2007年11月16日
明日17日はGIII東京スポーツ杯2歳Sです。この名前を聞くとワクワクするんですよね。僕と同じ気持ちでいらっしゃるファンの方も多いと思いますが、このレースは西のラジオNIKKEI杯2歳S(いまだに“たんぱ杯”と書いてしまいそうになりますが……)と同じくらいに、将来のスターを多く輩出してきたレース。来年のクラシック戦線を占う上でも、絶対に見逃せないレースなのです。明日のレースで、未来のスター候補生は誕生するのでしょうか?
(ちなみに、僕の一番思い出深い東スポ杯は1997年のキングヘイロー。あの勝ちっぷりには腰が抜けそうになりました)
まずは、いきなりスポーツナビの印からどうぞ!
<東京スポーツ杯2歳Sの印>
◎ダノンインスパイア
○ダンツキッスイ
▲ゴスホークケン
△スマイルジャック
×タケミカヅチ
注リアルヴィクトリー
重賞2着馬よりもオープン特別勝ち馬よりも、本命は新馬を勝っただけのキャリア1戦馬・ダノンインスパイアです。
デビュー戦はいきなりの出遅れスタートで早くも万事休すかと思われましたが、その後が非凡でした。徐々に番手を上げていくと、最後の直線では威力十分の末脚で差し切り勝ち。
時計は目立つものではなく、着差も半馬身ですから結構地味に映るんですが、僕はその秘められたセンス、潜在能力を見逃しませんよ。
また、このダノンインスパイアの血統がいい。ダービー馬の父アドマイヤベガに、秋華賞馬の母ブゼンキャンドル。しかも、この2頭はなんと同期なんですね~。
競馬ファンにはとても分かりやすい血統ですから、お父さんお母さんの現役時代を思い出しながら応援したくなりますし、ぜひこの両親のように切れ味抜群の末脚で勝負する馬に育ってほしいですよね。
今年の3歳クラシックをわかせた馬は、父がいずれも日本競馬を支えたクラシックホースでした。そのトレンドでいけば、アドマイヤベガ産駒でさらに母も秋華賞馬というダノンインスパイアも面白い好素材。1戦1勝で重賞に挑戦させるくらいですから、陣営の期待も相当なものでしょう。また、鞍上には藤田騎手と、これまた素晴らしいジョッキーを用意しました。勝負気配がプンプン匂ってきます。
<東京スポーツ杯2歳Sの買い目>
馬単 (1)→(10)(4)(9)(5)(2)
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |21:19 |
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2007年11月16日
第24回GIマイルチャンピオンシップの枠順が決定しました。出馬表は→こちら。
2コーナー奥からスタートしてしばらくバックストレッチを進み、外回りの緩やかなコーナーを回って最後の直線というマギレの生じにくいマイルコースですから、特に今年のこの並びでコレといった感想はないのですが、過去10年の連対馬の枠順を見ますと、1、2枠馬が全滅。1頭も連対していません。
今週から内柵が外へ移動してCコース使用となりますが、やはりこの時期の京都は馬場も使い込まれていますし、馬場コンディションの良い外を回ってきた馬が有利なのでしょうか。
で、今年のメンバーでのこの並びをジーッと見ていたら、ちょっと気になることが出てきました。それは……、
「あれ? 誰が逃げるんやろう?」
そろいもそろって差し・追い込みタイプばかり。ピリッとした逃げ馬が見当たらないのです。う~~ん。
予想の基本は(あくまで僕個人の場合ですが)、まず何が逃げるか、どのようなペースで行くか、それに競ってくる馬はいないか、2番手から誰が突付いていくのか、と言う具合に逃げ・先行馬の展開を予想するところから始まります。逃げ馬やペースを読み違えれば、その予想はアッサリと破綻してしまいますからね。
それで、もちろん今回も逃げ・先行のペースと展開を予想してみようかと思ったのですが……。
これまでのレースぶりと内目の枠を引いたことから、フサイチリシャールが逃げるんでしょうか? 鞍上にはペリエさんを起用してきましたし、ペリエさんなら思い切った逃げを打つかもしれません。
3歳ローレルゲレイロも先行するでしょうが、果たしてハナを主張するくらい行くかどうか。ただ、こちらも鞍上は時に思い切った手を打ってくる和田竜二騎手です。
逃げなら一時代を築いたローエングリンがいるじゃないか、という声もあるでしょうけど、週刊競馬ブックの調教師コメントを読みますと、どうも差しに徹する模様です。いや、でも武幸四郎騎手ならいきなり大逃げかますかも知れないですし。
ピカレスクコートも最近は中団からの競馬なんですよねぇ。
とか何とか迷っているうちに、誰も行かないならと“アノ馬”がハナを叩いてしまうかもしれないですね。
そうです、ダイワメジャーです。
昨年も2番手からの競馬で勝ちましたし、距離に不安があるわけではないですから、無理に脚をタメていく必要もありません。天皇賞(秋)がやや控えて悔いの残る不利を受けていますし、それだったらと、アンカツさんは思い切った戦法に出るかもしれません。
誰が逃げるのか? それによってどのようなペース、展開になるのか? 思わぬ命題にぶち当たってしまいましたが、これもまた競馬予想の魅力のひとつ。ここは、展開も含めてじっくり予想しなおそうかなと思います。
みなさんの展開予想、そして勝ち馬予想はどうでしょうか? コメント・トラックバックともに24時間受け付けております!
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |14:38 |
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2007年11月16日
週刊競馬ブックのマイルチャンピオンシップ過去10年の成績を見ていたら、恐ろしいことに気がついてしまいました。
すでにお気づきの方もたくさんいらっしゃることと思いますが、10年前の1997年にタイキシャトルが勝って以来、スワンSをステップレースに使った馬はただの1頭たりとも本番のマイルCSを勝っていないのです。
つまり、98年~昨年までスワンS組が9年間未勝利。それどころか、2着にすら入線していないのですから、これは恐ろしいデータですね。スワンS組には嫌なことこの上ないジンクスです。
では、なぜスワンS組はこうも本番で不振なのか、ちょっと考えてみました。
まず、2000年からの番組改編。スプリンターズSが12月から9月へと移行しました。これによってこの路線のローテーションも変わり、以前だったらスワンS→マイルCSと進んでくるはずの有力馬が、スプリンターズS→マイルCSと進むようになったのです。
うん、なんとなくもっともらしい理由ができました。しかし、であるなら、2000年以降はスプリンターズS組が連対しまくるはずですが、どうもそうではありません。番組変更によるローテーションの変化のほかにも別の理由がありそうです。
そこで考えられるのが、天皇賞(秋)の存在です。ここ日本では、と言いますか欧州でもそうだと思うのですが、1200メートル~マイルを勝つ馬よりも、マイル~2000メートルを勝つような馬に価値を見出す傾向があります。もちろん、種牡馬となった時にはマイルでの勝ち鞍しかないよりも、2000メートルでも勝っていた方がグーンと価値は上がるでしょう。
だから、強いマイラーは天皇賞(秋)を目指します。ここでさらに自身の価値を高めようというわけです。
(そういうわけで僕は、強いマイラー、中距離馬、2400メートル馬が勢ぞろいする2000メートル戦が大好きなのですが)
で、天皇賞(秋)を経て、本来の得意距離に戻ってきたマイラーたちが幅を利かせるわけですね。過去7年で連対馬14頭中5頭が天皇賞(秋)組と、最多の活躍です。
また、天皇賞(秋)組が強いわけは、戦ってきた相手のレベルが国内最強クラスであるということ。秋の盾は古馬の栄誉であり、一つの大目標レースなのですから、日本最強クラスがズラリ18頭そろいます。その中で好勝負してくるのですから、マイルCSでもいい勝負になるのは当たり前のことですね。
さらに、スピード優先のマイル戦といえども、GIクラスで勝ち負けしようと思ったら、最後に必要なのはさらなるスピード……ではなく、スタミナです。
スピードの絶対値で押し切れる6ハロン戦とは違い、マイル戦はどんなにスピードがあってもスタミナが切れたらそこで終わり。ゴールまでスピードを落とさずに踏ん張れるのは、スタミナがあってこそなのです。そこまでの勝負になってくると、やっぱり2000メートルでも走れる馬の方が強いということなのです。
(これは余談ですが、上のような持論を僕は持っているので、タイキシャトルやデュランダルは2000メートル戦でも絶対に好勝負になっていた、と今でも思っています)
そこへ行くと、1400メートル戦のスワンSというのは、言葉は悪いですが、ちょっと中途半端。本格的に強いマイラーが出てくるというわけでもなく、マイルでは距離が長いスプリンターズS組に人気が集まるというのが最近の傾向のように思います。当然、メンバーもやや落ちますし、その相手に勝ったからといってマイル路線最強を名乗れるわけでもありません。
また、上記したスピードとスタミナの点から言えば、7ハロンのGIIを勝つ能力とマイルのGIを勝つ能力はまったくの別物。よく「7ハロンのスペシャリスト」と言いますけど、この異名を頂戴した馬は確かに7ハロンはムチャクチャ強いですけど、だからといってスプリンターズSやマイルCSのようなGIも勝てるかというと、そうではなく、ちょっと特殊な馬たちが多かったように思います。
そうは言っても、スプリンターズS→マイルCSのローテで勝っている馬が現実にいるじゃないか、という声もあると思いますが、スプリンターズSとマイルCSを両方とも勝ったデュランダルは異能の傑出馬でして、もはや参考外。このローテで勝ったもう1頭はゼンノエルシドで、彼はスプリンターズSは10着と大敗してからの巻き返し。スプリント戦はまったく合わなかったということでしょう。
つまり常識的に考えて、スプリンターズS組を狙うなら力不足というよりも距離不足の内容で負けた組の中から。同じようにスワンS組でも、勝ち馬よりも7ハロンじゃちょっと短いような感じで負けた組を狙う方がいいかもしれませんね。
(ただ、先ほども言いましたが、メンバーのレベルは決して高くないので、いくら距離不足でもスワンSで負けてしまうような馬がマイルCSで鮮やかに巻き返すのは大変だと思いますが)
そもそも10年前のスワンS→マイルCS連勝したのも、90年代日本競馬の最強の1頭であるタイキシャトルですからね。
その観点でいくと、今年のスワンSの勝ち馬スーパーホーネットはどうなるのでしょうか? 確かにあの切れ味は素晴らしかったですし、7ハロンのスペシャリストというわけでもなくマイルでも強い勝ち方をしています。タイキシャトル以来のジンクスを破れるのでしょうか。
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |02:25 |
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