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新ドラフトシステム&クオリファイングオファー上昇で裕福球団がプレイオフ独占か!?スモール市場球団の怒りが爆発!術は見つかる?

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またメジャーリーグは裕福球団による巨大戦力独占状態の時代がくる!?18~22年の5年間はスモール市場球団にとって地獄とも言える不利な戦いを強いられるピリオドとなるのかもしれない。果たして困難を乗り越える術はみつかるのか?

12月1日に合意に達した労使協定。前回まではとりあえず決まった事柄を書いたが、この1~2日少しじっくりと考えてみた。そして考えれば考える程、ロイヤルズのような究極のスモールマーケット球団にとっては悲惨としか言えない展開になっていることを思い知らされている。

今回はおそらく水面下で超ビッグマーケット球団と選手会の間で彼らにとっていかに有利に持って行けるかを話し合った上で表の交渉が繰り広げらっれた可能性すら感じる。何故か?それはただでさえサラリーキャップが究極に緩いMLBでNFLやNBAとは比較にならない貧富の差が生じているにも関わらず資金力豊富な球団にとってひたすら有利な内容がこんもり盛り込まれているからだ。

決定的なのが、ドラフト制度である。現制度では戦力をより均衡に近づける目的で取り入れられていたクオリファインングオファー(QO)を拒否した選手を獲得した球団(ドラフト上位10球団を除く)は次回ドラフトの1巡目指名権を失い、上位10球団は2巡目を失う。更に同様の拒否選手を2名獲得なら次の順位(2巡目等)を失い3名なら3巡目等の指名を失うというシステムを採用している。これが新制度だと指名権を失わなくなる。

これまでは大物FAを獲得したくてもドラフト指名権を失うリスクがあるために獲得をためらっていたビッグマーケット球団も今後は何のためらいもなく獲りにいくことになる。もちろん贅沢税の範囲内に収めたい思いはあるがこの贅沢税は年々キャップが上昇しており200億円前後まで上がっている。ただ全ての大物を独占することは元々難しくいくつかの超富裕球団に分散するのが通常であり、ほぼこれらの富裕球団でのマネーゲーム状態となる。

大物FAで補強する上にドラフト1巡目で有望株も獲得でき、メジャートップレヴェルもマイナーリーグも両方超パワフルな戦力を保有することになる。

スモールマーケット球団は辛いことだらけだ。QOの金額は年々上昇。来オフに関しては1820万ドル(約20億円)。スモール市場球団はこのオフ ァーを拒否してもらう為に掲示するのだ。例えばロイヤルズに関しては球団史上このような年俸の選手がいない。それだけの金額だけに選手が受け入れると即球団史上最高年俸を支払うことになってしまうのだ。拒否してもらい、他球団が5000万ドル以上で獲得すれば新ルールではドラフト1巡目の後のサンドウィッチピックの指名権を得る。あるいは再契約へ向けて獲得交渉もできる。それだけQOオファーすることは熟慮の末に下す決断になる可能性がある。

ヤンキース、レッドソックス、ドジャース、カブス、ジャイアンツ、エンジェルス、タイガース、ナショナルズ等の資金力豊富な球団、メッツ、レンジャース、アストロズ、フィリーズ、ブレイヴスといったマーケット市場の大きな球団、更にブルージェイズ、マリナーズ、オリオールズ、Dバックス、カーディナルスといった1~2名なら1億ドル超の選手を楽に保有できる球団にとっては有利な新システム。

一方、ロイヤルズ、レイズ、パイレイツ、インディアンス、アスレティックスという資金力下位の球団には大したメリットがどこにも見当たらない新労使協定だ。24歳以下のインターナショナル(NPB選手は含まれない?)選手のFA獲得に関してはハードキャップが設けられ裕福球団が好きなように獲得に動けないようになっていることが数少ない平等ルールか。

MLBの近年の特徴はNFLやNBAと比較して30球団全てがポストシーズン進出でき、ワールドシリーズ進出teamsもほぼばらけている(ロイヤルズの14,15年以外)こと。バスケットボールは1team5名がコートに立つという競技なので抜きんでた戦力を築きやすい性質がある。よって現在のウォーリアーズ&キャブスやレブロン ジェイムス在籍時のヒートの4年連続ファイナルズ進出、2年ごとにファイナルに出ている感のあるスパーズといったteamsが出やすい。

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