2007年10月26日
27日・土曜の京都メーンはGIIスワンS。来月18日のGIマイルチャンピオンシップへ向けての前哨戦。好メンバーが揃いました。
注目はここでも牝馬になりそうです。
まずは、GIスプリンターズSを快勝した3歳牝馬のアストンマーチャン。残念ながら香港スプリントへの遠征は回避することとなりましたが、その分、この日本でスピード全開の走りを見せてくれることでしょう。
今回はスプリンターズSから距離が200メートル延長して1400メートルでの戦い。過去2戦していずれも楽勝しており、スワンSと同じ淀1400メートル戦だった昨年のGIIIファンタジーSではなんと、1分20秒3という好タイムをマークしての勝利です。これは2歳牝馬の出せる時計ではありません。破格です。
と言うわけで、この距離も問題なく守備範囲。最後の直線も平坦ですから、急激に止まることもない京都コースは、アストンマーチャンにとって絶好ではないでしょうか。
そしてもう1頭の注目馬が、古馬牝馬代表のスイープトウショウです。目標をエリザベス女王杯においており、本来ならば3週前のGII京都大賞典で復帰する予定でしたが、気難しさが出て最終追い切りが出来ず、やむなく回避。なんともスイープトウショウらしいですね。年齢こそ6歳だから、馬の世界では立派な大人の女性ですが、「競馬界のエリカ様」と言えば、この馬しかいないです。
今回は無事に出走となったわけですが、1400メートルは3歳の紅梅S以来ですから、実に3年9カ月ぶり。ただ、この距離は3戦3勝ですし、マイルでも強い競馬をしてきた女傑。マイルとは違う7ハロン戦特有の速い流れに戸惑うかもしれませんが、自慢の豪脚でねじ伏せてしまうかも。そんな魅力が彼女にはあります。
では、このどちらかが本命?かと言うと、実は違うんですね。スポーツナビの本命は5歳牡馬のペールギュントです!
前走のスプリンターズSは末脚不発の10着でしたが、これは雨の不良馬場と思いのほか減ってしまった馬体に敗因があると思います。重馬場だった今年のGI高松宮記念で2着には来ましたが、本来は良馬場でこそのタイプ。京都はGIIデイリー杯2歳Sを含む3勝を挙げている得意コースですし、一変があるとしたらココ。あとは、予報どおり、雨が降らないのを祈るだけです。
<スワンSの印>
◎ペールギュント
○スイープトウショウ
▲ドラゴンウェルズ
△アストンマーチャン
×スーパーホーネット
注ギャラントアロー(←個人的な好みで言うと、この馬本命なんですが)
<馬単>
(16)→(2)(13)(6)(12)(7)
東京ではジャパンカップダートへ向けた一戦、GIII武蔵野Sが行われます。こちらも大一番をにらんでの前哨戦とあって、なかなかの好メンバーが揃いました。
人気はワイルドワンダーが断然だと思いますが、僕が狙いたいのは3歳のロングプライド。ここ2走は末脚不発で1番人気を裏切る3着続きですが、この馬の持ち味を存分に生かせる直線の長い東京なら……という期待です。
同じ3歳馬で関東にはGIIIシリウスSで古馬を一蹴したドラゴンファイヤーがいますが、ロングプライドにもここで勝ってもらって、JCダートを盛り上げてほしいものです。
<武蔵野Sの印>
◎ロングプライド
○ワイルドワンダー
▲ビッググラス
△フィールドルージュ
×シーキングザベスト
注トーセンブライト
<馬単>
(8)→(10)(1)(5)(11)(3)
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |23:37 |
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2007年10月26日
金曜日16時30分現在、東京は雨です。
YAHOO!天気の週間予報をチェックしますと、日曜まで雨が降るみたいですね。天気、またそれに伴う馬場の変化というものは、競馬の勝ち負けを大きく左右する重要なファクター。自然のことですから案外、明日になったら雨が上がったり、日曜は快晴の良馬場になるかも知れませんが、ここは雨となった場合の天皇賞(秋)を考えても損はないと思います。
今年の雨のGIとしてすぐに思い出されるのが、宝塚記念です。僕は実際に阪神競馬場に取材に行きましたし、レース写真も撮っていたのでよく覚えているのですが、結構な雨でした。
このレースを勝ったのが、アドマイヤムーンです。切れ味身上な馬だけに雨馬場はどうなのかな?と思っていましたが、問題ありませんでしたね。記録として残っている馬場状態は「やや重」。これくらいの悪化なら切れ味は鈍らないということでしょう。
ですが、さすがに宝塚記念以上にひどい重となった場合、やはり末脚は鈍るのではと思います。雨もこなすけど良馬場の方がいいタイプ、であることは間違いないでしょう。
同レース2着だったメイショウサムソンも強い競馬をしていました。また、ダービーの時もやや重馬場だったのですが、問題なくこなしています。もともと、素軽さというよりも重厚なパワータイプのイメージがあるので、重馬場もそれほど苦にするとは思えません。
ただ、やや重だったダービー、宝塚記念は好レースでしたが、過去の戦績を見ると、重馬場だった2歳時の萩Sで4着でした。フサイチリシャール、ドリームパスポート、ロジックと、今思えば相手も超強力だったのですが、勝ったフサイチリシャールから0秒9差の完敗。2年前のまだ幼い頃の戦績とはいえ、ちょっと気にはなりますね。
ですが、基本的に雨は大丈夫と見ていいのではないでしょうか。
3強の一角、ダイワメジャーですが、やや重以上の悪い馬場だと勝った実績がありません。昨年の中山記念は重馬場で2着ですが、勝ったバランスオブゲームに5馬身も離された完敗でした。
メイショウサムソンのようにしぶとい脚を使って勝つタイプですが、こちらはスピードの持続性で勝負するタイプ。ですから、スピードが殺される重馬場は不得手なのかもしれませんね。2年連続の秋優勝へ、良馬場は必要条件となってきそうです。
3強以外のお伏兵陣から、重歓迎のタイプを探してみました。
まず、何と言ってもシャドウゲイトですね。重馬場だった今年の中山金杯で7馬身差の圧勝劇。あのインパクトが強いですし、勝ち時計が2分4秒だったやや重のシンガポール航空国際C(グランジ競馬場)でも快勝。重は大歓迎でしょう。
そのシンガポールで今年2着、さらに時計のかかる重馬場(勝ち時計が2分6秒5)だった昨年の同レースで優勝したコスモバルクも、重はいいタイプでしょう。
3強に次ぐ実力馬の評価を受けているポップロックも、雨は歓迎のタイプです。やや重~不良馬場での成績が[3123]と抜群。もともと2000メートルはやや短い上に、瞬発力勝負、時計勝負になると分が悪いと見られているだけに、このまま雨が降り続けてほしい1頭でしょうね。
穴っぽいところからは、やや重のエプソムCで強かったエイシンデピュティが雨得意のタイプ。重馬場の大阪杯を勝利しているカンパニーも晴れ雨兼用でしょう。
逆にローゼンクロイツは雨だと……。橋口調教師の「雨はちょっとなぁ」という渋い表情が浮かんでしまいます。
関東の上がり馬チョウサンも、毎日王冠での瞬発力を思うとパンパンの良馬場がほしいところですね。
もちろん、観戦するファンの立場からしても、快晴のお天気もと絶好の良馬場でレースが行われることが一番ですし、ほとんどの馬が晴れの良馬場を望んでいることでしょう。しかし、中には雨がどうしても降ってほしい陣営もあります。この週末の雨が、今年の天皇賞(秋)にどのような影響をもたらすのでしょうか。
(スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |17:53 |
レース展望 |
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