2007年10月16日
【編集部発】第68回菊花賞の展望
先週の秋華賞とは一転して、今年の菊花賞は大混戦模様となっています。日本ダービーを牝馬のウオッカに勝たれてしまい、皐月賞馬ヴィクトリーはそのダービーで惨敗。牡馬の主役として君臨するはずだったフサイチホウオーもダービーで失速し、前走の菊花賞トライアル・神戸新聞杯ではさらにひどい敗戦を喫してしまいました。 確固たる中心馬が不在で、秋華賞とはまた違った意味で頭を悩ませる菊花賞となっています。 その中で、一躍主役として躍り出た感のある馬が、関東のロックドゥカンブ。今年3月にデビューしてから前々走のラジオNIKKEI賞、前走のセントライト記念の重賞2つを含む無傷の4連勝です。 これまでのレースぶりから判断すると、切れる脚というよりも、とにかくバテない粘り強い脚が特徴的なタイプ。追い比べでとにかく勝負強い。メイショウサムソンのような感じと言えば、分かりやすいでしょうか。 南半球のニュージーランドの生産で9月生まれのため、日本の同期たちとは約半年遅い生まれで、その辺の他馬との成長力が鍵。斤量55キロでライバルたちより2キロ軽いハンデをもらっているとは言え、半年分の成長は大きな不利にはなりますが、今の勢いがあれば5連勝で頂点も決して大きな夢ではないと思います。 本来主役を張らなければならない春クラシック組ですが、前哨戦の神戸新聞杯を後方一気の追い込みで勝ったドリームジャーニーが再び脚光を浴び始めました。もともと2歳チャンピオンでしたが、皐月賞・ダービーではイマイチ弾けきれない成績で地味な存在に。ですが、鞍上を武豊騎手にスイッチして臨んだ前走で、見事に復活を遂げました。 父ステイゴールド譲りの小さな馬体から繰り出す脚は、父以上の鋭さです。血統的にも距離は心配なさそうですし、自分の競馬に徹すれば再び世代トップを奪回することも可能でしょう。ただ、やはり展開に左右される面が大きいと思うので、先週のベッラレイアと同じような負けパターンもあるかと。 ドリームジャーニーの復活も目を引きましたが、個人的にはヴィクトリーにより目を奪われました。神戸新聞杯も決してスムースなレースではなかったと思いますし、あの引っかかり方なら直線アラアラかなと思っていたら、しぶとく粘って3着確保。やはり能力はあります。 1週前追い切りが坂路ではなく下のコースで「普通」にやれたというのも、僕は密かに驚きましたし、これは大きな成長の証しです。このひと夏の気性面の成長と1回使ったことで落ち着きが出ていれば、二冠も視野に入ってくるでしょう。とにかく、この馬は落ち着いてスムースに競馬ができるかでしょう。 さて、問題なのがフサイチホウオー。ダービーはレース前からのイレ込みが敗因として、前走は何だったんでしょうね? 中間の稽古が軽くて体ができていなかったのでしょうか? その辺、誰か詳しい情報があれば提供お願いします。 前走の大敗があるので、この中間はハードトレを敢行してきているでしょうし、とにかく能力は高いんですから、まともに走れば勝ち負けになる馬です。2歳のころからアンカツさんが言っている「もう1段のギア」は菊花賞で出せるのでしょうか。こちらもヴィクトリー同様、精神面が大きな課題でしょうね。 あと、アサクサキングス、サンツェッペリンなどの先行勢も不気味で、アルナスライン、ホクトスルタンといった上がり馬も気になる。うーん。とにかく何が勝っても驚けない大混戦です。 みなさんの現時点での菊花賞展望もぜひお聞かせください。トラックバック・コメントともに随時受け付けております。 (スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |19:48 |
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