2007年12月10日
【編集部発】ゴスホークケンの可能性
朝日杯FSは外国産馬のゴスホークケンが快勝しました。朝日杯結果は→こちら。 いやあ、恐れ入りました。圧倒的でしたね。土曜に更新した予想の最後で僕は「グラスワンダーみたいな怪物クンを見たい」と書きましたが、ひょっとするとゴスホークケンはかなりの大物のような気がしてきました。 というのも、それくらい朝日杯のレース内容が素晴らしかったと思うのです。勝ちタイム1分33秒5はレコードに0秒1差と迫る好タイム。もちろん、タイムが速い=強い、というわけではありませんが、今週の中山は良馬場なのになぜか時計がかかっていました。その中での好タイムなのですから、これは評価ができます。 しかも、自らがハナを切ってハイペースをつくり、上がり3Fもメンバー中で最速。テン良し・中良し・終い良しという、まさに競走馬にとって理想の競馬をしてみせたわけです。2着馬につけた2馬身半差も、決定的な差と言っていいです。 さらにですよ、このレースは上位4着が抜けてしまい、5着スズジュピター以下は最後の直線でついていけなくなったわけですが、それはなぜか? 差し馬に有利なはずのハイペースなのに、なぜ中団・後方待機勢は逆にバテてしまったのか。 推理するに、後続勢はゴスホークケンのペースに引っ張られてジリジリと脚を使い、勝負どころの3~4コーナーでも前団を捕まえに行かなければならないから脚を使う。そうする内に中山名物の最後の急坂をクリアしてなお伸びるるくらいの脚がすでになくなっていた。要するにゴスホークケンが作ったペースは、絶妙すぎるくらい絶妙なハイペースで、後続勢はなし崩し的に脚を使わされたということでしょう。先行好位勢も特に良く伸びているわけではないのですが、位置取りで楽をした分、つまり3~4コーナーで脚を使いすぎなかった分、上位に来れたのだと思います。 ハイペースだからこそ先行勢が残るという不思議な結果は、結構あったりするものなんです。 レース後のインタビューで勝浦騎手は「特にハイペースとは感じなかった」と言っていましたが、自然とこのペースを作れるわけですから、相当高い心肺機能と身体能力を持った馬です。そこは勝浦騎手も「どこがすごいというのではなく、全体的に素晴らしい馬」と言っていましたね。 1800メートルの東スポ杯で伸びあぐねましたし、朝日杯の結果と血統からもマイルくらいが一番競馬がしやすいかもしれませんが、競馬の仕方ひとつ、息の入れ方ひとつで皐月賞が行われる中山2000メートルならばこなせるのではないでしょうか。 さすがにグラスワンダー級とまでは言えないかもしれませんし、来週のラジオNIKKEI杯や来年初めにどんな大物が出てくるか分かりません。ですが、ゴスホークケンがかなりの逸材であることは確か。来春のクラシック戦線が今から楽しみですね。 (スポーツナビ競馬担当A)
posted by スポーツナビ編集部 |03:02 |
レース回顧 |
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