2006年07月28日

アメリカのファン

小島です。

前回の「苦言」に対し、トラックバックやコメントをいただき、ありがとうございました!繰り返しになりますが、大多数のファンの皆さんは、ルール・マナーを守っていると思います。「苦言」に登場した人物は、あくまで一部の少数派で例外です。

それはアメリカでも同様だと感じました。個人的なことですみませんが、私はアメリカで学生を4年半、社会人を2年(と言っても前半はインターンです)経験し、その中で野球のみならず他競技でも、たくさんのファンの皆さんに接してきました。

そんな中、悪い意味で忘れられない人物がいます。テキサス・レンジャースで通訳をしていたころのことです。シカゴ遠征で、選手と一緒にランチをした後、一旦ホテルへ戻る途中、その人物に遭遇しました。レンジャースのTシャツのようなものを持ったその人物は、私と同行していた選手のサインが欲しいとのことでした。

しかしそこはまだホテルまで100~200メートルほどあるところで、いわば繁華街のど真ん中。当然プライベートな時間ですし、何よりもあまり時間がありませんでした。よってその選手は、「申し訳ないが今はプライベートだしここではサインは出来ない。ボールパークに来てくれたら、時間がある限りサインは出来ると思います」と答え、サインはしませんでした。

ところがこの人物、あきらめないどころか執拗に追いすがり、

「野球場には行けないんだ。今ここでサインして欲しい」
「ほかの選手は皆してくれたのに、なぜしてくれないのか」
「ほんの1分だけじゃないか」
「君のサインがどうしても欲しいんだ。君のことは尊敬している」

と自分の主張の繰り返し。これでは選手もサインするはずがなく、ホテルの入り口へと足早に歩いていきました。

するとこの人物は、サインがもらえないとわかった途端に、こんな嫌味を言ったのです。

「OK、わかった。あんたはスーパースターだ。偉大なるスーパースターは、いちいちファンにサインなんかしないよな」

選手本人はすでにホテルの入り口を通り過ぎており、聞こえなかったかもしれません。しかし私にはバッチリ聞こえておりました。反射的に踵を返すと同時に、この人物に「なぜそんな余計なことを言うのか?」と強い口調で詰め寄りました。相手の一瞬驚いたような表情は、今でも目に焼きついています。

ただし、私の英語は所詮ネイティブではなく、口喧嘩になったら負けそうです。いわんや腕力では相手のほうが体も大きく強そうでした。後先考えずに怒りに満ちた表情で詰め寄ったものの、次にどうしようか・・・でもそんなことを考える間もなく、ホテル前でサイン待ちをしているファンの一人が割って入り、「まあまあ」とやってくれたので、幸いとばかりに私もホテルへ入りました。

ちなみにこの人物、翌日もホテルの前におり、上記の選手を見るなり「スーパースター!」と嫌味なイントネーションで叫んできました。もはや無視するほかありませんでした。

ここで今回も強調しておきたいのですが、このような人は完全に例外です。アメリカでも日本と同じく、大多数のファンの皆さんはマナーやルールを守り、節度を持って選手に接しています。しかしどこの国、どこの業界でもそうであるように、残念ながら例外はいるということです。

ただ、日本においてよく言われる意見に「アメリカの野球ファンは日本に比べてよく試合を見ているし、マナーも日本より良い」というものがありますが、必ずしも賛同できません。日本の野球場でも試合をよく見ているファンはたくさんいますし、アメリカの野球場でも試合を見ていないファンもたくさんいます。(もっとも、試合を見ている=良いファン、とは限りませんが・・・。楽しみ方は人それぞれでしょう。)

マナーの良し悪しも、一概に日本だから、アメリカだから、ではなく、どちらにも残念ながら一部マナーの悪いファンがいる、ということだと思います。少なくとも自分が見てきた限り、日本もアメリカもファンのマナーに大差はなく、大多数の皆さんがマナーを守っていると感じています。

一部の例外については、ほかにも体験談があるのですが、あまり悪いことばかり書いていると暗いブログになりそうなので、次回は明るい話を書きたいと思います。

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posted by 小島 |18:32 | コメント(1) | トラックバック(1)
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2006年07月23日

苦言

最近、「お知らせ」係ばかりをやっていた小島です。今日は野球ファンの方への苦言を呈するべく、この場をお借りします。

当初このブログでは「スタッフK」という名前にしておりましたが、なぜ小島という本名を名乗ることにしたのかというと、実はこの苦言を呈するためです。人様に苦言を呈する以上、ハンドルネームに隠れるのではなく、本名を名乗るべき、というわけです。

人々に夢と希望を与えるスポーツ界ですが、もちろん、楽しいことばかりではありません。また、夢と希望を与える立場であるが故、選手やコーチングスタッフからは、直言しにくいこともあります。そういったことをあえて伝える役割も、われわれエージェントには求められています。

さて、前置きはこれくらいにして・・・。今シーズンに入ったある日、とある二軍の野球場へ行きました。その野球場はベンチとクラブハウスが離れており、試合中でも一般のファンが選手に接しようと思えば、接することが出来てしまう、という環境です。

もちろん、大半のファンの皆さんは試合中は遠慮して、声をかけたり、ましてやサインをねだったりということはしていませんでした。選手のほうも当然、試合中にサインなどは出来ません。各チームそういうルールになっているはずです。

ところがそんな中、中学生くらいのファンでしょうか、ある選手にサインをねだりました。その選手は試合に途中出場するところで、当然断りました。が、そのファンはベンチに入るまで追いすがりました。さらに、その選手が出番を終えて帰っていく時にも、またも同じファンがサインをねだりました。その選手はやはり試合中ということで断りました。

私はそのとき、見るに見かねてそのファンに直接話しました。「試合中は選手はサインできないというルールになっているし、マナーとしてファンも話しかけるべきではない。ファンとしてのマナーは守るべきだ」と。しかしそのファンは私をほとんど無視した後、選手がクラブハウスに入るまで追いすがり、その後なぜか私に「●●選手はいつ出てきますか?」。当然私は「知らない」と答えました。

私の知る限り、野球選手の大半は、ファンを大切にしようと思っています。ですからルールやマナーを守っている限り、選手の時間が許す範囲で、サインをもらったり握手をしたりすることは出来るでしょう。実際、上記の選手も、帰り際にはファンにサインをしていました(そしてその中に上記のファンもいました・・・)。

しかし、ルールやマナーを破って選手にサインを強要する人は、私の意見では、もはやファンではありません。それは嫌がらせです。

もちろん、99%のファンの皆さんはルール、マナーを守っていると思います。上記のようなファンはほんの一握りで、それは野球場などの現場に行っても、そう実感しています。このあたりはむしろアメリカのファンのほうがたちの悪いケースがあります(このあたりの話はまた後日)。

私たちは例えば、http://BALLPLAYERS.JPというサイトを運営して、選手とファンの間をつなげる取り組みも行っています。しかし、ルールやマナーを守らない行為を行うファンが選手に接しようとした場合、それを阻止するのも私たちの役目です。

野球だけではありませんが、スポーツにはルールがあり、マナーがあります。それはフィールドの上だけでなく、観客席や競技場周辺、そしてネット上の世界でも同様です。

一部のファンの皆さんにお願いします。ルール、マナーを守ってください!!

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posted by 小島 |18:31 | コメント(3) | トラックバック(1)
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2006年07月18日

ビーチバレー in LA

ロサンゼルスと言えば青い空と青い海。ロサンゼルス一帯の太平洋岸はきれいな砂浜が続き、ビーチバレーのメッカにもなっています。

アメリカには最高峰のAVPという組織を筆頭に、いくつかの地域リーグのようなものが存在します。カリフォルニアにもCBVAというリーグがあり、毎週のように大会が行われています。
CBVA大会の風景


今週末はこのCBVAに参戦している牛尾洋人さんという選手の応援に行ってきました。
牛尾さん


日本は猛暑で大変なようですが、こちらもだいぶ暑くなってきてます。湿度がほとんどないので、気温が30度を超えても日本ほどの不快さはないのですが、日差しの強さは砂の熱さは想像以上。そんな中、ビーチバレーというハードな競技をこなす選手達には脱帽です。
レシーブ


まずは4チームずつに分かれてのプール戦。各プールから2チームのみが勝ち抜く事ができ、決勝トーナメントに進出します。

牛尾さんはプール戦での初戦を落としますが、徐々に調子を上げて2戦目を快勝。3試合目はパートナーのレイニーとのコンビもはまり、見事に圧勝。そして、プール2位で決勝トーナメントに駒を進めました。
牛尾さんとレイニー


決勝トーナメントは2試合を勝ち抜き準々決勝まで駒を進めたのですが、そこで今回は惜しくも敗退。ただし、パートナーとの息もようやく合ってきたようなので、また次回に期待です。

ちなみに、牛尾選手の試合はほぼ毎週ロサンゼルス近郊のビーチで行なわれています。ロサンゼルス近郊の皆さん、それから日本から夏休みで観光に来る皆さん、海水浴がてら応援に行きましょう!


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posted by ほっしー |01:19 | from ロサンゼルス | コメント(0) | トラックバック(1)
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2006年07月15日

【お知らせ】

お知らせです。
私たち株式会社KDNエージェンシーでは、東京のスタッフを若干名、募集しています。詳しくは下記をクリック!

http://www.kdn-agency.com/2006/07/post_10.html

よろしくお願いします!

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posted by スタッフK改め小島 |21:19 | コメント(1) | トラックバック(1)
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2006年07月12日

ボールパークの楽しみ

皆さんこんにちは。

アメリカの球界はオールスター休みを迎え、マイナーリーグのチームも全て休みに入っている為少しさびしい日々を送っています。

さて、幸運にも仕事でアメリカ各地の球場を訪れるチャンスがあるのですが、それぞれの「ボールパーク」を見るのも僕にとっては大きな楽しみになっています。メジャーリーグのスタジアムは当然ながら、マイナーリーグのチームのスタジアムもそれぞれに個性的で、お客さんが楽しめる様々な工夫がされています。

その中でも、先日訪れたテキサス州郊外にあるフリスコという街のスタジアムがとても印象的だったので今回はご紹介したいと思います。

まず、このスタジアムをホームとするのはフリスコ・ラフライダーズというチームです。テキサス・レンジャース傘下のこのチームは、2Aのテキサスリーグに参加するリーグです。

最初に球場の外観に驚きました。木造の白いゲートは、まるで一昔前の田舎町に来たような雰囲気の外観でした。
スタジアムのメインゲート


中に入ると、その建物の一階部分が売店やトイレになっており、2回部分がスィートボックス。その建物がいくつも並び、全体としてスタジアムを形成しているといった感じです。
スタジアム内部


そして、このスタジアムの最大の売りは外野席に設置されたプール。プールの真横にはバーベキューが出来るスペースもあり、プールで遊びながら野球観戦をし、お腹が減ったらバーベキューという贅沢ができるわけです。通常、このスペースはグループに貸し出され、毎試合パーティなどに使われているそうです。この日は、数組の家族が合同で誕生日パーティを開いてました。
プール


「アメリカはファンが野球の見方を熟知している」というイメージがあるかもしれませんが、そうではないファンもたくさんいます。野球の事を全く知らない人や、試合を一切見ていないファンもたくさんいます。でも、そういう人達でも楽しめる場にしようと、各チームがアイデアを振り絞っているんです。ファンの多くは、野球を見る為にスタジアムに行くのではなく、楽しい時間を過ごす為にボールパークへ足を運ぶんだと思います。

日本でもいくつかの球場の建設が囁かれていますが、ファンが楽しめる色々なアイデアが盛り込まれた球場が誕生する事を期待してます。

また、面白いボールパークに出会ったらご紹介します。


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posted by ほっしー |10:44 | from ロサンゼルス | コメント(1) | トラックバック(1)
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