2008年03月03日

【編集部発】トールポピー、フサイチアソートがいよいよ登場……チューリップ賞&弥生賞

 今週は東西で4つも重賞がありますが、注目が集まるのはチューリップ賞と弥生賞。クラシックへ向けての最重要ステップレースです。
(こないだ金杯が終わったと思ったのに、もうこんな時期ですか……早いですねぇ)

 まずチューリップ賞。桜花賞と同じ阪神1600メートル芝で行われるだけに、出走する陣営には本番をにらむ上で大きな試金石となりますし、我々レースを見る側としては、桜花賞を占う重要なファクターとなります。

 このレースには昨年の2歳女王トールポピーがエントリーしてきました。角居厩舎の馬で、黄菊賞2着→阪神JF1着というローテーションもまったく同じ。ウオッカの再来を期待してしまいます。
 2歳女王を決めたレースは後方追走から豪快に伸びて勝ったわけですけど、あの末脚はお見事のひと言。これは強いなぁ、と唸らせられる内容でした。

 今回は約3カ月ぶりの実戦、さらに桜花賞を見据えての叩き台となるんでしょうが、調教は順調に積めているようですし、仕上がり自体に不安はなさそうです。切れる脚がないというか、エンジンのかかりが遅そうなタイプなところがやや心配ですが、2歳女王として好レースを期待したいですね。

 相手となるのは阪神JF1番人気で4着だったオディールが筆頭。阪神JFは正攻法の競馬で最後に差されてしまったわけですが、能力的にあの敗戦だけで見限れない馬です。1400メートルのファンタジーSが強かったので、ひょっとしたら距離に限界があるのかもしれませんが、ここでどう巻き返してくるのか注目ですね。


×××××××××××××××××××××××××

 一方、中山では皐月賞と同じ中山2000メートル芝で行われる弥生賞です。こちらもチューリップ賞同様に本番へ向けての重要レースなのですが、実は弥生賞を勝った馬って、皐月賞での成績があまり良くないんですよね。不思議です。
(改めてデータを見返すと、チューリップ賞馬も桜花賞を勝てていなくて、そう考えると、あんまり重要ステップレースにならないという恐ろしい矛盾が……)

 気を取り直して、登録メンバーで中心になりそうなのはまずマイネルチャールズ。ここまで5戦3勝2着1回。デビュー戦で4着に敗れて以降は、全レースで2着以内に来ている好成績です。
 今回と同じ中山2000メートル芝で行われた前々走のホープフルS、前走の京成杯がいずれも強い競馬で勝利。確実性から判断しても、ここは最有力なのではないでしょうか。弥生賞を勝利すれば、大混迷の3歳牡馬戦線でアタマ一つ抜け出せそうですね。

 あるいは、この馬が一気に今年の勢力図を決定付けてしまうかもしれません。それが、フサイチアソートです。東京スポーツ杯2歳Sの勝ち馬ですが、同レース4着のゴスホークケンがその後に朝日杯FSを勝って2歳王者になるなど、フサイチアソートが負かした馬たちがその後のレースで次々と活躍。そのために「東スポ杯のレベルは高い」と言われています。
 それだけに、フサイチアソートへの期待は相当なもの。2戦2勝と底を見せていませんし、弥生賞も快勝してしまうようだったら、大混戦から一気に一強へとなってしまうかもしれませんね。

 ほかにも、デイリー杯2歳S勝ち馬で朝日杯3着のキャプテントゥーレ、若駒S勝ち馬のアインラクス、東スポ杯2着のスズジュピター、京成杯2着のベンチャーナイン、きさらぎ賞7着から反撃を狙うブラックシェルなどなど、3歳牡馬勢の有力どころが顔をそろえました。
 大混戦、いや大混迷の3歳牡馬クラシック路線を解くカギは見つかるのでしょうか? 必見です。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

posted by スポーツナビ編集部 |22:28 | レース展望 | コメント(0) | トラックバック(2)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加