2007年12月02日
【編集部発】トールポピーはウオッカになれるか!?
第59回GI阪神ジュベナイルフィリーズはジャングルポケット産駒のトールポピーが快勝しました。レース結果は→こちら 大一番での快走。力強い末脚でしたし、見事な勝利だったと思います。まだスタートダッシュがつかないのか、池添騎手が意図的にそうしているのかは分かりませんが、今日のレースもあまりダッシュがつかないままに後方待機。そこからジワジワと番手を上げて、4コーナーは外を回して直線へ。そして、ゴール板まで474メートルのホームストレッチをいっぱいに使って一完歩、一完歩、パワフルに伸びてきました。 抜け出した後もまだまだ余裕がありましたし、馬体も「素晴らしいなぁ」とうならせる好馬体。さらなる成長が見込めそうですし、文句なしに来年春の牝馬クラシックのヒロイン候補でしょう。 また、角居厩舎からは昨年のウオッカに続いて2年連続の2歳女王が誕生。1勝馬で抽選クリア、黄菊賞2着からの戴冠もまるっきり同じでしたが、となると、やはり「トールポピーはウオッカのようになれるか!?」と期待は膨らむものです。 ただ、個人的な見解を言わせていただけるのなら、現時点でそこまで期待してしまうのはやはり酷かなぁ……と。誤解のないように言いますが、トールポピーは相当な素質な秘めた女の子です。ですが、ウオッカはまた別格。彼女のような超大物はそうそう出るものではありません。 馬場状態の違いもあるでしょうが、昨年と今年の阪神JFのラップを比較すると、昨年は前半4F46秒3で、今年は46秒2。今年の方が0秒1速かったわけですが、勝ちタイムは昨年の方が0秒7速い1分33秒1でした。 道中はほぼ同じようなペースで進みながら、昨年のラスト1Fが11秒9だったのに対し、今年は12秒7もかかっています。あくまで数字上の比較ですけど、現時点ではまだ、トールポピーはウオッカの域に達していないと思います。 まあ、ウオッカにしろ同タイム2着のアストンマーチャンにしろ、レベルが高すぎたとも言えるんですが……。昨年3着のルミナスハーバーに3馬身半も差をつけてのマッチレースでしたし、4着ローブデコルテがトールポピーと同じ走破タイム。改めて、このウオッカ、アストンマーチャンのハイレベルを思い知らされますよね。 とはいえ、先述しましたようにトールポピーもかなりの大物。トモがまだ甘いとのことですし、今後の成長が楽しみです。また、2着レーヴダムールは1戦1勝のキャリアとは思えない競馬でしたし、エイムアットビップも大きな手応えをつかんだ差しての3着。4着オディールもまだまだ反撃の余地はあるでしょう。当然のことながら、まだ表舞台には出ていない素質馬もたくさんいるはずです。来年の牝馬クラシック戦線が今から楽しみになってきました。 (素質馬といえば、エアグルーヴの仔で同じ角居厩舎のポルトフィーノは元気でやっているんでしょうか?) (スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |23:15 |
レース回顧 |
コメント(0) |
トラックバック(1)



