2007年10月15日

【編集部発】ウオッカ、ベッラレイアの敗因を考える

 終わったレースのことをまだ書いてるんかい、と思われそうですが、終わったレースをしっかり分析するのは、次回のレースの勝敗予想のためにも大事。菊花賞のことはまた明日からというわけで、秋華賞1番人気ながら3着に終わったウオッカと、3番人気4着だったベッラレイアの敗因を考えてみたいと思います。

 まず、ウオッカの位置取りが思ったよりも後ろでした。もう少し前で競馬ができる馬なので、これは意外でしたが、懸念されていた折り合いに専念した結果、あの位置になったのでしょう。もうちょっと前につけようと思って手綱を緩めた瞬間にガツンと引っ掛かってしまう恐れもありますから。
 で、問題の折り合いは大丈夫だった思います。ウオッカはよく我慢していました。宝塚記念のことを考えると、これは大きな収穫ではないでしょうか。いくらウオッカといえども、やはり古馬トップと互角に渡り合うには折り合いは重要です。その点で、次走(ジャパンカップ?)へ向けて、とても明るい材料だったと思います。

 ただ、結果3着というのはウオッカの能力を考えると物足りないと言えばその通りですが、ペースの緩さと小回りコースが本質的に合わないこと、そして、やっぱり休み明けの影響があったかなという印象です。直線に入ってグイッと伸びてきた時にはまとめて差し切るかという勢いでしたが、最後の最後で脚色がダイワスカーレットと同じになってしまいました。この伸び切れそうで伸び切れなかったあたりが、久々の影響だったのでしょう。
 ですが、先述したように、次走へ大きな期待を持てる敗戦であったとも思います。

 さて、ベッラレイアです。あの負け方にいろいろ批判も渦巻いているようですが、僕としてはベッラレイアと武豊騎手に対する不満・批判は一切ありません。ああいう負け方もあるだろうと想定済みで、ベッラレイア1着固定馬券を買いましたから。もちろん、負けて悔いなしではありませんが、不満があるとすれば、それはベッラレイアと武豊騎手にではなく、だらしがなかった先行勢にです。

 ユタカ騎手のコメントを読みますと、1コーナーまでの折り合いにずいぶん苦労したみたいですし、もし何も考えずに馬の行く気に任せていたら、最後失速して10着もなかったでしょう。後方でタメれば最後にいい脚を使う馬ですから、結果、あの位置で折り合いをつけることになりましたが、ウオッカ同様にこの馬にとってもペースが遅すぎました。
 直線の長い東京や京都外回りならペースの緩急はそれほど影響ないかもしれませんが、やっぱり京都内回りでベッラレイアのようなタイプがウオッカやダイワスカーレットをまとめて負かそうと思ったらペースの助けは必要。今回は勝負運がベッラレイアになかったと結論しています。
 次走はエリザベス女王杯になる予定。今度は自慢の末脚を思いっきり発揮できる直線の長い京都外回りですし、秋華賞の分まで借りを返してほしいですね。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

posted by スポーツナビ編集部 |20:51 | レース回顧 | コメント(0) | トラックバック(0)
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