2007年10月18日
【編集部発】菊花賞枠順決定、カギは8枠に
第68回菊花賞の枠順が決定しました。 ザッと見て気になるのは、やはり8枠3頭です。16番からドリームジャーニー、ホクトスルタン、ヴィクトリーと有力馬が並んでいます。 菊花賞の8枠というのは、過去5年で見ても昨年のソングオブウインド、2004年のデルタブルースが大外18番枠から勝っていますし、さらにさかのぼれば1996年ダンスインザダーク、1991年レオダーバン、1988年スーパークリークなどが8枠から勝利しています。ですので、一概に即消しとは言えません。 ですが、その一方で2003年のネオユニヴァース、1998年スペシャルウィークのように、8枠スタートから外を回されっぱなしだったために敗れているケースもあります。8枠は紙一重の枠と言っていいでしょう。 さて今年の8枠3頭。まずヴィクトリーですが、これの取捨が難しい。と言うのも、皐月賞は17番からスイスイと競馬をして優勝。ところが同じ17番からのスタートとなったダービーでは引っ掛かって大敗。つまり、周りに他馬がいないために、誰にも邪魔されることなくマイペースでスイスイ走れる枠とも言えますし、気分良く走りすぎて逆に引っ掛かってしまう枠とも言えます。 今回は吉と出るのか、凶とでるのか? 個人的見解から言わせてもらいますと、これは意外に吉と出るのでは……という気がしてきました。夏を越して精神面に大きな成長があるようですし、それならば他馬に囲まれて窮屈な競馬をするよりも、大外から好きなように競馬をした方がスケールの大きいヴィクトリーの能力を全開できるでのではと思うからです。狙うは皐月賞の再現ですね。(と期待しつつも、岩田騎手が抑えきれずに大暴走しちゃうシーンも十分目に浮かぶわけですが……) 逆に、ホクトスルタンはちょっと嫌な枠じゃないかなと思います。やはりマイペースで先手を取りたいタイプ。ですが、淀3000メートルはスタートしてすぐにコーナーがありますし、よほど好発を決めないと、前目のいい位置を確保するまでに外・外を回らされて余計な脚を使わされる可能性があります。と言って、今さら中団からの競馬では持ち味が出ないでしょう。 ポイントは、1周目のホームストレッチに入ったとき、どの位置で、またどれくらいのラップを刻んでいるか。過去10年の菊花賞でパーフェクト連対を記録している名手・横山典騎手の手綱に注目ですね。 16番のドリームジャーニーはどうでしょうか。どうせ後ろから行くから何番に入っても、去年のソングオブウインドみたいに道中タメにタメて直線で爆発させるだけ。単純に考えればそうなんですが、ベッラレイアの例もあるように後方一気は余程能力が抜けていないとそう簡単には決まりません。真ん中より内枠だったら中団からの競馬も十分できたわけであって、8枠に入ったからにはもう後方一気という選択肢しか残されていないということでもあります。 策士・ユタカ騎手のことですから、色々と練っていたとは思います。ですので、やはりこの8枠はちょっと不利なのかなぁという印象です。 (それにしても、ユタカ騎手って菊花賞になると外枠に入ること多いですよねぇ?) いずれにしても、8枠3頭とそれぞれに騎乗する名手3人の序盤の駆け引きには要注目です。この3頭の出方次第で、今年の菊花賞はガラリと展開が一変するでしょう。 (スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |16:14 |
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