2007年11月06日
【編集部発】第32回エリザベス女王杯の展望
今週は女王決定戦・第32回GIエリザベス女王杯です。ここ数年は強い牝馬が何頭も出てきているおかげで、牝馬戦線がすごく面白いですよね。昨年は無敗の3歳馬だったカワカミプリンセスの参戦がレースを盛り上げましたが、今年はそれ以上にハイレベルな3歳勢が主役となりそうです。 1996年に3歳牝馬限定のGI秋華賞が新設されたことにより、古馬と3歳馬が「最強女王」の称号をかけて戦うレースへと生まれ変わったエリザベス女王杯。当初は年上の貫禄と経験からか、古馬が圧倒的に優位で、3歳馬では勝てないとされてきました。また、3歳馬にはキャリアの差のほかにも、秋華賞から中2週という厳しいローテーションも不利に働いていたようです。 ところが、2000年より秋華賞から中3週という日程に変更となると、これまでの古馬優性だった状況が変化。ローズバド(01年2着)、ファインモーション(02年1着)、アドマイヤグルーヴ(03年1着)、スティルインラブ(03年2着)と、3歳馬の活躍が目立つようになりました。 昨年も、降着にこそなりましたがカワカミプリンセスが1位入線し、2位入線で繰り上がり優勝となったフサイチパンドラも3歳馬。能力さえあれば、年齢は関係なくなっています。 この古馬vs3歳という世代間を越えた争いが見どころの一つとなっており、このレースで初めて古馬トップと3歳トップが激突するわけですが、今年も3歳馬が優勢でしょう。 仮に07年クラシック世代とでも言いましょうか、とにかくこの世代の牝馬は過去10年でも史上最強と断定していいくらいの超ハイレベル。そして、なんといっても、ダービー馬ウオッカ、二冠馬ダイワスカーレットの存在がとてつもなく大きいですね。 直接対決は2勝1敗でダイワスカーレットがリードしていますが、だからと言って勝負付けはもう終わっていると思っている競馬ファンはいないですよね? 前走の秋華賞はダイワスカーレットの完勝。しかし、直線の短い小回りコース、休み明けを1回使っていたなどダイワスカーレットに有利な面が多くありました。今回は、秋華賞と同じ京都コースでも末脚を存分に生かせる直線の長い外回りコース、さらに休み明けを叩いたことによりウオッカの出来が明らかに上向いているようです。 巷では「今度はウオッカ有利」の声が大きいでしょう。もちろん、ダイワスカーレット陣営とすれば、外回りの2200メートルでも完封して真の最強を示したいところ。また、それが十分に可能な馬です。 ウオッカvsダイワスカーレット――今年のエリザベス女王杯は、まずこの「2強決戦」と見て間違いないようです。 (スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |15:10 |
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