2008年06月18日

ユーロ、全試合非観戦宣言をした友人

ユーロはやっぱり面白い!
今回は特に、ロスタイムで同点とか逆転とか、試合の展開がドラマチックですよね。

今日の朝、フランス対イタリアの試合がありましたが、今のフランス代表は、日韓共催W杯の頃のチームに似ています。主力選手がベテラン、もしくはクラブで常時出場していない選手が中心になっています。もっと思い切って、ベンゼマやナスリの将来性に賭けて、彼らを全試合スタメンで使ってもよかったように思います。それに、テュラムに代えて誰をディフェンダーにもってくるのか、ということに監督の迷いがあったようです。いずれにしても、グループリーグでのフランス敗退は残念でしかたないです。

僕個人は、フランス代表の試合をジュネーブから TGVに乗ってパリまで何度も足を運んで、2006年までずっと見ていたので、フランス代表には思い入れが強いんです。日本代表の次くらいですね。

敗退するには早過ぎる。もっとベンゼマを見たかった、というのが正直な感想です。

ユーロの優勝国は、その時代を反映したモダンなサッカーをしている国、あるいは、全盛期を迎えている選手が多くスタメンにいる国が、優勝国になっていると思うんです。その意味で、ポルトガルとオランダは、有力国だと思います。ワントップ、両ウイング(サイドハーフ)がラインに張って、サイドからの攻撃を基本にして、ショートカウンターで得点を重ねる。この二チームのサッカーは、モダンな形なんでしょうね。

さて、これから話すのは、僕の友人Hさんのことです。

海外サッカー週刊誌『フットボリスタ』の編集長の木村さんは、チャンピオンズリーグを全試合観戦したそうです。僕は、前回のポルトガル大会同様に、今回のスイス・オーストリア共催のユーロも、全試合観戦することにしました。そこで先日、友人のHさんに「ユーロ全試合観戦宣言」をしたところ、Hさんは逆に、「ユーロ全試合非観戦宣言」をしてきたんです。

非観戦宣言を聞いて、サッカー好きのHさんが「なぜ?」と思いました。

Hさんによれば、仕事場の同僚にKさんという人がいて、問題はその彼にあるのだというのです。kさんは、とにかくよくしゃべる人で、息継ぎもなしに時間さえあればしゃべり続けるらしいんです。時には、しゃべり疲れて「酸欠になったよ」というほどの人だそうです。

そんなKさんは、サッカーの知識は元フランス代表のジダンの頃で止まっていて、そんな数年前の知識をもって、今回のユーロにいろいろとコメントするようです。ユーロが始まる前から、Hさんに、ほぼ毎日、「ユーロ始まりますね。ユーロ楽しみですね。ユーロ、ユーロ」と言っていたんです。しかも、Kさんは民放の中継とニュースしか見ていない。

そんなこんなで、わけ知り顔で語るKさんの言動に嫌気がさしたHさんは、「ユーロなんか絶対見るもんか」という思いに至ったんだそうです。被害者は、Hさんだけではなく、同僚のSさんも、「イタリア対オランダ戦を録画することも嫌になった」というほど、この被害は拡大する模様なんだと。

この話とは直接関係しないのですが、「知識や認識に対する謙虚さ」というものがあっていいと思うんです。僕は、1998年から2006年までジュネーヴにいたんですが、それでも「住んでいた」と言えるほど長くはないと感じてます。周りには、国籍を代えてずっと住んでいる人もいました。だから、6年、7年、なんかは住んだうちに入らないと。ましてやその国の文化を知っているなんて、おこがましくてとても言えない。長期滞在したことがない人よりは、多少は知っているという程度です。

あるサッカーライターの話ですが、1年ちょっと海外にいたことがあるだけで、「僕はいろんな国の人と話をして・・・」とか、「なになにという国では・・・」ということをおくめもなく話す人がいる。

僕なんか、こんな話を聞くと、「おまえ、なに言ってるんだ」と、つい、思ってしまう。

まあ、それだけ、僕も年をとったのか、と感じいています。

文/川本 梅花

posted by 川本梅花 |19:17 | 日常雑記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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