2008年05月13日
カジノドライヴ、いやあ、強い! 日本調教馬による米国ダート重賞初制覇の快挙。遅ればせながらレース動画を見ましたが、エライ強かったですね。
日本で1回走っただけなのに、遠いアメリカの地で環境も違えば、ダートの質も違う中、ダート競馬の本場GIIを5馬身もちぎって勝つのだから、これは「凄い!」としか言いようがないです。
さあ、次はいよいよ米国クラシック三冠最終レースのベルモントS。確かに、ケンタッキーダービー馬ビッグブラウンはめちゃくちゃ強いですし、本当の一線級と初対戦、しかもピーターパンSは斤量52.5キロでしたが今度は57キロと、条件は厳しくなります。
ですが、きついローテーションでGI3連戦を戦うビッグブラウンと比べると、カジノドライヴはとてもフレッシュ。そして、兄姉がベルモントSを勝っているわけですから、血統的背景、スタミナは文句なしです。歴史的快挙は達成されるのでしょうか、6月7日が楽しみですね。
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さて、今週は春の女王決定戦・ヴィクトリアマイルです。2006年に新設したばかりで、今回が3回目。第1回はダンスインザムード・エアメサイアのGI馬ワンツーでしたが、昨年は一転して12番人気コイウタ・9番人気アサヒライジング・8番人気デアリングハートの穴決着で、3連単228万円の大波乱となりました。
歴史の浅いレースだけに、まだ傾向がつかみにくいですが、今年はどうなるんでしょうか?
最大の注目は、やはりこの馬しかいませんね。ダービー馬のウオッカです。ダービー後はアクシデントなども重なり、未勝利というまさかの戦績ですが、ジャパンカップでは最速の上がりで4着、前走の国際GIドバイデューティフリーでも見せ場十分の4着とさすがの地力を見せました。
爆発力を生かせる直線の長い府中は持って来いですし、マイル戦は5戦(4100)と2着に敗れたのは桜花賞のみ。さらに斤量が55キロ。これ以上ない絶好条件です。ドバイ帰りですから調整に一抹の不安は残りますが、戦ってきた相手関係からも、ここは負けられない一戦ですね。
2番手グループとなると、これが難しい。まずは、復調気配を見せているオークス馬ローブデコルテからいきましょう。
最近のレースを見ていますと、昨秋のスランプは脱したと見て大丈夫です。と言ってもまだ物足りない結果ですが、やはりGI馬ということで重い斤量を背負わされたのも敗戦の大きな要因でした。今回は前走から5キロ減の55キロ。地力はメンバー上位ですし、出来は間違いなく上向いているわけですから、オークスを制した思い出の東京で激変が期待されます。
ですが、今年はこのGI馬を差し置いても重点的に狙いたくなる魅力的な馬が何頭もいます。ステップレースの阪神牝馬Sを制したエイジアンウインズは、前々走の準OPから連勝。しかも、ここ5戦は2着を外していません。これは完全に本格化しました。
阪神牝馬Sは逃げて勝ちましたが、後方からタメて競馬もできるセンスの良さが大きな武器。まだまだ上昇が見込めそうですし、この勢いはここでも怖い!
同レース2着のブルーメンブラットは、非凡な瞬発力が魅力の馬です。府中は得意な反面、ベストは千四かなという印象。それでも、とにかくタメて追えば切れる馬。長い直線をフルに生かせられますから、展開次第で十分出番がありそうです。
5着に敗れたジョリーダンスですが、地力比較ならこの馬も上位の1頭です。昨年は安田記念で3着と健闘しましたし、暮れの阪神カップでも2着。牝馬同士なら一枚上の実力でしょう。前走は2カ月ぶりでもありましたし、インで詰まる窮屈な競馬。スムースに力を出し切れば、即巻き返し可能です。
もう一つのステップレース、福島牝馬Sを制したマイネカンナは中山牝馬S2着からの重賞制覇と、こちらも勢いは◎。地力強化が著しいですし、鞍上には絶好調の岩田騎手というのも大きな勝負材料。今ならGIでも見劣りしません。
これら牝馬限定のステップレースは使わずに、牡馬相手のマイラーズCにぶつけて2着と結果を出したのが、ニシノマナムスメ。1992年の桜花賞&スプリンターズSを勝った天才少女ニシノフラワーの仔です。
昨暮れの愛知杯ではアドマイヤキッスに先着する2着でしたし、素質は間違いなく一級品。中山牝馬Sの4着敗戦が馬場にあるとしたら、切れ味を存分に生かせる東京は好条件ですね。 母仔2代GI制覇も十分ありそうです。
他にも、中山牝馬Sの勝ち馬ヤマニンメルベイユ、今年2走がパッとしないながらも、叩き3走目で大激変を狙う07年秋華賞2着馬レインダンスも不気味。
そしてそして、忘れてはならない馬、と言いますか、このレースでウオッカの最大のライバルとなりそうな馬がいますね。
そうです! ベッラレイアです。07年牝馬クラシック3強の一角と言われた彼女です。
秋華賞4着以来、約7カ月ぶりの競馬になりますが、中間の稽古では坂路4F50秒台をマークと、絶好の動きを披露。週刊競馬ブックの写真を見ても、太いという感じはしません。いい仕上がりだと思います。
もちろん、レース勘の問題もありますし、最終追いの動きにも注目が必要ですが、これはいきなりから走れそうな雰囲気ですね。
しかし、さすが『最強4歳世代』。ウオッカ、ローブデコルテ、エイジアンウインズ、ニシノマナムスメ、ベッラレイア、レインダンスと、層が分厚いですね。
その一方で、ちょっと残念なことになりそうなのが、06年桜花賞馬のキストゥヘヴン。過去1年の収得賞金から現在まだ除外対象なのです。今年に入ってからの復調気配は著しいですから、今回も出てくれば有力馬の1頭に入ってくるのに、もったいない。
規則だから仕方ないとはいえ、準OPを勝ったばかりの馬がGIに出れて、ここ3走の重賞で3→3→4着ときている桜花賞馬が出られないって……なんとかならないですかね? キストゥヘヴンが出た方が絶対にレースが面白くなりますし、馬券も売れると思うんですけどねぇ。
あと、やっぱりこの春の女王決定戦は、1800メートルでやった方がいいかなーって思うんですが。不満ばかりですみません……。
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |02:12 |
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2008年05月11日
NHKマイルカップ。オッズの上では混戦でしたが、終わってみれば1番人気になったディープスカイの快勝、いいえ、文句なしの完勝。それにしても強い競馬でした。
馬場がやや重まで回復したのも良かったと思いますし、ただ1頭、上がり33秒台に突入した最後の爆発力は素晴らしいのひと言。また、冷静にギリギリ馬場のいい四分どころへ迷わず突っ込んだ四位騎手の判断力も光りましたね。
さて、この後はどうやらダービーが有力の模様。オーナーと相談して、とのことでしたが、昆調教師の口ぶりだと、このまま順調ならば間違いなくダービー出走でしょう。誰が見ても期待できる豪快勝ちっぷりでしたし、四位騎手によれば「折り合いに不安のない馬」とのこと。検量室前で振り落とされてしまったのはご愛嬌として、昨年のウオッカに続くダービー連覇へ大きな手応えをつかんでいるのではないでしょうか。
皐月賞馬キャプテントゥーレは骨折で戦線離脱してしまいましたし、その前から今年の3歳牡馬路線は本命なき大混戦と言われてきました。その中で毎日杯、NHKマイルカップとインパクト大の内容で連勝。また、毎日杯で子供扱いしたアドマイヤコマンドが青葉賞を快勝していることから比較しても、これはディープスカイが最有力候補に一気にのし上がってきたと言って過言ではありません。
きょうの一戦を機に、ダービーは『ディープスカイvs.皐月賞上位組vs.アドマイヤコマンド』という図式にガラリと変貌したようです。
ところで我が本命ファリダットですが、直線で思ったような伸びが見られずジリジリと5着。各馬が外へ殺到して、直線入り口でゴチャついた感じがありましたが、ディープスカイのように反応が良ければ一気に突き抜けられたのに、モタモタしてしまいました。
馬場の影響があったのか、これが現状の力なのか……。ただ、お母さんのビリーヴも本格化したのは古馬になってから。持っている素質は間違いなく素晴らしいと思うので、今後の成長に期待したいですね。
(ダノンゴーゴーもドリームシグナルも買っていたのに……、くそ~)
※こちらもどうぞ
■スポーツナビ 春のGI特集
(スポーツナビ競馬担当)
posted by スポーツナビ編集部 |23:23 |
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2008年05月10日
天気、微妙ですね。あす日曜の東京は雨のち曇り。時間の経過とともに降水確率は低くなっていくみたいですが、きょうの雨と合わせて重馬場決戦は避けられない様子。その辺を考えながら予想を……といきたいところですが、なんせキャリアの浅い3歳馬ですから、「雨ならこの馬!」「逆にこの馬は雨なら一銭もいらない!」ってのは、決め付けられないんですよね。
というわけで、雨・重馬場が得意か不得意かはそれこそ“予想”の範囲を超えませんが、以下のような結論です。
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<NHKマイルC>
◎ファリダット
○ダノンゴーゴー
▲ドリームシグナル
△レッツゴーキリシマ
×ブラックシェル
注サダムイダテン
ビリーヴが大好きだった僕としては、もうファリダットを買わずにはいられません。クラシック路線を目標に2000メートル前後を使っていたときは「あれ?」という競馬が続いていたんですが、距離を短縮してついに素質爆発です。やはり、母の血。この馬は短い距離でこそだったのでしょう。
そのお母さん、ビリーヴは1200メートルでしか勝ったことのない生粋のスプリンターでしたが、息子ファリダットは新馬戦のマイルを強い競馬でちぎっていますし、前走の千四マーガレットSも一瞬で突き抜けました。また、千八で3着に負けているとはいえ0秒1差。お母さんよりも距離の融通は利きそうです。府中のマイルは十分に適性があるでしょう。
そして肝心の道悪ですが、新馬戦やマーガレットSのような瞬発力を見せられると、パンパンの良馬場の方が向いているように思えます。しかし、父はあのキングマンボ。同馬の産駒はエルコンドルパサーしかり、キングカメハメハしかり、道悪をものともしないパワーを発揮しました。この偉大なる父の血が流れているのですから、案外と道悪は平気でこなしてしまう、いや、むしろ味方につけてしまう可能性だってあるのではないでしょうか。
緑に映える馬場のど真ん中を、雨を切り裂いて真一文字に伸びてくるファリダット……そんなシーンを今から妄想しているのです。
さらにその後ろから、脚をタメにタメたダノンゴーゴーが突っ込んできたら、僕の馬券的には鼻血もの。千二の差し馬と思われているかもしれませんが、彼の末脚の破壊力は府中向き。マイル戦だってそう負けてはいませんから、道中最後方くらいの気持ちで脚をタメて、最後の直線で爆発させてほしいですね。今の時期の同じ3歳同士なら、距離適性の差はそう大きく出るものではありません。
一発の期待はドリームシグナル、 レッツゴーキリシマ、 ブラックシェルの皐月賞組。プリンシパルSでベンチャーナインが勝ちましたが、なんだかんだでクラシック組は同世代の中では強いですよ。
レッツゴーキリシマは時計のかかる馬場は歓迎でしょうし、ブラックシェルは中山よりも広い府中が合いそう+クロフネ産駒で距離短縮もOK。ドリームシグナルも距離短縮が絶好ですし、父アグネスデジタルは雨の天皇賞・秋でテイエムオペラオーを撃破していますから、その血が騒げば雨も問題ないでしょう。
そして、特注がサダムイダテン。レース間隔をあけ、距離もマイルになり、ここらで激変しないでしょうか? 新馬、ラジオNIKKEI杯で見せた脚よ、もう一度!
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |20:49 |
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2008年05月09日
今週はNHKマイルカップ、の前にダービー最終便とも言うべき2つのトライアルレースが土曜の東西メーンで行われます。これが終われば、いよいよダービー。最近の傾向としてNHKマイルカップからダービーへ向かうローテーションの馬も増えてきましたし、土日のメーンレースはダービーを見据える上でも見逃せませんね。
しかし、ここで問題なのは京都新聞杯、プリンシパルSともにメンバーが……。皐月賞組が少ないというのもあるんですが、ちょっと、う~んと(別の意味で)唸ってしまうメンバーになってしまいました。特に京都新聞杯は、これでGIIっていいんでしょうか?
ただ、横一線ということはそれだけ各馬にダービー出走のチャンスが大きいということ。皐月賞組もびっくりするくらいのハイレベルではありませんから、案外、この中からダービー馬が出てくるなんてことも?
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<京都新聞杯>
◎ロードアリエス
○ブラストダッシュ
▲フィッツロイ
△ポーラーライツ
×マイネルローゼン
注ホワイトピルグリム
前走500万下を勝った馬が人気になりそうですが、このメンバーなら1勝馬でもそう差はないでしょう。そこで本命に指名したのが、2戦1勝のロードアリエス。いまいち爆発しないシンボリクリスエス産駒ですが、母は地方交流重賞2勝のレディバラード。シングスピールなどにつながる名牝系の生まれですし、素質は高そうです。
お母さんがダートで活躍した馬で、シンボリクリスエス産駒のちょっと甘い印象のある末脚からすると、現状ではパンパンの良馬場は厳しそうですが、あすは雨。時計のかかる勝負になればグンと浮上するのではないでしょうか。
また、デビュー3戦目、芝のレース自体も2走目ですから上積みは十分。そして、京都新聞杯で3頭の勝ち馬を出している藤原英厩舎。一発やってくれるんじゃないかと期待しているんです。
面白そうなのが、フィッツロイ。母アンデスレディーですから、佐々木昌三厩舎ゆかりの血統です。3つ上の兄インティライミはここを勝って、ダービーも2着でしたし、弟も兄に続く快走を見せてほしいですね。
前走で未勝利を勝ったばかりですが、末脚はなかなかの威力。最後まで集中して走れば、能力差はないと思います。
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<プリンシパルS>
◎ピサノエミレーツ
○ベルクハイル
▲ヤマニンキングリー
△ダイワワイルドボア
×テラノファントム
注マイネルスターリー
こちらも似たような理由で、1勝馬のピサノエミレーツを◎に指名。前走はダイワワイルドボアを捕まえきれずに2着でしたが、5カ月ぶりの競馬だったことを考えれば上々の競馬。ひと叩きした今回は反応、伸びが違ってきます。今回はダイワワイルドボアには負けません。
父ブライアンズタイム、母は牝馬ながら帝王賞を勝ったネームヴァリューという良血馬。デビューから連対を外していませんし、素質はかなりのモノと見込めるでしょう。鞍上に安藤勝己騎手というのも心強い。青葉賞のクリスタルウイングに続き、藤沢和厩舎から2頭目のダービー切符です。
(あ、レディバラードも、ネームヴァリューもどっちも山内厩舎の馬だ。今、気がついた)
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |21:41 |
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2008年05月06日
先週の日曜は、日本でアメリカでイギリスでビッグレースが相次ぎました。そのいずれもがドラマチックで、競馬ファンにはたまらない週末となりましたね。
まずはAFPニュースの写真を使用した米国ケンタッキーダービー。ビッグブラウンが4戦4勝で頂点に立ちました。史上7頭目の無敗制覇、3戦のキャリアで優勝したのは史上最少タイで1915年リグレット以来93年ぶり、20頭立て大外20番枠からの優勝は1929年クライドバンデューセン以来79年ぶりと、記録尽くめの優勝となりました。
レース動画も見ましたが、いやあ、これは強い!のひと言です。2週間後のプリークネスSでの二冠に期待が高まります。
その一方で、2着に頑張った紅一点エイトベルズが、ゴール後に両前脚を故障して予後不良になるという悲しい出来事もありました。
イギリスでは、2000ギニーに1998年の高松宮記念馬シンコウフォレストの弟・ニューアプローチが5戦5勝無敗の本命馬で挑みましたが、ゴール寸前で差されてしまい、惜しくもハナ差の2着。
1000ギニーでは、2000年の高松宮記念2着馬ディヴァインライト産駒のナタゴラが優勝。日本産の種牡馬が1000ギニー馬の父となるなんて、これはとてつもない快挙です。3月のドバイシーマクラシックでは、フジキセキ産駒のサンクラシークが優勝しましたし、恐るべきはサンデーサイレンスの血ですね。
そして、日本では天皇賞・春。今、見返しても、これは素晴らしいレースでした。久々にGIでいいレースを見たな、という感想です。
今週のNHKマイルカップでも、これに負けないようなレースを期待したいですね。というわけで、展望と行きましょう。
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今年の3歳戦を象徴するように、牡牝クラシック同様、マイル路線も大混戦模様となりました。18頭すべてにチャンスがありそうですね。
その中で、まずはトライアルレースであるニュージーランドTを快勝したサトノプログレス。横山典騎手もさすがの騎乗でしたが、馬自身も高いレースセンスを発揮した競馬だったと思います。7戦のキャリアで4着以下が1回という堅実さ、父タイキシャトルの血統も魅力ですね。
デビュー直後とはいえ、東京で2戦して勝ち星がないのは気になる材料ですが、GIのここでも堅実なレースぶりで上位をにぎわすのではないでしょうか。
2着のエーシンフォワードは、2走前のアーリントンCと合わせて重賞で2戦連続2着。この馬も崩れたのは朝日杯FSの1戦のみと堅実で、能力もあります。瞬発力のある馬ですから、良馬場がいいタイプ。今の馬場のいい府中なら楽しみですね。
3着のアサクサダンディは、最後の直線で詰まってしまい悔いの残る競馬でした。まともに追えない状態でいて3着にまで来るのですから、この馬もかなりの素質馬ですね。スムースに力を出し切れば、当然、逆転も視野に入ってきます。
逆にNZTから巻き返しを狙っているのが、2歳王者ゴスホークケン。前走は4カ月ぶりというのもありましたし、スタート直後に落鉄もあったみたいですから、度外視していいでしょう。素質はメンバー一番といっていいくらいの高性能外国産馬。ひと叩き効果で出来は上向いているでしょうし、大変身があっても不思議はありません。
別路線組からは、やはりクラシック組が実力上位。皐月賞5着レッツゴーキリシマ、6着ブラックシェル、15着ドリームシグナルが参戦してきました。
レッツゴーキリシマはゲート、ペース次第。マイペース先行ならしぶとい粘り腰を発揮するのは朝日杯2着で証明済みです。対照的に、差しに徹するのはブラックシェルとドリームシグナル。どちらも強烈な末脚の持ち主だけに展開次第で突き抜け可能。ブラックシェルは大型馬ですから広い府中が合いそうですし、ドリームシグナルは距離短縮がプラスに働きそうです。
別路線といえば、絶対に触れなければならない馬がいます。ファリダットです。新馬快勝後はクラシック候補と騒がれましたが、その後がパッとせず。しかし、距離を短縮した1400メートルの前走マーガレットSで、再び脚光を浴びるようになりました。それくらい、勝ちっぷりが強烈! 父キングマンボ、母がスプリンターズS&高松宮記念を勝ったスプリント女王のビリーヴ。やはり、ファリダットは短い距離でこその馬だったのです。アッサリ勝っても驚けない、それほどの力を持った器です。
勝ちっぷり強烈といえば、毎日杯勝ち馬のディープスカイですね。1頭だけまったく違った脚色で突き抜けましたし、0秒4置き去りにした2着馬が、青葉賞を快勝してダービー有力候補となったアドマイヤコマンドですから、なおさら価値があります。長い東京の直線は、この馬の独壇場かもしれません。
また、3戦3勝スプリングソングもスケール感が大で、魅力いっぱいの馬。マイペース逃走なら怖いアーリントンC勝ち馬ダンツキッスイ、切れ味ならメンバー随一のファルコンS勝ち馬ダノンゴーゴーも怖い1頭です。
もう、書いても書いてもキリがない。それくらいチャンスのある馬がずらり横一線ですね。そんな中、気になって気になって仕方ない馬が、サダムイダテン。いや、新馬戦だけの一発屋ではないと思うんですけどねー。
みなさんのNHKマイルCの狙い馬、隠し玉はどの馬でしょうか? 天皇賞・春もかなり悩まされましたが、また頭をグルグル回して、悩みに悩みぬく1週間が始まりましたよ。
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |02:54 |
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2008年05月03日
青葉賞のアドマイヤコマンドは強かったですね。コースロスなくラチぴったりに回ってきたとは言え、あの抜け出す瞬発力は素晴らしかった。長距離輸送、距離延長などを克服してのこの快勝は大きいですし、今年の勢力関係からすれば、もちろんダービーでも有力候補に入ってくる馬です。
クリスタルウイングも、キャリアを考えると本番が楽しみになる競馬でしたし、今年こそ青葉賞組からダービー馬が誕生するかもしれませんね。
さあ、いよいよ天皇賞・春の発走が近づいてまいりました。日曜もアドマイヤ軍団が旋風を巻き起こすのでしょうか?
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<天皇賞・春>
◎メイショウサムソン
○アドマイヤモナーク
▲ポップロック
△アドマイヤジュピタ
×アサクサキングス
注アイポッパー
考えれば考えるほど、分からなくなりました。各馬、一長一短がありすぎて、馬だけを考えていると答えが到底出ません。
そこで、です。開き直ったというか何と言うか、ひらめいた言葉は「長距離戦は騎手で買え」。
そうなったら、本命は武豊騎手しかいないでしょう。3200メートルの長丁場ですから、大事なのは騎手と馬の折り合い、そして腕、経験、戦略・ヘッドワークを含めたジョッキーの総合力です。ただ適当につかまっていたり、強引に乗るだけでは、2度の坂越えがある伝統の淀2マイル戦は攻略できません。今年の混戦メンバーならば、なおさら騎手の腕が問われるレースとなるでしょう。
その点、武豊騎手はこの3200メートルを知り尽くし、あらゆる攻略方法が頭の中に、手のひらの中に叩き込まれています。長距離戦で困ったら、騎手で買え。天皇賞・春6勝の盾男の腕に期待です。
もちろん、それでパートナーがまったく走らなかったら、まったく意味のないことなんですが、メイショウサムソンも今回は大丈夫です。大阪杯で見せ場なく6着に終わった内容が気になりますが、前走はあくまで叩き台。この中間の調教は間違いなく動いていますし、走れる態勢は万端整っています。復活です。
同じような理由で、2番手には安藤勝己騎手のアドマイヤモナーク。また同じような理由で横山典弘騎手のホクトスルタンを3番手……にしようかと思ったのですが、よくよく冷静に考えて、まだ今のホクトスルタンでは荷が重いかなと。
4代制覇は見たいですけどね、まだ来年がある、ということで。
穴は古豪アイポッパー。男・藤田騎手の一撃に注目!
(しかし、アドマイヤ軍団はどんな作戦で来るんでしょうか? やはりメイン大逃げ? いや、わざとスローに落として瞬発力勝負にするのかな?)
※こちらもどうぞ
■スポーツナビ 競馬 春のGI特集――天皇賞・春
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |21:59 |
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2008年05月01日
天皇賞・春の枠順が決定しました。復活、そして盾3連覇を目指すメイショウサムソンは真ん中の5枠8番。う~ん……、いいところじゃないでしょうか。と言いますか、それくらいしか感想が出てこないというか……。
それよりも、やっぱり目が行ってしまうのが8枠2頭。人気のアサクサキングスとアドマイヤジュピタが並びました。いやあ、この並びは非常に気になります。
と言いますのも、ホクトスルタンが内めの3枠4番に入ったことで、これはもうハナに行く可能性がかなり強まったと思います。もともと行きたがる気性ですし、最初からケンカしても3200メートルの長丁場は乗り切れません。ホクトスルタンより内の3頭でハナを叩きそうな馬はいませんし、自然とハナに行ってしまうのでは……と、こう見るわけです。
そうなると、ポイントとなるのは、その番手に誰が行くか。また、どれくらいのペースで追いかけるのか。お尻を突付きながら追走するのか、それとも、離れた2番手をとるのか。
この2番手~4、5番手あたりのいわゆる先行好位へ行くのが、大外8枠の両頭というわけです。
アサクサキングスもアドマイヤジュピタも道中タメて切れるというタイプではないですから、ある程度前のポジションから勝負するでしょう。モタモタしていれば、いい位置を内の馬に取られて、道中は外・外を回らされるハメになりますから、スタートから3コーナー下り、1周目のホームストレッチがすごく大事になります。
あまり行かせ過ぎると坂の下りでスピードがつき過ぎてしまう、かと言って、さっきも書いたようにあんまりゆっくりもしてられない。さらに、互いに同じ脚質の隣の馬を気にしつつ……。
これは発馬次第で最初のコーナーでかなりゴチャつく展開もありますね。また、ポジションの取り合いで1周目のホームストレッチからでも出入りの激しい流れになるかもしれない。
その間、メイショウサムソンは、また他の末脚にかける馬たちはどう出るのか。いや、ホクトスルタンも予想に反して抑えていくかもしれませんし、横山典騎手はどんな手を打ってくるのか。
う~む、そんなことを考えていたら、夜も眠れなくなりますね。とにかく1周目のホームストレッチまでに、何か大きなドラマがありそうな気がして仕方ありません。今年の天皇賞・春の注目ポイントですね。
(と言いつつ、あっさりと隊列が決まって、淡々としたスローペースかも……。僕はハイペース競馬が好きなので、どうしても激流を期待してしまうのですが)
あ! ひらめいた! ここでアドマイヤメインがドカ逃げして、アドマイヤ作戦(※)で来るかも! 4頭もいるんですからね、これはあり得るゾ。
(※アドマイヤメインが逃げてペースを引っ張り、ジュピタやモナークが差しやすい流れにするということ。要するにラビットです。欧州ではごく普通にやってますからね)
そういえば、きょう5月1日はアイルトン・セナの命日ですね。もう、あれから14年ですか……。
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |20:30 |
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