2008年05月11日

【編集部発】ディープスカイ強い! ダービーでも期待大ですね

ディープスカイ

 NHKマイルカップ。オッズの上では混戦でしたが、終わってみれば1番人気になったディープスカイの快勝、いいえ、文句なしの完勝。それにしても強い競馬でした。

 馬場がやや重まで回復したのも良かったと思いますし、ただ1頭、上がり33秒台に突入した最後の爆発力は素晴らしいのひと言。また、冷静にギリギリ馬場のいい四分どころへ迷わず突っ込んだ四位騎手の判断力も光りましたね。

 さて、この後はどうやらダービーが有力の模様。オーナーと相談して、とのことでしたが、昆調教師の口ぶりだと、このまま順調ならば間違いなくダービー出走でしょう。誰が見ても期待できる豪快勝ちっぷりでしたし、四位騎手によれば「折り合いに不安のない馬」とのこと。検量室前で振り落とされてしまったのはご愛嬌として、昨年のウオッカに続くダービー連覇へ大きな手応えをつかんでいるのではないでしょうか。

 皐月賞馬キャプテントゥーレは骨折で戦線離脱してしまいましたし、その前から今年の3歳牡馬路線は本命なき大混戦と言われてきました。その中で毎日杯、NHKマイルカップとインパクト大の内容で連勝。また、毎日杯で子供扱いしたアドマイヤコマンドが青葉賞を快勝していることから比較しても、これはディープスカイが最有力候補に一気にのし上がってきたと言って過言ではありません。
 きょうの一戦を機に、ダービーは『ディープスカイvs.皐月賞上位組vs.アドマイヤコマンド』という図式にガラリと変貌したようです。

 ところで我が本命ファリダットですが、直線で思ったような伸びが見られずジリジリと5着。各馬が外へ殺到して、直線入り口でゴチャついた感じがありましたが、ディープスカイのように反応が良ければ一気に突き抜けられたのに、モタモタしてしまいました。
 馬場の影響があったのか、これが現状の力なのか……。ただ、お母さんのビリーヴも本格化したのは古馬になってから。持っている素質は間違いなく素晴らしいと思うので、今後の成長に期待したいですね。
(ダノンゴーゴーもドリームシグナルも買っていたのに……、くそ~)

※こちらもどうぞ
■スポーツナビ 春のGI特集

(スポーツナビ競馬担当)
 


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2008年05月10日

【編集部発】NHKマイルCは◎ファリダット!

 天気、微妙ですね。あす日曜の東京は雨のち曇り。時間の経過とともに降水確率は低くなっていくみたいですが、きょうの雨と合わせて重馬場決戦は避けられない様子。その辺を考えながら予想を……といきたいところですが、なんせキャリアの浅い3歳馬ですから、「雨ならこの馬!」「逆にこの馬は雨なら一銭もいらない!」ってのは、決め付けられないんですよね。
 というわけで、雨・重馬場が得意か不得意かはそれこそ“予想”の範囲を超えませんが、以下のような結論です。

×××××××××××××××××××××××

<NHKマイルC>
◎ファリダット
○ダノンゴーゴー
▲ドリームシグナル
△レッツゴーキリシマ
×ブラックシェル
注サダムイダテン

 ビリーヴが大好きだった僕としては、もうファリダットを買わずにはいられません。クラシック路線を目標に2000メートル前後を使っていたときは「あれ?」という競馬が続いていたんですが、距離を短縮してついに素質爆発です。やはり、母の血。この馬は短い距離でこそだったのでしょう。
 そのお母さん、ビリーヴは1200メートルでしか勝ったことのない生粋のスプリンターでしたが、息子ファリダットは新馬戦のマイルを強い競馬でちぎっていますし、前走の千四マーガレットSも一瞬で突き抜けました。また、千八で3着に負けているとはいえ0秒1差。お母さんよりも距離の融通は利きそうです。府中のマイルは十分に適性があるでしょう。

 そして肝心の道悪ですが、新馬戦やマーガレットSのような瞬発力を見せられると、パンパンの良馬場の方が向いているように思えます。しかし、父はあのキングマンボ。同馬の産駒はエルコンドルパサーしかり、キングカメハメハしかり、道悪をものともしないパワーを発揮しました。この偉大なる父の血が流れているのですから、案外と道悪は平気でこなしてしまう、いや、むしろ味方につけてしまう可能性だってあるのではないでしょうか。
 緑に映える馬場のど真ん中を、雨を切り裂いて真一文字に伸びてくるファリダット……そんなシーンを今から妄想しているのです。

 さらにその後ろから、脚をタメにタメたダノンゴーゴーが突っ込んできたら、僕の馬券的には鼻血もの。千二の差し馬と思われているかもしれませんが、彼の末脚の破壊力は府中向き。マイル戦だってそう負けてはいませんから、道中最後方くらいの気持ちで脚をタメて、最後の直線で爆発させてほしいですね。今の時期の同じ3歳同士なら、距離適性の差はそう大きく出るものではありません。

 一発の期待はドリームシグナルレッツゴーキリシマブラックシェルの皐月賞組。プリンシパルSでベンチャーナインが勝ちましたが、なんだかんだでクラシック組は同世代の中では強いですよ。
 レッツゴーキリシマは時計のかかる馬場は歓迎でしょうし、ブラックシェルは中山よりも広い府中が合いそう+クロフネ産駒で距離短縮もOK。ドリームシグナルも距離短縮が絶好ですし、父アグネスデジタルは雨の天皇賞・秋でテイエムオペラオーを撃破していますから、その血が騒げば雨も問題ないでしょう。

 そして、特注がサダムイダテン。レース間隔をあけ、距離もマイルになり、ここらで激変しないでしょうか? 新馬、ラジオNIKKEI杯で見せた脚よ、もう一度!

(スポーツナビ競馬担当A)
 

posted by スポーツナビ編集部 | 20:49 | レース予想 | コメント(1) | トラックバック(9)
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2008年05月09日

【編集部発】東西ダービーTR、本命はこの馬!

 今週はNHKマイルカップ、の前にダービー最終便とも言うべき2つのトライアルレースが土曜の東西メーンで行われます。これが終われば、いよいよダービー。最近の傾向としてNHKマイルカップからダービーへ向かうローテーションの馬も増えてきましたし、土日のメーンレースはダービーを見据える上でも見逃せませんね。

 しかし、ここで問題なのは京都新聞杯、プリンシパルSともにメンバーが……。皐月賞組が少ないというのもあるんですが、ちょっと、う~んと(別の意味で)唸ってしまうメンバーになってしまいました。特に京都新聞杯は、これでGIIっていいんでしょうか?
 ただ、横一線ということはそれだけ各馬にダービー出走のチャンスが大きいということ。皐月賞組もびっくりするくらいのハイレベルではありませんから、案外、この中からダービー馬が出てくるなんてことも?

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<京都新聞杯>
◎ロードアリエス
○ブラストダッシュ
▲フィッツロイ
△ポーラーライツ
×マイネルローゼン
注ホワイトピルグリム

 前走500万下を勝った馬が人気になりそうですが、このメンバーなら1勝馬でもそう差はないでしょう。そこで本命に指名したのが、2戦1勝のロードアリエス。いまいち爆発しないシンボリクリスエス産駒ですが、母は地方交流重賞2勝のレディバラード。シングスピールなどにつながる名牝系の生まれですし、素質は高そうです。
 お母さんがダートで活躍した馬で、シンボリクリスエス産駒のちょっと甘い印象のある末脚からすると、現状ではパンパンの良馬場は厳しそうですが、あすは雨。時計のかかる勝負になればグンと浮上するのではないでしょうか。
 また、デビュー3戦目、芝のレース自体も2走目ですから上積みは十分。そして、京都新聞杯で3頭の勝ち馬を出している藤原英厩舎。一発やってくれるんじゃないかと期待しているんです。

 面白そうなのが、フィッツロイ。母アンデスレディーですから、佐々木昌三厩舎ゆかりの血統です。3つ上の兄インティライミはここを勝って、ダービーも2着でしたし、弟も兄に続く快走を見せてほしいですね。
 前走で未勝利を勝ったばかりですが、末脚はなかなかの威力。最後まで集中して走れば、能力差はないと思います。

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<プリンシパルS>
◎ピサノエミレーツ
○ベルクハイル
▲ヤマニンキングリー
△ダイワワイルドボア
×テラノファントム
注マイネルスターリー

 こちらも似たような理由で、1勝馬のピサノエミレーツを◎に指名。前走はダイワワイルドボアを捕まえきれずに2着でしたが、5カ月ぶりの競馬だったことを考えれば上々の競馬。ひと叩きした今回は反応、伸びが違ってきます。今回はダイワワイルドボアには負けません。
 父ブライアンズタイム、母は牝馬ながら帝王賞を勝ったネームヴァリューという良血馬。デビューから連対を外していませんし、素質はかなりのモノと見込めるでしょう。鞍上に安藤勝己騎手というのも心強い。青葉賞のクリスタルウイングに続き、藤沢和厩舎から2頭目のダービー切符です。

(あ、レディバラードも、ネームヴァリューもどっちも山内厩舎の馬だ。今、気がついた)

(スポーツナビ競馬担当A)
 

posted by スポーツナビ編集部 | 21:41 | レース予想 | コメント(0) | トラックバック(5)
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2008年05月06日

【編集部発】NHKマイルCの展望…2歳王者復権かそれとも

 先週の日曜は、日本でアメリカでイギリスでビッグレースが相次ぎました。そのいずれもがドラマチックで、競馬ファンにはたまらない週末となりましたね。

 まずはAFPニュースの写真を使用した米国ケンタッキーダービー。ビッグブラウンが4戦4勝で頂点に立ちました。史上7頭目の無敗制覇、3戦のキャリアで優勝したのは史上最少タイで1915年リグレット以来93年ぶり、20頭立て大外20番枠からの優勝は1929年クライドバンデューセン以来79年ぶりと、記録尽くめの優勝となりました。
 レース動画も見ましたが、いやあ、これは強い!のひと言です。2週間後のプリークネスSでの二冠に期待が高まります。
 その一方で、2着に頑張った紅一点エイトベルズが、ゴール後に両前脚を故障して予後不良になるという悲しい出来事もありました。

 イギリスでは、2000ギニーに1998年の高松宮記念馬シンコウフォレストの弟・ニューアプローチが5戦5勝無敗の本命馬で挑みましたが、ゴール寸前で差されてしまい、惜しくもハナ差の2着。
 1000ギニーでは、2000年の高松宮記念2着馬ディヴァインライト産駒のナタゴラが優勝。日本産の種牡馬が1000ギニー馬の父となるなんて、これはとてつもない快挙です。3月のドバイシーマクラシックでは、フジキセキ産駒のサンクラシークが優勝しましたし、恐るべきはサンデーサイレンスの血ですね。

 そして、日本では天皇賞・春。今、見返しても、これは素晴らしいレースでした。久々にGIでいいレースを見たな、という感想です。
 今週のNHKマイルカップでも、これに負けないようなレースを期待したいですね。というわけで、展望と行きましょう。

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 今年の3歳戦を象徴するように、牡牝クラシック同様、マイル路線も大混戦模様となりました。18頭すべてにチャンスがありそうですね。

 その中で、まずはトライアルレースであるニュージーランドTを快勝したサトノプログレス。横山典騎手もさすがの騎乗でしたが、馬自身も高いレースセンスを発揮した競馬だったと思います。7戦のキャリアで4着以下が1回という堅実さ、父タイキシャトルの血統も魅力ですね。
 デビュー直後とはいえ、東京で2戦して勝ち星がないのは気になる材料ですが、GIのここでも堅実なレースぶりで上位をにぎわすのではないでしょうか。

 2着のエーシンフォワードは、2走前のアーリントンCと合わせて重賞で2戦連続2着。この馬も崩れたのは朝日杯FSの1戦のみと堅実で、能力もあります。瞬発力のある馬ですから、良馬場がいいタイプ。今の馬場のいい府中なら楽しみですね。

 3着のアサクサダンディは、最後の直線で詰まってしまい悔いの残る競馬でした。まともに追えない状態でいて3着にまで来るのですから、この馬もかなりの素質馬ですね。スムースに力を出し切れば、当然、逆転も視野に入ってきます。

 逆にNZTから巻き返しを狙っているのが、2歳王者ゴスホークケン。前走は4カ月ぶりというのもありましたし、スタート直後に落鉄もあったみたいですから、度外視していいでしょう。素質はメンバー一番といっていいくらいの高性能外国産馬。ひと叩き効果で出来は上向いているでしょうし、大変身があっても不思議はありません。

 別路線組からは、やはりクラシック組が実力上位。皐月賞5着レッツゴーキリシマ、6着ブラックシェル、15着ドリームシグナルが参戦してきました。
 レッツゴーキリシマはゲート、ペース次第。マイペース先行ならしぶとい粘り腰を発揮するのは朝日杯2着で証明済みです。対照的に、差しに徹するのはブラックシェルとドリームシグナル。どちらも強烈な末脚の持ち主だけに展開次第で突き抜け可能。ブラックシェルは大型馬ですから広い府中が合いそうですし、ドリームシグナルは距離短縮がプラスに働きそうです。

 別路線といえば、絶対に触れなければならない馬がいます。ファリダットです。新馬快勝後はクラシック候補と騒がれましたが、その後がパッとせず。しかし、距離を短縮した1400メートルの前走マーガレットSで、再び脚光を浴びるようになりました。それくらい、勝ちっぷりが強烈! 父キングマンボ、母がスプリンターズS&高松宮記念を勝ったスプリント女王のビリーヴ。やはり、ファリダットは短い距離でこその馬だったのです。アッサリ勝っても驚けない、それほどの力を持った器です。

 勝ちっぷり強烈といえば、毎日杯勝ち馬のディープスカイですね。1頭だけまったく違った脚色で突き抜けましたし、0秒4置き去りにした2着馬が、青葉賞を快勝してダービー有力候補となったアドマイヤコマンドですから、なおさら価値があります。長い東京の直線は、この馬の独壇場かもしれません。

 また、3戦3勝スプリングソングもスケール感が大で、魅力いっぱいの馬。マイペース逃走なら怖いアーリントンC勝ち馬ダンツキッスイ、切れ味ならメンバー随一のファルコンS勝ち馬ダノンゴーゴーも怖い1頭です。

 もう、書いても書いてもキリがない。それくらいチャンスのある馬がずらり横一線ですね。そんな中、気になって気になって仕方ない馬が、サダムイダテン。いや、新馬戦だけの一発屋ではないと思うんですけどねー。

 みなさんのNHKマイルCの狙い馬、隠し玉はどの馬でしょうか? 天皇賞・春もかなり悩まされましたが、また頭をグルグル回して、悩みに悩みぬく1週間が始まりましたよ。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

posted by スポーツナビ編集部 | 02:54 | レース展望 | コメント(0) | トラックバック(12)
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2008年05月03日

【編集部発】天皇賞・春◎メイショウサムソン、頼むぞユタカ!

 青葉賞アドマイヤコマンドは強かったですね。コースロスなくラチぴったりに回ってきたとは言え、あの抜け出す瞬発力は素晴らしかった。長距離輸送、距離延長などを克服してのこの快勝は大きいですし、今年の勢力関係からすれば、もちろんダービーでも有力候補に入ってくる馬です。
 クリスタルウイングも、キャリアを考えると本番が楽しみになる競馬でしたし、今年こそ青葉賞組からダービー馬が誕生するかもしれませんね。

 さあ、いよいよ天皇賞・春の発走が近づいてまいりました。日曜もアドマイヤ軍団が旋風を巻き起こすのでしょうか?

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<天皇賞・春>
◎メイショウサムソン
○アドマイヤモナーク
▲ポップロック
△アドマイヤジュピタ
×アサクサキングス
注アイポッパー

 考えれば考えるほど、分からなくなりました。各馬、一長一短がありすぎて、馬だけを考えていると答えが到底出ません。

 そこで、です。開き直ったというか何と言うか、ひらめいた言葉は「長距離戦は騎手で買え」。

 そうなったら、本命は武豊騎手しかいないでしょう。3200メートルの長丁場ですから、大事なのは騎手と馬の折り合い、そして腕、経験、戦略・ヘッドワークを含めたジョッキーの総合力です。ただ適当につかまっていたり、強引に乗るだけでは、2度の坂越えがある伝統の淀2マイル戦は攻略できません。今年の混戦メンバーならば、なおさら騎手の腕が問われるレースとなるでしょう。
 その点、武豊騎手はこの3200メートルを知り尽くし、あらゆる攻略方法が頭の中に、手のひらの中に叩き込まれています。長距離戦で困ったら、騎手で買え。天皇賞・春6勝の盾男の腕に期待です。

 もちろん、それでパートナーがまったく走らなかったら、まったく意味のないことなんですが、メイショウサムソンも今回は大丈夫です。大阪杯で見せ場なく6着に終わった内容が気になりますが、前走はあくまで叩き台。この中間の調教は間違いなく動いていますし、走れる態勢は万端整っています。復活です。

 同じような理由で、2番手には安藤勝己騎手のアドマイヤモナーク。また同じような理由で横山典弘騎手のホクトスルタンを3番手……にしようかと思ったのですが、よくよく冷静に考えて、まだ今のホクトスルタンでは荷が重いかなと。
 4代制覇は見たいですけどね、まだ来年がある、ということで。

 穴は古豪アイポッパー。男・藤田騎手の一撃に注目!

(しかし、アドマイヤ軍団はどんな作戦で来るんでしょうか? やはりメイン大逃げ? いや、わざとスローに落として瞬発力勝負にするのかな?)

※こちらもどうぞ
■スポーツナビ 競馬 春のGI特集――天皇賞・春

(スポーツナビ競馬担当A)
 

posted by スポーツナビ編集部 | 21:59 | レース予想 | コメント(0) | トラックバック(10)
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2008年05月01日

【編集部発】スルタン逃げる? 8枠2頭が鍵、いやアドマイヤ作戦か!?

 天皇賞・春の枠順が決定しました。復活、そして盾3連覇を目指すメイショウサムソンは真ん中の5枠8番。う~ん……、いいところじゃないでしょうか。と言いますか、それくらいしか感想が出てこないというか……。

 それよりも、やっぱり目が行ってしまうのが8枠2頭。人気のアサクサキングスアドマイヤジュピタが並びました。いやあ、この並びは非常に気になります。
 と言いますのも、ホクトスルタンが内めの3枠4番に入ったことで、これはもうハナに行く可能性がかなり強まったと思います。もともと行きたがる気性ですし、最初からケンカしても3200メートルの長丁場は乗り切れません。ホクトスルタンより内の3頭でハナを叩きそうな馬はいませんし、自然とハナに行ってしまうのでは……と、こう見るわけです。

 そうなると、ポイントとなるのは、その番手に誰が行くか。また、どれくらいのペースで追いかけるのか。お尻を突付きながら追走するのか、それとも、離れた2番手をとるのか。

 この2番手~4、5番手あたりのいわゆる先行好位へ行くのが、大外8枠の両頭というわけです。
 アサクサキングスもアドマイヤジュピタも道中タメて切れるというタイプではないですから、ある程度前のポジションから勝負するでしょう。モタモタしていれば、いい位置を内の馬に取られて、道中は外・外を回らされるハメになりますから、スタートから3コーナー下り、1周目のホームストレッチがすごく大事になります。
 あまり行かせ過ぎると坂の下りでスピードがつき過ぎてしまう、かと言って、さっきも書いたようにあんまりゆっくりもしてられない。さらに、互いに同じ脚質の隣の馬を気にしつつ……。

 これは発馬次第で最初のコーナーでかなりゴチャつく展開もありますね。また、ポジションの取り合いで1周目のホームストレッチからでも出入りの激しい流れになるかもしれない。
 その間、メイショウサムソンは、また他の末脚にかける馬たちはどう出るのか。いや、ホクトスルタンも予想に反して抑えていくかもしれませんし、横山典騎手はどんな手を打ってくるのか。

 う~む、そんなことを考えていたら、夜も眠れなくなりますね。とにかく1周目のホームストレッチまでに、何か大きなドラマがありそうな気がして仕方ありません。今年の天皇賞・春の注目ポイントですね。
(と言いつつ、あっさりと隊列が決まって、淡々としたスローペースかも……。僕はハイペース競馬が好きなので、どうしても激流を期待してしまうのですが)

 あ! ひらめいた! ここでアドマイヤメインがドカ逃げして、アドマイヤ作戦()で来るかも! 4頭もいるんですからね、これはあり得るゾ。
(※アドマイヤメインが逃げてペースを引っ張り、ジュピタやモナークが差しやすい流れにするということ。要するにラビットです。欧州ではごく普通にやってますからね)

 そういえば、きょう5月1日はアイルトン・セナの命日ですね。もう、あれから14年ですか……。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

posted by スポーツナビ編集部 | 20:30 | レース展望 | コメント(0) | トラックバック(17)
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2008年04月29日

【編集部発】天皇賞・春の展望…王座死守かニューヒーロー誕生か

 さあ、今週は天皇賞・春です。古馬最強決定戦です! 伝統の淀2マイル戦。格式からしても「天皇賞・春」という文字を見ると、身が引き締まる思いです。世界的に最強戦というと2000メートル、もしくは2400メートル戦ですから、国際情勢からすると3200メートルという長距離での最強決定戦は、もう古臭いのかもしれません。でも僕は、3200メートルを走りきれなくて何が最強か、と思います。
 というのも、現在の日本競馬は何よりもスピード、そして瞬発力が重視されます。ですから、いくら3200メートル戦といっても、スタミナだけでは勝てません。それプラス、スピード、瞬発力、そして騎手との折り合い、最後まで勝ち切る勝負根性などなど……。まさにすべてを兼ね備えていなければ勝てないレース、それが天皇賞・春なのです。

 では、さっそく今年の展望といきましょう!

 まず注目は、やはり昨年の覇者メイショウサムソン。天皇賞・春2連覇、春・秋を通せば天皇賞3連覇がかかっている一戦です。
 普通なら大本命なのですが、今年初戦だった前走の大阪杯が見せ場なく6着。あまりに不甲斐ない負けっぷりに、連覇への暗雲が立ち込めています。これも、そもそもドバイ遠征を目指して休みなく調整を続けていたために、昨秋の激闘の疲れが抜けきっていないからかも知れません。それに、もとをただせば、去年夏も凱旋門賞を目指して調教していたわけですから、ずーっと休みらしい休みを取っていないんですよね。
 もし、披露が抜けきっていないとすると、今回も危ない……。ですが、1週前追い切りでは武豊騎手も納得の動き、時計でした。大阪杯はあくまで叩き台。大目標の天皇賞・春へ向けて、きっちり立て直しているとなれば、もちろんV最有力です。
 なんにしても、最終追い切りの動き、武豊騎手のジャッジなどに注目ですね。

 対抗1番手は昨年の菊花賞馬で最優秀3歳牡馬のアサクサキングス。成績にムラがあったため、菊花賞馬&ダービー2着でもまだ半信半疑な面がありましたが、今年初戦となった大阪杯では見せ場十分の3着。重め残り、斤量59キロ、距離不足の2000メートルと条件が揃わない中でこれだけの走りを見せたのですから、評価はグンとアップしました。
 今回は全ての面で条件が好転する叩き2走目。現4歳牡馬世代は弱いと言われてきましたが、それを一気に覆す勝利を挙げる可能性は十分です。

 ポップロックは昨年ジャパンカップ2着、宝塚記念3着と好走し、現役トップの実力を見せてきました。勝ちきれない面があるものの、逆に大崩れもしない抜群の安定感がこの馬の魅力。前哨戦の阪神大賞典でも3着とまずまずの内容。混戦になればなるほど、浮上してくるタイプでしょう。
 鞍上には先週のオークスTRでJRA移籍後初の重賞勝利を挙げた内田博騎手。ジョッキーにも勢いがあります。

 安定感と言えば、ドリームパスポートは今年、4~5着という中途半端なところで安定してしまっています。3歳時の活躍からすれば、もっと上を狙える馬なのですが、骨折がまだ微妙に影響してしまっているのでしょうか。
 ですが、前走の大阪杯も4着といっても勝ったダイワスカーレットから0秒2差。力はやはりあります。簡単に見限れる馬ではありません。

 8歳の古豪アイポッパーは、4年連続の天皇賞・春出走です。これまで3、4、4着といずれも掲示板を確保。この馬もGIでは突き抜けきれませんが、安定感は抜群。骨折明けの京都記念は大敗しましたが、2走目の阪神大賞典では2着と、さすがの地力をアピールしました。さらなる上昇が見込める3走目、4勝を挙げる得意の京都で今年こその戴冠を目指します。
 ただし、アイポッパーは雨が大の苦手。パンパンの良馬場限定になります。

 これら実績馬が顔を揃えた天皇賞・春ですが、今年の古馬中・長距離戦線の特徴と言えば、「アドマイヤ軍団」が年明けから大活躍だったこと。中山金杯のアドマイヤフジに始まり、重賞を勝ちまくりました。
 そのアドマイヤ軍団からは4頭もスタンバイ。中でも新星として注目を集めだしたのが、アドマイヤジュピタです。前哨戦の阪神大賞典でポップロックら実績馬を撃破してV。2着アイポッパーを0秒4も離しての勝利ですから、これは文句なしの快勝です。
 安定して先行できる脚質ですから大崩れはなさそうですし、33秒台の瞬発力も持った馬。5歳で12戦というキャリアを考えても、まだまだ上昇が見込めそうな逸材です。GI初挑戦になりますが、前走の走りからすれば格負けもないでしょう。この勢いで一気の頂点も十分可能です。

 アドマイヤモナークもこの春を代表する上がり馬の1頭です。日経新春杯、 ダイヤモンドSと重賞を連勝しましたが、このときの競馬がとにかく強かった。前走の日経賞はマツリダゴッホに離されての敗戦でしたが、この馬自身、最後はしっかりと伸びていましたから、そう悲観する内容でもありません。また、今回は手綱が主戦の安藤勝己騎手に戻ります。これは心強い。
 アンカツ騎手で重賞を連勝した競馬は、むしろジュピタより上とも言える好内容。怖い1頭に違いはありません。

 昨年からの実績馬、アドマイヤ軍団と多彩なメンバーですが、これにさらに彩りを加える馬がいます。
 血統ロマン派注目のホクトスルタン! ある意味、今年最も注目を集める1頭かもしれません。
 と言うのも、父が90年代最強のステイヤーと言われたあのメジロマックイーン。と言うことはですよ、ホクトスルタンが勝てば、曽祖父メジロアサマ→祖父メジロティターン→父メジロマックイーンに続く父子四代に渡る天皇賞制覇となるわけです。いや、これはすごい!
 肝心のホクトスルタンの実力ですが、これがなかなか楽しみな器なのです。昨年は神戸新聞杯4着、菊花賞6着とマズマズの成績。ですが、これは素質の片鱗でしかなかったのです。と言うのも、今年初戦となった前走のサンシャインSでは2着に1秒もの大差をつける圧勝を見せてくれました。準OPのレースといっても、芝の良馬場で1秒差はなかなかできる芸当ではありません。
 父が3歳秋から本格化したように、この馬も今からが素質開花の時。鞍上には長距離戦で頼りになる横山典騎手です。歴史に残る大偉業を今年いきなり達成するかもしれません。

 いやあ、こう書いているだけでも、すごく楽しみになってきました。今年はゴールデンウィーク真っ最中の開催ですし、ぜひ京都競馬場まで足を運ばれてはいかがでしょうか? レースももちろんですが、5月の京都競馬場の気持ち良さったら、もう! 絶対に楽しいことを保証します!

※こちらもどうぞ。
■スポーツナビ競馬 春のGI特集――天皇賞・春

(スポーツナビ競馬担当A)
 

posted by スポーツナビ編集部 | 02:56 | レース展望 | コメント(1) | トラックバック(13)
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2008年04月26日

【編集部発】ユキチャン可愛いけど…オークスTRは◎シングライクバード

 いったんGIお休みの今週ですが、不幸なニュースが重なりました。これだけ悪いニュースが立て続けに入ったのは、最近ではちょっと記憶にありません。

 ただ今日、京都メーンで石坂厩舎のオーシャンエイプスがハナ差で優勝。天国のアストンマーチャンが、同じ厩舎の仲間の背中をひと押ししてくれたのでしょうか。オーシャンエイプスには、アストンマーチャンの分までこれからの競走生活を頑張ってほしいものです。厩舎のエース、そして日本競馬界全体でもマイル・中距離路線のエースにだってなれる大器ですからね。

 大器といえば、東京メーンのメトロポリタンSを勝ったアルナスラインにはぶったまげましたね! 上がり3F34秒3というのは、2番目に速かったリキアイサイレンスより1秒1も速かったわけですから、“次元が違った”とはこういう時に使う言葉なのでしょう。菊花賞2着は伊達ではありません。古馬中・長距離路線に1枚、楽しみな馬が加わりましたね。
(惜しむらくは、もうちょっと早くに復帰できていたら、来週の天皇賞・春に間に合ったのになぁ~)

 さて、日曜は東京のオークスTR・フローラSに、京都ではダートのアンタレスS。このレースでもそれぞれの路線で楽しみになる新星は登場するのでしょうか?

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<フローラS>
◎シングライクバード
○レッドアゲート
▲キュートエンブレム
△カイゼリン
×サワヤカラスカル
注マイネウインク

 まあ、本命対抗は普通になりました。それぞれの能力を評価して素直に◎○です。
 ◎シングライクバードは前走のフラワーCで3着。結果論ですが、ちょっと道中のポジションが後ろすぎました。あのレース振りからすると、中山のような狭いコースは脚質的に合わないタイプなのでしょう。それでも、勝負圏外の位置から3着に突っ込んだあたりが、この馬の能力の高さ。ノビノビと走れる府中コースならエンジン全開です。川田騎手には、キャプテントゥーレの分までオークスをこの馬で、と頑張ってほしいですね。

 ○レッドアゲートも似たような観点から2番手評価です。いい末脚を持った馬ですし、最後の直線はシングライクバードとの叩き合い……というのが理想の展開。

 ですが、開幕週の府中コースって、前が残るんですよね。トライアルだからペースは速くならないだろうし、あんまりゆっくり構えすぎるようだと、追って届かず……なんて場面がもありそうで、ちょっと心配です。
 そうなったら、好位で競馬ができるキュートエンブレムカイゼリンの出番ということに。

 え? ユキチャンですか? ……。話題性ある馬って、僕、大好きですし、こういう馬が活躍すれば競馬人気もまた盛り上がると思います。ぜひ、頑張ってほしい。でも、今回はシビアに見送りさせてもらいました。というのも、能力を低く見てるんじゃなくて、オッズが安すぎて妙味がないというか、何と言うか。。。でも、オークスに出てほしいですよね~。
(ユキチャン、という名前に甘酸っぱい初恋の思い出や、学生時代に好きだったあの子を重ねている人も多いのではないでしょうか? フフフ)

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<アンタレスS>
◎ロングプライド
○メイショウトウコン
▲フィフティーワナー
△ゲイルバニヤン
×ナナヨーヒマワリ
注ワンダースピード

 内・外に有力馬が固まって、なにやら波乱の予感。といっても、◎にはJCダートでも本命に指名したロングプライドです。そのGIでは強豪相手によく食らい付いた4着。ペリエ騎手も能力を高く評価していましたし、距離が1ハロン伸びる今回は前進が期待できます。ただ、差し馬だけに2枠3番という枠順が多少心配。そこは武豊騎手の腕を全面信頼です。

 まあ、普通に走ればメイショウトウコンが最有力でしょうけど、こちらも内枠がやや心配ということで……。前日売り1番人気のフィフティーワナーにとっては、これら差し・追い込み勢がけん制し合ってくれるなら、スイスイ逃げ切りのチャンスですね。斤量も前走から2キロ減の56キロ。これは大きい。
 ただ、斤量58キロ、中山の急坂があったにしろ、前走マーチSの止まり方がちょっとアレだったので、ここは▲に。

 あと、注目といえば池江朗厩舎のゲイルバニヤンですね。500万→1000万→1600万と3連勝。「1つ勝ったら、1つクラスが上がる」という現行制度に変更後、1000万も準OPもレベルが下がったと僕は個人的に思っているのですが、それでも3連勝、しかも、いずれも文句なしの快勝というのは並の馬にできる芸当ではありません。
 これが大器となるのか、OPの壁にぶつかってしまうのか。楽しみですね~。

 波乱一発の期待は、もちろん太&ワンダースピードです!

(スポーツナビ競馬担当A)

posted by スポーツナビ編集部 | 23:42 | レース予想 | コメント(0) | トラックバック(5)
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2008年04月24日

【編集部発】アストンマーチャン、あなたまでも……

 はあ……。最近の競馬界、いったいどうしちゃったんでしょうか? 負の連鎖と言うのか、不幸なニュースが続いています。

 アストンマーチャンが亡くなったことは、本当に残念です。悲しいです。言葉がみつかりません。もうあの独特の超ピッチ走法は見られないんですね……。

 今はただ、ご冥福をお祈りします。

(スポーツナビ競馬担当A)
 

posted by スポーツナビ編集部 | 22:10 | ニュースあれこれ | コメント(1) | トラックバック(2)
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2008年04月22日

【編集部発】キャプテントゥーレ骨折…全治9カ月

 きのうのダイワスカーレット春全休に続き、またも残念なニュースが入ってきました。20日の皐月賞を勝ったばかりのキャプテントゥーレが骨折。全治9カ月とのことで、これで年内の出走は絶望となりました。

 ニュースは→こちら

 川田騎手との果敢な逃げで大一番を制し、ダービーで二冠をと盛り上がっていた直後だけに、大変残念です。関係者の方々のショックも相当なものだと思います。

 JRAから発表された森調教師のコメントによれば、来年1月のAJC杯あたりでの復帰を目標にするとのこと。まずはじっくりとケガを治して、また元気な姿で競馬場に戻ってきてほしいですね。1日も早い完治、回復を願っております。

※こちらもどうぞ
■スポーツナビ 春のGI特集――皐月賞

(スポーツナビ競馬担当A)
 

posted by スポーツナビ編集部 | 15:21 | ニュースあれこれ | コメント(0) | トラックバック(4)
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