2007年12月01日

【編集部発】阪神JFは◎オディール

<阪神JFの印>
◎オディール
○レジネッタ
▲レーヴダムール
△ラルケット
×エフティマイア
注ヤマカツオーキッド

 橋口厩舎好きの僕としましては、やはり今年の阪神JFの本命はオディールです。もちろん、橋口厩舎だからというのがすべての理由ではなくて、前走のGIIIファンタジーSはかなり秀逸だったと思います。能力がなければできる勝ち方ではありません。
 スタートが上手で、スッと好位で折り合えるレースセンスの良さ。そこから繰り出す末脚はピリッと切れるというよりも、どこまでも伸びていく力強い脚。最後に坂が待ち受けていてパワーを要求される阪神コースにはピッタリだと思います。折り合い面から考えても、前走から1ハロン伸びるマイル戦も問題なくこなすでしょう。2002年の女王ピースオブワールドのような絶対的な強さを見せたわけではありませんが、レースに行っての確実性から見ても、今年の女王に一番近い位置にいるのはオディールだと断言します。

 また、先週栗東トレセンにジャパンカップ取材で行ったのですが、橋口調教師にオディールに関するお話も聞いてきました。
 やはり話題は母キュンティアまでさかのぼります。もともとキュンティアは橋口調教師がほれ込んでオーナーに購入を勧めた馬。ただし、競走馬として期待していたのではなく、繁殖牝馬として期待していたとのことでした。と言うのも、キュンティアはあのミエスクの姪で、キングマンボとはいとこ同士にあたる超良血馬なのです。
 しかし、いざ、競走馬を引退した後に繁殖入りしたものの、キュンティアは子宮炎に悩まされ、しばらく子供をつくることができませんでした。懸命な治療のもと、ようやく授かった初めての仔がオディールというわけです。
 「自分が見つけてきた馬だし、繁殖牝馬として期待をかけている馬だから思い入れが深いんだよ」と橋口調教師。キュンティア・オディール母仔のことを話すトレーナーの顔はいつも以上にニコニコでした。

 こういう話を直に聞いて、本命にしないわけにはいかないでしょう! もちろん、オディール自身については「気性的に抑えていく心配はない馬だし、追っていいタイプ。むしろ阪神の1600メートルは有利だよ」と、橋口調教師は太鼓判を押してくれました。
 キュンティアは1997年の阪神3歳牝馬S(現・阪神JF)で2着。このレースで母を超えるタイトル奪取を果たしてほしいものです。

 ちなみに、キュンティアの子宮炎の具合ですが、今はもう完全に治ったようで、オディール出産後はダンスインザダークの仔(1歳牝)、スペシャルウィークの仔(0歳牝)と順調に出産したとのことです。
 「オディールは見た目があんまり良くなかったんだけど、ダンスの仔は馬体がいいんだよ(笑)」とのことでした。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

posted by スポーツナビ編集部 |18:43 | レース予想 | コメント(0) | トラックバック(4)
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