確保したあたり、陣営の勝負気配をビンビン感じます。前走は準OPとはいえ、実に強い競馬でしたものね。昇級初戦、重賞のこの相手でも十分に通用する素質馬だと思います。
 あとは、左回りの東京に勝ち鞍が集中しているだけに、「右回り、やれんのか!?」といったところでしょうが、もちろんやってくれる、と僕は信じていますよ。

 また、矢作厩舎は土曜に2勝を挙げて好調。この勢いで今年初の重賞ゲットといきたいところです。

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<GII中山記念>
◎カンパニー
○アドマイヤフジ
▲ドリームジャーニー
△エアシェイディ
×トウショウシロッコ
注キャプテンベガ

 こちら中山では、伝統の古馬GII中山記念。なかなかいいメンバーが揃ったわりに、どことなく地味な印象を受けてしまうような……
 土曜中山は阪神ほど先行有利とはいえず、けっこう差しが決まっていました。同じ開幕週でも、なんでもかんでも先行有利、とはいかないのが面白いところで、馬場把握の難しさだとも思います。
 また、コンディションは重→やや重と、阪神よりもまだ水分が残っている模様。日曜の天気も曇りで気温も高くないので、時計の出るパンパン馬場とはいかなそうです。

 本命は◎カンパニー、連覇に期待です。馬場は問わないタイプで、脚質も自在。同馬の特徴を完全につかんでいる横山典騎手が馬場、ペースに合わせて縦横無尽に騎乗、カンパニーの能力を十分に出し切ってくれるでしょう。能力だけ走れば、当然勝ち負けになる実力馬です。
 昨年11月のマイルCS以来となりますが、2週続けてビッシリ追っているようですし、仕上がりにも不安はなし。鉄砲も利くタイプですから初戦から好勝負!

(スポーツナビ競馬担当A)
 

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posted by スポーツナビ編集部 |18:39 | レース予想 | コメント(0) | トラックバック(55)
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2009年02月28日

【編集部発】◎アイアンルック素質期待…アーリントンC予想

GIIIアーリントンC>
◎アイアンルック
○ケイアイドウソジン
▲スーニ
△ミッキーパンプキン
×ケイアイテンジン
注メイショウボルト

 ちょっとバタついておりまして、こんな夜中にひっそりとアーリントンCの予想を上げます。
 本命は◎アイアンルック。未知な部分が多いですが、それでもやはり前走の新馬戦のインパクトを買いたいと思います。まったく用なしの可能性もあると思いますが、武豊騎手がちょうど空いていたという幸運もあります。久々に3歳牡馬が粒ぞろいの今年、こういった馬がここで勝つとさらに盛り上がるんじゃないか、との期待も込めて。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

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2009年02月25日

【編集部発】注目若駒ズラリ…アーリントンC展望

 注目の古馬2重賞が行われる今週、土曜阪神メーンで開催される3歳重賞も見逃せません。
 マイル戦のGIIIアーリントンカップ。この開催の3歳重賞と言いますと、中山のGII弥生賞、GIIスプリングSの両トライアルがどうしても目立ってしまいますが、このアーリントンCは隠れた出世レースでもあります。
 というのも、昨年はディープスカイ(3着)がここをステップにNHKマイルカップ、日本ダービーを勝利。それだけでなく、06年ロジック(2着)、03年ウインクリューガー(1着)、02年タニノギムレット(1着)と、近年はアーリントンCで好走した馬がそのまま春の3歳GIを制してる例が増えているんですよね。また、GIは勝てずとも01年のダンツフレームはここを勝って、その後の皐月賞&ダービーともに2着と活躍しました。

 振り返ればディープスカイはこのレース、なんと10番人気でした。今年もここでの好走をきっかけにブレークする馬がいるかもしれません。
(そういえば、前身のペガサスステークス時代になりますが、中央でのオグリキャップ伝説が始まったのもこのレースですね)

 GIIIアーリントンC登録馬は→コチラ(Yahoo!スポーツ)

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 まず実績から主力となりそうなのが、GI朝日杯FS4着のホッコータキオン。この2歳王座戦は積極的な先行策から粘りに粘って0秒1差の惜敗だったわけですが、2走前のGIIデイリー杯2歳Sでも逃げてレコードと同タイム2着と好走しました。この天性のスピードと、粘り腰が魅力ですね。
 好位で控える競馬もできる馬ですが、デイリー杯や快勝した野路菊Sを見ると、やはり理想はマイペースのハナでしょうか。今回は馬場のいい開幕週の初日でもありますし、そのスピードを存分に見せつけたいところですね。
 と、言いたかったところですが、今朝の最終追い切りでアクシデントがあった模様。正式発表はまだですが、回避する公算が高いとのことです。馬は大丈夫でしょうか? 重症じゃなければいいのですが。

 ミッキーパンプキンは新馬→萩Sで連勝後、朝日杯6着、前走のGIIIシンザン記念4着と、重賞戦線でもまずまずの成績を残しています。この馬もホッコータキオン同様、先行力が大きな武器で、マイペースで先手を取りたい口ですね。
 朝日杯はともかく、1番人気に支持されたシンザン記念で結果が出なかっただけに、評価は落ち気味ですが、潜在能力の高さはメンバー屈指の1頭。簡単には見限れません。

 関東からの遠征で注目は、三浦皇成騎手が手綱をとるアドバンスヘイロー。覚えていらっしゃるファンも多いと思いますが、昨年、新人最多勝利記録を更新したコンビです。
 その後も福島2歳S2着→クリスマスローズS3着とOP特別で好走し、年明けの前走ジュニアCでOP特別勝ち。能力はもちろん、この安定感は魅力大です。

 佐々木昌三厩舎のGIII新潟2歳S3着馬バンガロールも楽しみな1頭です。近親には1999年のNHKマイルC馬シンボリインディがいる母系で、父はアグネスタキオン。3戦して1着→2着→3着と、いずれも結果を残していますし、レースは常に好位からとセンスの高さもうかがえます。
 自己条件の平場500万下との両にらみのようですが、出てくるようであれば、素質的にも十分上位争いができる1頭でしょう。

 また、GIIIシンザン記念2着のダブルウェッジ、新潟2歳S2着のツクバホクトオー、これら2頭に前走先着したさざんかS勝ちのタイガーストーン、シンザン記念9着も続く500万下を鮮やかに差し切ったキングスレガリア、前走つばき賞が強かったジョーメテオなどなど、伏兵は多彩で実力拮抗の一戦となりそうな予感。

 ですが、これら芝で実績を挙げてきた馬とは真逆に、ダートで実績を積んできた馬が今回大きな注目を集めています。

 デビューからダートで4戦全勝のスーニ。そのいずれもが圧勝で、前走の2歳交流GI全日本2歳優駿でも、2着馬に1秒1もの大差をつけました。能力、素質ともにピカイチです。
 今回ポイントとなるのはやはり、初めての芝ですね。陣営が使ってくるんだから適性を見越してのことでしょうし、父Sotoは日本で無名ですが、その父(つまり祖父)デヒアは日本でも芝で活躍馬を送り出している種牡馬。また母系をさかのぼれば、ダイナシュート、ダイナフェアリーら社台おなじみの母系に連なり、そこからはアドマイヤマックス、ローゼンカバリーなど活躍馬が満載です。
 血統背景を考えれば、むしろ芝の方が走ったって不思議ではありません。もちろん、こればっかりは走ってみないと分かりませんが、ダート3連勝から芝で一気に羽ばたいたエルコンドルパサーのようになれる可能性だってあるわけです。
 どのような走りを見せるのか、楽しみですね。

 また、出走するには抽選を突破する必要のある1勝馬ですが、どうしてもここで挙げておきたいのが橋口厩舎のアイアンルック。前走の新馬戦1200メートル芝をなんと、7馬身差の圧勝。しかも、スピードの違いで逃げて7馬身ではなく、道中は中団を進み、そこから差して7馬身ですから、これは破格の競馬だったと思います。
 年明けの小倉ですし、相手が弱すぎたということも考えられるので、過剰な期待は禁物ですが、それでも何かを期待せずにはいられない。それくらいインパクトのある新馬戦でした。出走がかなえばスーニとともに、要注目の1頭となりそうです。

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 ここでお知らせですが、今週は初めての阪神騎乗でGIIIアーリントンCをアドバンスヘイローで、GIII阪急杯をジョリーダンスで挑む三浦皇成騎手が、南原清隆さんがパーソナリティをつとめるラジオのスポーツ番組・AM1242ニッポン放送『トヨタスポーツドリーム』にゲスト出演します。

 「10の質問」で三浦騎手の素顔に迫り、三浦騎手から見た「武豊騎手の凄さ」、また「理想の女性のタイプ」などについて語るとのこと。

 放送日は28日(土)、17:00~17:30。三浦騎手のファンの方はもちろん、競馬ファンの方はどうぞお聞き逃しなく!

 ちなみに先週の21日が第1回目のゲスト出演でして、その時の様子はこんな感じだったようです。詳細は以下、ブログをどうぞ。
・「TOYOTAスポーツドリーム」 (スポーツナビ+)

(スポーツナビ競馬担当A)
 

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posted by スポーツナビ編集部 |19:32 | レース展望 | コメント(0) | トラックバック(54)
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2009年02月24日

【編集部発】GI戦線へ加速…阪急杯、中山記念の展望

 フェブラリーSの興奮冷めやらぬ週明けですが、今週はまた新たなステージを目指す戦いが繰り広げられます。関西では今年初めての阪神競馬が開幕、関東では舞台を再び中山に移しての開催です。

 阪神では土曜にGIIIアーリントンC、日曜にGIII阪急杯、中山では日曜にGII中山記念が行われます。今週も豪華3重賞。ではさっそく展望といきたいと思いますが、今回まずは日曜日に行われる古馬の2重賞にスポットを当てたいと思います。

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 いよいよ今年初開催となった阪神競馬場。その1週目のメーンは、1カ月後の3月29日に中京競馬場で開催される春のスプリント王決定戦・GI高松宮記念へ向けたステップレース、1400メートル芝の阪急杯です。

 GIII阪急杯の登録馬は→コチラ(Yahoo!スポーツ)

 まず実績ナンバーワンは、昨年の高松宮記念王者ファイングレインです。昨年は破竹の3連勝でスプリント王にまで君臨。連覇を確かなものにするためにも、ここはある程度の格好をつけたいところですね。
 昨秋はリフレッシュ休養明けからなかなか調子が戻らず、末脚不発で苦戦の連続でしたが、前走のGIマイルチャンピオンシップでは3着。さすがの地力をアピールしています。
 約3カ月半ぶりの競馬となる今回も、やはりカギとなるのは仕上がり具合。これまで休養明け初戦は成績が良くなく、鉄砲が利くタイプではありません。また、斤量59キロも不利な材料になるでしょう。
 しかし、なんといってもただ1頭のGI馬。能力を発揮してくればアッサリがあっても当然の馬です。最終追い切りに注目ですね。

 ローレルゲレイロは昨年の阪急杯の勝ち馬。この馬の武器は何と言っても、簡単にはバテない強力な先行力ですね。昨年も堂々の逃げ切り勝ちを収めており、連覇に挑戦です。
 昨年と同じくGIII東京新聞杯から挑むローテーション。しかし、そこを勝って勢い◎で臨んで来た昨年と違い、今年は13着と惨敗しての出直し戦。去年よりも力は落ちるのかな?と思いがちですが、今年の東京新聞杯は雨でひどい道悪でした。能力をまったく出し切れず、これは度外視していいでしょう。
 開幕週の馬場だけに先行馬には大きなアドバンテージもあります。良で見直しですね。

 新興勢力で注目は、4歳馬のファリダット。母はあのスプリント女王ビリーヴで、父キングマンボという超良血馬です。
 ここ3走、勝ちきれないながらも、GIII京阪杯2着、GII阪神カップ2着、GIII京都金杯3着と3戦連続で好勝負。また、最後の末脚はいずれも際立った伸び脚であり、瞬発力ならメンバーで一番と言っていいのではないでしょうか。
 母は晩成タイプだっただけに、このファリダットもこれからの成長力がまだまだ期待できる馬ですが、潜在能力はすでに重賞級。血統背景からスター性を持った逸材でもあります。
 フェブラリーSで4歳馬が大活躍だった勢いを受け、スプリント路線でも新スター誕生の足がかりとなるのでしょうか。

 マイネルレーニアは昨年のGIIスワンSの勝ち馬。ケレン味のない逃げが魅力の馬ですね。前走のGIマイルCSは最下位に敗れてしまいましたが、これはちょっとペースが速かったと思います。立て直しての一戦。今回は先行馬にはありがたい開幕週の馬場ですし、5勝を挙げる得意の7ハロン戦です。見直しが必要ですね。
 好走のポイントとなるのはやはり、同じ脚質のローレルゲレイロとの兼ね合い。ただ、どうしてもハナがほしいというよりは、自分のペースでもまれず行きたいタイプ。前半いかに気分良く行けるかでしょう。

 同じくスピード抜群の先行力を武器に、昨年夏競馬でメキメキ頭角を現したのが、ビービーガルダンです。3連勝でOP入りし、GIIIキーンランドCで2着に入ると、続くGI初挑戦となったGIスプリンターズSでも3着好走。一気にスプリント路線トップの1頭となりました。
 GI獲りの前に、まずは初重賞タイトルがほしいところ。先行好位から堂々の押し切りを狙います。

 これらとは逆に、末脚勝負で挑むのがトウショウカレッジ。ラストの威力には定評があり、前走の東京1400メートルのバレンタインSも見事な差し切り勝ちでしたね。ローレルゲレイロ、マイネルレーニアらが前でやり合えば、チャンス到来。追い比べになれば勝機十分でしょう。

 また、同じく切れ味で勝負したいヘイローフジも展開次第で一発の魅力十分。
 3連勝でOP入り、初重賞に挑むドラゴンファングも面白い1頭。タイキシャトル産駒で8戦4勝2着3回、まだまだ底を見せていないだけに、今回は注目のレースとなりそうです。

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 中山競馬場では83回目を迎える伝統の古馬GII戦・中山記念です。春は中距離のビッグレースがないために、なかなか目標を絞りにくい中距離ホースたち。ですが、距離を伸ばして天皇賞・春に行くのか、マイル戦の安田記念に行くのか、一息入れて宝塚記念へのローテーションを組むのか、いずれにしてもここでしっかりと賞金を加算してアピールしたいところです。
 サクラローレル、サイレンススズカ、キングヘイローら後のGI馬が勝ち馬に名を連ねる伝統の中山千八戦。今年もなかなかの好メンバーが揃いました。

 GII中山記念の登録馬は→コチラ(Yahoo!スポーツ)

 まずは、前走のGIII中山金杯を勝ってここに駒を進めてきたアドマイヤフジ。GI戦に入ると今一歩届かない馬ですが、それよりクラスが落ちれば主力級であることを証明した前走。トップハンデ58キロをものともしない、堂々の押し切りでした。
 重賞を勝っての参戦ですから勢い、充実度ともに◎ですし、距離は1ハロン短縮されますが、中山金杯と同じ中山コース。そして別定戦で斤量は1キロ減と、好材料が並びます。重賞連勝の期待は大きいでしょう。

 カンパニーは昨年の中山記念のチャンピオン。その後GIIマイラーズCを連勝し、GIでも天皇賞・秋4着、マイルCS4着と好走。マイル~中距離路線主力の1頭として活躍しました。
 今年8歳の大ベテランですが、まだまだ元気いっぱい。今回はマイルCS以来、約3カ月半ぶりの競馬となりますが、07年のGIII関屋記念を10カ月ぶりの休み明けで勝っているように、ポン駆けするタイプでもあります。今年こそ悲願のビッグタイトルを手中にするためにも、ここは好スタートを決めたいですね。

 06年の2歳王者ドリームジャーニーは、ここが巻き返しの1戦。前走のGIIアメリカジョッキークラブCは自慢の末脚が不発に終わり、1番人気を大きく裏切る8着と大敗しましたが、これは道悪がすべてでしょう。
 やはり、この馬はパンパンの良馬場でこそ。今回は開催1週目ですし、瞬発力を存分に生かせるはず。まともなら反撃は必至です。

 関西馬ばかりに大きな顔をさせられない関東馬から、筆頭格はエアシェイディ。GI有馬記念3着から臨んだ前走のAJC杯でも2着。3走前の天皇賞・秋もウオッカらに食らいつく5着でしたし、相変わらず競馬は安定しています。
 この馬もカンパニーと同じ8歳馬ですが、衰えは感じられません。中山記念は3年連続4回目の挑戦で、過去の成績は05年4着、07年2着、08年3着。今回も上位争いは堅いのではないでしょうか。

 昨年のGIダービー2着馬スマイルジャックは、前走のGIII東京新聞杯3着で、ようやくスランプ脱出のきっかけをつかみました。2カ月ぶりを叩いての2戦目で上積みもあるでしょうし、中山千八は昨年のGIIスプリングSを勝った舞台。もともとが堅実さを身上としていた馬です。今回もしぶとさを生かして、さらに前進したいところですね。

 ほか、ここ2走がディセンバーS1着→AJC杯3着と好調のトウショウシロッコ、堅実駆けのキングストレイル、栗東・松田博厩舎の良血馬キャプテンベガの上昇ぶりも見逃せないところですね。

※阪急杯&中山記念の展望コメント・トラックバックともに募集しております。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

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posted by スポーツナビ編集部 |00:21 | レース展望 | コメント(0) | トラックバック(67)
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2009年02月23日

【編集部発】サクセスブロッケン勝利でダート新時代到来か

 冬のダートマイル王決定戦・GIフェブラリーSは、4歳馬のサクセスブロッケンが勝利。実に素晴らしいレースでした。

サクセスブロッケン1

 最後の直線は4頭の真っ向勝負。残り100メートルを切り、内からカネヒキリ、カジノドライヴ、サクセスブロッケンの3頭に絞られ、火の出るような叩き合い。
 繰り返しになりますが、素晴らしかったです。3頭どの馬も文句なしのパフォーマンスを発揮してくれました。
 そして、この極限の勝負を勝ち切ったサクセスブロッケンは文句なしに強かった。時計の出やすい締まった馬場とは言え、あのペースの中を押し切った3頭の中でも、特にサクセスブロッケンは図抜けた強さを発揮したと思います。

 レース後、藤原英調教師が「馬は良くなっていると思っていたけど、カネヒキリ、ヴァーミリアンの2頭に勝つにはもうちょっと時間がかかると思っていた」と語っていましたが、これは謙遜ではなく、正直な気持ちだったと思います。
 それくらい、昨年秋から今年初めにかけてのGI4戦で喫した敗戦は、力の差を見せ付けられるレースでした。
 しかし、トレーナーですら驚かせる今回の大勝利をもたらしたのは、サクセスブロッケン自身の成長力。あの4戦、単に負けていたわけではありません。敗戦をしっかりと『成長』に結び付けていたのです。

 苦い敗戦を味わうことで大きく成長するタイプ。サクセスブロッケンがまさにそうでした。
 それまでの連戦連勝から一転、世の中にはまだまだ強いヤツがいる、ということを思い知らされても、そこで腐ることなく、自分のパワーに変えていく。そんなドラゴンボールの孫悟空のような前向きな気持ちがもたらした、この日の大勝利。
 もちろん、気持ちだけでなく、調教師の想像をはるかに超えた成長力こそが、若馬の魅力なのでしょう。

 GIレースで初めて超えた7歳馬の壁。『ダート最強世代』と呼ばれた05年生まれの中でもとりわけトップホースと評価を受けたサクセスブロッケンが、このフェブラリーSを勝った意義は大きいと思います。
 そして、2着カジノドライヴと合わせて、『最強世代』の4歳馬がワンツーフィニッシュ。また、4着も4歳馬エスポワールシチーでした。
 これは、長くダート界を席巻していた現7歳世代の時代が終わりを告げ、ついに新たな時代の幕が明けたことを意味するのかもしれません。

 もちろん、この1戦だけで断定してしまうのは早計でしょう。敗れたとは言え、カネヒキリも強いレースを見せました。展開、コース次第でごっそりと着順が入れ替わると思います。
 世代交代が達成されたのか、否なのかは、この秋から年末にかけてわかること。先の長い話ですが、だからこそ、今年のダート戦線がより楽しめるということですね。09年の砂の覇権を握るのは果たして――。

サクセスブロッケン2

 サクセスブロッケン号、内田博騎手、藤原英調教師はじめ厩舎スタッフのみなさま、オーナー、牧場、その他関係者のみなさま、本当におめでとうございました。

 ちなみに、サクセスブロッケンは今後しばらくは休養に入るとのこと。ここを今年の一つの大目標にしていたため、おつりがないようにビッシリと仕上げたとのことですが、この執念仕上げを施した厩舎スタッフのみなさんの仕事もお見事でした。
(普段から藤原英厩舎をひいきにしている僕も、今回のサクセスブロッケンの勝利はうれしかったです。馬券は一銭も取れていませんが……)

※フェブラリーSの感想コメント&トラックバックともに募集しております。スポーツナビ 競馬特集――レース結果、ニュース、コラム、フォトギャラリーなど

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posted by スポーツナビ編集部 |02:44 | レース回顧 | コメント(0) | トラックバック(21)
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2009年02月21日

【編集部発】◎ヴァーミリアン連覇&復権だ!…フェブラリーS予想

 2月22日は、2・2・2(ニャン・ニャン・ニャン)で「ネコの日」ということでして。ネコ好きにはたまらない1日ですね。いえ、競馬とは特に関係ありませんが……、でも、一見どーでもいいようなことが案外サインになっているのも競馬。
 というわけで、ネコっぽい語感といえば……ヴァーミリアン→ニャーミリアン、ナンヨーヒルトップ→ニャンヨーヒルトップ。。。さすがに苦しいですね、すみません。

 で、2月22日は実は河内洋調教師の誕生日でもあります。おめでとうございます!

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<GIフェブラリーS>
◎ヴァーミリアン
○カネヒキリ
▲フェラーリピサ
△サクセスブロッケン
×エスポワールシチー
注キクノサリーレ

 本命はニャーミリアン、ではなく◎ヴァーミリアン。JCダート、東京大賞典とカネヒキリに敗れていますが、これは相手にうまく立ち回れた結果。力負けではありません。末脚の破壊力ならこちらが上。一昨年のJCダート、昨年のフェブラリーSと完勝している広い東京コースなら再び逆転です。

 中間、追い切り日を1日延ばすというアクシデントがあり、確かに不安材料ではありますが、追い切りではビッシリとステッキを入れられて一杯に追われていますし、出来に問題はないと判断します。
 もとより、川崎記念をパスしてここ一本に仕上げてきた陣営の執念を買いたい。昨年末からの上がり目があるとすれば、ヴァーミリアンでしょう。渾身の一撃に期待です。

 カジノドライヴを無印にしましたが、これは配当の妙味を狙ってのこと。上位2頭をまとめて負かすとしたらこの馬かとも思いますが、だからこそノーマークにする価値もあるってもんです。
(でも、こういう時って、たいがいカジノドライヴが上位3着に来ちゃうんですよね~)

※フェブラリーSの予想コメント&トラックバックともに募集しております。スポーツナビ 競馬特集――レース結果、ニュース、コラム、フォトギャラリーなど

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posted by スポーツナビ編集部 |18:15 | レース予想 | コメント(3) | トラックバック(62)
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2009年02月20日

【編集部発】京都記念◎アドマイヤオーラ、クイーンC◎ミクロコスモス

 あす21日の東西2重賞は、土曜日にやってしまうのがもったいないと思えるくらいの豪華メンバーが揃いました。
 GII京都記念に、GIIIクイーンC。いずれも春のGI戦線を占う上でも見逃せないレースですね。勝って主役、ヒロインの座へと近づくのはどの馬なのでしょうか? さっそく予想といきましょう!

(きのう晩から今日の午前中にかけては雨がたくさん降りましたね。その上、冷えました。京都なんかは雪も降ったんじゃないでしょうか。馬場状態も気になるところですが)

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<GII京都記念>
◎アドマイヤオーラ
○カワカミプリンセス
▲タスカータソルテ
△サクラメガワンダー
×アサクサキングス
注メイショウクオリア

 本命は◎アドマイヤオーラ。巻き返しに期待です。前走のGIII京都金杯は追って案外の4着に敗れましたが、骨折明けで約半年ぶりの競馬。しかもハンデ戦で58キロのトップハンデを背負っていたことを考えれば、マズマズの内容だったのではと思います。
 叩き2走目の今回は、もちろん上積み十分。以前の骨折明けも、使われるごとにレース内容が良くなっていきました。前進あっても、後退はありません。

 また、引退したダイワスカーレットは現役時代に先着を許した馬が3頭いるのですが、そのたったの3頭のうちの1頭がこのアドマイヤオーラ。3歳時のGIIIシンザン記念です。コースは京都外回りでした。
 抜群の切れ味を武器とするアドマイヤオーラにとって、直線が長くて平坦な京都外回りコースは最も能力を発揮できる舞台。これだけ条件が揃っているんですから、今度は好勝負です。

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<GIIIクイーンカップ>
◎ミクロコスモス
○ダノンベルベール
▲パールシャドウ
△メイショウボナール
×ディアジーナ
注アイアムマリリン

 本命は◎ミクロコスモス。デビュー戦後に武豊騎手が絶賛した期待のネオユニヴァース産駒。その後の2戦も、ユタカ騎手の言葉どおり、タダモノではない競馬を見せてくれました。今年の3歳牝馬路線には、ブエナビスタという超大物が存在しますが、打倒1番手に名乗りを挙げる馬こそが、このミクロコスモスだと思っています。

 ここ2戦は後方からの競馬になっていますけど、今回と同じ府中マイルでのデビュー戦は普通に先行していますし、鞍上もユタカ騎手に戻ります。どのような競馬を見せてくれるのでしょうか? 過去2戦のようにタメていくのか、初戦同様にサッと前に行かせるのか、そのあたりの戦術にも要注目ですね。
 いずれにせよ、ミクロコスモスを鮮やかに桜花賞へとつながる勝利に導くと同時に、武豊騎手が4週連続重賞Vを決めてくれるでしょう。

※京都記念、クイーンCの予想コメント&トラックバックを随時募集しています。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

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posted by スポーツナビ編集部 |19:10 | レース予想 | コメント(0) | トラックバック(68)
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2009年02月18日

【編集部発】こちらも注目! 京都記念、クイーンCの展望

 今週は日曜のGIフェブラリーSに当然のことながら注目が集まっていますが、土曜の東西2重賞にも大きな注目が必要です。京都では伝統の古馬GII戦・京都記念、東京では桜花賞へのステップレース・GIIIクイーンC。どちらも春のGIシリーズを見据える上で大事なレースであると同時に、好メンバーが顔をそろえました。

 では、土曜2重賞の展望といきましょう。

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 最初は京都記念から。登録メンバーは→コチラ(Yahoo!スポーツ)

 まずは実績から、何と言っても2006年の牝馬二冠カワカミプリンセスですね。骨折による1年の休養もあり、一時はスランプ状態でしたが、昨年見事に復活。ハイレベルのGII金鯱賞で3着、秋の女王決定戦GIエリザベス女王杯では2着と好走しました。
 ただし、やはり真の復活というためにも、勝ち星がほしいところ。ダイワスカーレットに真っ向勝負を仕掛けたGI有馬記念後は、厩舎に残って調整。1週前追い切りでは好タイムをマークしており、仕上がりは良好でしょう。09年初戦から好勝負が期待できそうです。

 07年の菊花賞馬アサクサキングスは、昨年未勝利に終わりました。特に秋シーズンは思ったほど動けず、案外な結果に。ただし、春のGII大阪杯では59キロを背負って3キロ軽いダイワスカーレットと0秒2差の接戦を展開するなど、その能力はやはりGI級。GIIのここなら軽くは扱えません。京都は3戦[2010]と得意にしているコース。大反撃があっても驚けません。

 これら実績馬に勢いで対抗するのが、前走GIII鳴尾記念を3馬身差で圧勝したサクラメガワンダーです。昨年のGIは一歩届きませんでしたが、宝塚記念は0秒3差4着、天皇賞・秋が0秒3差6着と、いずれも大きくは負けていません。展開一つでGIが狙えるところまで来ています。
 阪神で走るイメージがありますが、京都コースも6戦[2121]と好相性。末脚を生かせる外回りも歓迎です。

 昨年の勝ち馬アドマイヤオーラは、GIII京都金杯4着からの参戦。直線は追って案外でしたが、骨折明けで半年ぶりの競馬だったことを考えれば上々だったのではないでしょうか。
 今回は1度叩いて、中身が違うはず。切れ味勝負の同馬にとって、直線平坦の外回りは絶好の舞台。瞬発力ならメンバー随一とも言えるだけに、本来の末脚が蘇れば連覇は十分可能でしょう。

 ほか、得意の京都で変身したい重賞3勝馬タスカータソルテ、一発秘めるマンハッタンスカイらにも警戒が必要。また、3連勝で重賞に挑むチョウサンデイがどこまで通用するか、も注目ですね。
 そして、個人的には07年皐月賞馬ヴィクトリーの大復活にも期待しているんですが……、どうなんでしょうか。

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 東の土曜メーンは桜花賞へのステップレース、GIIIクイーンCです。登録馬は→コチラ(Yahoo!スポーツ)

 まず主役となるのは、昨年の2歳女王決定戦・GI阪神ジュベナイルフィリーズで2着に好走したダノンベルベール。勝ったブエナビスタには完敗でしたが、これは相手が強すぎただけであり、彼女自身、責めるべきところは一つもありません。十分にGIを狙えるレベルであることを証明しました。
 2カ月ぶりの競馬となりますが、前走後は一旦、山元トレセンに放牧に出された後、ここを目標に入念調整。美浦トレセンでも十分に乗り込まれていますし、3カ月ぶりだった芙蓉Sが出遅れながら僅差の2着。久々でも力を出せるタイプです。打倒ブエナビスタ、そして桜花賞奪取のためにも、ここは勝利で決めたいところです。

 このダノンベルベールと実力は互角、いやそれ以上とも目されているのが阪神JF3着馬のミクロコスモス。キャリア1戦で挑んだ2歳女王戦は出遅れ17番手という絶望的な位置から、抜群の瞬発力を発揮して3着入線。ブエナビスタに次ぐ2番目の上がり35秒2を記録しました。続く500万下は、条件戦とは思えないレベルの高い相手に大外一気の差し切り勝ち。この切れ味は間違いなく重賞級でしょう。
 今回は府中マイル戦となりますが、新馬戦ですでに経験済みですから輸送も心配なさそうです。武豊騎手が大きな期待をかける素質馬。打倒ブエナビスタ1番手はこちらかもしれません。

 この“2強”を脅かしたい3番手グループからは、関東馬ディアジーナが堅実。ここ3戦を3→2→1着と確実にジャンプアップ。赤松賞ではダノンベルベールと0秒2差の競馬をしており、展開次第で互角に渡り合えます。道悪だった前走が0秒5差の快勝でしたから、ひと雨来ればさらにチャンスでしょう。

 同じく関東馬ピースオブラックは新馬戦勝利後の前走500万特別で0秒3差の2着。この時の勝ち馬が、先週のGIIきさらぎ賞4着のベストメンバーでした。これを物差しに測れば、ピースオブラックもかなりの能力馬。2000メートルを2戦連続で使っているので、今回のマイル戦にどう対応するかがポイントになりそうです。

 関西馬で一発ありそうなのは、ダンスインザダーク産駒のファミリズム。OP特別の京都2歳Sでは、牡馬クラシック候補のアンライバルドに先着する2着と好走しました。続くGIIIラジオNIKKEI杯では8着大敗でしたが、これはゲート出遅れで流れに乗れず。度外視できるでしょう。前走の500万下では発馬にも進境を見せる好位からの2着と、課題を克服。まともに能力発揮なら勝ち負けになっていい素質です。

 また、前走のGIIIフェアリーSで直線不利を受けたパールシャドウが巻き返し態勢。こちらも力を出し切れば好勝負できる1頭です。
 ほか、重賞で堅実に走っているカツヨトワイニング、新馬戦でGIIIきさらぎ賞2着のリクエストソングを負かしているメイショウボナー、良血ダイワバーガンディなどの伏兵も侮れません。

※京都記念、クイーンCの展望コメント&トラックバックともに随時募集しております。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

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2009年02月17日

【編集部発】砂のマイル王決定戦・フェブラリーSの展望

 今週はいよいよJRAの2009年度最初のGIレース、ダートマイル王決定戦・第26回GIフェブラリーSです。
 本来ならばダイワスカーレット参戦で大盛り上がりのはずでしたが……。それでも、06年カネヒキリ、07年サンライズバッカス、08年ヴァーミリアンと、過去3年のチャンピオンがそろって参戦。ほか、若い4歳馬に、前哨戦を勝ち上がってきた新興勢力なども含め、フルゲート16頭中で半数以上が重賞ウィナーという豪華メンバーとなりました。

 フェブラリーSの登録馬は→コチラ(Yahoo!スポーツ)

 まさに、GI第1弾にふさわしい冬のダートマイル王決定戦、2月の寒さを吹き飛ばす熱いレースを期待したいですね。

 それでは、展望といきましょう!

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 まずは過去10年のデータから見てみたいと思います。過去のフェブラリーS結果は→コチラ(Yahoo!スポーツ)

 1999年~2008年、1番人気は6勝。特に02年~06年は5連勝しており、昨年も1番人気のヴァーミリアンがV。1番人気が勝てなかった年も2、4、5、3番人気が勝っています。
 また2着馬も比較的上位人気が占めており、2ケタ人気馬が連対した例はここ10年ゼロ。馬連・馬単は人気サイドで決まっていますね。
 ただし、3連単については、導入された05年から4年連続で万馬券。高配当を狙う穴党の方は3連単勝負、ということになりそうです。それでも、2ケタ人気馬が3着に入線した数もここ10年ではわずかに1回。データの上では、超大穴馬の出番はなさそうですね。

 続いて年齢ですが、過去10年で最も好成績を挙げているのは5歳馬で5勝8連対。これに次ぐのが4歳馬の3勝7連対ですから、ほとんどの年で4・5歳馬が連に絡むということでしょう。
 となると、これとは逆に6歳以上の高齢馬は当然苦戦ということになります。
 ただし、07年は上位5頭のうち1着から順に5、7、6、6、5歳馬、昨年は同様に1着から6、8、6、4、9歳馬と、ここ最近は高齢馬の活躍が目立っています。
 今年の主役も7歳馬2頭。さて、どうなるのでしょうか?

 また、中山競馬場で行われた03年を除く過去9回、連対馬のほとんどが東京コースでの重賞で連対、もしくはオープン特別勝利の実績あり。いくら良績を多く残している馬でも、東京で実績のない馬は疑ってかかった方が吉かもしれません。
 ほか、前走で掲示板を外しながらフェブラリーSでで連対した馬は過去10年で1頭のみ。前走大敗からの巻き返しは難しいようです。

 これらをふまえ、今年の出走予定馬の分析といきましょう。

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 主役は何と言っても、カネヒキリ。3年前の同レース覇者であり、2度にわたる屈腱炎を乗り越えて復活した砂の王者です。
 2年の休養を経て、昨年秋にレース復帰。初戦のGIII武蔵野Sは直線で窮屈になったこともあり9着に敗れましたが、その後のJCダート、東京大賞典、川崎記念ではライバルをねじ伏せる完ぺきな勝利。まさに奇跡の復活劇で、GI3連勝中です。
 屈腱炎を2度やっている後だけに、武蔵野Sから3カ月半で5戦目というローテーションは確かに心配。ですが、前走後も順調に稽古ができいますし、状態はいい意味で平行線と思います。
 府中マイルは3年前に好タイムで快勝した舞台。3年ぶり2度目のフェブラリーS戴冠へ準備は万端でしょう。
 また、カネヒキリは現在GIを7勝。ここを勝てば、日本競馬史上最多のGI8勝目となります。

 逆転に燃えるのが、同じ7歳馬のヴァーミリアン。昨年11月までは国内無敵のGI6連勝中でしたが、JCダート、東京大賞典とカネヒキリに連敗。王座から転落し、ナンバー2となってしまいました。
 勝負付けは終わったという見方がある一方、まだ終わっていないという声も、もちろんあります。確かにJCダート、東京大賞典とカネヒキリに上手に立ち回られた印象もあります。
 レースのうまいカネヒキリに対し、末の爆発力はヴァーミリアンが上。昨年のフェブラリーS、一昨年のJCダートを快勝した広い東京コースなら、再度の王座奪回は十分可能です。
 また、川崎記念をパスして、ここを目標にじっくり調整されている点にも好感。そして、3週連続重賞勝利中の絶好調・武豊騎手にも大きな魅力ですね。

 主役2頭と同じ7歳馬で、同じフェブラリーSのタイトルホルダーが、07年のチャンピオン・サンライズバッカスです。
 さすがにカネヒキリ、ヴァーミリアンと比較するとやや落ちる印象ですが、東京ではカネヒキリを撃破した実績があり、得意としているコース。長い直線で発揮されるその末脚の威力は侮れません。
 もし、カネヒキリとヴァーミリアンが前の位置でやり合うようなら、その隙を突いて、後方で脚をタメていたサンライズバッカスが一発……! 大物食いをするのは得てして、こういう大駆けタイプではないでしょうか。
 コンビを組む三浦騎手の手綱にも注目です。

 これら強い7歳世代に挑むのが、『ダート最強世代』とも言われている4歳馬。その大将格がサクセスブロッケンです。
 古馬と初対戦となった昨年11月のJBCクラシック以降、カネヒキリ、ヴァーミリアンに4戦全敗。現役最強クラスとの力の差を思い知らされました。しかも、今回は昨年まであった斤量差のハンデもなくなり、同じ斤量でのレース。さすがに苦しい、と言わざるを得ません。
 しかし、JBCクラシックではスタートでトモを滑らせながらも、ヴァーミリアンとクビ差の2着接戦。前走の川崎記念も流れに乗れず、展開が向かないながらも3着でした。カネヒキリ、ヴァーミリアンの能力が抜けているだけで、この馬もトップクラスの能力馬。
 東京マイルのヒヤシンスSが強かったですし、あとは展開さえ向けば好勝負ができるはずです。

 同じく4歳のカジノドライヴはご存知、ダート競馬の本場・米国GIIレースを圧勝し、日本調教馬初の米国重賞勝利馬。姉、兄にベルモントS勝ち馬がいるという血統からも、その素質は底知れないモノを感じさせますよね。
 米国から帰国初戦となった昨年のJCダートでは手ごたえ良く好位を進みながら伸びきれず6着。騎乗した安藤勝己騎手によれば、コーナリングがぎこちなく、外・外を進んでしまったようです。スムースに能力を出し切ったわけではない中、見せ場たっぷりでした。
 前走の準OP戦では期待通りの圧勝。今度は調整自体も検疫などを挟んだJCダートとは違うでしょうし、陣営も自信を深めているのではないでしょうか。
 一気の王座交代、カジノドライヴはそれを意識させる馬です。

 この2頭以外にも今年の4歳馬は魅力いっぱい。前哨戦のGIII平安S2着のエスポワールシチーは、スピード抜群の先行力が魅力。残り100メートルを切ってから止まってしまった前走と、好タイムで圧勝した3走前の東京マイル戦とを考えると、現状はマイルくらいが一番能力を発揮できそうです。マイペース先行なら怖い1頭になってきそうですね。
 また、キクノサリーレは前走のOP特別・ベテルギウスSで6着と敗れて評価を落としてしまいましたが、2走前の東京マイル重賞・GIII武蔵野Sを快勝。前走後からここ一本を目標に入念に調整されていますし、コース替わりでの一変には要注意です。

 7歳、4歳が目立っていますが、前哨戦・GIII根岸Sを勝ったフェラーリピサも有力。顔面神経痛を乗り越えて5カ月ぶりの競馬だったことを考えれば、着差はクビでも、それ以上に強い内容でした。
 今回は当然、1回叩いた上積みが見込めるでしょうし、東京コースは千四のレコード勝ちを含めて、[3101]と大得意のコース。また、6戦連続で連対中という安定感も魅力ですね。

 ほか、スピードを生かしたい昨年のJBCスプリント勝ち馬バンブーエール、後方一気の切れ味が武器の根岸S2着馬ヒシカツリーダーが穴で面白い1頭でしょうか。

※フェブラリーSの展望コメント&トラックバックともに随時募集しております。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

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2009年02月16日

【編集部発】ダイワスカーレット引退、お疲れさまでした

 ダイワスカーレットの引退がJRAから発表されました。公式ホームページには、松田国英調教師や社台ファームの吉田照哉代表らのコメントも掲載されています。→コチラ(JRA)

 引退は残念ですが、松田国調教師のコメントによれば、ウォーキングマシンでの運動は始められる状態とのこと。歩くこともできないくらいひどい症状にならないで繁殖に上がれそうなので、そこはホッと一安心です。
 これからは、元気な子どもたちをたくさん産んで、毎年のようにダイワスカーレット2世を競馬場に送り出してほしい。そして、母が果たせなかった海外GI制覇の夢の続きを見せてくれるような2世の登場を待ちたいですね。

 で、気になるのは初年度(つまり今年)の種牡馬。血統的にSS系は無理だろうから、クロフネやキングカメハメハだったら同じ松田国厩舎で育った馬同士、生まれてくる子どもにはなんだかロマンを感じてしまうなぁ~、なんて思っていたら、チチカステナンゴ!

 日本ではまだあまり馴染みのない種牡馬で、それもそのはず、去年の12月に社台ファームが購入したばかりのフランス馬です。
 現4歳世代が初年度産駒なので、まだまだこれからの若い種牡馬ですが、その中からいきなり無敗のフランスダービー馬ヴィジョンデタを輩出するなど、将来有望な種牡馬ですね。

 父系はグレイソヴリン→フォルティノ→カロとつながっている系統で、これまた日本ではあまり馴染みのない血統ですが、カロ系からはCozzeneという世界的種牡馬が出ていますし、日本ではアドマイヤコジーン、ビワハヤヒデ。フォルティノ系からはタマモクロスといった活躍馬が出ています。
 また、グレイソヴリン系までさかのぼればトニービンを租として、日本でも活躍馬多数。と言っても、やはり日本ではマイナー系統になると思いますので、このダイワスカーレット×チチカステナンゴを機に、グレイソヴリン系(フォルティノ系)大爆発となれば、日本の競馬がより面白くなりそうです。

 ともあれ、ダイワスカーレットの初年度の交配相手に指名されるのですから、社台ファームとしても相当期待をかけている種牡馬に違いありません。
 また、ダイワスカーレット自身、母系には活躍馬多数で活力のある血統ですから、繁殖馬としての期待は膨らむばかりですね。

 最後になりましたが、ダイワスカーレットさんへ。今までお疲れさまでした。そして、ありがとう。

(でも、せめてあと1回、ウオッカとの対戦を見たかったなぁ。返す返すも故障が残念です)

※ダイワスカーレットへのコメント&トラックバックともに随時募集しております。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

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posted by スポーツナビ編集部 |19:07 | ニュースあれこれ | コメント(2) | トラックバック(17)
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