2008年12月31日

【編集部発】スポーツナビ競馬アワード2008

 2008年もいよいよきょうでおしまいですね。今年最後の更新となります。
 競馬ファンのみなさん、2008年の競馬はいかがでしたでしょうか? 今年も本当にいろいろとありましたが、特に下半期のGIシリーズが面白かったと思います。
 上村騎手涙のGI初制覇に始まり、ウオッカvs.ダイワスカーレットの死闘、新たな牡馬ニューヒーローが生まれたJC、カネヒキリ奇跡の復活、ダイワスカーレット圧逃V、そして、最後を締めるにふさわしい東京大賞典のマッチレースなどなど。

 あ、もちろん上半期GIシリーズも面白かったと思いますが、今年後半の盛り上がりはすごく良かったなぁ、と。

 また、2歳戦でもブエナビスタ、セイウンワンダー、ロジユニヴァース、リーチザクラウンら、来年が本当に楽しみになる好素材が続々と登場しましたね。
 古馬ではウオッカ、ダイワスカーレット、ディープスカイらが海外遠征プランもありますし、09年はさらに競馬が面白くなるのでは――そんな期待感も持っています。

 欲を言えば、来年は古馬牡馬にもっともっと頑張ってもらいたいと思いつつ、今年最後の更新の締めとして、スポーツナビ編集部(というか、僕個人)が選ぶJRA賞+勝手につくったベストレース賞を、ひと足早く独断で選ばせていただきたいと思います。

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<年度代表馬>
ウオッカ

<最優秀4歳以上牡馬>
スクリーンヒーロー

<最優秀4歳以上牝馬>
ウオッカ

<最優秀3歳牡馬>
ディープスカイ

<最優秀3歳牝馬>
リトルアマポーラ

<最優秀2歳牡馬>
セイウンワンダー

<最優秀2歳牝馬>
ブエナビスタ

<最優秀短距離馬>
スリープレスナイト

<最優秀ダートホース>
カネヒキリ

<最優秀障害馬>
マルカラスカル

<特別賞>
ダイワスカーレット

<年間ベストレース>
天皇賞・秋

 ダイワスカーレットやディープスカイの方がふさわしい、という意見はあると思いますが、僕はやはり年度代表馬にはウオッカを推したいです。
 1年を通じてドバイ、日本と活躍してくれましたし、確かに取りこぼしはありましたが、それをチャラにするどころか十分におつりが来る劇的レースを安田記念、そして天皇賞・秋で見せてくれました。この2戦は本当に素晴らしかった。2008年はウオッカの年だったと思います。
(もしダイワスカーレットが天皇賞・秋も勝っていたら、文句なしでこちらが年度代表馬だと思いますが、やはりこの2センチは双方にとって、とてつもなく大きな2センチだったと思います)

 と、言うわけで今年1年、つたない点は多々あったと思いますが、当ブログをご覧いただきありがとうございました。来年も大好きな競馬を盛り上げるために、精一杯、競馬の魅力、面白さを伝えていけたらと思います。
 それではみなさん、よいお年を……。

※みなさんが選ぶ年度代表馬、ベストレースは? コメントまたはトラックバックで募集しています。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

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posted by スポーツナビ編集部 |17:38 | ニュースあれこれ | コメント(2) | トラックバック(20)
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2008年12月28日

【編集部発】ダイワスカーレット強い!…有馬記念回顧

 JRAの1年を締めくくるグランプリ、第53回GI有馬記念ダイワスカーレッが優勝。37年ぶり史上4頭目の牝馬Vを達成しました。

ダイワスカーレット2

 強かったですね~。あんなに強い競馬をするとは思ってもいませんでした。
 これまでのダイワスカーレットが勝つ競馬というと、誰も競ってこないこともあって、たいがいはスローペース。それで最後も33秒で上がっちゃうから、「そら後ろは届かないわ」というレースが多かったと思うんです。なんか、淡々としているというか。
 もちろん、強いのは十分認めていましたが、なんとなく胸に迫るものが足りないなぁ(ファンタスティック感というか、スペクタクル感というか、自分で書いてて意味分かりませんが)、とエラそうに思っていたわけです。

 ですが、今回の有馬記念のレースぶりは凄かった。天皇賞・秋も凄い!と思ったんですが、それ以上のインパクトを感じました。外が寒かったからじゃなくて、本当に震えてしまいました。
 メイショウサムソン(武豊)、カワカミプリンセス(横山典)、スクリーンヒーロー(デムーロ)、フローテーション(ルメール)ら名手を乗せた馬たちがいっせいに潰しにかかったのに、逆に返り討ちにされて全滅。そして自身は悠々逃げ切りなんて……牝馬が牡馬相手に見せるレースではないです。

 前走の天皇賞と合わせて、ハイペースでも強いし、スローペースでももちろん強い。そして、自分で競馬が作れる上に、テン良し・中良し・終い良しですから、これは手がつけられないですね。本当に素晴らしいです。

 2009年は海外GI制覇が目標、それも3勝することが目標だとか。松田国師は「一番強い馬が集まるレースを」とおっしゃっていましたが、となると、ドバイWCとかキングジョージとか凱旋門賞とか米国ブリーダーズCですよね?
 これは楽しみです。確かに、ダイワスカーレットはこのまま国内にとどまっている器ではありません。ぜひ海外のホースマンたちに、ダイワスカーレットの存在を知らしめてほしいですよね。

 ウオッカも来年は海外遠征プランがありますから、もし世界最高峰の舞台で天皇賞・秋を再現する一騎打ちなんてシーンになったら、日本の競馬ファンにとっては卒倒モノです。
 日本が誇る女傑2頭が世界を制する日は来るのか……? いえ、絶対にその日が来てほしい!

ダイワスカーレット

 ダイワスカーレット、 安藤勝己騎手、松田国英調教師はじめ厩舎スタッフのみなさん、牧場、オーナー、そのほか関係者のみなさま、本当におめでとうございました!

 そして、メイショウサムソン。結果は残念でしたが、きょうの走りは『メイショウサムソン』の存在を強烈にアピールする素晴らしい走りだったと思います。お疲れさまでした。

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<GI東京大賞典>
◎ヴァーミリアン
○フリオーソ
▲カネヒキリ
△サクセスブロッケン
×ボンネビルレコード
注ブルーコンコルド

 JRAはフィナーレを迎えましたが、08年の競馬はまだまだ続きます。地方競馬年末の大一番・東京大賞典! 有馬記念で負けたみなさん、東京大賞典ですよ!
 ここは◎ヴァーミリアンの巻き返し。前走は位置取りがチグハグだっただけで、実力負けではありません。武豊騎手に手綱が戻って、今度はエンジン全開です。

※みなさんの有馬記念感想、予想&応援コメント、トラックバックともに募集しています。スポーツナビ 競馬特集――レース結果、ニュース、コラム、フォトギャラリーなど

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posted by スポーツナビ編集部 |22:55 | レース回顧 | コメント(2) | トラックバック(43)
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2008年12月27日

【編集部発】夢馬券は◎アルナスライン!…有馬記念の予想

 いよいよ有馬記念です。普段、競馬をしなくても「有馬だけは」と馬券を買う方も大勢いることでしょう。世間的に1年で一番注目が集まるレース。ぜひともこの下半期一番の好レースを見せてもらい、この有馬をきっかけに競馬ファンが一人でも増えるとうれしいなぁ、と思っている次第です。

 で、みなさん、もう本命は決まりましたか? 僕は決めました。あなたの夢馬券は何でしょうか? 僕の夢馬券はコレです!

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<GI有馬記念>
◎アルナスライン
○ドリームジャーニー
▲マツリダゴッホ
△ダイワスカーレット
×メイショウサムソン
注スクリーンヒーロー

 どこまで行ってもマツリダゴッホ=ダイワスカーレットで決まるような気がしないでもないですが、本命はアルナスライン! あのダイユウサクですら重賞を勝っていましたから、重賞未勝利馬が有馬記念を勝つことは確かに難しいと思います。でも、アルナスラインから勝負します。

 というのも、宝塚記念10着は道悪、京都大賞典5着はチグハグな競馬で力を出せず、と、決して力負けではありません。
 そして、前走のアルゼンチン共和国杯はトップハンデ58キロで3着。このとき先着されたのがスクリーンヒーローであり、2着ジャガーメイルは後の国際GI香港ヴァーズで3着と善戦しました。しかもハンデ戦でしたから、53キロのスクリーンヒーローとは5キロ差、56キロのジャガーメイルとは2キロ差あったわけです。この斤量差がありながら、競馬では接戦だったんですから、アルナスラインの潜在能力や推して知るべし、です。

 この秋は走りごろの3走目。また、激戦の疲れが残るGIを使っていないから馬がフレッシュ。有馬では、いかに余力が残っているか、馬がフレッシュであるか、というのは大変重要なことなのです。
 本当はJCを使いたかったみたいですが、賞金順で出られなかったことが、むしろ有馬に向けては好材料となりました。出来は過去2戦よりも上なのは間違いありません。

 そして、オリビエ・ペリエ騎手。この秋はクリストフ・ルメール騎手、ミルコ・デムーロ騎手の活躍に比べて地味ですが、この世界的名手がこのまま黙っているわけにはいきません。なんといっても有馬記念3勝の“グランプリ男”です。
 枠も真ん中で申し分ないですし、アルナスラインは自在性のあるタイプですから、ペリエ騎手も縦横無尽に操縦できるはず。忘れたころのペリエ・マジック炸裂です!

 ○ドリームジャーニーは、もちろん前崩れ期待ですが、この馬はあんまりペースとか関係なしに小回りコースなら飛んでくるんじゃないのか。そんなイメージがあるんですよね。長い脚というよりも、瞬間的な爆発力。今年は先行タイプに強い馬が揃っている分、一発やるならこういうタイプかと。

 で、◎アルナスライン→○ドリームジャーニーの3連単がハマれば鼻血もの。僕の夢馬券よ、爆発しろ!

(ちなみに、あすの取材には編集部のOガワ女史にカメラの助っ人としてお手伝いしてもらうんですけど、彼女に撮影してもらったレースの勝ち馬は、07年有馬記念のマツリダゴッホ、08年皐月賞のキャプテントゥーレ、08年ジャパンカップのスクリーンヒーローと、ことごとく荒れているんですよねぇ。波乱を呼ぶ女……。そんなわけで今回も波乱が起きることを期待しての、◎アルナスラインでもあるわけです)

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posted by スポーツナビ編集部 |19:43 | レース予想 | コメント(0) | トラックバック(110)
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2008年12月26日

【編集部発】有馬の前にラジオNIKKEI杯

 有馬記念の前々日売りオッズ。ダイワスカーレットがアタマ一つ抜け出した2.7倍で1番人気。意外だったのはマツリダゴッホで、7.1倍の4番人気。これはマツリダゴッホがすごくオイシイんじゃないかと思いましたが、まぁ、まだ金曜発売のオッズですから、今後いくらでも順番やオッズは変わっていくでしょう。

 と、その前に、ラジオNIKKEI杯。競馬ファンならば、有馬ウィークのもう一つの大きな楽しみといえば、ラジオNIKKEI杯2歳Sです!
 過去、多くのスターホースがここを巣立っていきました。後の活躍馬を出す割合から言えば、先週の朝日杯以上なんですよね。いわば、2歳馬たちの登竜門。今年も、来年の春が楽しみになるような素質馬が出走します。2009年クラシックシーズンをより一層楽しむためにも、ぜひこのレースはお見逃しないように。

(2000年の当時ラジオたんぱ杯3歳S、アグネスタキオン→ジャングルポケット→クロフネで決まったあのレースは、今振り返ってもすごかったですよね。いや、今振り返るからこそ一層すごいと思えるのか。ナマ観戦していた僕はラッキーでした。これに負けないくらいのレースを期待したいです)

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<GIIIラジオNIKKEI杯2歳S>
◎リーチザクラウン
○ロジユニヴァース
▲ロードロックスター
△イグゼキュティヴ
×トゥリオンファーレ
注ファミリズム

 前日オッズ1.1倍。えらい人気ですが、本命はリーチザクラウン。ちょっとこれはモノが違うんじゃないかと思います。どこがどう、ってのではなく、ひと言「強い」と思います。

リーチザクラウン

 前走の千両賞を圧勝後、安藤勝己騎手が「まあ、走る前から勝つんじゃないかと思って乗ったんですが」とウィナーズサークルでのインタビューでこう答えて、場内を沸かせていましたが、「変なクセをつけないようにと思っていましたけど、豪快なフットワークでしたし、すごいスピードでしたね」と笑顔で絶賛していました。

 ちょうどその日はJCダートの日で、阪神競馬場に取材に来た僕は「リーチザクラウンのレースまで見られるなんて、すごいついてるなぁ」と思ったもの。レースも期待通りで、僕なんかが言うのも恐縮ですが、間違いなくクラシックを意識できる大器だと思いました。

 まあ、正体がまだ良く分からない2歳馬に過度な期待は禁物ですけど、この馬は同じスペシャルウィーク産駒のブエナビスタ同様、“本物”じゃないか。そう信じています。

 あ、ロジユニヴァースも相当強いと思います。

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posted by スポーツナビ編集部 |20:52 | レース予想 | コメント(0) | トラックバック(50)
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2008年12月25日

【編集部発】枠順確定、Eデピュティ回避で展開どうなるんですか?

 有馬記念の枠順が確定しました。出馬表は→コチラ(Yahoo!スポーツ)。

 で、やはり最初に目につくのがダイワスカーレット8枠13番。過去10年間で8枠が勝ったのは2003年シンボリクリスエスの1回のみで、2着にいたっては0回。やはり、スタートしてすぐ3コーナーへと突入するため、外枠は外めを回らされることになり距離損があったりと、色々不利なのかもしれません。

 ただし、今回は8枠といってもフルゲートにはならなかったので、ダイワスカーレットの馬番は13番。そこまで外ではありません。この10年間で8枠で唯一勝っているシンボリクリスエスも12番でしたから、ダイワスカーレットにとってはそこまで不利な外枠とは言えないかもしれないですね。
(当時のシンボリクリスエスだったら何番に入ろうと関係なかったかも知れませんが……。逆に、シンボリクリスエスくらい抜けていないと8枠を克服できない、とも取れるわけですが)

 でも、ダイワスカーレットのそこまで外じゃない8枠。案外いいのでは、とも思います。というのも、やっぱり先手を取る馬ですから、包まれずにインの出方を見ながら前半進められるという利点もあります。
 逃げにこだわる馬ではありませんから、インから何かが行けば行かせればいいし、何も行かないんだったら自分が行けばいいし。
 下手に外からガーッと寄られてポジションを悪くする恐れがあるよりかは、この13番という枠はいいのでは、とも思ったりするのです。

 で、先手の話が出たところで、困ったのはエイシンデピュティの回避。

 やっぱり9月に痛めた右脚靭帯の具合が完全には良くならなかったのかもしれません。大変残念です。今年の宝塚記念馬ですから実力はもちろんのこと、強い逃げ馬が1頭いるのといないのとでは、レース自体の引き締まり方も違いますからね。

 でも、こればかりは仕方ありません。そして、レースを予想する上でも大変困ったことになりました。これで逃げ馬不在になりましたから、ジャパンカップ同様に超スローペースも予想できます。

 何が行くんでしょうか? この並びだとやっぱりコスモバルクかな?と思いつつ、JCでの走りを見ると絶対とは言えませんし……。そうなると、ステイヤーズSで逃げたフローテーション? いやいや、あまり我慢させても良くないダイワスカーレットがまず行って、ペースを落とすのかなぁ。

 と、グルグル考えると余計に結論が出なくなってきました。あぁ、困った。

 みなさんはこの枠順で、この並び。どのような展開、ペースを予想しているのでしょうか? いずれにしても、ダイワスカーレットの出方が大きなポイントになりそうです。

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posted by スポーツナビ編集部 |19:59 | レース展望 | コメント(0) | トラックバック(66)
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2008年12月23日

【編集部発】いよいよフィナーレ! 有馬記念の展望

 今週はいよいよ2008年のJRAを締めくくるグランプリ、第53回GI有馬記念(28日・中山競馬場)です。
 とうとう今年の中央競馬もフィナーレ。蛯名騎手も思わず「びっくりした」と語ったマツリダゴッホの激走から1年。いやあ、早いですよね。今年の競馬、みなさんはどうでしたか? いろいろありました、ええ、ほんとに。その08年の集大成となるビッグレースでどのようなドラマを見せてくれるのか、今から待ちきれないです。

 では、さっそく展望と行きましょう! まずは、過去10年のデータから探っていきたいと思います。過去の有馬記念の結果は→コチラ(Yahoo!スポーツ)

 ローテーション面では、ジャパンカップ組が6勝で断然のトップ、以下は、天皇賞・秋組が1勝、菊花賞組が1勝、毎日王冠組が1勝、アルゼンチン共和国杯組が1勝となっています。
 毎日王冠とアルゼンチン共和国杯の2勝はいずれも“怪物”グラスワンダーですから、常識的には前走でGIを使っている組が有利です。しかも、昨年のマツリダゴッホ以外はすべて前走のGIで3着以内。以上のことから、やはり前走GIで上位に来た馬が実力どおりに主力を務めていると言えますね。

 人気面でも、過去10年の勝ち馬を並べていきますと、1998年から順に4、1、1、3、2、1、1、4、1、9番人気と、上位人気馬が実力どおりに強いことを示しています。勝ち馬は5番人気以内から探せ!ということになるでしょうか。
 ただし、中山2500メートルは小回りで6つのコーナーを回るトリッキーな舞台ですから、昨年の3連単80万馬券のように大荒れの要素を大きくはらんでいるコースでもあります。特に3着馬には下位人気馬が突っ込んでいるケースも多く、3連単なら再び大波乱の可能性は十分あるでしょう。

 もう一つ見逃せないデータを挙げるなら、それは年齢です。なんと過去10年の優勝馬10頭、すべてが3歳馬もしくは4歳馬! 5歳馬以上は勝ち星ゼロなんです。あのテイエムオペラオーでも勝てませんでした。
 ちなみに内訳は3歳馬が3勝、4歳馬7勝。ですから、なかでも4歳馬が圧倒的に強いというわけですね。

 あと、付け足しですが、中山というコース形態上、やはり逃げ・先行馬が有利。4角5番手以内の馬が多く上位入線しており、穴を開けるケースも最近はこのパターンが多いんですよね。これも覚えておいて損はないと思います。

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 それでは、今年の出走予定馬の分析といきましょう。今年の登録馬は→コチラ(Yahoo!スポーツ)

 まずは、昨年の覇者マツリダゴッホです。昨年は本当にビックリした大激走でしたが、今や中山での神がかり的な強さは誰もが認めるところですね。
 前走のJCでは不安視された左回りでしたが、あわや押し切りとも思わせた見せ場タップリの4着。地力そのものもグーンとアップさせていることをアピールしました。JCの好内容で今度は得意の中山。もちろん、連覇への期待は十分高まります。
 また、サンデーサイレンス産駒は04年から4連覇中。今年SS産駒はまだGI勝利がありません。SSラストクロップのマツリダゴッホがSS産駒による有馬5連覇、そして産駒デビュー以来15年連続のGI勝利を達成させるのでしょうか。

 逆転を狙うのは昨年2着の牝馬ダイワスカーレット。2センチの激闘となった天皇賞・秋では惜しくもウオッカの2着に敗れたわけですが、レース内容ではこちらの方を高く評価している方も多いはずです。
 というのも、天皇賞は7カ月ぶりの競馬だった上、道中は掛かり気味のハイペースで逃走。普通なら直線バタバタになってもいいところを、最後はまた差し返す驚異の粘りを見せました。相当に強い競馬をしています。今回は久々を叩いた分の上積みはもちろんあるでしょうし、1回使った分、今度は掛かり気味に前半を飛ばすこともないでしょう。スムースな競馬ができそうです。
 ライバルのウオッカには1つ勝ち越していますが、足りないとしたら牡牝混合GI勝利がないこと。この有馬を勝って“史上最強牝馬”アピールを狙います。

 メイショウサムソンは前走のJCで6着。絶好と思えた位置取りの割に大きな見せ場もなかったわけですが、やはり超スローペースの瞬発力勝負では分が悪かったことが敗因でしょう。
 もちろん、GI4勝の地力はまだまだ見限れません。海外遠征明けを1回使って状態はさらに上向きでしょうし、なにより今回は引退レースですからこのままでは終われません。悔いなしの究極仕上げで臨んでくると思いますし、大復活の可能性は十分だと思います。
 ただ、昨年、一昨年と有馬記念では好走できませんでした。寒さに弱いのかも……と言われている点が不安材料でもあります。

 この秋競馬で現れたニューヒーローと言えば、ジャパンカップを勝ったスクリーンヒーローです。この勝利で一躍、古馬のトップ級の1頭になりました。
 JCはミルコ・デムーロ騎手の好騎乗も大きかったですし、2走前のアルゼンチン共和国杯はハンデ戦で53キロと、正直恵まれた部分もあったと思います。ですが、鹿戸雄調教師はじめ、横山典騎手など手綱をとった騎手みんながスクリーンヒーローの能力を高く評価。JCの勝利が完全本格化の合図としたら、この有馬でも十分勝負になるでしょう。
 また、そもそもケタ外れの能力がなければ、あのメンバーのJCを勝ち切ることはできません。この馬ならGI連覇も夢ではないです。

 以上の4頭が今年の有馬記念の主力馬。まともに能力を出し切れば、この4頭の争いとなるでしょうが、そうはいかないのが有馬記念です。

 夏のグランプリ宝塚記念を勝ったエイシンデピュティ。本来は天皇賞・秋を目標にしていましたが、右前の靭帯炎でここを目標に切り替えました。やはり半年ぶりの不安はあります。ですが、脚元はすっかり良くなり11月13日から坂路で熱心に時計を出され、18日には4F50秒7の猛時計。仕上がりは上々でしょう。
 宝塚記念は持ち前の先行力と粘りでメイショウサムソンを撃破。その阪神と似ている右回り中山コースは合うでしょうし、マイペース先行なら再び怖い1頭となりそうです。

 昨年の菊花賞馬アサクサキングスは今年未勝利ですが、かと言って大きく負けているわけでもありません。もどかしい競馬は続いているものの、こちらも先行してのしぶとさには安定感があります。
 前走のJCは、結果的にこの馬としては位置取りが後ろ過ぎました。今回、得意の先行策をスムースに発揮できれば大駆けがあっても驚けません。

 牝馬代表としてダイワスカーレットに負けられないのが、06年の無敗二冠牝馬カワカミプリンセス。スランプや骨折による1年に及ぶ休養がありましたが、今年ついに復活モードに入りました。
 前走のエリザベス女王杯2着後も順調とのことで、夏の休養明けから今回が3走目。さらに上昇があってもいいですし、カワカミプリンセスも男顔負けの能力を持ったスーパー牝馬です。一発の魅力は十分ありますね。

 これらGIホース以外にも、素質一級品で有馬男のオリビエ・ペリエ騎手が騎乗するアルナスライン、2歳王者となった得意の中山で一発差しが怖いドリームジャーニー、GIIステイヤーズS1着のエアジパング、同2着のフローテーションなど、侮れない穴馬がわんさか揃っています。

 国内・海外含めGI馬が9頭も集結した今年の有馬記念。マツリダゴッホの連覇か、牝馬の時代を象徴するダイワスカーレットの戴冠か、それともメイショウサムソン有終ランか、スクリーンヒーローが再び主役となるのか、はたまた、今年も波乱の使者が馬券をにぎわすのか。
 数々の名ドラマを生んだ日本の年末風物詩レース。今年はどのような結末が待っているのでしょう。

※みなさんの予想&応援コメント、トラックバックともに募集しています。

■2007年の有馬記念を振り返る。
・蛯名も「ビックリ!」 大穴マツリダゴッホが激走V=有馬記念(07.12.23)

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posted by スポーツナビ編集部 |01:34 | レース展望 | コメント(2) | トラックバック(72)
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2008年12月21日

【編集部発】怪物2世となれるか…朝日杯FS回顧

 2歳牡馬チャンピオン決定戦・朝日杯FSは岩田騎手騎乗の2番人気セイウンワンダーが優勝。父グラスワンダーにつづく父子2代で2歳王者となりました。

セイウンワンダー2

 この中間は左前の蹄球炎のアクシデントがあり、3カ月ぶりのぶっつけ本番となるなど、不安があったのは確かですが、レースでは実に力強い脚を披露しました。着差こそアタマ差でしたが、アクシデントがあっての3カ月ぶりということを考えると、これは着差以上の強さかもしれませんね。

 08年ラスト騎乗をGI勝利で締めくくった岩田騎手も「どこからでも競馬ができるし、GOサインを出せばすぐに反応する。すごく乗りやすい馬で、もっと強いところを見せられる」と手放しで絶賛していました。

 これで4戦3勝、しかも3連勝で2歳王者に。距離は1600メートルまでしか経験していませんが、折り合いもつくタイプみたいですし、なにより自在性のある馬ですから、2000メートルなら問題なさそうです。文句なしに皐月賞の有力候補誕生ですね。

 “怪物”と呼ばれた父グラスワンダーは、そもそも当時はクラシック出走権がなかったり、骨折があったりと、3歳春シーズンは活躍できませんでした。さすがに偉大なる父と現時点で比べるのはかわいそうですが、文字通り“怪物2世”と呼ばれるような来春の活躍を期待したいです。

セイウンワンダー

 セイウンワンダー、岩田騎手、領家調教師はじめ厩舎スタッフのみなさん、オーナー、牧場ほか関係者のみなさま、本当におめでとうございました!

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 さあ、来週はいよいよフィナーレを飾るグランプリ有馬記念です。ウオッカ、ディープスカイ、オウケンブルースリなどが回避したのは残念ですが、昨年の覇者マツリダゴッホに、同2着で逆転を狙うダイワスカーレット、引退レースのメイショウサムソン、JC覇者スクリーンヒーローなどなど、強力で多彩なメンバーが勢ぞろい。
 また、武豊騎手もきょうの復帰レースで改めて存在感をアピールし、鞍上の役者もそろってきました。

 08年最後のビッグレース、果たしてどんな結末が待っているのでしょうか? 楽しみですね~。

(そして、土曜阪神のラジオNIKKEI賞ではクラシック最有力候補と目されているリーチザクラウンが登場。こちらもめちゃくちゃ楽しみです!)

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posted by スポーツナビ編集部 |22:37 | レース回顧 | コメント(0) | トラックバック(31)
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2008年12月20日

【編集部発】◎武豊ブレイクランアウト一気差し!…朝日杯FS予想

 中山1600メートルは外枠不利というのが定説で、実際に朝日杯FSにおいては過去10年で、7・8枠馬は0勝、2着も1回のみという成績に終わっています。その2着1回も鉄板と言われていた2003年メイショウボーラー。これくらいの能力がないと外枠からの連対はできない、またメイショウボーラーほどの馬でも8枠発走から勝てなかった、とも受け取れますね。

 逆に、過去10年で最も勝利を挙げているのは1枠の3勝。データ的には有利なんですけど、だからと言って、多頭数の中山コースの1枠だと包まれたら終わりだし、そこまで有利な枠とは思えないなー、なんてことを考えながら見た今年の枠順。

 これがまた微妙なんですよね。あ~、と思わず声が出てしまいそうになる馬がチラホラ。もともとが混戦で、この並びとなると、なにやら波乱のニオイもしてきますが……。

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<GI朝日杯フューチュリティS>
◎ブレイクランアウト
○ミッキーパンプキン
▲セイウンワンダー
△フィフスペトル
×ホッコータキオン
注ツルマルジャパン

 本命はブレイクランアウト。武豊騎手復帰で話題となり、1番人気に支持されそうな勢いですね……。なんか、こういうのに乗っかって本命にするのは馬券で痛い目にあうパターンのような気がしないでもないですが、いろいろと考えた結果の◎です。

 やはり、一番はこの馬に乗るために武豊騎手が復帰してきたということ。万全を期すなら来週まで延ばせば良かったはずですが、それでもあえて1週早めてきました。しかも、このひと鞍に乗るためだけです。それだけ武豊騎手がブレイクランアウトに大きな手応えを感じているのではないでしょうか。
 展開的にも、逃げ・先行馬が揃いましたからブレイクランアウトの末脚を生かすには持って来いの流れになりそう。ちょうど、2006年ドリームジャーニーのような勝ち方をイメージしています。

 そして、復帰第1戦目でGI制覇――ユタカ騎手ならそういうことをやってしまうと思うんですよね~。

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posted by スポーツナビ編集部 |17:55 | レース予想 | コメント(0) | トラックバック(41)
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2008年12月18日

【編集部発】武豊騎手が朝日杯で復帰、GI勝利で快気祝い!?

 武豊騎手が21日の朝日杯FSで復帰することが正式に決定しましたね。うれしいというか何と言うか、いえ、まずはやはり驚きました。
 骨折が分かった直後は全治2カ月とも診断され、年内は絶望と見られていたのにわずか1カ月での復帰。2002年2月にも落馬で骨盤骨折、全治3カ月~半年の重傷だったのに、2カ月後には復帰して、天皇賞・春ではジャングルポケットに乗っていましたし、驚異の回復力だと思います。まさに超人ですね。
(どこかの医学チームに武豊騎手の体のメカニズムを調査してほしい、と思ってみたり)

 さて、正式に決まった21日の騎乗は朝日杯のブレイクランアウトひと鞍のみ。本格的な復帰は来週になるんでしょうが、もちろんリハビリ感覚でGIに乗るわけがありません。それだけユタカ騎手が乗りたいと思わせる魅力、能力がブレイクランアウトにはあるんでしょう。これだけで買い材料です。
 東スポ杯、いちょうSとここ2戦は前が詰まったり、スローペースだったりで能力を発揮しきれていませんが、まともに力を出し切ればアッサリがあっても不思議はない高性能マル外産駒。ユタカ騎手に大きな快気祝いの勝利を贈ることはできるのでしょうか。

 そういえば、骨盤骨折した2002年は復帰1カ月でダービーを制覇。しかもこれが史上初となるダービー3勝目の快挙でもありました。そういうことをやってのけて絵になる男ですから、復帰第1戦目でのGI勝利、ユタカ騎手なら涼しい顔してやってしまうかも!?

(スポーツナビ競馬担当A)
 

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posted by スポーツナビ編集部 |20:29 | ニュースあれこれ | コメント(0) | トラックバック(33)
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2008年12月15日

【編集部発】2歳チャンプ決定戦…朝日杯FSの展望

 今週は2歳牡馬のチャンピオン決定戦、第60回GI朝日杯フューチュリティステークスです。

 先週の2歳女王決定戦・阪神JFではブエナビスタがとんでもない強さを見せて話題となりましたが、こういう大物が1頭でるだけで来年のクラシックへの期待度が違ってきますよね。今週の朝日杯でもブエナビスタに負けないくらいの、衝撃の勝ち方でクラシックへ名乗りを挙げる馬が出てくることを期待したいです。

 まず、登録馬の紹介・分析に行く前に人気面でのちょっとしたデータを。1番人気馬は過去10年で2勝2着4回。6連対しているわけですから連対率としては信頼できる方です。ただ、やはり勝利という面から見ると物足りない印象ですよね。事実、1番人気は6連敗中です。
 その間、(古い年代から)8→4→2→2→2→3番人気の馬が勝利。こう見ると、1番人気はそこそこ信用できるけど、グラスワンダーみたいな余程の大物がいない限りは2~5番人気あたりの馬も十分勝利圏内。やっぱり正体がつかめない2歳戦だけに、人気上位馬は実力伯仲ですね。

 そして、前走で重賞を使ってきた馬が好成績を残しています。過去10年では1999年エイシンプレストン、2000年メジロベイリーと2年連続で新馬または未勝利戦を勝ったばかりの1勝馬が2歳王者となりましたが、その後は重賞またはOP特別を使ってきた馬が朝日杯を勝利。
 その中でも重賞組が好成績を挙げているので、基本的には前走重賞を使って(好成績ならなお良し)、5番人気以内の馬が狙い目ということになるでしょうか。

 また、枠順に関してですが、ここ10年で7枠・8枠は未勝利。2着も2000年メイショウボーラー1頭のみと大苦戦。金曜の枠順確定には要注目ですね。

 そんなことを踏まえつつ、今年の登録馬の紹介・分析といきましょう。今年の朝日杯FS登録馬は→コチラ(Yahoo!スポーツ)

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 まずは、前哨戦のGIIデイリー杯2歳Sを勝った3戦2勝シェーンヴァルトから。そのデイリー杯が秀逸で、勝ちタイム1分33秒3はレコードでした。
 この開催の京都は確かに速い時計が出やすい馬場でしたが、それにしても2歳で1分33秒3は速いですね。時計だけでなく、中団から強烈な差しを繰り出した競馬も好内容。2歳王者になれる素質馬だと思います。

 そのデイリー杯で2着だったホッコータキオン。こちらを高く評価しているファンの方も多いのではないのでしょうか?
 と言うのも、レコードが出るくらいのハイペースを逃げて演出。ほかの先行馬が全滅する中、この馬だけが踏ん張ってタイム差なしの2着でした。2走前の野路菊Sも逃げてレコード快勝と、とにかく素晴らしいスピードを持った馬。最近の中山は先行有利ですし、今回も有力候補の1頭でしょう。

 東の前哨戦・GII京王杯2歳Sを勝ったのはゲットフルマークス。15頭立て14番人気での勝利、スローペースを味方にしての逃げ切り勝ちと、正直恵まれた印象が強いのですが、それでもGIII函館2歳Sを買ったフィフスペトルの追撃を完封したのはお見事でした。重賞を勝つということは、それだけの能力があるということ。軽く見すぎると、再びの先行粘りを発揮するかもしれません。
 敗れたフィフスペトルはあと一歩でしたが、函館2歳Sに続いての重賞好走で確かな能力は見せました。今回は鞍上が、この秋大活躍のルメール騎手。怖い1頭です。

 もう一つの東の前哨戦・GIII東京スポーツ杯2歳Sからは、勝ち馬のナカヤマフェスタが年明けの京成杯目標のため出走しませんが、2着ブレイクランアウトが参戦します。この馬の末脚の威力は際立っていますね。2走前のいちょうSは前が詰まる不利、前走の東スポ杯はスローペースで届かずの競馬ですが、それでも「この脚はすごいな」というラストの破壊力。
 そして、ブレイクランアウトのもう一つの注目といえば、鞍上には武豊騎手が帰ってくること。復帰祝いのGI勝利となるでしょうか。そして、そういうことを決めてしまいそうなのが、武豊騎手なんですよね~。

 忘れてはいけないのが、夏の一番星と話題に上がったセイウンワンダー。GIII新潟2歳S以来、3カ月ぶりの競馬となります。本来ならば東スポ杯で復帰の予定でしたが、蹄球炎で調整が遅れたためにぶっつけでの参戦へ。やはりこのあたりの調整具合が心配ですが、未勝利戦や新潟2歳Sの勝ち方を見ても分かるように、能力は一級品。アッサリ勝って不思議はない馬ですし、まずは最終追い切りの動きに注目ですね。

 重賞組以外では、関西のミッキーパンプキンが面白い1頭です。関東では話題になっていないかもしれませんが、新馬→萩S(OP特別)と連勝。どちらも逃げ切り勝ちだったのですが、いずれもメンバー最速の上がり脚をマークしています。単なる一本調子な逃げ馬ではないと思いますし、父ダンスインザダークの血統からも奥を感じさせる馬です。また、鞍上がペリエ騎手というのも魅力満点。

 ほかにも、新馬戦でセイウンワンダーを破ったツルマルジャパン。ここ2走の1200メートル戦は物足りないですが、この馬は父マンハッタンカフェですし、マイルでこそではないでしょうか。出走してくるなら一発あっても驚けません。

 また、1勝馬の中にも東スポ杯3着サンカルロ、新馬戦が強かったマッハヴェロシティ、1戦1勝の藤沢和厩舎コンビ・サトノエクスプレスレッドスパーダなど、穴で面白い馬が勢ぞろいです。

 この混戦の2歳王座戦を制し、来年のクラシックに名乗りを挙げるのは果たしてどの馬でしょうか。これは予想が難しいですね。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

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posted by スポーツナビ編集部 |23:43 | レース展望 | コメント(0) | トラックバック(38)
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