2008年04月29日
さあ、今週は天皇賞・春です。古馬最強決定戦です! 伝統の淀2マイル戦。格式からしても「天皇賞・春」という文字を見ると、身が引き締まる思いです。世界的に最強戦というと2000メートル、もしくは2400メートル戦ですから、国際情勢からすると3200メートルという長距離での最強決定戦は、もう古臭いのかもしれません。でも僕は、3200メートルを走りきれなくて何が最強か、と思います。
というのも、現在の日本競馬は何よりもスピード、そして瞬発力が重視されます。ですから、いくら3200メートル戦といっても、スタミナだけでは勝てません。それプラス、スピード、瞬発力、そして騎手との折り合い、最後まで勝ち切る勝負根性などなど……。まさにすべてを兼ね備えていなければ勝てないレース、それが天皇賞・春なのです。
では、さっそく今年の展望といきましょう!
まず注目は、やはり昨年の覇者メイショウサムソン。天皇賞・春2連覇、春・秋を通せば天皇賞3連覇がかかっている一戦です。
普通なら大本命なのですが、今年初戦だった前走の大阪杯が見せ場なく6着。あまりに不甲斐ない負けっぷりに、連覇への暗雲が立ち込めています。これも、そもそもドバイ遠征を目指して休みなく調整を続けていたために、昨秋の激闘の疲れが抜けきっていないからかも知れません。それに、もとをただせば、去年夏も凱旋門賞を目指して調教していたわけですから、ずーっと休みらしい休みを取っていないんですよね。
もし、披露が抜けきっていないとすると、今回も危ない……。ですが、1週前追い切りでは武豊騎手も納得の動き、時計でした。大阪杯はあくまで叩き台。大目標の天皇賞・春へ向けて、きっちり立て直しているとなれば、もちろんV最有力です。
なんにしても、最終追い切りの動き、武豊騎手のジャッジなどに注目ですね。
対抗1番手は昨年の菊花賞馬で最優秀3歳牡馬のアサクサキングス。成績にムラがあったため、菊花賞馬&ダービー2着でもまだ半信半疑な面がありましたが、今年初戦となった大阪杯では見せ場十分の3着。重め残り、斤量59キロ、距離不足の2000メートルと条件が揃わない中でこれだけの走りを見せたのですから、評価はグンとアップしました。
今回は全ての面で条件が好転する叩き2走目。現4歳牡馬世代は弱いと言われてきましたが、それを一気に覆す勝利を挙げる可能性は十分です。
ポップロックは昨年ジャパンカップ2着、宝塚記念3着と好走し、現役トップの実力を見せてきました。勝ちきれない面があるものの、逆に大崩れもしない抜群の安定感がこの馬の魅力。前哨戦の阪神大賞典でも3着とまずまずの内容。混戦になればなるほど、浮上してくるタイプでしょう。
鞍上には先週のオークスTRでJRA移籍後初の重賞勝利を挙げた内田博騎手。ジョッキーにも勢いがあります。
安定感と言えば、ドリームパスポートは今年、4~5着という中途半端なところで安定してしまっています。3歳時の活躍からすれば、もっと上を狙える馬なのですが、骨折がまだ微妙に影響してしまっているのでしょうか。
ですが、前走の大阪杯も4着といっても勝ったダイワスカーレットから0秒2差。力はやはりあります。簡単に見限れる馬ではありません。
8歳の古豪アイポッパーは、4年連続の天皇賞・春出走です。これまで3、4、4着といずれも掲示板を確保。この馬もGIでは突き抜けきれませんが、安定感は抜群。骨折明けの京都記念は大敗しましたが、2走目の阪神大賞典では2着と、さすがの地力をアピールしました。さらなる上昇が見込める3走目、4勝を挙げる得意の京都で今年こその戴冠を目指します。
ただし、アイポッパーは雨が大の苦手。パンパンの良馬場限定になります。
これら実績馬が顔を揃えた天皇賞・春ですが、今年の古馬中・長距離戦線の特徴と言えば、「アドマイヤ軍団」が年明けから大活躍だったこと。中山金杯のアドマイヤフジに始まり、重賞を勝ちまくりました。
そのアドマイヤ軍団からは4頭もスタンバイ。中でも新星として注目を集めだしたのが、アドマイヤジュピタです。前哨戦の阪神大賞典でポップロックら実績馬を撃破してV。2着アイポッパーを0秒4も離しての勝利ですから、これは文句なしの快勝です。
安定して先行できる脚質ですから大崩れはなさそうですし、33秒台の瞬発力も持った馬。5歳で12戦というキャリアを考えても、まだまだ上昇が見込めそうな逸材です。GI初挑戦になりますが、前走の走りからすれば格負けもないでしょう。この勢いで一気の頂点も十分可能です。
アドマイヤモナークもこの春を代表する上がり馬の1頭です。日経新春杯、 ダイヤモンドSと重賞を連勝しましたが、このときの競馬がとにかく強かった。前走の日経賞はマツリダゴッホに離されての敗戦でしたが、この馬自身、最後はしっかりと伸びていましたから、そう悲観する内容でもありません。また、今回は手綱が主戦の安藤勝己騎手に戻ります。これは心強い。
アンカツ騎手で重賞を連勝した競馬は、むしろジュピタより上とも言える好内容。怖い1頭に違いはありません。
昨年からの実績馬、アドマイヤ軍団と多彩なメンバーですが、これにさらに彩りを加える馬がいます。
血統ロマン派注目のホクトスルタン! ある意味、今年最も注目を集める1頭かもしれません。
と言うのも、父が90年代最強のステイヤーと言われたあのメジロマックイーン。と言うことはですよ、ホクトスルタンが勝てば、曽祖父メジロアサマ→祖父メジロティターン→父メジロマックイーンに続く父子四代に渡る天皇賞制覇となるわけです。いや、これはすごい!
肝心のホクトスルタンの実力ですが、これがなかなか楽しみな器なのです。昨年は神戸新聞杯4着、菊花賞6着とマズマズの成績。ですが、これは素質の片鱗でしかなかったのです。と言うのも、今年初戦となった前走のサンシャインSでは2着に1秒もの大差をつける圧勝を見せてくれました。準OPのレースといっても、芝の良馬場で1秒差はなかなかできる芸当ではありません。
父が3歳秋から本格化したように、この馬も今からが素質開花の時。鞍上には長距離戦で頼りになる横山典騎手です。歴史に残る大偉業を今年いきなり達成するかもしれません。
いやあ、こう書いているだけでも、すごく楽しみになってきました。今年はゴールデンウィーク真っ最中の開催ですし、ぜひ京都競馬場まで足を運ばれてはいかがでしょうか? レースももちろんですが、5月の京都競馬場の気持ち良さったら、もう! 絶対に楽しいことを保証します!
※こちらもどうぞ。
■スポーツナビ競馬 春のGI特集――天皇賞・春
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |02:56 |
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2008年04月26日
いったんGIお休みの今週ですが、不幸なニュースが重なりました。これだけ悪いニュースが立て続けに入ったのは、最近ではちょっと記憶にありません。
ただ今日、京都メーンで石坂厩舎のオーシャンエイプスがハナ差で優勝。天国のアストンマーチャンが、同じ厩舎の仲間の背中をひと押ししてくれたのでしょうか。オーシャンエイプスには、アストンマーチャンの分までこれからの競走生活を頑張ってほしいものです。厩舎のエース、そして日本競馬界全体でもマイル・中距離路線のエースにだってなれる大器ですからね。
大器といえば、東京メーンのメトロポリタンSを勝ったアルナスラインにはぶったまげましたね! 上がり3F34秒3というのは、2番目に速かったリキアイサイレンスより1秒1も速かったわけですから、“次元が違った”とはこういう時に使う言葉なのでしょう。菊花賞2着は伊達ではありません。古馬中・長距離路線に1枚、楽しみな馬が加わりましたね。
(惜しむらくは、もうちょっと早くに復帰できていたら、来週の天皇賞・春に間に合ったのになぁ~)
さて、日曜は東京のオークスTR・フローラSに、京都ではダートのアンタレスS。このレースでもそれぞれの路線で楽しみになる新星は登場するのでしょうか?
××××××××××××××××××
<フローラS>
◎シングライクバード
○レッドアゲート
▲キュートエンブレム
△カイゼリン
×サワヤカラスカル
注マイネウインク
まあ、本命対抗は普通になりました。それぞれの能力を評価して素直に◎○です。
◎シングライクバードは前走のフラワーCで3着。結果論ですが、ちょっと道中のポジションが後ろすぎました。あのレース振りからすると、中山のような狭いコースは脚質的に合わないタイプなのでしょう。それでも、勝負圏外の位置から3着に突っ込んだあたりが、この馬の能力の高さ。ノビノビと走れる府中コースならエンジン全開です。川田騎手には、キャプテントゥーレの分までオークスをこの馬で、と頑張ってほしいですね。
○レッドアゲートも似たような観点から2番手評価です。いい末脚を持った馬ですし、最後の直線はシングライクバードとの叩き合い……というのが理想の展開。
ですが、開幕週の府中コースって、前が残るんですよね。トライアルだからペースは速くならないだろうし、あんまりゆっくり構えすぎるようだと、追って届かず……なんて場面がもありそうで、ちょっと心配です。
そうなったら、好位で競馬ができるキュートエンブレム、 カイゼリンの出番ということに。
え? ユキチャンですか? ……。話題性ある馬って、僕、大好きですし、こういう馬が活躍すれば競馬人気もまた盛り上がると思います。ぜひ、頑張ってほしい。でも、今回はシビアに見送りさせてもらいました。というのも、能力を低く見てるんじゃなくて、オッズが安すぎて妙味がないというか、何と言うか。。。でも、オークスに出てほしいですよね~。
(ユキチャン、という名前に甘酸っぱい初恋の思い出や、学生時代に好きだったあの子を重ねている人も多いのではないでしょうか? フフフ)
××××××××××××××××××
<アンタレスS>
◎ロングプライド
○メイショウトウコン
▲フィフティーワナー
△ゲイルバニヤン
×ナナヨーヒマワリ
注ワンダースピード
内・外に有力馬が固まって、なにやら波乱の予感。といっても、◎にはJCダートでも本命に指名したロングプライドです。そのGIでは強豪相手によく食らい付いた4着。ペリエ騎手も能力を高く評価していましたし、距離が1ハロン伸びる今回は前進が期待できます。ただ、差し馬だけに2枠3番という枠順が多少心配。そこは武豊騎手の腕を全面信頼です。
まあ、普通に走ればメイショウトウコンが最有力でしょうけど、こちらも内枠がやや心配ということで……。前日売り1番人気のフィフティーワナーにとっては、これら差し・追い込み勢がけん制し合ってくれるなら、スイスイ逃げ切りのチャンスですね。斤量も前走から2キロ減の56キロ。これは大きい。
ただ、斤量58キロ、中山の急坂があったにしろ、前走マーチSの止まり方がちょっとアレだったので、ここは▲に。
あと、注目といえば池江朗厩舎のゲイルバニヤンですね。500万→1000万→1600万と3連勝。「1つ勝ったら、1つクラスが上がる」という現行制度に変更後、1000万も準OPもレベルが下がったと僕は個人的に思っているのですが、それでも3連勝、しかも、いずれも文句なしの快勝というのは並の馬にできる芸当ではありません。
これが大器となるのか、OPの壁にぶつかってしまうのか。楽しみですね~。
波乱一発の期待は、もちろん太&ワンダースピードです!
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |23:42 |
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2008年04月24日
はあ……。最近の競馬界、いったいどうしちゃったんでしょうか? 負の連鎖と言うのか、不幸なニュースが続いています。
アストンマーチャンが亡くなったことは、本当に残念です。悲しいです。言葉がみつかりません。もうあの独特の超ピッチ走法は見られないんですね……。
今はただ、ご冥福をお祈りします。
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |22:10 |
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2008年04月22日
きのうのダイワスカーレット春全休に続き、またも残念なニュースが入ってきました。20日の皐月賞を勝ったばかりのキャプテントゥーレが骨折。全治9カ月とのことで、これで年内の出走は絶望となりました。
ニュースは→こちら
川田騎手との果敢な逃げで大一番を制し、ダービーで二冠をと盛り上がっていた直後だけに、大変残念です。関係者の方々のショックも相当なものだと思います。
JRAから発表された森調教師のコメントによれば、来年1月のAJC杯あたりでの復帰を目標にするとのこと。まずはじっくりとケガを治して、また元気な姿で競馬場に戻ってきてほしいですね。1日も早い完治、回復を願っております。
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■スポーツナビ 春のGI特集――皐月賞
(スポーツナビ競馬担当A)
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2008年04月21日
競馬ファンのみなさんはもうご存知だと思いますが、ダイワスカーレットの春シーズン全休が発表されました。
ニュースは→こちら
脚部不安とのことで、まだ詳しい症状などは分かってはいませんが、近日中にも栗東トレセンから宮城県の山元トレセンへ移動して、精密検査を行うとのことです。
いや、残念です。昨年は桜花賞の後に熱発が続いたり、今年のはじめにはフェブラリーS前に目の負傷と、アクシデントに見舞われることの多かった馬ですが、今度はついに脚ですか……。
ただ、すぐに引退発表とならず、秋シーズンでの復帰を目指すというアナウンスですので、いい方向に考えれば、復帰の可能性は高いということにもなります。ここは大事にならないことを祈りつつ、秋の復帰を待ちましょう。
ヴィクトリアマイルor安田記念、そして宝塚記念での走りがすごく楽しみだったんですが……、こればかりはどうしようもないです。
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |20:36 |
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2008年04月20日
中山競馬場から戻ってまいりました。競馬ファンのみなさま、皐月賞はいかがでしたでしょうか? 相変わらず前が残る馬場だなぁ~と、皐月賞前の芝レースを見ていて思ったのですが、その馬場を味方につけ、キャプテントゥーレ&川田騎手は鮮やかな逃走劇で混戦に断。着差は2馬身半。完勝でしたね。
朝日杯、そして弥生賞の敗戦を教訓にし、「それを生かした競馬をしよう」と果敢にハナを奪った川田騎手。この思い切りのいい騎乗が、最高の結果を呼び込んだのは言うまでもありません。
デビュー4年目の22歳。同期には藤岡佑、吉田隼など“乗れる若手”が多くいる中で、一番乗りのGI制覇。それもクラシックなわけですから、喜びも格別でしょう。ダービーへと続くクラシック戦線、新たな若手騎手の台頭もあり、ますます熱を帯びてきそうですね。
もちろん、キャプテントゥーレも頑張りました。2歳時にはデイリー杯を勝ったものの、ジリっぽくて、どこか地味な存在ではありました。でも、大一番で自分に最も合った戦法を見つけ、そして咲かせた大輪。
森厩舎は母エアトゥーレや、祖母スキーパラダイスの弟スキーキャプテンなど、この母系を数多く手がけてきました。そして、ついにこの血族で初めてのGI勝利をゲット。「ようやく(この血統で)GIを獲れましたね」と、安どしたような微笑みを浮かべた森調教師が印象的でした。
さあ、次はいよいよダービーへ向けたクラシック第2章がスタート。キャプテントゥーレが二冠へ向けて再び突っ走るのか、それともマイネルチャールズらが反撃するのか、はたまた第3勢力が現れるのか。競馬ファンの夢、日本ダービーは6月1日です。
ところで、僕のレインボーペガサスですが、最後はよく伸びてはいるものの0秒4差の4着。せめて2着に突っ込んでればなぁ~(2着タケミカヅチとはタイム差なし)、最後ちょっと詰まってるなぁ~……無念です。
でも、広いコースでさらに持ち味が生きそうなタイプですし、きょうは次につながる脚を見せてくれました(上がり3F34秒3はメンバー最速)。ダービーでの雪辱を期待しましょう!
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■スポーツナビ 競馬・春のGI特集――皐月賞
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |21:35 |
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2008年04月19日
いや、しかし、今年の皐月賞は大変です。終わってみればマイネルチャールズ1強なんじゃないかと思いつつも、やっぱり桜花賞の700万円馬券を思うと、今回もドカーンと狙ってみたい。でも、大荒れの後だからこそ今週は堅く収まるんじゃないかと……グルグルグルグル1週間考えているわけです。
で、出た結論はコレ!
×××××××××××××××××××××××××
<皐月賞>
◎レインボーペガサス
○ダンツウィニング
▲ショウナンアルバ
△キャプテントゥーレ
×ドリームシグナル
注ノットアローン
無謀にもマイネルチャールズとブラックシェルを無印です……。今年の3歳牡馬は、オープン級も500万級もたいして実力が変わらないという現状。ならば、弥生賞1、2着馬もそう抜けているわけではないです。ブラックシェルは実際には500万級しか勝っていませんし。マイネルチャールズにしても、これまで勝負強い競馬をしてきましたが、流れ一つで大惨敗の可能性だってあります。繰り返しますが、それくらい実力差が拮抗しているわけですから。
そこで本命に指名したのは、きさらぎ賞、スプリングSでも本命にしたレインボーペガサス。こうなりゃ皐月賞も心中です! ヤケになっているわけではなくて、ちゃんと根拠もあります。
それは、素質が同世代トップクラスだということ。このことは安藤勝己騎手も認めているわけですし、事実、きさらぎ賞では見事な差し切り勝ちを見せてくれました。ダートでの活躍が印象深いことと思いますが、何度も繰り返しますけど、この馬は一介のダート馬ではない……はずです。陣営も芝でこその期待をかけている馬ですし、きさらぎ賞で勝利に導いたペリエ騎手も芝で走れる馬と太鼓判を押してくれました。
スプリングSでは末脚不発に終わりましたが、これはペースが向かなかったこともありますし、テン乗りだったことも影響があったかも知れません。ですが、今回はクセを知り尽くした安藤勝己騎手に手が戻ります。これは大きなプラス材料でしょう。
ちょっと展開の助けが必要なことは確かですが、混戦だからこそ各馬色気を持つわけですから、ペースは前がかりになるのではないでしょうか? 坂上で先行集団の脚が止まったところで、外から一気の差し切り――そんなシーンを今から妄想しています。
以下の印は、とにかくしぶとい脚の馬を選んでみました。やはり今年の皐月賞は、先週の桜花賞のように最後の直線で横一線の叩き合いになると思います。そうなると、バテない脚でジリジリ伸びる馬の出番。
そんなわけで期待しているのが、ダンツウィニングというわけです。稽古でメチャクチャ動いているみたいですし、ちょっと時計がかかりそうな馬場なのもいいですし。
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |15:10 |
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2008年04月15日
三連単700万円の超波乱決着となった桜花賞の余韻いまだ覚めやらずのまま迎えた牡馬クラシック第一冠・皐月賞。今年は、その桜花賞以上の大混戦メンバーと言われています。皐月賞も大波乱決着となるのか、それとも人気どおりに堅く収まるのか?
(まず、人気を予想するところからして難しいですが……)
今のところ最有力候補と目されているのが、3歳世代唯一の重賞2勝馬マイネルチャールズ。年明けの京成杯と最重要ステップレースの弥生賞の優勝馬ですね。重賞2勝という実績もさることながら、この2レースがいずれも中山2000メートル芝、つまり皐月賞と同じ条件。さらに中山2000メートルは通算4戦3勝2着1回とほぼパーフェクトですから、これは頼もしいですね。レースぶりも行って良し・差して良しとセンス抜群。勝負に行ってのしぶとさ、根性も兼ね備えています。
また、強調したいポイントが父ブライアンズタイムという血統。BT産駒といえば、ナリタブライアンに始まり、サニーブライアン、ノーリーズン、昨年のヴィクトリーと、4頭の皐月賞馬を輩出。最大のライバルだったサンデーサイレンス産駒がいない今、最も大レースで勝負強い血統と言えますね。実のところ、この血統が今回一番のセールスポイントかもしれませんね。
弥生賞2着のブラックシェルは、昨年のホープフルSでもマイネルチャールズと0秒1差の好勝負。弥生賞では最後の脚が際立っていましたし、流れ一つで逆転が狙える好素材です。
鞍上には皐月賞3勝の天才・武豊。騎乗もこれで3度目ですから、完全に手の内に入れていることでしょうし、逆転の戦略が着々と練られているはずです。ただ、きさらぎ賞ではイレ込んで出遅れてしまい7着大敗。当日の気性面がカギとなりそうです。
中山で行われたもう一つのステップレース、スプリングSは本番より1ハロン短い1800メートルですが、ネオユニヴァース、ダイワメジャー、メイショウサムソンらがここをステップに本番も制覇しました。
今年のスプリングSを勝ったのはスマイルジャック。東京スポーツ杯3着、きさらぎ賞2着と惜敗が続いていましたが、ついに前走で重賞初勝利。この馬の良さはやはり、デビューしてからすべて3着より上の着順という堅実ぶり。混戦と言われているからこそ、どんな相手でも確実に走れるこの安定感は大きな武器になりそうです。
また、鞍上は桜花賞を勝ってノリノリの小牧太。ジョッキーのこの勢いも心強いですね。ただ、前走で本番仕様の仕上げをしたとのことで、反動が心配です。
共同通信杯の勝ち馬ショウナンアルバも人気を集める1頭です。レース前半で口を割ったりして、騎手と折り合っていたようには見えなかったのですが、それでもアッサリ3連勝で重賞V。このあたりが、この馬の性能の高さですね。
しかし、この気性の粗さが足かせにもなります。実際、前走のスプリングSではかなり引っ掛かってしまい、3走前に下したスマイルジャックに敗れ3着。本番でも折り合いが重要なポイントになります。
ほかにも、東スポ杯の勝ち馬で叩き2走目の一変に期待がかかるフサイチアソート、デイリー杯2着、共同通信杯2着、弥生賞3着と堅実さなら負けていないタケミカヅチなど、今年は関東馬優勢の下馬評です。
そんな中で一発気配がありそうな関西馬といえば、きさらぎ賞の勝ち馬レインボーペガサスです。ダートで勝利を挙げてきた馬ですが、父アグネスタキオン、母父デインヒルというバリバリの芝血統。その血に眠る芝適性をきさらぎ賞快勝で証明してみせました。
前走のスプリングSはペースが合わず末脚不発の7着に敗れましたが、同馬の素質を考えるとこれ1戦だけで見限れるものではありません。今度はクセを知り尽くした安藤勝己騎手に戻るのも好材料ですね。
あとの関西馬では、先行有利な中山2000メートルで魅力増すキャプテントゥーレ、クラシック本番に合わせてキッチリ復調してきたノットアローン&フローテーションの橋口厩舎2騎も不気味。また、時計がかかる勝負になれば、しぶとい末脚が持ち味のダンツウィニングが浮上してきそうです。
ここまでざっと有力候補を並べてみましたが、前評判、そこから予想される人気相場からすれば、やはり今年は関西馬が上位に来た方が荒れそうですね。う~む、今年は関西馬と関東馬がまるで逆転してしまったみたいです。
(しかし、SS産駒のいなクラシックは寂しいですな……)
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |17:57 |
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2008年04月14日
桜花賞、泣きました……。それはもう色んな意味で泣きました。
レジネッタの外強襲、 小牧太騎手のガッツポーズ、そして勝利インタビューでの男泣き。これまで競馬を見てきて、現場で取材もしてきましたが、あんなにカッコいいガッツポーズ、あんなに清々しい涙は久しぶりでした。これも、小牧騎手の人柄なのでしょう。思わずもらい泣きです。
僕の本命リトルアマポーラも大外からジリジリ伸びてきてはいましたが、それよりも「フトシ、差せ!」と思わず声が出てしまいました。馬券が外れたのなんて、もうどうだっていいです。小牧騎手がGIを勝って本当に良かった、良かった(涙)
レースは前半やや速いペースでしたが、中団より前につけていた馬がなだれ込む展開。後方待機勢には苦しい流れの中、小牧騎手の渾身のプッシュにレジネッタもよく応え、ゴール寸前で鮮やかな差し切り勝ちを決めました。
「この馬の良さは根性です」と、レース後のインタビューで答えていましたが、小牧騎手も根性の人。最後まで諦めずに追いまくる、そして馬もそれに応えて最後まで走りぬく……まさに人馬一体となった勝利だったと思います。
小牧騎手、厩舎スタッフのみなさんほか関係者の方々、本当におめでとうございました。
地方の先輩・安藤勝己騎手や、園田の後輩・岩田騎手がGIを勝って活躍している中、苦しい時期も過ごされてきたと思います。この桜花賞での勝利をきっかけに、さらなる大活躍を期待したいですね。今週の皐月賞もスマイルジャックとのコンビには注目です!
(宝塚に住んでいた時、園田競馬場にもよく遊びに行っていたので、園田出身騎手がひいきなんです。次は赤木高太郎騎手の番ですね!)
さて、僕に違う意味での涙を流させてくれたのは、リトルアマポーラと武幸四郎騎手。スタート一完歩目で、僕の馬券は紙くずになったことを覚悟しました。グスン。
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |02:33 |
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2008年04月12日
ついこないだ、いつもお世話になっているOノデラさんから「いよいよクラシック始まるね。今年は当ててよ~」と声を掛けられました。「任せてください! ビッシビシ当てますとも!」と、その時は威勢良く答えたんですが、今頃になってちょっとおかしいぞ、と思うようになったのです。
だって、「今年“は”」ですよ。「今年“も”」じゃなくて。えぇ、まあ、ここずっとGI当てていないので、「今年“は”」で正解なんですが……。
とにかく、桜花賞をバシッと的中させて今年のクラシック“も”最高のスタートを切ってやろうかと思っているのです!
××××××××××××××××××××××
<桜花賞>
◎リトルアマポーラ
○トールポピー
▲オディール
△エアパスカル
×レジネッタ
今年の桜花賞は大混戦だと言われています。重賞2勝馬がいないわけですから、ある意味その通りだとも思います。
ですが、今年の桜花賞は混戦ではありません。突き詰めれば「3強」だと思っていました。“いました”と過去形なのは、その一角ポルトフィーノが出走取り消してしまったからであって、つまりトールポピー、リトルアマポーラ、ポルトフィーノの3頭が抜けていると僕は思います。
ポルトフィーノが回避したため、「2強」となった桜花賞。本命にはリトルアマポーラを指名します。
この馬を本命に推すのは京成杯、クイーンCに続いて3回目。京成杯の時はちょっとした冒険だったのですが(2番人気でしたけど)、勝負どころでスムースさを欠きながらもマイネルチャールズから0秒2差。十分に能力の高さを証明した敗戦だったので、「この馬はクラシックで勝負になる」とこの時に思ったものです。
それが確信に変わったのはクイーンCでの圧勝。1頭だけレベルの違う脚を繰り出しました。あの脚は凄かったです、うん。
リトルアマポーラの良さは、なんといっても末脚の強烈さ。トールポピーも素晴らしい脚を持っていますが、こちらの方がより切れるという印象です。仕掛けてからの反応も速いですし、不利を受けない限りは脚を余して負けるということもないでしょう。
また、京成杯では一度は包まれて位置を悪くしながらも、ゴール前もう一度突っ込んできたように、勝負根性も◎。折り合い面も心配はいりませんし、阪神マイルコースは2戦2勝。桜花賞を勝てるだけの馬だと思います。
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |22:40 |
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