2008年10月31日

【編集部発】ディープスカイは通用するのかを考える、あとスワンS予想

 天皇賞・秋まであと2日。金曜発売の前々日オッズでは、ウオッカ3.2倍、ディープスカイ3.4倍、ダイワスカーレット3.5倍と、完全に“3強”の様相を呈してきましたね。

 今年の天皇賞・秋、競馬ファンのみなさんが頭を悩ませている一つの大きな要素は、ディープスカイの存在だと思います。このダービー&NHKマイルカップの変則二冠馬は、果たして通用するのか?と。
 かく言う僕も、そこは大きな悩みどころ。正直、どうなんかな?って。

 実績は文句なしなのに、どうも懐疑的な見方をしてしまう一つの原因として、今年の3歳牡馬のレベルが挙げられます。
 一般的には「今年の3歳牡馬(芝)は弱い」と言われていますね。ダートは近年稀に見る大豊作だと思いますが、芝に関してのこの一般的意見は僕も否定はしません。「例年に比べても弱い!」と断言はしませんが、お世辞にも「レベルが高い!」とは言えないなぁ……と。
 だから、ディープスカイも結局は弱いんじゃないのか――こう結論される意見もあるわけです。

 ですが、例えばディープスカイが2つのGIレースをやっとこさ勝った、と言うのならディープスカイのレベルにも疑問符がつきますけど、実際は圧勝の連続です。1枚も2枚もレベルが違う、というレースでダービーとNHKマイルカップを勝ちましたし、神戸新聞杯でも8分程度の出来ながら、オウケンブルースリを寄せ付けませんでした。
 そこで僕は思うのです。今年の3歳牡馬は確かに強くないかもしれないけれど、ディープスカイだけは別、って。
(ま、僕なんかが今さらエラそうなこと言わなくても、みなさんそう思っているから単勝も売れているわけですが……)

 また、3歳牡馬のレベル云々の話も書きましたが、「弱い」と断言できないのは3歳マイラーたちの頑張りもあるからです。
 GIII京成杯AHでレッツゴーキリシマが2着。続くGIII富士Sでは5着と着順を落としましたが、これは直線の不利があったから。まともに追えていたら好勝負になっていたはずです。
 レッツゴーキリシマだけじゃなく、NHKマイルカップに出走したスプリングソングはGIIセントウルSで3着、ファリダットは5カ月ぶり休み明け初戦の準OP特別で快勝と、古馬相手に奮闘しているんですよね。だから一概にレベルが低い、とは断定できないのです。
 そしてディープスカイは、これらの馬たちを苦もなくひねりました。と言うことは、やっぱりディープスカイはかなり強いぞと。古馬トップ相手にも通用するくらいの馬だぞ、と。

 ところで、こんなデータがあります。3歳馬が再び天皇賞・秋に出走可能となった1987年以降、5番人気以内に支持された3歳馬は[2211]。
 天皇賞・秋という日本最高峰のレースで5番人気以内に支持される3歳馬は、もうそれだけで相当強いということ。世代のレベル云々ではありません。“個体”として強いということです。

 ディープスカイは、ここでも通用する能力を持っている。スポーツナビ編集部は、そう結論付けたいと思います。
(と言って、絶対に勝ち負けになる、と断言しているのではないので……。競馬ですから、色々とレース展開のアヤとか出てくるわけでして……と、今から言い訳もしておきます)

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<GIIスワンS>
◎スズカフェニックス
○トウショウカレッジ
▲ファリダット
△カノヤザクラ
×ファイングレイン
注ローレルゲレイロ

 本命はスズカフェニックス。GIスプリンターズSでは4着でしたが、まだまだ復調途上といった印象の走り。本来ならもっと切れる馬ですし、今回叩き3走目での本領発揮に期待します。
 また、どうやらこの馬は千四がベストなのかとも思います。今年は惜敗続きでまだ未勝利。今度こその勝利をここで。

 馬券以外の注目は、やはり先ほども挙げたファリダットですね。ビリーヴの仔。ここで古馬トップ相手にどんな走りを見せるのか。もちろん通用すると思います。楽勝だってあるかも!?

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2008年10月30日

【編集部発】鬼門8枠、今年はどうなる!?…天皇賞・秋枠順

 天皇賞・秋の枠順が確定しました。出馬表は→コチラ(JRA)
 『魔物が棲む』と言われている府中2000メートルの難コース。これは1コーナー奥のポケットからスタートしてすぐ2コーナーに入るため、外・外を回らされたくない外枠馬と、その外枠馬に切れ込まれてポジションを下げたくない内枠の馬とでゴチャつきやすく、色々な不利が生じてどんな人気馬でも簡単に負けてしまうことが、これまで多数。事実、1988年~99年までの12年間、1番人気は勝てませんでしたし、メジロマックイーンの降着や、これは枠順とは関係ないと思いますが競馬ファンなら絶対に忘れないあの悲劇……。それゆえに「府中の2000には魔物が棲む」なんて言われるようになりました。

 また、府中2000メートルでとりわけ不利と言われているのが、外枠(特に大外枠)。2003年の改修によって多少はマシになったとは言われていますが、それでも依然として大外枠は不利のようですね。メジロマックイーンの降着も、その外枠の不利をなくすための騎乗だったと言われています(あの時のメジロマックイーンは7枠でした)
 2003年にシンボリクリスエスが大外18番枠を克服して勝利しているものの、「天皇賞・秋の8枠は黙って消し」と長らく実践しているファンの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
 実際にここ10年で、8枠で勝った馬はそのシンボリクリスエス1頭のみで、2着に来た8枠馬も2000年のメイショウドトウ1頭だけという結果。しかも、この2頭は当時、枠順はあんまり関係ないくらい抜けて強い馬でしたし……。

 で、今年です。鬼門の8枠でしかも大外を引いてしまった馬は、ドリームジャーニー。う~む、せっかく素晴らしい勢いで大一番に臨めているのに、ちょっともったいない……。あ、大外だからといって負けが確定したわけではありませんので、念のため。
 ただし、ドリームジャーニーの脚質を考えると、テンからガリガリ好位を取りたい馬ではないですし、小さい体ですから、切れ込んでくる外枠馬にもまれ込んでしまうよりも、かえって良かったのではないかなーとも思えます。
 ここは開き直って後方一気勝負でしょうが、そこは池添騎手の腕の見せ所ですね!

 一方、ウオッカは7枠14番。こちらも外めの枠に入りました。ただ、ここ10年で7枠は4勝2着2回と抜群の好成績。多少の距離損はあっても、ゴチャつかない程よい外枠が好結果をもたらしているのかもしれません。
 また、折り合いに難のあった頃のウオッカだったら、真ん中より内めの枠で、他馬を前におく形が一番競馬をしやすかったと思いますが、今ならどこの枠でも折り合いがつきそう。ですから、これはなかなかいい枠をゲットしたのではないでしょうか。

 ダイワスカーレットは4枠7番。ドリームジャーニーとは対照的に、スタートから先手を取っていくタイプですから8枠は嫌だったはず。そこを4枠7番ですから、引きが強いですね。内過ぎず、外過ぎず、いい枠だと思います。

 そして、ディープスカイは1枠2番からのスタート。天皇賞・秋は8枠不利ということは、1番枠は断然有利……とは単純になりません。先述したように、外から馬が殺到するために内枠馬はかなりゴチャついて、もまれ込んでしまう恐れがあります。ただし、1枠馬はここ3年で2勝と好成績。昨年はメイショウサムソンが1枠1番から優勝しました。ディープスカイもあやかりたいですね。
 また、ダービー、神戸新聞杯でも1枠からの発走で勝っていますから、四位騎手&ディープスカイにとっては競馬しやすい枠かもしれませんね。最内ピッタリでじっくり脚をタメ、勝負どころの3~4コーナーでどう進路を取るか――。ダービーでは大外ブン回しでしたが、古馬相手の天皇賞ではどうする? 四位騎手の手綱に注目ですね。

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2008年10月28日

【編集部発】現役最強を決める府中決戦…天皇賞・秋の展望

 今週はいよいよ、競馬ファンが待ちに待った天皇賞・秋です。
 このレースは距離2000メートルで争われることから、2400メートル以上の長距離馬、2000メートル前後を得意とする中距離馬、1600メートルで強いマイラーと、3つの距離カテゴリーのトップホースが覇を競う、まさに現役最強馬決定戦。
 今年は特に豪華メンバーが揃い、現役最強馬決定戦にふさわしい組み合わせとなりました。このレースを今か、今かと待ちわびたファンの方も多いと思います。このワクワク感、久しぶりですね。

 では、さっそく展望といきましょう。

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 まず、過去10年の結果からのデータ・傾向を分析してみます。

 過去10年の勝ち馬の前走を見ますと、京都大賞典組が3勝7連対とダントツの成績。同じく前哨戦と位置づけられている毎日王冠が1勝2連対、オールカマーが0勝2連対ですから、一目瞭然ですね。むしろ、休み明けとなる宝塚記念からの直行組の方が2勝3連対と、成績を上回っています。

 データ上では京都大賞典組が断然有利なわけですが、ここ3年は京都大賞典組は勝利どころか、3着以内もありません。逆に、毎日王冠組の過去10年1勝2連対がここ2年の成績ですから、むしろ直近の傾向としては、毎日王冠組有利となっているのかも知れませんね。

 一方、人気面では、1番人気が4勝6連対と最も好成績を挙げているわけですから、天皇賞・秋の1番人気馬は信用ができそうです。
 2番人気はというと、これが0勝1連対と苦戦していますが、3番人気1勝、4番人気3勝ですから、比較的上位人気馬は安定して能力を発揮していると言えるでしょう。
 ただし、毎年堅い決着かというと、そうではなく、馬連3ケタ配当は2000年1回のみで、3連単が導入されてからの2004年以降は04年20万円、05年122万円、06年6万円、07年18万円馬券と、いずれも高配当・好配当の連続。人気馬と穴馬の組み合わせで、穴党の出番は十分ありそうですね。

 さて、いよいよ今年の登録メンバーの分析にいきましょう! 今年の登録メンバーは→コチラ(Yahoo!スポーツ)

 まず、何と言ってもファン注目はダイワスカーレット! 左前脚管骨の骨瘤のため春シーズンを休養し、4月の大阪杯1着以来、約7カ月ぶりのレースとなります。
 やはり長期休養明け初戦が一番の不安点となりますが、ここまで放牧先で入念に乗り込み、9月5日の栗東帰厩以後もしっかりと調教が積まれてきました。少しでも不安があればエリザベス女王杯からの復帰となっていたはずですから、ここに出走してきたということは、仕上がりは万全と見ていいでしょう。
 また、ダイワスカーレットは4カ月ぶりのローズS、4カ月半ぶりの大阪杯をいずれも1着と、鉄砲が利くタイプ。しっかりと調教されていれば初戦から動けるタイプだけに、いきなりからでも楽しみですね。
 ライバルのウオッカとは直接対決で3勝1敗。大阪杯では後の宝塚記念馬エイシンデピュティを完封しています。この天皇賞で復帰戦いきなりの勝利を挙げ、現役最強を改めてアピールするのでしょうか。

 ライバルはやはり、同じ4歳牝馬のウオッカです。3歳時からライバルとして牝馬戦線、いえ競馬界全体を盛り上げてきました。勝ち鞍のインパクトはウオッカが上ですが、直接対決では負け越し中。今回こそはダイワスカーレットを打ち負かして、最強の称号を不動のものにしたいところです。
 前走の毎日王冠では2着に敗れましたが、展開のアヤで逃げる形になってしまい、後続勢の目標となったのが痛かった。しかし、自身上がり3F33秒8の脚を使っていますし、逃げながら折り合いもしっかりついていたことから、内容としては悪くはありません。
 この折り合いの進境から、どんな位置からでも折り合いをつけることができるでしょうし、本来の武器である瞬発力を生かす競馬をどこからでも仕掛けられるということ。
 また、上積み十分の叩き2走目、前走から1キロ減の斤量56キロと、プラス材料が揃います。ダービー、安田記念で見せた爆発力を、三たび発揮してくれそうです。

 これら「最強世代」をまとめて負かす可能性を、それも大きく秘めているのが今年のダービー馬ディープスカイ。その年のダービー馬が天皇賞・秋に出走するのは2000メートルとなって以降初めてのことで、今年のレースを大きく盛り上げる主役の1頭です。
 NHKマイルカップ→ダービーと、府中で行われた1600メートル、2400メートルのGI2階級制覇。しかも、その時に繰り出した末脚の破壊力は、すでに古馬・3歳馬を含めた現役屈指の破壊力と言っていいでしょう。
 前走の神戸新聞杯では、8割程度の出来ながら、前週の菊花賞を制したオウケンブルースリに完勝。改めてその能力の底知れなさをアピールする形となりました。
 距離適正、コース相性からも府中2000メートルはベストとも言える条件。世代最強を飛び越して、一気の現役最強にのし上がる可能性を高く秘めた大器です。

 ドリームジャーニーは重賞2連勝中と、勢いにあふれた1頭です。夏の小倉記念は他馬が止まって見える末脚を繰り出し、続く朝日CCも文句なしの完勝でした。2006年の2歳王者が、2000メートル戦線で完全復活ですね。
 今の状態ならば、ラストは確実にピリッとした脚をつかってくれそう。末の切れ味はメンバー屈指です。2年連続の2着に泣いた父ステイゴールドの無念を晴らすチャンスは十分ありそうです。

 昨年の菊花賞馬アサクサキングスは、6月の宝塚記念からのぶっつけとなります。春の疲れを完全に取るためにステップレースを使えませんでしたが、その分、完全にリフレッシュして、中間は入念に乗り込んできました。1週前追い切りでも、DWコースで強烈な伸びを披露しています。
 過去、3カ月ぶりの神戸新聞杯で2着、5カ月ぶりの大阪杯で3着ですから、ポン駆けが利くタイプ。その大阪杯では59キロを背負ってダイワスカーレットと3キロ差ありながら0秒2差。能力を出し切れば、互角以上の勝負に十分持ち込める馬です。
 また、東京コースはダービー2着を含め、4戦[2101]と得意コースですから、これは初戦から期待が持てますね。

 また、昨年の天皇賞・秋3着で今年GII2勝のカンパニー、札幌記念勝ちのタスカータソルテ、秋初戦の毎日王冠で不利がありながら3着と地力の高さを見せたアドマイヤフジ、古豪ポップロックなど、伏兵馬も強力どころが勢ぞろい。

 そして、ジャパンカップと両にらみの昨年の覇者メイショウサムソンも忘れてはいけません。現時点ではJC直行が濃厚と見られていますが、今週の最終追い切り次第では、急転出走も十分ありえます。
 その際、一番気になるのはフランス遠征からの疲れなどですが、出走してくるからには体調万全ということ。地力は現役1、2を争うトップホースです。出走なら、2年連続Vの可能性は十分です。

 競馬史を代表する女傑2頭と、今年の変則二冠馬と、さらに菊花賞馬、2歳王者、ひょっとしたら二冠+天皇賞春・秋馬のGI4勝馬がそろう超豪華メンバーの天皇賞・秋。この府中2000メートル頂上決戦を制し、現役最強馬の座に就くのは――。

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2008年10月27日

【編集部発】菊花賞回顧…実はオウケンブルースリ『1強』だったかも

オウケンブルースリ

 菊花賞オウケンブルースリが豪快な末脚で快勝。見事に三冠クラシック最後の一冠を手にし、トップホースの仲間入りを果たしました。

 いや、強かったですね。史上稀に見る大混戦……と言われていた菊花賞でしたが、終わってみれば『1強』だったんじゃないか、と思ってしまうくらいの最後の直線のひとり舞台でしたね。また、内田博幸騎手もすごく冷静な騎乗で、ひと言「うまかった」という言葉しか出てこない手綱さばきでした。

 内田博騎手、音無調教師はじめ厩舎スタッフのみなさん、オーナー、生産牧場関係者のみなさん、本当におめでとうございました。

オウケンブルースリ2
口取りでは暴れて止まってくれないオウケンブルースリでした。

 で、毎度のことの懺悔文なんですが、僕、オウケンブルースリを自信の無印。トニービンの血、そしてジャングルポケットの血を受け継ぐからには、淀3000メートル級のレースは下手だろう、と。勝負は来年のJCだろう、と。
 しかも、尊敬するスポニチ大阪の森本治記者も無印だったから、俄然「これは飛ぶな」と確信に近い思いが芽生えていたんですが、そんな僕の不明ぶりをあざ笑うかのように、アッサリと勝ってしまいましたね。完ぺきに打ちのめされました。
(しかし、我が◎メイショウクオリアには、治さんが▲を打っていて、どうやら僕も治さんの領域にほんの一歩でも近づけたんじゃないか、と勝手に喜んでいたんですがねぇ……。もっと精進します)

 正直、今年のメンバーはそれほど強くないと思うので、次の古馬との対戦からが真価を問われることになるんでしょう。けれど、今回の勝ちっぷりなら将来は明るいのではないかと思います。
 また、荒削りな面が残っている分、今後の成長の余地がまだまだ残されているということ。古馬になって本当に完成した時のオウケンブルースリが、今からすごく楽しみです。

 で、気になる次走ですが、このまま順調なら11月30日のジャパンカップへ。

 音無調教師もおっしゃってましたが、東京ならばさらにオウケンブルースリの持ち味が生かせますし、トニービン一族にとって府中は“庭”ですからね。同じ左回りで直線の長い新潟での勝ちっぷりの良さも含めて考えると、次走のジャパンカップは期待が高まるというものです。

 そして、同世代のライバル、ディープスカイとの決着戦。菊花賞を見据えてレースをした神戸新聞杯とは違って、今度は全力投球の必勝戦。「次は負けないぞ」、そんな気迫が音無調教師や内田博幸騎手から伝わってきました。
 楽しみですね~。この3歳最強戦を最高潮ムードで持っていくためにも、ディープスカイには今週の天皇賞・秋でいい競馬を見せてもらいたい。しかし、相手はウオッカに、ダイワスカーレット、もしかしたらメイショウサムソンも……。

 天皇賞という名にふさわしい夢の対決となる府中2000メートル決戦。さあ、いったいどんな結末が待っているのでしょうか。

 ……しかし、菊花賞の表彰式で「ダーッ!!」とやってしまう、いえ、やりきることができるアントニオ猪木さんは、やっぱりいろんな意味で天才だと思います。

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2008年10月25日

【編集部発】菊花賞◎メイショウクオリア! 淀で激変だ!!

 単勝オッズを見ていると、いかに今年の菊花賞が大混迷戦かということが分かります。これを書いている17時6分現在、JRAの公式ホームページを見ますと、1番人気オウケンブルースリが4.1倍。2番人気マイネルチャールズ7.1倍で続き、ダイワワイルドボア8.3倍、スマイルジャック9.0倍、スマートギア9.9倍と、ここまでが10倍以下です。

 10倍以下の単勝ひと桁オッズが5頭と、これはまあよくある混戦なのですが、驚いてしまうのが最低人気馬のオッズ。ホワイトピルグリムの43.3倍と、なんと50倍を切ってしまっているのです。思わず、「これは福島記念か」と突っ込んでしまいました。GIで、しかもクラシックの菊花賞でこんなオッズはめったに見れるものではありません。
 オッズは語ります。やっぱり今年の菊花賞は生半可な混戦ではないと。そして、このオッズを見ていると、みんな、すごく迷ってるんだなぁと。誰もが認める本命馬はいなくて、オレだけの本命馬があちこちにいるなぁと。

 で、僕はと言いますと、目をつぶり、黙ってダンスインザダーク産駒本命で、と思ったんですが、今年に限って不在。というわけで、アレコレと考えに考え抜いた末、見つけました。僕にも「自分だけの本命馬」が見つかりました。

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<GI菊花賞>
◎メイショウクオリア
○アグネススターチ
▲ヤマニンキングリー
△スマイルジャック
×スマートギア
注ダイシンプラン

 本命は◎メイショウクオリア。ヤケになったわけでも、サイコロを振って決めたわけでもありません。前走の神戸新聞杯は捜索願を出さなきゃいけなくらいの負けっぷり(2秒3差の17着)でしたが、それでも本番での大激変を期待しての本命です。
 事実、単勝が驚きの23倍。こんなに人気しているとは正直ガッカリですが、それだけ見てる人は見てるということ。彼、今回ばかりは侮れませんよ。

 というのも、ここ2戦の大敗はいずれも明確な理由があります。ダービーは大幅出遅れ、神戸新聞杯は休み明けで馬がまったく動かず。というわけで、力を出し切っての敗戦ではないので、度外視できてしまいます。
 そして、3走前以前に目を移しますと、ムーニーバレーRC賞→GII京都新聞杯を連勝。この2レースはいずれも京都コース2200メートル芝以上のレースなんです。ここが大事。ということは、ですよ。メイショウクオリアは京都コースの長丁場がピッタリの馬だと結論付けることができるわけです。

 この連勝した2戦、いずれもスパッと切れる脚を使ったわけではありません。しかしながら、切れはなくとも持続力のある、実にしぶとい脚を使っています。今年のメンバーなら、おそらく最後の直線は大混雑。その中でジワジワ、ジワジワ伸ばしてくる末脚が大きな武器になるのではないでしょうか。

 そして、鞍上には角田騎手。大舞台での勝負強さに定評があり、あのヒシミラクルで菊花賞を制した豪腕ジョッキーです。ミラクル再び……というわけではありませんが、角田騎手にはあの時のヒシミラクルのように、追って追って、何だったら3角下りあたりから追いまくるくらいの勢いで“攻めて”ほしいと思っています。

 まだ、買い材料があります。それは、血統。父マンハッタンカフェ。ご存知、菊花賞と天皇賞・春という伝統の淀長距離レースを制したステイヤーですね。「ダービー馬はダービー馬から」という格言がありますが、同じように「菊花賞馬は菊花賞馬から」という格言を、今僕が勝手に作りました。実際に、ダンスインザダーク産駒は菊花賞で強いですからね、マンハッタンカフェ産駒だって菊花賞で強いはず。
 その身に流れる淀の覇者の血が、メイショウクオリア自身を淀巧者にしているのでは……とも考えられるわけで、必ずや明日の淀3000メートルでステイヤーの血が爆発してくれるのでは、と大きく期待しているのです。

 まさか、メイショウクオリアでこんなに熱弁する日が来るとは思いませんでしたが、こうやって書いていると、もう勝ったような気になってしまうから不思議。いえ、メイショウクオリアはやってくれます!
(しかも、明日は現場で取材するので、タダでは東京に戻れません。メイショウクオリアさんと角田騎手、よろしくお願いします!)

※みなさんの予想&応援コメント・トラックバックともに募集しています。スポーツナビ 競馬特集――レース結果、ニュース、コラム、フォトギャラリーなど

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posted by スポーツナビ編集部 |17:56 | レース予想 | コメント(2) | トラックバック(30)
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2008年10月23日

【編集部発】菊花賞の枠順確定…外枠の取捨に悩む

 菊花賞の枠順が決まりました。→コチラ(Yahoo!)
 人気が予想されるオウケンブルースリは7枠14番、ダイワワイルドボアは大外の8枠18番、マイネルチャールズとスマイルジャックは仲良く5枠です。

 で、夏の上がり馬2頭が外めの枠に入ったことで、いつも思っていることが再びアタマをもたげてしまうんですが、菊花賞の外枠は有利なのか不利なのか。特にダイワワイルドボアの18番はどうなのかということ。
 コース形態から単純に考えると、淀3000メートルはスタートしてすぐに3コーナーなので、外枠だと自然と外・外を回らされてしまいます。ただでさえスタミナに気をつけないといけない長丁場なので、前半からのこのロスは大きい。だから、外枠は基本的に不利じゃないかと。

 でも、過去の菊花賞を調べると、2006年のソングオブウインド、2004年のデルタブルースが大外発進からV。1991年のレオダーバンも18番枠で優勝で、1996年ダンスインザダーク、1988年スーパークリークは8枠17番から優勝と、こう並べると、これはむしろ、8枠は有利な枠なんじゃないかと思えてきます。

 しかし、その一方で、その年の1番人気に支持された2003年のネオユニヴァース、1998年のスペシャルウィークは8枠17番スタートから敗戦。これら実力馬の敗北を見ているだけに、「本当に8枠は有利なんかいな? やっぱり不利?」と、いぶかってしまうわけで……。
 毎年、菊花賞の枠順が決まると、8枠馬の取捨に悩まされるんですよねぇ。

 ただし、ネオユニヴァースは距離、スペシャルウィークの時は単純にセイウンスカイが強すぎたとすると、敗因は枠順に求めなくてもいいことになります。

 そこで、過去20年の菊花賞の勝ち馬の枠順を調べてみたんですが、

1枠……2勝
2枠……4勝
3枠……2勝
4枠……4勝
5枠……2勝
6枠……0勝
7枠……1勝
8枠……5勝

 と、内・中・外と万遍なく勝ち馬が出ていることが分かりました。

 やはり、3歳馬にはキツイ2度の坂越えがある淀3000メートル。結論としては、そう枠順にとらわれず、いかに折り合いよくスムースに競馬を進められるかが、勝利への近道――ということになりそうですね。
(そんな中、6枠0勝というのはいわゆる“死に目”なんでしょうか……)

 それに、オウケンブルースリ、ダイワワイルドボアともに前半から積極に先手をとるタイプではないので、この外枠は大きな不利になるとは言えないかもしれません。
 また、今年のメンバーだと、逃げ宣言をしているアグネススターチが2枠3番に入ったことで、ゲートさえ失敗しなければすんなりハナということになりそうです。その後ろにミッキーチアフル、ノットアローン、スマイルジャック、ロードアリエスなどがつづいて、それらを見る形でマイネルチャールズ、ダイワワイルドボア、中団やや後ろからオウケンブルースリが末脚をタメて回るという展開でしょうか。

 ペースはスローだと思いますが、中心馬不在の混戦となると18頭すべてに大きなチャンスがあるわけですから、何かが思い切った手を打ってくることも十分に考えられますね。大逃げとか、3角下りからの大捲りとか……。
 何が勝つか分からない大混戦だからこそ、そこから勝ち馬を見つけ出す楽しみも増えてくるというもの。勝ち馬を求めて、まだまだアタマをフル回転させる日々が続きそうです。

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2008年10月21日

【編集部発】菊花賞の展望…史上空前の大混戦!?

 今週は菊花賞です。伝統の3歳三冠クラシック最終戦。いよいよ今年の3歳クラシックロードもフィナーレを迎えることになりました。
 例年ならダービー馬、皐月賞馬のクラシックホース2頭や春二冠レースを走ってきた実績馬たちと、夏に力をつけてきた上がり馬たちが最後の一冠を目指し激突……となるのですが、今年は様相が違います。

 というのも、ダービー馬ディープスカイ、皐月賞馬キャプテントゥーレがともに不在。ダービー馬、皐月賞馬不在の菊花賞は2004年以来のことです。
 さらに、ダービー3着&神戸新聞杯2着のブラックシェル、皐月賞2着のタケミカヅチ、きさらぎ賞勝ちで皐月賞4着・ダービー5着のレインボーペガサス、青葉賞勝ちのアドマイヤコマンド、ラジオNIKKEI賞勝ちのレオマイスターなど、重賞馬やGI好走馬が路線変更、ケガなどで軒並み菊花賞を回避してしまったのです。

 ウオッカにダービーを勝たれてしまったことで、去年の菊花賞も中心不在の混戦模様だったと思いますが、今年はそれに輪をかけたといいますか、ここ10年でも最混戦だと思います。
 この大戦国菊花賞を制して、新たに3歳世代を引っ張る主役となるのは誰なのでしょうか?

 では、展望と行きましょう!

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 今年の登録馬の分析に行く前に、菊花賞が11月から10月開催となった2000年以降の8回を振り返ってみたいと思います。

 過去の菊花賞の成績は→コチラ(Yahoo!)

 まず、菊花賞のトライアルレースとして、東西でセントライト記念と神戸新聞杯の2レースがありますが、何と言っても神戸新聞杯組が強いということ。
 過去8回でなんと、6勝2着3回の9連対。神戸新聞杯をステップに使って本番に臨んだ馬が、ほぼ毎年のように連対しているというわけです。
 逆にセントライト記念組は1勝2着2回の3連対。う~む、同じトライアルレースとはいえ、差がでてしまっています。
 ただし、その神戸新聞杯組の1、2着馬が今年は回避。これが今年の混戦具合に拍車をかけている原因の1つなのですが、一方のセントライト記念組は1~3着馬が勢ぞろいですから、今年はセントライト記念組にも十分にチャンスはありそうですね。

 また、前走が両トライアルレースでなかった馬はと言いますと、古馬相手の重賞を使ってきた馬は過去8回で10頭と数は少ないですが、そのうち2頭が2着ですから、これはなかなかの好成績と言えそうです。
 一方、条件レースだった馬は43頭いて、1勝2着1回。やはり厳しい数字ですが、その価値ある優勝馬がなんと2004年のデルタブルース! ダービー馬、皐月賞馬が出ていなかった年なんですね。ということは、今年も前走条件レースを使った組から菊花賞馬が誕生するかも!?

 人気面に目を移しますと、過去8回で1番人気で勝ったのはあのディープインパクトだけなんですよね。しかも、2着はゼロと大苦戦です。さらに2番人気も1勝2着1回で、3番人気も未勝利。1990年代は1~3番人気が強かった菊花賞ですが、最近は伏兵の大駆けが目立っています。

 さあ、それでは今年の登録馬の分析と行きましょう。

 まずは春実績馬の相次ぐ回避、またはトライアルレースでの敗戦により、一躍有力候補として躍り出たのが、神戸新聞杯3着のオウケンブルースリです。
 デビューが今年4月と遅れましたが、3戦目で初勝利を挙げると、そこから500万→1000万特別を古馬相手に連勝。特に1000万特別では、後にセントライト記念を勝つダイワワイルドボアに3馬身半差をつける圧勝と、内容も抜群でした。
 神戸新聞杯でも春の実績馬を相手に、道中はほぼ最後方の苦しい位置取りから、メンバー最速の上がりで猛然と追い込み3着確保。素質の高さを見せましたね。
 まだ、危うさというか、競馬が荒削りな面もありますが、そこもまた魅力。これまでのレース振りや血統的にも3000メートルは大丈夫そうです。ここで新たな3歳の主役となれる可能性を十分持った馬と言えるでしょう。

 同じ神戸新聞杯組からは、9着のスマイルジャックが巻き返し態勢です。これまで10戦して3着以内を外したのは2回という堅実派。神戸新聞杯は休み明けの影響もあり、前半で折り合いがつかなかったのが敗因でしょう。2走目の今回は変わり身十分です。
 また、神戸新聞杯後は美浦に帰らず、そのまま栗東に滞在しての調整。これは前週のブラックエンブレムを連想させますね。

 また、神戸新聞杯4着のベンチャーナインは、春にプリンシパルSを勝っており、その息の長い末脚が持ち味。京都外回りは十分に末脚を生かせる舞台です。
 同5着のロードアリエスは、反対にしぶとい先行力が武器。そのロードアリエスを京都新聞杯で競り落とし重賞勝利しているメイショウクオリアは、神戸新聞杯17着からの大激変を狙います。

 一方、セントライト記念組は1~3着馬が勢ぞろい。1着ダイワワイルドボアはここに来ての成長力が目覚しい1頭です。セントライト記念では素質開花とばかりに、素晴らしい脚を使いました。デビューから2000メートル以上のレースを中心に使われている点からも、距離に不安はないでしょう。関東期待の1頭ですね。

 同2着マイネルチャールズは、関東の大将格。本来ならばこの馬が菊花賞の最有力候補に挙げられて不思議はないのですが、札幌記念6着は休み明けの古馬相手で仕方ないとしても、続くセントライト記念で2着と敗れたことで、やや株を落とし気味なのでしょうか。
 ただし、3月弥生賞以来勝ち鞍がないといっても、実力・実績ともに今年3歳世代トップの1頭であることに変わりはありません。ブライアンズタイム産駒ですから、3000メートルは持って来いの条件。春はあと一歩届かなかったクラシック制覇を今度こそ!ですね。

 セントライト記念3着ノットアローンは、2走前のラジオNIKKEI賞でも57キロを背負いながら2着と、安定感が出てきました。この馬の良さは、スパッとは切れなくても、簡単にはバテない末脚ですね。このしぶとさが、長丁場の菊花賞では生きてきそう。また、長距離戦に強い横山典騎手が鞍上というのも頼りになります。

 ほか、500万→1000万→準OPと3連勝中のシゲルフセルト。抽選組ですが、古馬相手の1000万特別を強い競馬で勝ちあがってきたアグネススターチスマートギアダイシンプランドットコムらも、今年のメンバーなら差はわずかだと思います。しかも、スマートギア=武豊、ダイシンプラン=安藤勝、ドットコム=岩田と、名手が騎乗するのも見逃せませんね。
(個人的にはアグネススターチに乗る赤木騎手をめっちゃ応援してますが)

 ここで挙げなかった馬でも「ひょっとして」と思える馬はまだまだいます。登録馬すべてが有力馬といっても大げさではない今年の菊花賞。水曜・木曜の最終追い切り、枠順と、色々な要素でガラリと展望が変わってきそうですね。
 先週の秋華賞以上にアタマを悩ませる1週間となりそうです。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

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posted by スポーツナビ編集部 |01:14 | レース展望 | コメント(0) | トラックバック(28)
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2008年10月19日

【編集部発】秋華賞回顧…3歳女王“決着戦”はエ女王杯へ持ち越し

 秋華賞はブラックエンブレムが優勝。ローズS15着からの激変Vでした。
 ローズSは道悪の影響で能力を出せなかったと言っても負けすぎの感がありましたから、この大変身にはビックリしましたね。「まさか……」というよりも、「あ! やられた!」といった感じでしょうか。ローズSで見限った人はなおさらの脱力感でしょうねぇ……。

 レース自体は、もちろんブラックエンブレムがよく走ったわけですが、岩田騎手が巧みなライディングでしたね。これまでの秋華賞では成績があまり良くなかった内枠ですが、そこをうまく利用し、道中は中団のインぴったりから3~4角をスルスルとロスなく回って、最後の直線も馬群をズバッと割る……本当に見事な騎乗だったと思います。
 この岩田騎手のエスコートがなければ、ブラックエンブレムの勝利はなかったのではないでしょうか。そう思わずにはいられないくらいの好騎乗でした。

 また、ローズS後も栗東に残り、ここまでブラックエンブレムの状態を上げた小島茂之調教師はじめ厩舎スタッフのみなさんの手腕もお見事でした。本当におめでとうございました。

 一方、二冠の期待がかかっていた桜花賞馬レジネッタ、オークス馬トールポピーはともに掲示板にも乗れない大敗。道中は特におかしなところもなかったですし、2頭ともいい感じで進めているなーと思っていたので、直線の不発には驚きました。なぜ伸びなかったのでしょうか? うーん。
 レジネッタ、トールポピーに限らず、中団後ろから伸びてきたのは1、2着馬の2頭と、あとリトルアマポーラがいい脚を使ったなぁというくらいで、あとはほぼ全滅状態でしたから、これが京都内回り2000メートルの難しさなのかもしれないですね。

 ともあれ、今年の3歳牝馬三冠レースは3頭が分け合う結果となりました。振り返れば、桜花賞の3連単700万円馬券で幕を開け、オークスではトールポピーの斜行もあってスッキリしない結果で3連単も44万円、そして、秋華賞はトドメの3連単1098万円……。まさしく最初から最後まで、ずーっと混戦だったというわけです。
 もちろん、秋華賞の結果だけで今年の3歳女王がブラックエンブレムと決まったわけではありません。いまだにと言いますか、かえって大混戦となりました。真の3歳女王決定戦、いえ3歳女王“決着”戦は11月16日のGIエリザベス女王杯まで持ち越しです。
 そして、古馬強豪が相手となるエリザベス女王杯で、今年の3歳牝馬はどのような競馬を見せてくれるのでしょうか。レジネッタ、トールポピー、ブラックエンブレムにはぜひとも3頭そろってエリザベス女王杯に出走してほしいですね。


 さあ、次週は伝統の3歳三冠クラシック最終戦、第69回GI菊花賞です。混戦と言えば、こちらの方がものすごい大混戦というか混迷戦と言いますか……。
 ダービー馬、皐月賞馬が不在で、セントライト記念組は1~3着馬が出てきますが、神戸新聞杯組は最先着馬が3着という、ここ10年くらいでも一番の混戦メンバーとなりました。
 いったいどうなってしまうのか、今のところは見当もつきません。この戦国菊花賞を制し、新たにトップホースの仲間入りを果たすのは?

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posted by スポーツナビ編集部 |20:08 | レース回顧 | コメント(0) | トラックバック(16)
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2008年10月18日

【編集部発】秋華賞◎オディール…アンカツ勝負駆けに託した!

 こないだ靴ヒモが切れました。ブチっと。靴ヒモが切れるなんて漫画の世界でしかないと思っていたんですけど、いやあ、あるんですねぇ。
 「テリーマンかい!」
 と、思わず一人で突っ込んでしまったわけですが、まあ、一般的には靴ヒモが切れると縁起が良くないと言われてますよね。テリーマンの靴ヒモが切れた時も、正義超人が次々と倒されてしまいましたし。我々競馬をたしなむギャンブラーも、縁起担ぎは良くすると思うんです。

 で、これは縁起が良くないな、と。まさか秋華賞が外れてしまうというサインでしょうか……。でも、2008年の僕って、ずーっと低空飛行ですし、今さら縁起が悪いもないかなと前向き思考でいると、ひょっとすると、これは文字通り悪い運気が「吹っ切れた」のかなと思ったりして。

 そんなこんなで導き出した秋華賞の結論はコレです!

(ちなみに、まだ新しい靴ヒモは買っていない)

×××××××××××××××××××××××××××××

<GI秋華賞>
◎オディール
○レジネッタ
▲リトルアマポーラ
△トールポピー
×メイショウベルーガ
注ブライティアパルス

 本命はオディール。これまでラストがどうしても甘くなり、もどかしい競馬が続いていますけど、それはいずれも最後に坂がある競馬場でした。直線平坦の淀に限れば2戦1勝2着1回。しかも、その1勝がGIIIファンタジーSで、内容のいい競馬を見せてくれました。
 それ以来となる京都コース。しかも、アンカツさんがなにやら今までとは違った乗り方をローズS後に示唆していました。アンカツさんの勝負駆け、これは期待せずにはいられません!

×××××××××××××××××××××××××××××

<GIII府中牝馬S>
◎ベッラレイア
○ニシノマナムスメ
▲カワカミプリンセンス
△キストゥヘヴン
×ブルーメンブラット
注ヤマニンメルベイユ

 秋華賞の影にかくれてしまいましたが、かなりの好メンバーがそろいました。
 本命はベッラレイア。今年前半の2戦は色々と悪い条件が重なっての敗戦であって、これはもう度外視できます。今回はリフレッシュ放牧後、きっちりと乗り込まれていますし、仕上がりも上々。そして能力を出し切れる得意の府中コース。かつてウオッカ、ダイワスカーレットとともに“3強”と呼ばれた素質馬が、ここで復活です。

みなさんの予想もコメント・トラックバックでじゃんじゃん募集しています!

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posted by スポーツナビ編集部 |19:24 | レース予想 | コメント(0) | トラックバック(38)
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2008年10月17日

【編集部発】秋華賞の枠順確定…レジネッタ、ポピーは好枠か

 秋華賞の枠順が確定しました。出馬表は→コチラ(Yahoo!)
 二冠を狙う桜花賞馬レジネッタは8枠17番、オークス馬トールポピーは6枠11番と、いずれも外枠に入りましたね。特にレジネッタが大外枠の1つ隣なので、これがどう影響するか……というところでしょうか。
 おそらく小牧太騎手は、テンから仕掛けずにゲート出たなりで進めていくと思います。とすると、スタートしてすぐに1コーナーですし、外を回らされるうちにかなり後方ポジション……なんてことも考えられます。そうなればいかにレジネッタといえどもピンチに。

 ただ、京都内回り2000メートルというのは、やや窮屈でトリッキーなコース。18頭もの多頭数が走るとなると、1コーナーに各馬が殺到するため、外から押し寄せられた内枠の馬が苦しくなる場面も多く見られます。
 事実、秋華賞12回の歴史で1枠~3枠が馬が勝利したのはわずかに2回。8枠は2勝2着5回の7連対で、5割以上の連対率を残しています。内で窮屈になるよりかは、ノビノビと走れる外枠が有利――秋華賞の過去データはそう語っているようですね。
 このデータ上の“好枠”をどう乗りこなすか、小牧太騎手の腕に注目です!

 また、8枠だけではなく、7枠=3勝2着1回の4連対、6枠=3勝2着2回の5連対といい成績。勝ち数ではトップタイです。ということは、トールポピーも好枠をゲット。ローズSではインに閉じ込められて能力を発揮できなかっただけに、今度は力を出し切れそうですね。

 過去の秋華賞の結果は→コチラ(Yahoo!)

 一方、展開を予想してみますと、ハナはたぶんエアパスカル。その後ろにブライティアパルスがつけて、藤岡兄弟がレースを引っ張ることになりそうです。この2頭ともガリガリ行くタイプではないので、ペースは平均といったところでしょうか。スローはあっても、誰かが奇襲的に思い切って行かない限りは極端なハイペースはないと思います。
 その後ろにブラックエンブレム、エフティマイア、カレイジャスミン、レッドアゲートあたりが続きそうですね。

 そして、レジネッタ、トールポピーは中団後ろからとなりそうですが、注目しているのは武豊ユキチャンと、安藤勝オディールの位置取り。
 ユキチャンは関東オークスでは逃げて圧勝していますが、芝では好位、または中団からの競馬をしているんですよね。果たして今回はどう出るのか。今の京都は時計がかかっているので、思い切ってハナを叩くかもしれないし、逆に後方一気を狙っているかもしれないし。ユタカ騎手のことですから、何か「アッ」と言わせるようなことをしてくるんじゃないかなー、と思っているわけです。
 それはアンカツさんにも言えることで、ローズSでもやっぱりオディールがワンパンチ足りなくて、それを補うために本番では今までとは違った乗り方を……みたいなことをローズS後に言っていたようですから、何か仕掛けてくるのではと期待しているのです。しかも、大外18番ですからね。

 この名手2人が秋華賞で何を仕掛けてくるのか……レジネッタ、トールポピーの位置取り、エアパスカルのペースと同じくらい、レースの行方を左右する大きなポイントかもしれませんね。
 その一方で、三浦皇成騎手とアロマキャンドルがなにやら“思い切った競馬”を匂わせているとか。近走は追い込みで結果が出ていないですし、ひょっとしたら大逃げかも?

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posted by スポーツナビ編集部 |15:05 | レース展望 | コメント(0) | トラックバック(17)
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