2008年03月31日

【編集部発】ドバイWC カーリンの強さを見て思う

 改めましてドバイワールドカップです。こちらで結果、動画見れます→ドバイワールドカップ結果・動画(JRA公式サイト)
 (今さらという声も聞こえてきそうですが、まあ、単にAFPニュースの写真が使いたいだけという……)

 何度見ても、カーリンの強さには腰が抜けそうになります。あのドバイミレニアムに匹敵するパフォーマンスだったのではないでしょうか。
 アメリカの競馬って「テンからガリガリ削りあって、力尽きた馬から脱落し、最後まで残った馬がまさに強い馬」というイメージを持っていたのですが、カーリンはまさに米国競馬をギュッと凝縮させたレースをこの大一番で見せてくれたと思います。米国競馬の誇りですね。
 このクラスの米国馬に、日本馬が勝てる日は来るのでしょうか?(日本のダートなら勝てる、というのはナシで) なんか、何十年たっても足もとにも及ばない気すら起こされました。。。

 今後はどこから復帰するのかは分かりませんが、ただ、ドバイで激走した米国馬って、その後の疲労とかダメージが抜け切らずスランプに陥る例も結構あったりするので、その辺が少し心配かも。でも、このまま無事に帰国し、またカーリンにはBCクラシックとかで世界最強のパフォーマンスを見せてほしいですね。

 そういえば、シーマクラシックは南アフリカのフジキセキ産駒、サンクラシークが優勝。日本産の種牡馬が海外GIを勝つなんて、すごい快挙です!
(今年は南アフリカの馬が大活躍でしたけど、南アフリカの競馬ってレベルが高いんですね。勉強になりました)
 これまで日本ではフジキセキ産駒というと、強いんだけどGIには届かないという印象でしたが、ここ最近はカネヒキリ、コイウタなどがGIを勝利し、世界レベルのGIでも優勝馬を輩出。そして、昨日は高松宮記念でワンツーでした。フジキセキ産駒、ついに覚醒かもしれません。
 しかし、恐るべきはサンデーサイレンスの血ですね。日本は世界でもトップクラスの父系を持っていることを誇りに思い、それを大事に育てていかなければならない、という使命を持っています。

 一方、日本馬は残念でした。特にヴァーミリアン。調教もよく動いていたようですし、陣営も手応えを感じていたはずだったのに、いざレースでは見せ場なし。う~ん、どうしてしまったんでしょうか?
(そういえば、一昨年の東海Sでも謎の大惨敗をやらかしたことがありましたけど、たまにまったく走る気を起こさなくなる馬なんでしょうか?)
 海外でレースに勝つのはもちろん難しいことなんですが、まずその馬の力を100パーセント発揮させることもすごく難しいんだということを、改めて思い知らされた結果だったと思います。また来年、そして来年こそ、ですね。

 しかし、いつも思っていることで、日本の競馬ファンの多くが思っていることだと思いますが、来年あたりからドバイWCには日本の芝トップホースが挑戦してほしいですよね。
 今年の勝ちタイムも2分00秒だったように、ドバイ、米国では完全にスピード争い。もちろん、軽い芝しか走れないタイプではダメだと思いますが、トゥザヴィクトリーがワールドC2着に粘りこんだように、例えばダイワメジャーのようなタイプが挑戦すれば、日本のダート専科の馬よりも絶対に勝負になると思うんですが……。

 カーリンの強さを目の当たりにした今こそ、シーマクラシックやデューティフリーを狙うのではなく、日本競馬が一丸となってワールドカップを勝つにはどうすればいいか?本気で考えて、対策を練るべきだと思います。それだけの価値があるレースだと、僕は思います。
 日本馬は日本で強いだけ……そんなのって、すごく寂しいですよね。

(スポーツナビ競馬担当A)

posted by スポーツナビ編集部 |15:10 | 海外競馬 | コメント(0) | トラックバック(1)
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