2007年10月29日

【編集部発】メイショウサムソン圧勝! 武豊ファンタスティック!!

 第136回天皇賞(秋) 、メイショウサムソン圧勝でしたね。
 いやあ、強かった。そして、武豊騎手が巧かった。全16頭で一番というくらいの好スタートから、好位4番手のインを追走。そのまま最短距離を進み、最後の直線は馬場のいいところに突っ込んで、後は真一文字の伸び。これ以上ない!ってくらい、とてつもなく美しい勝ち方でした。

 すごくスマートな騎乗だったので、特に何も感じない方もいらっしゃったかも知れませんが、僕の目にはファンタスティックに映ったユタカ騎手の騎乗。
 最近はサンデーサイレンス産駒の特徴を生かすためもあって、後方からの競馬が目立っていたかと思います。とりわけ注目を集めるビッグレースではSS産駒によく乗っていたので、「ユタカ騎手=後方」から、とイメージしていたファンも多くなっていたでしょう。
 しかし、お忘れかもしれませんが、ユタカ騎手といえばスタートが抜群に上手いことが大きな特徴の一つ。当たり前のように好スタートを切り、当たり前のように好ポジションを取り、当たり前のように勝つ。それこそが武豊だと思っていますので、今回の天皇賞(秋)の騎乗はまさに「武豊」が凝縮されたものでした。僕が個人的にユタカびいきというのもあるんですが、あまりの美しさに何度も何度もビデオを見返してしまいましたよ。
 (後方からいくユタカ騎手も大好きですよ。スペシャルウィークやディープインパクトなどは、ユタカ騎手のあの騎乗じゃないと御せないと思いますし)

 もちろん、メイショウサムソンも立派でした。いくらユタカ騎手が上手に乗ろうとも、最後に突き放す脚を繰り出したのはメイショウサムソン自身なのですから、文句なしの強さです。
 直線の外で降着があるくらいゴチャつきがあり、ダイワメジャー、アドマイヤムーンなどはまともに被害をこうむったわけですが、仮に、あの不利がなかったとしても、今回のメイショウサムソンを倒すことはできなかったのではないでしょうか。つまり、10回同じメンバーでレースをやったとしても8、9回はメイショウサムソンが勝つ、それくらい強かったと思います。

 で、我が本命ポップロックですが、2コーナーでマツリダゴッホに前をカットされてしまう不利もあって、道中のポジションを悪くしてしまいましたが、最後は良く伸びて4着。惜しむらくは2コーナー、「マツリダゴッホと蛯名のヤロ~」と言いたいところですけど、ペリエ騎手も語っているように結局のところ、やっぱり距離が短かったということでしょう。
 それだけに、雨で馬場が悪くなって時計のかかる勝負なら……と思っていたのですが、馬場の回復が思っていたよりも早く、時計も想像以上に速かった。つまり、僕の読みが完全に甘かったということです。無念。
 でも、ポップロックは良く走ってくれました。悪くない競馬でしたし、ジャパンカップではさらに上の着順も期待できそうです。

 さて、アドマイヤムーンとダイワメジャーですが、これらの馬を語るには、今回の天皇賞(秋)を襲った「事件」に触れないわけにはいけません。これのために、メイショウサムソンの見事な勝利の一方で、後味の悪さも残りました。
 何のことかと言うと、もちろんエイシンデピュティが降着となった直線の斜行のことですが、長くなりそうなので、それはまた次回に。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

posted by スポーツナビ編集部 |01:56 | レース回顧 | コメント(0) | トラックバック(1)
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